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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:03/08/2012
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 幾つかお聞きします。
 今も議論になった東部地域拠点都市整備費として来年度予算で14億8600万円という予算ですが、県が負担するのは一体どれほどなのでしょうか。地元の沼津市も工事の負担をしていると思いますが負担割合というのは、県、沼津市、ほかにもあるのかもしれませんけど、どういうふうになっているんですか。それを教えてください。
 それと、もう1点、この完成後の運営形態をどのように考えておられるのか。今の時点でわかる話を教えてください。

 2つ目は県立美術館です。この主要事業概要の美術館のところを見ました。県立美術館の企画展はいろいろいいものをやってくださってるものですから、もちろん御招待券で幾ら行ってもいいというのもあるのですけれど、3回に2回ぐらいは行っているんです。なかなか大勢のお客さんが入っていて、ウイークデーに行ってもお客さんが入っているなと思いどんな状況か見せてもらいました。1つ愕然としたのは館蔵品取得事業費500万円。バブルの時代ではないとはいうものの、500万円では何も買えないでしょ。10年たっても5000万円だよ。昔、監査委員をやっていたときに県立図書館へ行って、図書の購入費が非常に困っているという話を当時聞いた記憶がありますけれども、県立美術館として、県内にかかわる作家の作品だとかいろいろテーマを持って収蔵品をふやしているわけじゃないですか。年間の予算500万円でどうするのと、ちょっと驚愕したんです。
 次の42ページを見ると、例えば平成22年の決算を見ると、この年は開館以来3番目の入館数だったと。多分伊藤若冲展などがあった年だったと記憶していますが、すごく大勢入って、入館料ももちろんそうだろうし、物品販売も非常に好調だったということで、非常に大きな収入になっているわけです。
 だから、美術館の方々が企画展等で頑張って収益が上がったというような場合に、翌年、例えばその収蔵品をふやすための予算に反映させてやるとか、やる気にさせてあげられるようなことを考えたらどうかなって思うんですけれど、いかがでしょうか。

 次は、観光関係ですけれども、きのうの議論で、県内観光客あるいは首都圏の観光客が県内で日帰りで幾ら落とす、1泊で幾ら落とすという数字のやりとりがありました。それを聞いて思ったのですけど、多分その数字の出どころというのは、観光協会もしくは旅館組合のようなところのデータを集めて集計しているんじゃなかろうかと想像するわけです。私もそうですけど、ネット社会なので1泊2日の旅行をしようということからホテルをとる、旅館をとるというとほとんどネットですよね。楽天トラベルとかじゃらんという大手から始まってたくさんありますけど、一休.comという高級ホテル・高級旅館専用サイトがありますね。、両小野委員がいらっしゃるのですが、それに載っているのは小野達也委員のところのが結構多いんですね。伊豆高原とか川奈周辺とか、あるいは熱海とか、1泊2食で1人5万円を超えるような予約がずらっと並んでいます。
 そういうところの宿っていうのは地元の観光協会とか旅館組合に入っているのですか。小野委員たちに聞いたほうがいいのかもしれないけれど、ふとそんなふうに思ったのです。そういう宿は予約がとれないんですよ。いつもいっぱいなんですよ。芸能人や著名人がお忍びで来る宿というふうにして売っているところが多いんですけれども、とれないんですよ。ということは、年じゅうほとんど満室。そういうところのデータがちゃんと入っているのかなというのを思ったものですから、わかる範囲で教えてください。

 3点目は空港です。説明資料の25ページにある富士山静岡空港の利用促進事業の概要に、ナイトステイ便経費の一部補助と具体的に書いてありますよね。現在ナイトステイが行われているのを私は実際に見たことがないものだから、時刻表で見る限りFDAの福岡便がナイトステイ1便しているのかなと想像するんですけれど、それでいいのかどうかということをまず1つ。
 あと、こうやって具体的に書いたということはこのナイトステイ便に対して補助を設けるということで、具体的にターゲットにしているところがあるのかなというふうに思ったものですから、それをお聞きします。

 それともう1つは、駐機場が広がりますよね。その駐機場が広がることによって、ビジネスジェットなどの小型機の駐機、あるいは離発着の枠がかなりふえるという中で、このビジネスジェット等の小型機に対するインセンティブというものはあまり聞いたことがないのだけれど、どういうふうになっているんでしょうか。例えば、ほかの空港もそうしたインセンティブを持っているとしたら、やっぱり対抗上やらざるを得ないような気がするんだけれども、その辺についてどのように考えているか教えてください。

