• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:無所属の会・責任世代


○大石(裕)委員
 私から一問一答方式で質問させていただきます。
 まず、文化観光委員会説明資料5ページの富士山世界遺産センター(仮称)の件から質問いたします。
 資料を見ますと、建築のところで備考に地下埋設物除去経費ということで、地下に埋設物が見つかったということですが、この埋設物除去の関連も含めて工事の進捗状況を御説明いただきたいと思います。

○落合世界遺産センター整備課長
 富士山世界遺産センター(仮称)の進捗状況についてお答えいたします。
 6月議会の委員会で御報告したとおり、5月に地下埋設物が見つかりまして、除去に約3週間かかっております。その後、当初見つかったところ以外で3カ所から地下埋設物が見つかりまして、その除去もあわせて行ったところでございます。
 そういう中で、何とか当初の予定どおり来年7月には建物が完成するように全体工程を見直したところでございます。工程を見直した結果、11月末現在の出来高が24.8%で、当初の予定どおり進んでおり来年の7月には完成できると見込んでおります。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 工程を見直されて、予定どおりいけるということで安心しましたが、地下埋設物除去経費等が増額されるということで、金額はどの程度になるのかわかれば教えていただきたいと思います。

○落合世界遺産センター整備課長
 現在、契約者のJVと細かい数字まで詰めておりますが、後から発見された分も含めまして大体920万円程度でございます。
 6月議会の文化観光委員会で御説明したときには、当初出てきたところだけで500万円程度とお答えしましたが、その後3カ所で埋設物が出てきたものですから大体920万円程度でございます。現在の契約額が19億3900万円余ということで、当然予算の範囲内にはおさまると考えております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 予算の範囲内におさまるということで安心しました。この予算についてはいろいろ議論もあったところですので、ぜひしっかりと予算内におさまるように今後も詰めていっていただきたいとお願い申し上げます。

 次に、説明資料9ページのサイクルスポーツ県づくり事業の取り組みについてお伺いいたします。
 安全、快適なモデルコースを静岡県内各地域につくるということで、計画していただいているようでございます。このモデルコース選定に当たっては、いろいろ話をさせてもらったことがあるんですが、静岡県には太平洋岸自転車道がございます。これを利活用できればなおいいと思っていたんですが、太平洋岸自転車道は使われるのかどうなのか教えてください。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 安全、快適なモデルコースの選定ということで説明資料に記載してあります。太平洋岸自転車道もサイクリストが楽しみ、走る場所の候補であると思っています。
 実際9月4日に、この中部地域、静岡のエリアで実走調査が行われました。これは静岡市駿河区中島から清水区三保まで行くものでございますけれども、該当箇所の太平洋岸自転車道を実走調査して安全なところ、安全でないところはどこか、どういう問題があるかといったところを検討しています。これから静岡県にたくさんサイクリストを呼ぶために、各圏域の特徴をあらわす代表的なコースを実走調査のコースとして選んでおりまして、太平洋岸自転車道も1つの候補としてどういうコースにして、サイクリストの受け入れ体制をどのように整えていったらいいかといった検証をするために取り組むものであります。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 計画としてはまだこれからいろいろ考えていかれるところだと思いますが、太平洋岸自転車道はコースとして利活用するのに最適だと思います。信号機や交差点があるにはあるんですが、私の地元だと比較的少ないエリアもございまして、そういったところの風を感じられるコースができれば、地域の皆さんもまた見直すきっかけにもなるのかなと思いますので、いろんな意味で広く検討していただきたいと思います。

 それで、このモデルコースの選定に当たって、地域の皆さんとか行政も含めて協力してもらう必要があるのか、また道路を整備しなければならない部分が出たりするのか、その点を教えてください。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 静岡県のサイクルスポーツ協議会は、スポーツ交流課が事務局となっておりまして、道路管理者、警察、民間のサイクリング協会ですとか、いろんな関係機関とコース選定――どこを走ったらいいんだろうか、どういったことをやったらいいんだろうかといった協議、相談の上実施してございます。
 今回、全6圏域を調査したものにつきまして、協議会を2カ月に1回程度開いていますので、その中でコースの調査結果としてどういう意見があったか随時情報提供してございます。そのときに該当地域の市町の担当も呼んでございますので、そういった中で情報交換をして来年度以降どこを走っていくのがいいのか、具体的に検討していきたいと思います。

○大石(裕)委員
 わかりました。
 全県にいろんなすばらしいコースがつくられ、オリンピック・パラリンピックに向けてもいい効果が出てくる形でお願いしたいと思います。

