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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:塚本 大 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:自民改革会議


○塚本委員
 一括質問方式で行います。よろしくお願いします。
 今、大池委員長のほうからお話がありましたので、決算の内容だけを審査するということで限定的な質問になりますけれども、よろしくお願いします。
 きのう代表監査委員から審査の結果と意見等の説明を受けました。今、大池委員長が言われたとおり、ぜひ来年度の予算編成やこれからの事業実施に生かしていただきたいなと思います。
 ただ、これからと言っても、今年度はもう既に予算も組まれていて事業が実施されているものですから、生かしていくと言っても今年度の後半部分に生かせるというのはやはり限定的なものになると思うんですよね。ですから、新年度――平成27年度の予算は、この決算特別委員会や代表監査委員から指摘された内容をきちんと踏まえて、しっかり編成していただくということでお願いしたいと思います。
 そうすると、今回審査させていただく平成25年度決算は当然、前年度――平成24年度の決算審査の際に指摘された内容を踏まえて、いろいろと事業を見直したり施策を展開されたということになると思います。
 そこでお聞きしたいのは、前年度――平成24年度の指摘事項を踏まえて、平成25年度の事業実施に当たっての施策の見直しを行ったとか、事業実施の際にはこういうところに気をつけて行ったとか、そういったことを二、三件挙げて御説明をいただきたいと思います。

 もう1つ、この項目は私が取り上げないと誰も聞かないんじゃないかなということでお聞きします。
 駿河湾深層水総合利用促進事業費は、深層水の情報発信やPR活動を駿河湾深層水利用者協議会に委託して実施する費用となっていますけれども、この委託を受けた利用者協議会の方々がどんな事業を実施されたのか御説明をいただきたいと思います。
 以上2点、よろしくお願いします。

○畑経理監
 平成24年度の決算特別委員会でいただいた御意見を踏まえて、平成25年度に見直しを行った事業のうち、主な案件2件を説明いたします。
 1件目は、東南アジアにシフトしていく中小企業の支援体制の充実を検討することという御意見をいただきました。これに対しましては、平成25年度の新規事業としまして、県内企業の進出意欲が高いタイ、インドネシア、ベトナムにおいてビジネスサポートデスクを設置し、県内企業の海外展開支援を強化いたしました。
 2件目としましては、平成25年度に障害者の法定雇用率が2%に引き上げられることを踏まえて、障害のある方の雇用促進に向けた施策の充実を検討することという御意見をいただきました。これに対しましては、新たに企業経営者を対象としたトップセミナーの開催や障害者雇用ガイドブックの作成配布により、障害者雇用のノウハウの提供に取り組むとともに、職務選定や雇用管理に関する助言を行う障害者雇用アドバイザーや職場定着を支援するジョブコーチの派遣を拡大したところであります。以上です。

○川嶋水産振興課長
 駿河湾深層水の件についてお答えいたします。
 事業費としては3000万円ほどあるわけですが、そのうちの約70万円が駿河湾深層水利用者協議会に対します委託費用となっております。
 内容ですが、主にPRに使っていただいております。具体的に言いますと、うみえーる焼津朝市、産業フェアしずおか、焼津市小川の小川港さば祭りといった5つのイベントに行きまして、脱塩水であります純水を小さな紙コップに入れて試飲してもらうといったことをやっていただいております。それから、深層水ブランド商品のサンプルや、パンフレットの配布等々を行っているということでございます。
 試飲につきましては、3,000人ぐらいの方に飲んでいただいて、駿河湾深層水をより認めていただこうという活動になっております。
 それから、もう1つは駿河湾深層水利用者協議会がホームページを持っているわけですけれども、その中で一般の方からいろいろな質問やアイデア等々を受けるということも行っておりまして、それに回答しております。アクセス件数については1日に400件ほどあります。どんな内容が質問されているかということですが、例えば深層水を使った深層水豆腐のつくり方ですとか、深層水関連の商品としてはどんな物があるかとか、そんな質問があるようです。それに対して駿河湾深層水利用者協議会のほうで答えていただいているというところでございます。

○藤田水産業局長
 今、川嶋水産振興課長の説明で、駿河湾深層水利用者協議会ホームページのアクセス件数が1日400件と申し上げましたけれども、正確に申し上げますとホームページに記載されている中身は2つありまして、1つが深層水の給水の状況です。メンテナンスの状況などを掲載している部分がありまして、そこについては400件ぐらいです。
 それとあわせて掲示版という形で意見、質問等に対して回答するというものがありまして、それはまた別ということになります。

○塚本委員
 御答弁ありがとうございました。
 それでは、まとめて再質問させていただきたいと思います。
 まず、前年度の指摘事項を受けて平成25年度はどのように対応されたかという質問に対して、2つ御答弁をいただきました。東南アジアにシフトしていく中小企業の支援を強化したということと、ちょうど平成25年度に国が障害者の法定雇用率を2.0%に引き上げた中で、障害のある方への雇用促進のための具体的施策を展開したということでしたが、それぞれどのような成果があったかをお聞きしたいと思います。