 それと同じ説明資料の27ページにある富士山静岡空港航空貨物中長期戦略の策定についてです。 
 これは議論が出ていましたけれども、佐賀空港が結構話題になっていて、国土交通省でも佐賀空港をモデルにして地方空港の航空貨物のあり方に関する報告書が出ていました。まだ全文は読んでないのですけれど、それを見るといろいろ課題が出てきますよね。去年の4月からかな、朝晩の空港の利用時間帯が広がりました。そのおかげで今回のチャイナエアラインの午後8時発というのが実現したんじゃないかと思うんですけれど、航空貨物の場合どうしても深夜なんですよね。例えば、佐賀は羽田から到着するのが夜中の2時55分。佐賀発が3時55分で関空へ飛ぶということが今行われてるわけです。そういうような中で、もちろん昼間におりられればそれはそれでいいですけれども、深夜に貨物専用便がおりてくるというようなことを考えたとき、地元の皆さんの御理解をいただきながら、空港利用の時間帯の枠を広げていくということが必要になると思います。
 その辺のところについて、この航空貨物中長期戦略を策定する中で、どういう検討がされているのかお聞かせいただきたいと思います。とりあえず以上です。

○芝田総務企画課長
 まず、1点目の東部コンベンションセンター、名称でいきますと、ふじのくに千本松フォーラムの関係でございます。現在、交通基盤部の所管になっておるわけですが、承知している限りでお答えいたします。
 まず、委員会の説明資料の2ページをごらんいただきたいと思います。
 委員会資料の2ページの上段のところに債務負担行為ということで、ふじのくに千本松フォーラムの区分所有財産取得契約の経費が掲げてございます。債務負担行為限度額の欄の中に取得予定額。67億5300万円という数字が書いてございます。この施設につきましては、場所は先ほどお話が出ましたけれども沼津駅北口のところで、県有地の上に具体的には大和ハウス工業などグループ事業体ですけれども、ホテルと県が行く行くは所有することになる会議場、それを1棟の建物として建てまして、それを区分所有するという形になります。
 県が底地を持っておりますので、その建物の区分所有の部分と土地の持ち分のところをまず、バーターで取引しまして、その差額について精算するという仕組みになってます。
 その数値がここで掲げてありますものであり、まず平成24年度中に、議会にお諮りした上でですけれども取得契約をします。そのときに前金払いとしてお支払いするのが14億7220万円という下の数字です。その翌年度以降、建物が完工した後で精算という形で払うのが52億8080万円、こういう数字になっています。ちなみにこの建物は、今御紹介申し上げました会議場とホテルが一体となった建物自体の建築価格は73億6100万円ほどと聞いております。
 そうした中で、前段で申し上げましたようなやりくりで平成24年度は、今、ごらんいただいているような金額、債務負担でお願いする金額、これが建物の所有関係でかかってくる経費でございます。これに伴って運用といいますか維持管理するもの、この辺が年度が明けてからの6月議会に設置管理条例等々お諮りするという予定で、作業を進めており、管理計画を交通基盤部で検討している最中でございます。数字はまだしっかり見えてきておりませんけれども、現状はそういう状況です。
 それと運営形態の関係でございますけれども、今、御紹介した県の施設、ホテルの施設のすぐ隣に沼津市が展示場施設をつくるため既に工事に入っています。これが1年早くできますので、行く行くはそれとあわせて同じ指定管理者にということで、どういう方策がとれるか沼津市と協議を進めております。ですから、行く行くは市の展示施設と県の会議場等について同じ指定管理者のもとで一体的な運営をやっていきたいというビジョンを描いていると承知しております。以上でございます。

○藤原観光政策課長
 昨日、お答えいたしました観光の波及効果等についてお伝えしたのは、平成21年度に県観光局が独自で調査したものでございます。そのうち旅行業者につきましては、旅館組合等に入っている業者の中から抽出で選んでおりますので、どこどこのホテル、旅館というふうにはお答えできませんけれども、回答をいただいたところです。そのように調査して集計したものをきのう、お伝えいたしました。以上です。