 次に、説明資料11ページの県域DMO静岡ツーリズムビューローの設置に関する質問をさせていただきます。
 人員体制の部分でございますが、ワンストップ窓口担当者1名ということで、どのようなワンストップ――いろんなものが全部ここでできるということでいいんですが、県内にもいろいろDMOがあってその中で県域DMOである静岡ツーリズムビューローの位置づけもあるもんですから、静岡ツーリズムビューローのワンストップ窓口では何がどこまでできるのか、その機能を教えてください。

○小坂観光政策課長
 ワンストップ窓口でございますが、まだ調整中でございますけれども、インターネットの大手の口コミサイトとの連携によりましてワンストップのサイトを構築したいと思っております。そこでは宿泊施設、体験施設等の予約から決済までができるものを目指していきたいと思っております。そのようなワンストップサイトを構築しながら担当者を配置していくことで、各地域のDMOとの連携の中で地域資源の整理をしたり、ツアーのアレンジなどもする形でいろいろなお問い合わせに的確にフットワークよく対応したいと思っておりまして、民間企業からの出向という形で担当者を配置していきたいと思っております。
 そのような形で、ワンストップの窓口をつくって、地元のDMOの協力体制を築いていきたいと思っております。

○大石(裕)委員
 民間企業からの出向でございますけれども、どこの企業かもし言えれば、言えないんであればどういった関係の企業かお尋ねいたします。

○小坂観光政策課長
 先ほど申し上げましたように、できましたらワンストップ窓口の担当者につきましては、地域資源の整理でありますとか、ツアーのアレンジという形で旅行会社等から来ていただきたいということで目下調整中でございまして、会社名はまだ公表できるまでに至っておりません。今旅行会社等を含め民間企業と調整させていただいているところでございます。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 このワンストップ窓口、特にインターネットのワンストップのサイトは、いろんな意味で有効に使えると思っておりまして充実させていただきたいと思います。ただこの静岡ツーリズムビューローの総括責任者とマーケティング責任者、それぞれ1名ずつ公募で採用されます。それでワンストップ窓口の担当者も民間企業からの出向になりまして、現職の観光協会職員がプロモーション担当で3名つきますけれども、これを見たときに静岡ツーリズムビューローの主な部分――エンジンであったりハンドルであったり全て外部人材でやると思うんですよね。
 それで、私が最初から言わせていただいた、静岡ツーリズムビューローというDMOが果たして本当に必要なのかどうなのかどうしても疑問が出てきてしまうところがあって、実はもっと違う機能を持たせて民間にしてもらうとか、それか県がどこかで役割をしっかり担うところだけを担って、あとは横の連携だけつくっていくようないろんなやり方はあるのかなと思います。
 どうしても、もともとのDMOの考え方から若干ずれるのは否めないとは思いますけれども、自立もしていないし、なかなか稼ぐ意味の地域の活性化にもつながらないのが私の感想でございますが、そういったところをしっかり覆すような形で機能していただければいいんですけれども、どのようにお考えでしょうか。

○滝浪観光交流局長
 実際に全てDMOに任せるのではなくて、これまで特にインバウンドのマーケティングがほとんど進んでいないので、ここはプロに任せたいということで専門の人材を入れる形になっています。また全体のマネジメントもプロ集団にお願いする形で、今回総括責任者とマーケティング責任者を採用という形でやっています。
 ただ、全体的に観光がどの方向にいくとかそういったものは、県がリードしながら基本計画をつくる中で一緒にかかわりたいと考えております。先ほど言ったように各地域のDMOと県域DMOのサイトについては、できるだけ県が世界に打って出るようにちゃんとつくり上げて、県から物を売って地域に流していくと、お客を流していく仕組みをつくりたいと考えております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 サイトをうまく使ってもらうのは大事だと思います。逆に言うと静岡ツーリズムビューローがサイトの管理者でしかない状況になっても困りますし、今県内いろんなところでDMOもしくはそれに近い組織をつくったり、やろうとしている方々もたくさんいらっしゃいます。そういう方々にとってマーケティングであったり、情報集積であったり、出し方もしくは分析の仕方をしっかりやってもらって、あってよかったと思っていただけるものにしていただかないとほらなということになってしまいますので、マーケティングと情報分析に対しての取り組みをもう一度聞かせていただきたいと思います。

