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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:10/01/2009
会派名:民主党・無所属クラブ


○大石(裕)委員
 昨日は、私用にて大変御迷惑をおかけしました。私のほうから幾つか質問をさせていただきます。
 まず、事業仕分けの件についてでございますが、事業仕分けへの県民の応募も大変多いということで、関心の高さを示しているというふうに思っております。ここに、今回のこの事業仕分けを県のほうでやった後に再度各部局において検討を行い、知事が判断した上で、議会に諮るというような評価結果の反映方法が書かれているんですけれども、例えば我々、議会とか委員会というところの関与といいますか、部局において検討を行い、何をどうした、やめる――廃止するとか、いろいろ事業を仕分けしていくその経緯とか、結果、考え方というものも、最後に結論が議会に諮られるというよりも、我々議員の役割としても、そこに関与するべきなんじゃないかというふうに私は思っております。そこで、議員とか議会との関係性といいますか、結論が出るまでの関係性がどのような形になるのか、それを教えていただきたいというふうに思います。

 それと原発の関係のほうでいきますが、私も今回、代表質問でやらせていただいた中で、このプルサーマルの実施に関してのバックチェック報告などの国の審査の結論がまだ出ていないという中で、プルサーマルに関して拙速を避けるべきじゃないかという質問をさせていただいたのですが、それに対してのお答えとしては、安全性は確保されているので、プルサーマルの実施については問題がないというような御答弁をいただきました。
 私が聞きたいのは、技術的に問題があるかないかという話ではなくて、地域の皆さんに、今回の地震でいろいろ浜岡原発が被害を受けたことでの不安の声があるもんですから、その地域の皆さんの不安に対して、プルサーマルを今すぐ実施することがどうなんだろうという思いで質問したので、そういった対応といいますか、不安をどう払拭していくのかということに対して質問をさせていただきます。

 それと学術委員会の設置に関してでございますが、先般、うちの会派で浜岡原発の安全問題に関する学術委員会の人選について、知事に申し入れをさせていただきました。代表質問の答弁でも有馬先生に人選などを相談していると、そういうような御答弁がございました。ぜひ偏りのないようにしていただきたいということで、具体的なお名前も示しました。我々が示した方々は、本当に反対ということばかりの方々ではありません。そういった意味でバランスをとっていただきたいと思っているもんですから委員の推薦をさせていただきましたので、我々の会派の要請に対して今の段階で御回答をいただけることがあれば、いただきたいというふうに思います。

 それと部設置条例の一部を改正する条例に関してでございますが、私は空港に関しては、大分古くもう十数年前からずっとかかわりを持たせていただいてきております。そういった中で、空港部、空港建設事務所の方々とも話をさせていただくことも大変多くございました。そして、地域の方ともそうでございます。そういった中で、今回、空港部を発展的に改編するということに関しては、ある意味の期待も持っているところではあります。
 そこでお聞きしたいのは、空港部がこれから改編されたとして、その以前に空港部で問題があったことが、まだ新たに出てくることも可能性としてあるものですから、そういったことに対して当時の責任者もいないと、当時のことだからわかりませんというようなことがないようにだけはしていただきたいという思いが強いものですから、まず責任の所在をはっきりさせていただきたいということです。それで、基本的には過去のこととして扱ってはいただきたくないという思いがございます。そこのところの考え方だけちょっとお伺いをさせていただきたいというふうに思います。以上です。

○山口行政改革室長
 事業仕分けにつきまして、お答えいたします。
 委員が先ほどおっしゃられましたとおり、事業仕分けの評価結果につきましては、それが最終的な判断ではありません。この評価結果に基づきまして、各部局においてその結果を参考にしてもう一度徹底的に見直し、それから予算編成等に反映させまして、最終的には議会にもお諮りすると、そういった仕組みになっております。
 もちろんそれだけではなく、今回の事業仕分けにつきましては、やっているプロセスですね、そういう節目、節目になるようなことにつきましては、積極的に議員の皆様方にもお知らせしまして御意見等をいただき、よりよい事業仕分けにしたいと思っております。
 先ほど大石委員も言われましたように、現在、県民の委員については80名と非常に多くの方が応募されまして、こちらにつきましても、また応募が最終的に固まりましたら、どのような方々が応募されたかというようなこともお知らせしていきたいと思っております。また、現在100の対象事業につきましても、抽出について取り組んでいるところでございます。この対象事業につきましても決まりましたら議員の皆様方にもお知らせしまして、積極的にいろんな御意見等、御指導等をいただけたらと考えてございます。
 また、この事業仕分けは、10月31日、11月1日、11月2日にやるわけですが、このやっている状況等につきましては、公開にしておりますのでまた議員の皆様方におきましても、お時間等都合がつくようでしたらぜひ傍聴していただき、御意見等をいただけたらと思っているところでおります。以上です。

○太田原子力安全対策室長
 まずプルサーマルの関係でございます。
 プルサーマルにつきましては、浜岡の4号機を利用停止しているわけでございますが、御案内のとおり、4号機につきましては本会議でも御説明いたしましたように、今回の地震においては特に大きな被害がなかったことや地震についての安全性は確保されているということにつきましては御説明しましたし、中部電力のほうでも徹底しておりますので、それについては御理解をいただけると思います。
 ただ、その後のプルサーマルを実施することについては、今、燃料体が28体導入されておりまして、その検査を中部電力がやっている最中でございます。この中部電力の検査が終わりますと、改めまして国の検査を経て、いわゆる燃料体が安全であったかどうか、問題がなかったかどうかという確認がされます。
 さらに、恐らくこれは来年の次の定期点検の時期になろうかと思いますが、そのときにその燃料を4号機に装荷いたしまして、その上で定期検査を行って、安全が確保されると、その確保がされて初めて実施されるということになりますので、県といたしましては、その都度中部電力の話を聞き、あるいは国のほうからその安全性が確保されるものかどうかというものを聞きまして、それを県民にお示ししていきたいと思っております。

