• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:飯田 末夫 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:自民改革会議


○飯田委員
 それでは、分割質問方式で1問聞いてみたいと思います。
 静岡県の新ビジョンですけれども、今回の2020年の静岡県の新ビジョン評価書案を昨年のものと比べると、新たに命を守る安全地域づくりの中で安全な生活と交通の確保を政策の柱として項目立てて取り組んでいただけることは非常にうれしいわけですけど、私はその中で犯罪被害者支援について質問させていただけたらと思います。
 犯罪被害者支援については、遡れば平成17年4月に犯罪被害者等基本法が施行され始まっているわけですけれども、本県においては平成27年に静岡県犯罪被害者等支援条例が施行され今日を迎えています。
 現代の世相を反映する流れで私もびっくりするんですけれども、犯罪被害者にまつわる悲劇がテレビドラマで扱われることが多くなってきていると思います。それも個人情報が漏えいすることなどから始まってマスコミ、そして近年ではSNS上で公開されて拡散すると。事件に関係する本人ばかりでなく家族までもが近所との人間関係の悪化をはじめとして、家族を失った精神的な傷ばかりではなく遺族が職場や収入源を断たれたり子供の不登校や進学にも影響して、多方面にわたっていると聞いておるわけです。
 そういう中で、犯罪被害者支援は全ての地域において関係機関や団体ができ得る支援を総合的に行っていることが望まれます。
 県内の動きで見ますと、5市1町が独自に犯罪被害者支援条例を制定していると聞いております。
 また、私の地元浜松市でもこのたび議会において犯罪被害者支援に特化した条例の制定を検討しており、これについて問い合わせて確認したんです。これまでは浜松市犯罪のない安全で安心なまちづくり条例に犯罪被害者支援の項目が含まれていたんですけれども、今回あえて特化して条例化すると答弁がありました。それで実際にどうなるのか聞いたところ、条例を制定したことによって今後警察などと協議していくこととなったと伺いました。
 そこで、条例が制定されていない市町もありますけれども、県警察では犯罪被害者支援条例等支援制度のない市町に対してどのような協力、連携を図っていこうとしているのか伺いたいと思います。

○水嶋警務課長
 10番委員御指摘のとおり、静岡県では平成27年4月に犯罪被害者等の権利、利益の保護と犯罪被害者等を支える地域社会の実現を目指して静岡県犯罪被害者等支援条例を施行しました。現在までに県内の5市1町において犯罪被害者等支援条例が施行されております。
 条例により支援制度が充実、整備された市町では、警察では提供できない地域の実情に応じた生活面での支援を受けることができるため、犯罪被害から早期に回復できることに資するものと期待しております。
 そこで、県警察では市町における支援制度の充実、整備の一助となるべく、市町からの照会に応じ職員を派遣するなどして条例施行済みの市町の具体的な運用状況等について積極的に情報提供をしております。
 また、市町の犯罪被害者支援担当者や弁護士、医師などの有識者をメンバーとして各警察署に設置されました犯罪被害者支援連絡協議会の場で、こうした情報提供と併せ仮想の事件事故事例を用いた犯罪被害者支援シミュレーションを行い犯罪被害者支援に関する協働意識の醸成も図っております。
 このような取組を継続することによって、静岡県内の全ての地域で犯罪被害者支援制度の充実、整備が図られるとともに、警察と市町の担当窓口が連携して支援を行う際に犯罪被害者等が二次的被害を受けることなくスムーズに支援を受け、早期に平穏な生活を取り戻すことができるようになることを望んでおります。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 犯罪被害者支援に関しては、テレビドラマを見ていてこんなこともあるのかと非常にびっくりすることもあるものですから、本当に力を入れてやっていただきたいと思っていたところであり、今の御答弁を頂いて大変うれしく思っています。
 警察のやっていることとして、犯罪被害を受けた直後から被害者やその遺族に接する立場を認識して日頃から被害者等の心に寄り添った対応をしていただいていることを本当に改めて感謝したいと思います。また敬意を払いたいと思います。
 こういった被害者等が抱える様々な悩みや心の苦しみを地域社会全体で理解し軽減、解消していけるように、今後も市町等関係機関、また必要があれば国ともとなると思いますけれども、積極的な協力、連携をお願いしたいと思います。引き続きよろしくお願いします。以上です。

○増田委員長
 質疑等も出尽くしたようですので、このあたりで総務部、警務部、生活安全部及び地域部関係の質疑等を終了することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議なしと認め、総務部、警務部、生活安全部及び地域部関係の質疑等を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
 再開は11時40分といたします。

( 休 憩 )

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp