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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:11/10/2009
会派名:民主党・無所属クラブ


○大石(裕)委員
 では、時間もありませんので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。
 説明資料の25ページの県民のこえ室の中から、開かれた県政推進事業で、県民から県政に関する意見や要望を受け付けているわけですが、この中で文書、電話、来庁、電子メール、ファクスという方法で受け付けている中で――もちろん来庁されたり、電話でという方々は自分の意見とか要望がしっかりされていると思うんですが――電子メールは、ある意味非常に気軽にできるという意味でいいんですけれども、そういった中には意見や要望ではないようなものが含まれているんではないかなということもあるものですから、そこら辺の精査がどうかということと、そういうものに対する対応がどのようにされているのかということを、まずお聞きしたいと思います。

 そして2点目、30ページの多文化共生室ですが、(ア)在住外国人情報提供事業の中で、ラジオ――これはK−MIXですね――それとインターネットラジオをやっていらっしゃるようですけれども、このラジオとインターネットラジオの2つで経費はどのぐらいかかっているのかということと、これの効果をどのように検証されているのか、効果がどの程度あるのかということをお聞きしたいと思います。

 次に91ページ、富士山クリーンアップの推進の富士山環境保全推進事業なんですが、富士山に関しては世界遺産登録とか、不法投棄の問題とかいろいろ議論がありましたけれども、特にこの富士山のごみ減量大作戦、環境美化推進事業、環境保全意識の高揚という、富士山のそういった県民に対する意識を変えて富士山をきれいにしていこう、環境を保全していこうという事業の部分なんですが、これ、予算も使いながらやっていますけれども、もう何年もやっている中で現実なかなか大変な部分もあるというやに聞いております。
 そういった中で、この事業をやってきたみずからの評価というか所見を大きい枠でどうかと、課題も含めてお聞きしたいというふうに思います。

 そして最後になりますが、生活環境室。97ページですが、こちらは大気汚染のこととか、悪臭、騒音、振動の調査、監視、指導をされておりますけれども、県民の健康に直結する話であります。全体の数字を見ますと、業務棚卸表を見ましても静岡県は非常にいいほうにあるだろうというふうには推測できるんですが、そうはいっても個別の部分でとか、全体を通しての課題みたいなものが、そういった中でもあるのか、ないのか、そういった状況、またその対策、そんなものがもしあるようでしたら、所見をいただきたいと思います。

○河合県民のこえ室長
 御質問で、意見や要望ではないものの精査、それについての対応ということでしたけれども、具体性のない意見性のないものにつきましては、事案外として取り扱っております。
 事案と申しますのは、意見性、内容性があって、県から責任を持って回答すべきものととらえたものを言っております。そういったものについては事案外として分類しておりまして、例えば担当室があるのかなと判断されるものは、それぞれの担当室に情報提供をしております。担当室がない、時に不明のもの、こういったものもございますので、それはただ単に室内の供覧ということにとどめております。
 ちなみにですね、具体性がないんだけれども事案外として担当室に情報提供したものが155件、それから全く意味不明的なもの、こういったものが371件ございました。平成20年度、21年度はかなりこういったものがふえております。やっぱり経済状況と世相を反映しているのかなと考えておりますけれども、以上でございます。

○服部多文化共生室長
 多文化共生関係の情報提供の関係でございます。
 お尋ねの、まずK−MIXを利用した情報提供につきましては、これは委託料としまして174万5000円でございます。次に31ページに掲げてございますインターネットラジオ、株式会社フェニキスのほうの委託料は78万8000円でございます。
 それからお尋ねの2点目で、効果をどのようにとらえているかということでございます。まずこの情報提供に関しましては、外国人の皆さんの意見を聞いたり、あるいはアンケート調査をする中で、行政からの情報提供を望む声が非常に多いという実態がございます。その中で、どのような方法で在住の外国人の皆さんに情報を届けるのが最も効果的かというようなことを模索はしているわけでございますけれども、このK−MIXに関しましては、会社のほうから聴取率ということで調査会社が調査した数字をいただいております。それによりますと、ほかのラジオとか、あとコミュニティFMとの比較の中で、K−MIXが――この時間帯ですけども――占有率ということで70%を超えるような、そういうような数字をいただいております。
 それから、もう1つのインターネットラジオのフェニキスのほうでございますけども、これは県内在住のブラジル人の方が情報源としてどういったメディアを使われているかということを調べまして、やはりこれもインターネットを使っているということを調査等で把握をしました。それを踏まえまして、このラジオフェニキスを使って情報提供をしております。これは月15万件以上のアクセス件数があるというふうに承知をしております。中でも静岡県と愛知県のブラジル人の方のアクセスが約6割を占めているというふうにも聞いております。
 それから1つ例としまして、このフェニキスの中で、本年度は新型インフルエンザの関係の情報提供をいたしました。それに対しまして、このラジオ番組の掲示板というような場所がありまして、そこにやはり聴取者の方からの、その放送を聞いてのメッセージが寄せられたという事実もございまして、こういった情報がある程度届いているものと我々は考えております。以上でございます。

