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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:ふじのくに県議団


○遠藤(行)委員
 私も一括質問方式で端的に質問させていただきます。
 まず、こちらの説明書には平成25年度の主要な施策の成果とありますので、主要な施策の成果について伺います。
 説明書の10、11ページのふじのくにブランド販路開拓支援事業費のうち、cの海外への販路開拓についてです。
 説明書にいろいろ箇条書きで書いてありますが、具体的にどんな成果があったんでしょうか。

 2点目です。説明書22ページ、しずおかジョブステーション運営事業費として1億円余りを計上しておりますが、これは平成25年4月から運営を開始したということで、前年度と比べてどんな成果があったんでしょうか。

 3点目です。説明書93ページのイ地場産業振興対策費の(ア)遠州織物ファッション製品創出事業費は1500万円余りでございますが、この遠州織物夏服「武襯衣(むしゃ)」の創出・普及事業でどんな成果があったんでしょうか。
 以上3点、端的に質問させていただきます。

○黒柳マーケティング推進課長
 まず、海外販路開拓事業の関係について御説明いたします。
 平成25年度は香港、マカオ、シンガポール、台湾、中国を重点的に取り組む地域といたしまして、有力な商社との連携を通じた新たな販路開拓ということでビー・ツー・ビーの支援に取り組みました。その中から具体的な成果、取り組みについて御説明いたします。
 香港につきましては、沖縄県物産公社と連携いたしまして、現地レストランへの県産食材採用の働きかけを行いました。その結果、高糖度トマトの継続的な取り扱いが実現しまして、1回当たり5キロを送っています。年度内は176キロ、44万5000円でございました。
 また、香港で行われました食品見本市に県内の7事業者と一緒に出展いたしまして、そのときの商談件数は173件、成約が5件、355万円の販売でございました。
 また、富士山静岡空港から沖縄経由のイチゴの出荷も継続的にできるようにということで支援をいたしました。そちらのほうにつきましては133万5000円でございます。
 マカオにつきましては、香港で開催された食品見本市への出展を機に、マカオで高級日本食レストラン等を展開している現地企業及びその子会社で日本食材を輸入する商社と接点ができまして、マカオから食品バイヤー、料理人を招聘した後に、マカオで県産食材を使ったメニューを提供するレストランフェアを開催いたしまして、県産品9品目を輸出いたしました。その時点の出荷額は140万円でございます。
 以上、代表的なところを2つ御紹介いたしました。以上でございます。

○尾上雇用推進課長
 しずおかジョブステーション運営事業費についてお答えいたします。
 しずおかジョブステーションにつきましては、その前の年まであった3つの就労支援機関――ヤングジョブステーション、求職者総合支援センター及びマザーズジョブステーションを統合して設置いたしました。
 特徴といたしましては、2つの点が挙げられます。
 1つは、3つの就労支援機関を統合したということで、学生、若者から中高年齢者、子育て女性まで年齢など問わず、あらゆる人が利用しやすい環境を整えたということでございます。
 もう1つは、国との一体的な取り組みということです。県では就職したいんだけどどうしたらいいかわからない、準備が整っていないといった方の相談を主にやっておりますが、職業紹介をやっている国のハローワークを設置することで、就職相談から職業紹介までを1カ所で提供することが可能になりました。複数の就労支援機関を行ったり来たりしていた前年度に比べて、より時間の縮減が図られ、利用者の利便性が向上したということです。
 何か就職に関して困ったことがあれば、まずはジョブステーションへということで、入り口が一本化されたことでサービスの向上が図られたのではないかと考えております。
 こうした取り組みの結果、平成25年度の利用実績につきましては、県の相談コーナーの利用実績が延べ2万6234人で、前年度の3つのセンターを合わせた利用実績に比べて6%の増加となっており、成果が上がったものと考えております。以上でございます。

○木野地域産業課長兼商業まちづくり室長
 遠州織物ファッション製品創出事業の成果についてお答えします。
 まず、aにあります遠州織物夏服「武襯衣(むしゃ)」の創出・普及事業であります。
 平成24年度にコンテストによって製品化しました武襯衣(むしゃ)ですけれども、平成24年度は794着の販売でしたが、平成25年度は6月の衣替えの時期に遠鉄百貨店でフェアを行いました。またマスコミ等を利用しまして衣替え、父の日フェアとして父の日に向けて着ていただくようにとPRした結果、352着売れまして、全部で1,146着ということになりました。
 実際に買っている人は、平成24年度は主に県職員や市の職員が全体の63%と多かったんですが、そのときに百貨店では60歳から70歳ぐらいの年配の方が説明を聞いていいなと思い買っていきました。そういったことから、平成25年度は最初から、百貨店にそういった時期に、そういった年齢層の目につくように売ってもらった結果、民間の方への販売が72%になりました。
 最初は参加する企業が少なく、平成24年度が生地提供業者と販売者を含めて5社だったんですけれども、平成25年度には10社ほどがこの事業にかかわるようになりました。
 さらに、扇子をつくっている方も、遠州の生地を使って武襯衣(むしゃ)ブランドを出すとか、手ぬぐいを出すとか、少しずつ遠州織物を使った生地をビジネスに広げていこうという動きが広まっているところです。
 説明書の94ページのbにありますが、実はこの1500万円のうち800万円を武襯衣(むしゃ)の普及啓発事業とは別の事業として静岡県繊維協会に補助金を出しています。これは武襯衣(むしゃ)以外の独自の製品を東京のアパレル会社などに売り込むことがふえてきて、展示商談会を開催した結果、11社が79点の新商品をつくりました。また東京都の青山で展示会をやりまして、8社が東京都のアパレル企業19社を訪問して取引依頼をした結果、22社と取引が続いている状況です。
 この事業は、平成23年度、平成24年度、平成25年度で終わった事業ですが、それなりの成果が出たと思っております。