○滝浪観光交流局長
 先ほど言ったように、マーケティングにつきましては、今まで簡単なデータ分析しかほとんどやっていなかったので、今回徹底してマーケティングをやると。各地域でDMOが立ち上がっていますけれども、同じことを各地域でやってももったいないので、できればインバウンドのマーケティングにつきましては県が全てやる方向でデータを全て地域に流して、それをもとに商品をつくっていただくとどこの国の人が何を求めているのか見えてくると思いますので、それを潤滑油としてPDCAサイクルを回していきたいと考えております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 滝浪観光交流局長がしっかりやっていただけると期待しておりますのでよろしくお願いします。

 次に、事業提案書が11月末までに延長されていた富士山静岡空港の宿泊・物販施設整備の件でございますが、1事業者が提案書を出されたということで報道にもございました。
 この提案がどういう内容だったのかということと、その中に要望事項も幾つかあった話も聞いておりますので、お話ししていただける範囲で結構ですが、お答えいただければと思います。

○大橋空港運営課長
 ホテル事業者につきましては、現在事業計画書や要望事項を精査しているところでございます。現在精査中であること、また要望事項を公表することにより提案者にとって不利益な情報になることも予想されますので、内容については控えさせていただきたいと考えております。

○大石(裕)委員
 わかりました。
 事業者の決定はいつごろになるのか、また1事業者しか提案書を出していないのでほかと比べようがないところもありますし、県が望んでいる部分までいっているのか、いっていないのかもあるかと思います。この決定がいつになるのかと決定に至らないこともあり得るのかお尋ねいたします。

○大橋空港運営課長
 時期につきましては、東京オリンピック・パラリンピックまでの開業から逆算いたしますと今年度中には結論を出したいと考えております。要望事項等、また事業計画については選定委員会に諮っていきますので、それなりのクオリティーが確保できるものと考えております。

○大石(裕)委員
 決定に至らないことがあるのかどうかだけ答弁をお願いします。

○大橋空港運営課長
 選定委員会にお諮りしていきますので、内容によっては選定されないこともあると考えております。

○大石(裕)委員
 宿泊物販施設は、今後県がやろうとしている公共施設等運営権制度を導入した際は、施設の扱いとしてはその中に入るのか、入らないのか。どのようになるのかお尋ねいたします。

○板垣空港政策課長
 公共施設等運営権制度につきましては、事業範囲をどの範囲にするか検討しているところでございますが、現在公募しているところは告示区域に入っておりますので、基本的には入ってくると思っております。実際事業が立ち上がれば土地の使用料は運営権者の収入になります。

○大石(裕)委員
 当然事業者の方々とは、そこら辺のことも含めてお話をされているとは思いますけれども、そごのないようにしていただきたいですし、事業者の不利益にならないようにしていただかなくてはなりませんので、慎重にしっかりと丁寧に進めていただきたいと要望させていただきたいと思います。

 次に、空港の関係でこの間新聞報道がありましたが、政府の与党税制改正案で空港の出国エリアにある免税店を2017年度から入国エリアにも解禁する方針が出されました。県でも旅客ターミナルビルの増改築を行っているわけですが、対応されるおつもりがあるかどうかお尋ねいたします。

○大橋空港運営課長
 現在の計画では、スペースも限られていることもありますので、入国エリアの免税店は考えておりません。

○大石(裕)委員
 わかりました。
 スペース上ないということであれば仕方がありませんが、いろんなビジネスのチャンスにはなろうかなと思ったものですから。

 次に、SPACのことをお伺いいたします。
 文化に関する意識調査で、県がやられたSPAC等に関する調査結果の資料をいただいております。これを見ますとやはり認知度が全県で非常に低いと。それでも中部では知っている方が37.7%。東部は14.2%、西部は15.9%で、全体としての認知度はまだまだ低い状況が続いております。年代別で見てもどこか突出しているのではなくて全年代で低い状況でございますが、どのように分析され今後の展開をどのようにお考えかお聞かせください。