○松下文化政策課長
 美術館の館蔵品の予算についてでございます。確かに500万円、少ない金額ですけれども、この前県立美術館に行ったときには、全国ではもう館蔵品の取得費がゼロのところが十何館あるということを聞きました。先般協定を結んだ広島県の県立美術館ももう予算はないということで、ついているだけでもまだいいよということを言われたこともございました。
 先ほど委員の言われた特典のルールというんですか、職員に意欲を与えるための特典というのは現在もございます。企画展ごとの入館者の数、それとチケット収入がともにふえている場合、その展覧会に係る一般財源を5%ふやしてくれるという財政当局とのお約束がございます。ただ、それにつきましては絵画に充てるという部分ではございません。
 現在、寄贈も含めまして2,568点の作品を県立美術館は所有しております。500万円では絵画を1枚か2枚しか買えないんですけれども、実は静岡県立美術博物館建設基金という基金を昭和53年度から持っております。その中で今は、現金として5億3000万円ほど残がございます。これを今後、勝手に使えるものではございませんので、財政当局と協議しながら、例えば、前回のルールですと、1500万円以上のもの、そして美術館に人を呼べるもの。たくさんの人に来てもらえるような目玉にしたいということで、ポール・ゴーギャンだとかポール・シニャックのような絵を基金で購入してまいりました。
 ですから、美術館は今、設立25周年ですけれども、30周年に向けて3カ年ぐらいかけて財政当局とそのルールづくりをしながら、どういう作品を買っていくかというのを今後決めていきたいと思っております。以上です。

○池谷交流局長兼交通政策課長兼交通政策課長
 空港利用のナイトステイについてお答えいたします。
 現在、静岡空港にナイトステイしているのは、FDAの福岡線で飛んできた後の1機のみでございます。
 これからのターゲットでございますけれども、現在空港利用促進のさまざまな施策を打っております。各エアライン、新規も含めまして、ナイトステイを促進していくことにより特に海外線のほうは可能性が高いのではないかと思っておりますけれども、そういったところでナイトステイを促してまして、さらに利便性のよいラインを継続していきたいと考えているところでございます。以上です。

○橋本空港企画室長
 航空貨物の深夜便の今後の考え方ということだと思いますけれども、やはり、深夜便につきましては、現在の運用時間が13時間ということを考えますと、地元に十分な説明をして、航空貨物専用便の必要性を説く必要が十分にあると思っております。
 現在、策定中の航空貨物の中長期戦略におきましては、旅客と貨物というのはエアラインにとって、路線便数を維持するための両輪ということもございますので、現在の旅客便のベリー部を活用して貨物の実績を積み上げていくということから始めておりまして、次のステップとして貨物専用のチャーター便を飛ばすと、これも基本的には運用時間内ということも可能です。富士山静岡空港は沖縄のANAの貨物基地に接続しておりまして、ここは現在、成田、関空に次ぐ3位の貨物の取扱基地になっておりますので、そのANAの貨物基地を活用するということと、幸いにしてアジアのハブ空港、仁川国際空港でありますとか、上海の浦東国際空港、さらには今回は台湾の桃園国際空港に就航することになりますので、そこに富士山静岡空港からまずは行きまして、アジアの各国、さらにはヨーロッパ、北米といったところにもトランジットで行くという実績を今、積み上げております。まずはそういった実績を積み上げた後に、貨物専用のチャーター便、さらに貨物の専用便も地元の御理解が得られれば検討を進めていくということになろうかと思います。以上です。

○君塚文化・観光部長代理
 委員の御質問のうち、ビジネスジェットに関することにお答えいたします。
 委員御指摘のとおり、3つのスポットを新たに増設したということでこの3月から供用することになります。特に、6番、7番、8番でございますけれども、そのうち6番スポットで中型ヘリコプター、あるいは小型機が駐機できるような形で整備をしているわけでございまして、そういう意味で小型機、ビジネスジェットの誘致を進めていきたいということでございます。平成25年度の小型機就航500機ということで総合計画の目標を掲げております。
 そういう視点から、今までも実はビジネスジェットが多数飛来のニーズがあったわけですけれども、スポットが少なくてお断りしているケースもあったということで、富士山静岡空港にはそういうニーズが非常に高いという視点から取り組んでいきたいと思っております。
 御指摘のインセンティブがあるかということでございますけれども、ビジネスジェットに関し、事業者に対して現時点でどういう意向があるか、あるいはどういう条件であれば飛ばせるかというようなことについて、空港局と連携してヒアリングを進めているところでございます。
 そういう中で、例えば格納庫が必要であるとかいろいろな御意見が多々ございますので、定期便、あるいはチャーター便に対するインセンティブという形ではないにしても、ビジネスジェットを継続して飛ばすための条件整備など、空港局サイドでの施策でもございますし、文化・観光部ということもあり得ると思いますけれども、今後、ヒアリングをしながらニーズを汲み取って、誘致を進めていきたいと思っております。
 それから、今、橋本室長からお答えしたことに若干補足いたしますと、航空貨物の件でございます。委員御指摘のとおり、佐賀を初め貨物専用便は深夜というようなイメージといいますか、実際そういう運用もされているところがございます。これは実はほかの空港でいいますと、24時間空港の場合は、やはり昼間は国内線が中心であるということで必然的に貨物専用便は夜中に運航するということですけれども、昼間がだめということでは全くなくて、これはもちろん空港容量の関係もございますけれども、静岡空港は13時間の運用で昨年4月からやっております。
 もちろん運用時間が拡大すれば、それだけ余裕が、容量がふえるということで、貨物専用機なども飛ばせるということだと思います。まずは13時間協定の範囲内でできることをやっていきたいということでございまして、さらなる運用時間の延長ということにつきましては貨物専用便ということに限らず空港の容量拡大という観点から検討すべきことだと思います。地元との協定との関係、あるいは運用時間延長に伴う人員の配置など経費の問題もございますので、そういったことも考慮に入れながら、今後の利活用に向けた検討をしていきたいと思います。