 駿河湾深層水についても丁寧に御説明をいただきました。こちらのほうも、そういった取り組みを行った中でどういう成果や実績が見られたかをお聞きしたいと思います。
 自分は10年ぐらい駿河湾深層水の関係を見ていますけれども、平成24年度の決算審査を踏まえて、今の時点の平成26年度では、余り大きく進展したようには見えません。取り組んでいる皆さんからすると、これを行ってこれだけの成果があって手応えがあるよといったような感触をお聞きしたいなと思います。お願いします。

○長谷川企業立地推進課長
 東南アジアビジネスサポートデスクの事業の成果についてお答えいたします。
 タイのバンコク、ベトナムのホーチミン、インドネシアのジャカルタに、現地の日系コンサルタントに委託する形で設置いたしました。
 平成25年度は合計で37件の県内企業の利用がございました。具体的な活用事例の中で、現地の取引先のリストを入手したいという要望が一番多いです。その他の事例といたしましては、現地の同業者組合の紹介や訪問の同行を依頼するという事例がございました。
 さらに、現地企業の情報収集をした後に、サポートデスクのスタッフが同行して、そちらの企業への業務委託の可能性等を調査する事例などがございました。平成26年度も引き続きこうした事例が続いておりまして、今のところ8月時点で27件の利用があるという状況でございます。
 引き続き、県内企業の皆さんにこうしたサポートデスクを利用していただけるようにPR等を図っていきたいと思っております。以上でございます。

○尾上雇用推進課長
 私からは、障害者雇用の関係事業の成果についてお答えいたします。
 障害者の雇用率は毎年6月1日が基準日となっております。そのため先ほどお答えいたしましたトップセミナーにつきましては、5月に県内3カ所で開催いたしました。そちらには企業経営者等226名に参加していただきまして、障害のある人を戦力として雇用するために必要な意識改革につながったと考えております。
 実は、毎年9月と2月に障害者のための就職面接会を開いているのですが、6月の基準日の前ということで5月に就職面接会を開きまして、そこでは46名の方の就職につなげることができました。
 さらに、障害者雇用アドバイザー派遣事業により457社を支援いたしまして、151社の求人につなげることができました。平成24年度におきましては65社ということで、これも大幅にふえております。
 ジョブコーチの派遣事業につきましても、平成24年度の244名からふえまして、253名の障害のある人の就職や職場定着について支援をしております。
 こうした事業や平成24年度から続けて実施しております事業の成果として、平成25年6月1日現在の県内の民間企業の実雇用率は1.72%となりました。平成24年度が1.65%でしたので上昇につながっていると考えております。以上です。

○川嶋水産振興課長
 駿河湾深層水のPR活動の成果についてお答えいたします。
 何を持って成果というかということもありますが、1つには有料の給水量――お金を払っていただいてどれだけの水が供給できたかというものを物差しにしてはかってみますと、平成25年度は10万5000トン、1億500万リットルという数字がございます。その前年の平成24年度は大体7万トン、7000万リットルということで若干伸びています。この10万5000トンという数字を過去の数字と比べてみますと、平成16年以降で一番多くなっているということで、PRの効果はあったと考えております。
 ただ、そうは申しましても、実際に販売の状況を見てみますと必ずしもいい状況ではございませんので、内容をこれからもっと検討いたしまして、改善しながらいい方向に進めていきたいと考えております。

○塚本委員
 ありがとうございました。
 最後に、要望だけ言わせてもらいます。
 まず、1点目ですが、前年度の決算審査で受けた指摘をきちんと踏まえて、随分頑張ってくれて成果が上がっているということですから、ぜひ今年度の決算審査の内容も踏まえて来年度予算に結びつけて、来年度に実績を上げるようにお願いをしたいと思います。

 あと、駿河湾深層水のほうですけれども、今お話があったように、何を基準に成果が上がっているのか把握するのが難しいところだと思います。給水量は伸びてきているということですから、頑張ってくれているのではないかと私は思います。やはり使ってもらうというのが第一歩だと思うんですよね。給水量の実績が上がってきたということで頑張ってくれているんだなと感じました。
 気になるのは、この次の展開として商品化したときにどれだけ売れるのかということが大事になります。これからはそこも目指していかなければならないという中で、PRやホームページでの紹介なども大変重要だと思います。成果が上がっている部分を評価するのも大事ですけれども、商品としてまだ余り売れていないと見られてしまうと、何だか頑張っていないように受け取られてうまくないなと思います。
 焼津市で取水しているものですから、私はたまたま近くで見えるということもあるんですけれども、実際、駿河湾深層水に携わっている人は頑張っていると感じています。必ずしも予算をふやすことだけがいいというわけじゃないでしょうけれども、いろいろ県と連携をとりながら協力できるところは協力していただきながら、今後も頑張ってほしいなと思います。予算ばかりじゃないよと言いましたけれども、腹の中じゃ予算をふやしてくれるとさらにありがたいなという気持ちもあるものですから、その辺も今後考慮していただけると助かりますので、ぜひこの事業については今後も頑張っていただきたいということを要望して終わります。

○大池委員長
 要望というよりも意見という形でまとめさせていただきますので、よろしくお願いします。

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