○遠藤(行)委員
 ありがとうございました。
 所管事務調査ではございませんので、意見として言わせていただきますが、もし反論があるんだったらお答えいただければと思います。
 まず、海外との販路拡大に関してでございます。
 ことしの4月に中谷団長のもと中国事情調査団として中国に行ったんですが、そこで上海の高島屋に行きました。上海の高島屋に行ったときに、ちょうど九州沖縄物産展が行われておりまして、ワンフロアを使って大変なにぎわいを見せていました。
 上海の高島屋で静岡県産品はどこにあるんですかと聞いたら、地下の食料品売り場の一角に、田丸屋のワサビと三ヶ日ミカンジュースなど7品目しかありませんでした。静岡県産品は、あの大きい上海の高島屋の中でそれだけしかなかった。一方、九州沖縄物産展はワンフロアを使っていました。
 上海の高島屋のバイヤーが言っていました。静岡県産品を我々も売りたいんだと。だけど静岡県からのアプローチは全然ないし、売り込みもないと。もっと静岡県は頑張ってくださいと逆にハッパをかけられました。上海というあれだけ巨大なマーケットの中で九州と沖縄県がワンフロアを使って物産展をやっている一方で、静岡県の県産品が田丸屋のワサビと三ヶ日ミカンジュースぐらいしかないというのは非常に寂しかったです。ぜひ中国での販路拡大、また中国だけではなくて海外での販路拡大も含めて、本当にこれから一生懸命頑張ってやっていただきたいと思います。

 2点目のしずおかジョブステーションはワンストップの就労支援機関でございます。たまたま先週、我々の産業委員会で福岡県に視察に行かせていただきまして、そのときに福岡県の中高年就職支援センターに行きました。
 ちょっとびっくりしたんですけれども、隣に独立した窓口を持つ70歳現役応援センターがあったんですね。実際70歳と年齢を具体的に書いてあるんですね。1つのちゃんとした窓口になっていて部屋もありました。70歳前後の就職を希望している方を対象にした就職支援センターだったんですが、ここでは最高齢76歳の方の就職が決まったという例があります。壁には、就職が決まった人からの感謝の手紙が張られていて、この歳になって働ける喜びにわくわくしていますと、本当にありがとうございましたというようなことが書いてあるんですね。
 しずおかジョブステーションも今、高齢者向けの就職支援がもちろんありますよね。多分、分類がヤング、シニア、女性という分類だと思うんですが、間違っていたら言ってください。
 このシニアというくくりがよくわからない。ヤングという言葉も、もう使っている人はいないですよね。ヤングと使っているところがまた時代おくれだなと思います。ヤング、シニアと使うところを、福岡県は完全に70歳と言っているわけですよ。じゃあヤングというのは誰を指すのか。シニアというのは誰を指すのか。じゃあ中谷委員はシニアなのかどうなのか。
 やはり、このように70歳とくくってあると物すごく入りやすい感じがするんですね。ですから、これから静岡県内の就職支援機関もそういったことも参考にしていただければなと思います。

 それから、武襯衣(むしゃ)でございます。平成24年度の購入者のうち、県と市の職員が63%と大変購買率が高いんですけれども、この事業のタイトルが遠州織物ファッション製品創出事業となっていて、大変ファッショナブルな文言でございます。ファッション製品とうたっているんだったら、もっとデザインに力を入れて、着てみたいな、格好いいなと思えるような物を来年度以降ぜひつくっていただきたいなと思います。
 1500万円余の事業費と、ファッション業界との連携で800万円も計上していますよね。ですから、両方合わせると2300万円近くになるわけです。来年度は、着て格好いいなと思えるような物をつくっていただきたいということを意見として述べさせていただきまして、私の質問を終わります。

○大池委員長
 御意見としていただきましたが、何か御意見があれば御答弁をお願いします。

○木野地域産業課長兼商業まちづくり室長
 繊維産業ファッション連携推進事業の800万円は、遠州織物ファッション製品創出事業費1500万円余の内訳になります。
 遠州織物夏服「武襯衣(むしゃ)」の創出・普及事業は700万円ちょっとです。

○黒柳マーケティング推進課長
 上海の高島屋で販売しているワサビ、ジュースでございますが、県の事業として商談ツアー、販路開拓の支援の中でやっているものでございます。見ていただいてありがとうございました。

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