○小泉文化政策課長
 昨年度調査したSPACの認知度の関係でございまして、実は昨年度の文化観光委員会でも御指摘いただいたところでございます。SPACにつきましてはむしろ東京とかその筋の方は知っているんですけれど、一般の県民の認知度が低いという中で順次上がってはきているんですが、まだ全体で2割ちょっとしかないと。
 また、地域的には、中部では4割弱あっても東部と西部では15%と十数%で、長い取り組みではございますけれども中高生無料鑑賞事業に力を入れている中で、若い人たちに演劇に親しんでもらうことを1つやっているところでございます。
 もう1つは、高等学校の演劇部等のサポートや、あとは夏休みを利用した演劇の塾を全県下で公募したりという形で、先般もロミオとジュリエットの主役をそういった中で育った子がやるとか人材育成に努力しているところです。
 さらに、地域的には東部と西部が弱いものですから、ことしは三島市で開催いたしましたが野外芸術フェスタをやっておりまして、来年度は今までやっていなかった志太地域で行うなど、お客様を待っているだけではなくて地域に出ていくことが重要かなと思っております。地域の皆様と関連を持つ中で親しんでいただいて、演劇にも興味を持っていただく形で取り組んでいきたいと思っているところです。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 もちろん静岡県外の人がたくさん知っていても悪いとは言いませんが、静岡県の税金を使ってつくっている施設でございますし、県内の皆さんにまず認知していただいて鑑賞していただいたり、文化に親しんでいただくというか触れ合っていただくことが大事かなと思います。その中でぜひ外に出ていっていただきたいと思っております。

 きょうの中日新聞にも出ていたんですけれど、牧之原大茶園の歴史紹介で、せんだって12月11日に牧之原市の坂部区民センターでSPACに所属されている奥野晃士さんが動読――動いて読むということです――をやられました。一般的に言うと朗読劇みたいなもので私も見させていただきました。多分SPACの公式的な活動ではないのかなと思いますけれども、もしそうであればなおいいんですが、地域の歴史、郷土の歴史、そしてそこにどういう人がどうかかわったのか身ぶり手ぶりを交えて熱演していただいたんですが、地域に根差したものであると皆さん非常に関心が高くなると思いました。
 調査で、SPACを鑑賞しない理由がありまして、1番多いのが舞台芸術に興味・関心がないというのが28.4%で断トツに多いわけです。舞台芸術というとどうしてもかしこまっちゃうし、興味がない人は興味がないし、一生かかわらない人も大変多いんだろうと思いますけれども、郷土に関しては皆さん愛着が強くあります。郷土の歴史等にも興味がある人は大変多い中で坂部まちづくり歴史演談会をやられたんですが、私も第1部、第2部と非常におもしろく楽しく拝見させていただきました。
 こういった活動を地域地域でやっていただくと派手さはありませんし地味ではあるんですが、当日も会場は坂部でも田舎ですけれども満員でございました。200席用意しようとして、それでもチケットを300枚ぐらいつくっておいたらしいですけれど、300枚全部完売して当日もいっぱいという状況でございました。
 地に足のついた取り組みになると思っておりまして、こういったものをもっと地域地域でやっていただくとSPACに対しての、また県がそういうことをやっているんだと、そういうものを持っている静岡県が認められるのかなと思いましたけれども、この奥野さんの朗読劇を御存じかどうか、そしてこういった活動に関してどのように考えているのかお聞かせください。

○小泉文化政策課長
 奥野さんの湖西市とかほかの地域での取り組みは、新聞等でも結構出ておりますが、これは団員の個人的活動ではなくて地域に出ていこうというSPAC宮城監督の方針から、SPACとしてお受けしている活動でございます。
 奥野さんに限らず、学生の活動に出ていったり、あとは県民劇団という形で公募して静岡県の歴史に取り組んでいる団体もございます。そういった支援もやらせていただいているところでして、さらに一層こういった活動を充実していきたいと思っております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 SPACの活動なんですね。
 このときは、第1部が「侍たちの茶摘み唄〜海舟がくれたピストル〜」という題で、第2部が「郷土の英雄本間翁伝」をやられました。本間さんはこの地域では大変有名な方ですけれど、そういった方と絡めて、また歴史上の人物が出てきたりするとみんな関心も非常に高くなるので、ぜひ派手さのないものでも地道に展開していっていただきたいと思います。

 あと空港の関連で、総合計画後期アクションプラン評価書案の283ページにございますビジネスジェットの件でございますが、平成26年から27年、28年とビジネスジェットの着陸回数は順調にふえてきていると281ページに出ております。こういった状況を踏まえた上で東京オリンピック・パラリンピックに向けてもっともっとふやしていきたいというお考えだと思いますが、現状の戦略と課題等があるようであれば教えていただきたいと思います。

○板垣空港政策課長
 ビジネスジェットの関係で御質問いただきました。
 昨年度は110回でございますが、今年度は少し伸び悩んでおりまして、9月までで40回程度になっております。ビジネスジェットにおける富士山静岡空港の認知度がまだまだ高くないことから、格納庫を整備しておりますFAEと連携しながらさまざまな展示会などに足を運びまして周知活動を行っているところでございます。
 羽田空港とか成田空港で、ビジネスジェットを受け入れる機能も高まってきておりますので、富士山静岡空港については東京から至近にある立地性もPRしながら、引き続きビジネスジェットの誘致に取り組んでいきたいと考えております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 ビジネスジェットで着陸されているお客さんは、現状どのあたりから来られるというか、国内、海外も含めてどういう状況なのかお聞かせください。