 それから学術会議でございます。
 これは本会議のほうでも御報告いたしましたとおり、一度有馬先生にその人選をお伺いしてございます。いろんな分野の御意見を持っていらっしゃる方に人選をお願いしたいということでございますが、今のところ先生のほうから、特に原子力にこだわるだけではなくて、防災にかかわりますこと、例えば、情報の扱い等も重要ではなかろうかというふうなことで、防災情報に関しましての専門家も入れたらどうかというふうな御提案も承ってはおります。
 今後、有馬先生がいろんな御検討をなさると思いますもんですから、御提案いただきました名簿につきましては、知事の指示を得た上で、有馬先生のほうにも御相談をしていきたいと思っております。以上でございます。

○伊熊職員局長
 空港部の関連の議案に対する御質問にお答えいたします。
 今回の組織改編に当たりまして、地元の関係者の皆様方に対して、9月7日から9日にかけ空港部の幹部職員が出向きまして、島田市、吉田町の町長、議会関係者に対しまして御説明をさせていただいたところであります。さらには、9月15日には、知事みずからが牧之原市、島田市、吉田町の地元関係者の団体の役員に直接出向きまして、お会いして説明したところでございます。この中で、やはり空港部が廃止されると、騒音対策、地元市町に対する隣接地域振興事業の実施などの課題の対応が遅くなるのではないかというような不安の声が出たということでございます。特に、航空機の騒音の協定に基づく騒音対策、あるいは地元市町に対する隣接地域振興事業の実施などの課題につきまして、県として誠意をもって責任ある対応を図っていく必要があるということは、十分認識しているところでございます。
こういった問題、さらには御指摘のありました将来発生するであろう課題に対しまして、まず建設部の中に空港局を設置いたしまして、その中に空港地域連携室を設置し、地元の皆さんに対する窓口の役割をまず明確にさせていただく。さらには地元におきまして、直接現場での窓口を担っております空港建設事務所につきましても、今年度中引き続き、単独の事務所として存置をするということとしたところでございます。さらには、建設部は空港局長――部長級の県理事を配置いたしまして、空港の管理運用あるいは地元等の対応につきまして、責任ある対応をしていくという形で今後とも進めていきたいと思っておりますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。

○大石(裕)委員
 ありがとうございました。空港部の関係のことで、私もちょっとお話をさせていただきます。
空港の建設事務所、そして空港部は、監査委員からいろいろ監査されまして、その中で回答を求められたと、それをまた監査をして回答をして、それに対して監査委員がまだ納得していないというような状況がございました。こういったことというのは、話をいろいろ聞くと、本当に異例中の異例であるというふうに伺っておりまして、空港部の体質として、そういったものがあるんじゃないかというふうに私は思った次第でございます。あと今までのいろんなやりとり――地権者の方とのやりとりとか、地域の方とのやりとりも含めて、私も見たり、聞いたり、話をしてきました。
 そういった中でも、一つ一つの話はもちろん申し上げませんけれども、何かほかの部局とも違う体質を持っているということを、ちょくちょく感じたことは事実です。予算も大きなものがずっとついて来ましたし、そういった意味で、予算も空港という名がつけば何でも大丈夫というような聖域化されてしまったような時代というか、時期もございましたので、そういった体質が生まれてしまったのかなというふうな感じは受けております。それが表に出たというのが、この監査の問題ではないのかなというふうに思っております。
 今回、特にこの空港地域連携室というものができるということに関して言うと、地元の人間からすると、非常にある意味ありがたいなと思うところはございます。今までは、地域のことをやってくれるという室は名前としては出ておりませんでしたし、利活用は利活用でしっかりやらなければいけない。ただそれは企画部に移って、地域の対応、対策ということに関しては、しっかりとした室を設けて、そこで徹底して対応していくんだというような形になるかなと思っておりますので、過去にあったことに対しての責任という部分をしっかりとってさえいただけるのであれば、発展的に部を改編するということに非常に期待をしているところでございます。
 推進と地元対策ということが、2つの大きな柱なんではないかなというふうに思っております。私もこの間の説明会にも参加しましたけれども、地域の自治会の方々とか、地域の方々の不安の声は確かにありました。それに関しては、空港地域連携室で地域の皆さんの声をしっかり聞くんだということを明確にして、皆さんからもある程度一定の理解は得られたかなというふうに、私もあの場で理解をしたところでございますので、特に、この空港地域連携室に関して、もう少しきめ細かな対応をしていただくような組織をしっかりつくっていただきたいというふうに思っています。特に、そこの部分に関してだけは騒音の問題とか電波障害の問題もあるもんですから、そこのきめ細かい対応をしていただきたいんですがどうされるのか、そこだけもう一回ちょっと聞かせていただきたいと思います。

○伊熊職員局長
 御指摘いただきましたように地域におけるさまざまな問題というものがございます。現在、空港管理室で所管しているものでございますが、これにつきましては、現状を十分承知をしておるところでございます。担当等の体制をしっかり見直しまして、現実的な対応ができるような形で、私どものほうで対応していきたいと思っております。以上でございます。

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