○堀自然保護室長
 私からは、富士山環境保全推進事業を実施した評価、それから課題ということについてお答えいたします。
 富士山環境保全推進事業を実施しまして、目に見えることは、まず1点は、県内の3つの登山口がございますが、その5合目以上の登山口につきまして、登山道の周辺にはごみがほとんど見られないというふうな状況になってきております。これひとえに、この普及活動、それからあと富士山エコレンジャーという方々が日々活動しておりまして、その辺でマナー向上を進めていっていただけた成果だというふうに感じています。
 それからあと、富士山の周辺の道路周辺については、ふじさんネットワークというものがございまして412団体がネットワークに加盟をしていただいております。その会員の方々が独自に富士山磨き上げ大作戦ということで清掃活動をしていただいているということで、道沿いのところはごみが大分減ってまいったわけでございますが、残念ながら、駐車場とかそういう車がとまるようなところにはポイ捨てごみがまだ依然多いということが1点ございます。あと、不法投棄のほうの関係――当室の所管からは少し外れてしまうんですが――そちらについては先ほど担当室長のほうから話があったように、依然減ってはいないという状況にございます。ただ、総体的には登山者のマナーの向上が非常に進んできたというふうには感じているところでございます。
 今後の課題ということでございますが、2点あろうかと思います。まず1点は、平成20年の登山者が山梨・静岡両県で40万人を突破したということで、これからもまだ登山者がふえるという状況になっているんではないかというふうに考えています。そうしますと、環境に負荷を与えるような状況も出てまいるということで、その対応をこれからどうしていこうかということを検討しなければいかんというふうに考えております。
 それからもう1点は、富士山静岡空港が開港いたしまして、外国人の富士山への登山者が増加をしております。その方々のマナーをどういうふうにして向上させていくのかということを、これから進めていかなければいかんというふうに考えているところです。以上でございます。

○近藤生活環境室長
 大気汚染に関しまして、この97ページの表を見ていただいてもわかりますように、光化学オキシダントを除いては、環境基準を超えているところが3局ということで、県内全域で見れば、高目の達成率で安定はしているというふうに考えております。
 当然課題は光化学オキシダントになるわけですが、光化学オキシダントというのは、規制の基準もかなり厳しいものでありまして、全国的に見ても、全国で一、二局しか達成していないという状況でありますので、これを達成する努力はするんですけども、その達成する努力のほかに県民に被害を与えないということが一番重要ですので、5月から9月の間を緊急対策の期間としまして、注意報を出す――高くなったときには県民の皆様に知らせて、外で被害を受けないようにしてほしいという、そういう注意報等を出しながら、県民の安全を守るということで、あとはVOC対策であるとか、SPM対策であるとか、その対策をしながら、光化学オキシダントの発生物質を減らしていくというような考えで今進めております。そんな状況でございます。

○大石(裕)委員
 ありがとうございました。要望だけ、話をさせていただきます。
 県民のこえのメールの件なんですが、やはり、そういった方々たくさんいらっしゃるんだなということを実感いたしました。こういった県民のモラル、人々のモラルというのがいろいろな問題をまた引き起こしていたりする、特に医療なんかもそういうところ、モンスター何々というのが幾つもありますけれども、そういった状況もありまして残念なことだとは思いますけれども、そうは言っても、県民のこえとしてはいろいろな問い合わせも要望もあるでしょうから、そこら辺はぜひ真摯に受けとめていただいて対応していただくしかないのかなと。しっかり区別はしていただいて、もちろんいいと思いますけれども、そのようにお願いしたいと思います。

 そして次に、在住外国人情報提供事業のラジオの件なんですが、私は決してこれが無駄だろうというような話をしたくてお聞きしたわけではなくて、それなりに効果もあるだろうというふうには思っているところもあるんですが、ただ、これを一度やり出して、ずっと効果があるのかどうなのかという長い目でも見なきゃいけないし、特にこの事業の目的として、訴求対象と訴求目的がある意味はっきりしているので、そういう意味ではやり方――訴求方法というのも非常に方向性を出しやすい部分があると思うんですね。私も広告業界にいたものですから、あれなんですけれども、そういった中での事業なんで、そうすると結果として効果があるのかないのかもはっきりしてくるという、そういった事業の1つかなと。はっきりわかりやすいのかなというふうに――ほかのものに比べてですけどね――というふうに思ったものですから、ぜひそういった観点からも、目的を達するためによりよいものに進化させていっていただきたいなと、そういう思いでお尋ねをいたした次第です。

 そして、富士山の環境保全に関しては本当に努力されているのはよくわかっておりまして、世界文化遺産の登録もあります。これは県の財産でもありますし、日本の財産でもありますので、ぜひ地道に御尽力いただきたいと、そのように思う次第であります。

 そして、生活環境室の大気汚染の部分なんですが、これは本当に県民の健康に直接かかわることでもありますし、静岡県は住み続けたい県だと言っていただけるように、今後ともぜひ県民の健康と県民の生活の安全・安心という意味で、しっかりと監視をしていただきたいと思います。以上です。

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