○小楠委員
 ありがとうございました。
 東部地域拠点都市整備費のことを聞いたのは、実は昨日の説明の中でも出野部長から西部のアクトシティ浜松、中部のグランシップ、東部のこの新しい施設ということで東中西がそろうと。アクトシティのとき、県がどれぐらいお金を出しているか調べたのです。私が議員になる前の話ですし大分古い話ですけれど、約3億9000万円。ちょっと、いやかなり少ない気がしますが、当時まだ政令市でもありませんし、一般の市だった時代でしたけれども、3億9000万円いただいていました。それが多いか少ないかはともかくとして管理運用の形態も浜松市の場合ですと財団をつくってやっていたわけですけれども、どういうふうにするのかというところは、非常に重要だと思います。建物をつくれば、当然維持管理費がかかるわけですので、今、交通基盤部でやっているということでこれ以上聞きませんけれども、上手にというか効率よく運用できるような仕組みづくりを心がけてほしいなと。中部と東部はたくさん施設にお金掛けてもらっていいなということをちょっと皮肉っぽく言っておきます。

 あと、県立美術館はやる気を高めるための5%というものがあるということを聞きました。それを聞いて逆にこれをもう1回見ると、平成22年度決算と平成23年度の最終予算見込みがあって、一般財源ふえてないんだよね。平成22年度頑張ったのにな、一般財源が5%ふえるはずなのに減っているっていうのは何なのかな。ちょっとごめんなさいね、今の答弁を聞いて疑問に思ったんですけれど理由はわかりますか。それをもう1回お聞きします。

 次に空港です。よくわかりました。橋本室長の説明の中で那覇空港の貨物基地のこと、もちろん私も承知しますし、那覇は8つの空港と直接貨物線でつながっているよということを資料として出しています。それと別に、実は那覇との旅客の路線がある空港の路線図も載っているのですが、実は静岡が載ってないんだよ、これに。見てみてください。ベリー部を使って頑張るという以上、そこに富士山静岡空港の名前がないのはちょっと悔しい。ぜひ見てみてください。そして、申し入れをしていただけたらいいなと思います。

 観光の話はデータの出どころはわかりましたけれど、そういう俗に言う超高級旅館っていうところが旅館組合などに入っているのかどうかわからないかな。それをもう1回教えてください。

○松下文化政策課長
 一般財源が減っているということなのですけれども、26万人の入館者を得たのが平成22年度でございます。平成21年から平成22年はかなりふえているものですから、平成22年度は一般財源見込みでプラスになります。ただ平成23年が減ると見込みで一般財源が減るようになっているものですから、減っている形になっております。そういうことです。

○藤原観光政策課長
 高いところの旅館が入っているかということですが、全部までは承知しておりませんが入っているところがあるというふうに聞いております。全部はちょっとわかりません、ごめんなさい。

○小楠委員
 ごめん。松下課長、確認ですけれど、その年度中の補正をかけてくという解釈でいいの。

○松下文化政策課長
 平成22年度はインカの展覧会がございました。それでもう見込み数でその年は26万人ぐらい行くだろうというふうに予想した場合、収入もふえるだろうし、人数もふえるよということで平成23年度予算に展覧会事業の分だけは5%プラスして乗っけますよというお約束になっております。
 済みません。もうちょっと考える時間いただきます。

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