○板垣空港政策課長
 平成27年度の状況で申し上げますと、国内機については107機、国際機が3機でございました。今年度は海外からのお話があったんですが、先方の都合で流れてしまい、現時点では国際機の実績がございません。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 国内機が107機、国際機が3機ということで、伸び代としては国際機が多いと思うんですけれども、詳しい内容は全然わかりませんがターゲットとして可能性があるのは国内なのか国際なのか、どのように考えているのかお尋ねします。

○板垣空港政策課長
 国内についてもしっかりやっていかなければいけないんですけれども、これから2020年の東京オリンピック・パラリンピック等もございますので、海外にもPRをしていかなければいけないと思っております。ビジネスジェットを一番保有しているのがアメリカになります。中国も2013年は非常に少なかったんですが、2014年には保有機数が非常に上がってきていると聞いておりますので、アジアもターゲットにしながらPRさせていただいて、認知度を上げながら利用を呼びかけていきたいと考えています。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 そうですね、やはりまず認知度が低いのかなと素人の私も感じるところでございます。ぜひ2020年に向けて認知度を高めるチャンスでもありますし、そういった方々に1回利用していただければまた次につながるであろうし、そういった契機と捉えていただいてぜひ一生懸命営業活動をやっていただきたい。我々も協力できるところは協力させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 最後の質問になりますが、空港の騒音の問題でございまして、直接文化・観光部にかかわるか微妙なところで、西田文化・観光部長にもお話しさせていただくこともあります。
 吉田町のまちの上を飛行機が飛んでいるんですが、飛行経路直下に特別支援学校がございます。特別支援学校ですから教育委員会の関係でもあるんですけれども、どっちにどう話をしてっていうのがいろいろごたごたしていて、両方に話をしているんですけれど、特別支援学校に新しく入学したばかりの子供たちで、音に敏感な子がいらっしゃいます。音に敏感でパニックを起こしたり汗がすごく出てたりする状況が見受けられます。
 ただし、子供たちですから、順応性が高い子が多いのは事実で1カ月、2カ月である程度おさまることもございますが、エアコンがついておりませんので夏は窓をあけて授業を受けることでやはり音の問題が出ます。
 そういった子供がいる以上、また今後もっと重症なお子さんがいらっしゃる可能性も十分ある中で、騒音対策としてエアコンを設置していただくべきだと考えていて、そういった要望もいただいているんですが、これはどちらにもまたがる部分でございまして、しかもどちらも県の施設でございます。その点についてどのようなお考えをお持ちかお聞かせいただければと思います。

○大橋空港運営課長
 吉田特別支援学校につきましては、静岡空港管理事務所の職員が平成27年度に騒音を測定しております。その結果を申しますとLden45.9デシベルという結果が出ております。これは環境基準騒音協定で定めているLden57デシベルを下回っております。また単発の航空機の騒音が室内で51.4デシベルと予想されますが、騒音協定の基準では学校等防音工事は平均65デシベル以上ある場合に実施することを定めております。
 また、学校環境衛生基準におきましても、教育委員会で測定した結果では、基準内におさまっています。
 しかしながら、6番委員から御意見があったとおり飛行経路直下であり、障害を抱えている子供たちですので、主体は教育委員会になるかと思いますが、教育委員会と何ができるのかを検討して対応を進めていきたいと考えております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 しゃくし定規の話をするつもりもありませんので、数字的には確かにそうだと思いますが、ただ名前も特別支援学校でございまして、特別な支援が必要な子供たちが毎日通ってきている状況があります。それにつけ加えさせていただくと、吉田町の小学校と中学校には今年度中に全てエアコンがにつきます。現状では中学校はついております。小学校も全ての部屋にエアコンがつきます。そういった地域性があります。
 吉田町は、小学校も中学校も全部エアコンがついていて勉強もやりやすいのに、県のしかも特別支援の学校が、エアコンがついている部屋もあるけれど全国的にもまだ設置率が低いことが果たして県にとっていいのかどうなのか大変重要なことだろうと。そこにどういう思いを込めているのかにもなろうかと思いますので、教育委員会にも話をしておりますが、文化・観光部からもぜひまたいろんな意味で調査研究、御支援をいただきたいと思いますので、よろしくお願いして質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp