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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:03/11/2013
会派名:無所属


○遠藤(行)委員
 よろしくお願いします。
 私からは、絞って4点伺います。
 初めに、委員会説明資料の13ページでございます。広報広聴の展開方針です。
 ここに重点広報テーマとございますけれども、重点という割には結構たくさんあります。私はメディアにいた立場から少々申し上げたいと思うんですが、テレビでも1つの番組をPRすると、ほかの番組も見てもらえる。逆に全部の番組を見てほしいと思うと、なかなか視聴率も上がっていかない。お店でも全部の商品を売りたいと思ってもなかなか売れないけれども、看板商品をつくると、ほかの商品も売れる。ヒット商品を1つつくるとほかの商品も売れていくということで、重点という割に非常にたくさんあります。あえて伺いますけれども、最重点テーマは何でしょうか。その最重点テーマを具体的にどのように広報していくのか、その辺をまず1点お伺いしたいと思います。

 続いて、資料の23ページにある自然学習資料センターについてです。設計工事に3億円の予算が計上されておりますけれども、自然学習資料センターとは具体的に言うとどんな施設なんでしょう。まだこれからの段階だと思いますので、イメージだけでもいいです。どんなものをつくるのか、そのイメージをお聞かせ願いたいと思います。
 それと、私も余りよく知らなかったのですけれども、ほとんどの県民の皆さんがまだ知らないと思います。自然学習資料センターについてどのように広報していくのか、この辺の方針を伺いたいと存じます。

 続いて、資料の24ページにある内陸フロンティアについてです。私も本会議でも質問させていただきましたけれども、民間コンソーシアムを設立するという答弁がございました。仮称でございますけれどもこの民間コンソーシアムは県内全域のニーズを吸い上げて行うということでございましたけれども、運営主体は誰なんでしょうか。
 そしてどんな方がメンバーになる予定なんでしょうか。あるいはもう決まっているんでしょうか。
 それと、いつごろ立ち上げるのでしょうか。その辺のところを具体的に、おわかりになればお話しいただきたいと思います。

 続いて、資料の26ページのふじのくに新エネルギー等導入倍増プランについてです。先ほど御説明もございましたけれども、進捗状況等評価書についてパブリックコメントを実施して、県民の皆さんの意見を反映したということでございますけれども、具体的にどのような意見があったのか。
また、どのぐらい意見があったのか。
 さらに一般の県民の方からの意見なのか、あるいは関係者からの意見なのか。できれば、その意見の内容や件数など、もしおわかりになれば教えていただきたいと思います。以上4点です。よろしくお願いします。

○木広報課長兼県民のこえ室長
 重点広報テーマの中で、最重要は何かというような御質問とどのように広報していくかという御質問でございます。重点広報テーマにつきましては、各部局の予算要求段階と2月の予算編成段階で私どもがヒアリングしたことを整理し、まとめたものがこの表になります。
 先ほど知事戦略監から説明がありましたように、13ページの左のほうにありますとおり内陸フロンティアの関係、防災・減災、それから総合計画が最終年度になりますので、この3つの柱とその下の13のテーマという形で整理しております。委員がおっしゃっていた民間テレビ局の場合ですと、テーマが確かにあるかもしれませんけれども、県の場合は福祉から幅広くあるものですから、これらを全て何とか広報していきたいと考えているところでございます。
 今の御質問の中で最重点といったときに、私どもの予算としては県政広報推進費と重点広報推進費があります。県政広報については、県民だよりとか委員御承知のテレビ関係、ラジオがあります。これらについて県民だよりは年12回、それからテレビにつきましても、毎週2回ありますので、合計で100回。それからラジオにつきましては、週5回でAM放送とFM放送でございます。約500回近くありますね。ですから、その中で何とかこれについては対応していきたいというふうに考えております。県民の方々はいろいろな需要がありますので、ここに挙げた大きな柱と中柱を中心に広報していきます。
 また来年度6月に富士山世界遺産登録がございます。この登録というのが一つの契機になりますので、それを中心にオーバーですけれど県外、海外、全世界とちょっとスケールが大きくなりますけども、それを契機にふじのくに静岡県をPRしていく。それについては、御承知のとおりテレビを使いますし、それから全国的には新聞広告とか、インターネットを使っていきたいと思っております。私どもが提案しても結構高くかかってしまいますものですから、私どもとしては広告代理店からの提案もございますけれども、うまくコラボレーションしながら、なるべく安価に静岡県を対外的にPRしていくということを進めたいというふうに考えております。以上でございます。

○佐藤企画課長
 自然学習資料センターについて、お答えいたします。
 現在の自然学習資料センターは、昆虫とか化石などの自然史資料の収集保管を主体的にやってまいりました。今回、静岡南高校へ移転ということになりましたので、この収集保管に加えまして、調査研究、教育普及、展示・情報発信などの機能も充実した施設にしていきたいと考えております。集めた資料ですとか調査研究を通じまして、散逸が危惧される本県の貴重な自然史資料を次世代に継承していくということが狙いの1つでございます。
 あわせまして、これらの自然史資料を活用いたしまして体験を通じた――例えばチョウの標本づくりとか化石発掘体験とか――学習講座の開催のほか、静岡県には非常に多様な自然がございます。これらを、成り立ちから現在までを網羅する展示などで子供から高齢者まで自然について学び、考えるきっかけづくりを行いたいと思います。
 これらの取り組みを通しまして、郷土の自然を知り、ふるさと静岡への誇りと郷土愛を育んでいけるような魅力ある施設にしていきたいと考えております。
 広報についてでございますけれども、来年度は平成26年度のオープンを迎えまして大事なときでございますので、積極的に広報活動を展開していきたいというふうに考えてございます。
 この施設は学校等の団体での利用が考えられますので、学校への訪問を通じて周知したいということがございます。また現在も県内各地で資料を使った出張展示会を開いております。こういった場に、施設のPRをあわせて積極的にやっていきたいと考えております。
 また、移転後にはホームページや広報誌を活用いたしまして、収蔵資料の紹介ですとかこれからやります各種講座、そして展示内容を皆さんに幅広く周知していきたいと考えております。以上でございます。

○長澤地域政策課長
 内陸フロンティア構想におけます民間コンソーシアムの関係について、お答えいたします。
 民間コンソーシアムと申しますのは、内陸フロンティアの全体構想を進めていく上で、今までは行政が中心となり、取り組みを御紹介していくというような形で進めていたわけです。これを全県的に進めていくに当たりましては、実際の地域づくりを担っていただく民間の皆様である需要側の皆様と協力が欠かせないと考えております。
 そのため、イメージでございますけれども、民間企業が自主的に安全・安心で活気に満ちた魅力ある地域の形成に向けた取り組みを行っていただきたいと。その組織としまして、仮称でございますけれども、民間コンソーシアムを立ち上げていただけないかということで考えているところでございます。
 運営主体としては行政が入るということではなく、民間主体でつくっていただきたいということでございます。
 メンバーにつきましても、これもまだ仮でございますけれども、例えば、各種経済団体に所属されている個別企業の皆さんの御参加をいただいて、組織を立ち上げていただければと考えております。
 時期でございますけれども、これは先ほど申し上げましたように、供給側と需要側の両輪で進めていきたいと考えておりますので、できるだけ早く立ち上げていただけるよう、お願いをしていきたいと考えております。
 ただし、先ほどから申し上げているように、あくまでも民間主体での組織ということで、ぜひ立ち上げていただきたいと考えております。以上でございます。

○増田エネルギー政策課長
 ふじのくに新エネルギー等導入倍増プランの評価のパブリックコメント関係について、お答えいたします。
 今回、パブリックコメントを行いましたところ、全体で23件の意見が寄せられております。
 内訳としましては、一般の県民の皆様から寄せられたものが18件、それ以外の機器メーカー、環境団体等関係者の方から寄せられたものが5件でございます。
 今回、東日本大震災以降、非常に新エネルギーについての関心が高まっているということもございまして、今回の意見全てが新エネルギーについて積極的に推進に努めていただきたいというものでございました。
 具体的な中身を申し上げますと、最も意見が多かったのが太陽光発電で意見が8件ございます。今回30万キロワットの目標を達成するわけですが、本県の強みでもありますので、引き続き県は積極的に導入促進に努めていただきたいという意見。あるいは、家庭等に導入するためには県の支援制度をやめないで継続していただきたいという意見がございました。
 次に多かったのは太陽熱利用設備の関係でございまして5件ございました。とかく太陽光ばかりが非常に注目を集めておりますけれども、太陽熱利用設備はエネルギー効率に非常にすぐれていることから、省エネ効果も非常にすぐれているということを積極的に工夫してPRし、普及促進に努めていただきたいという意見がございました。
 それ以外に、おくれている中小水力発電ですとか天然ガスコージェネレーションについても普及促進に努めてもらいたい。あるいは、新エネルギーに加えて、省エネ社会の形成に向けた省エネの取り組みについても力を入れてやっていただきたいという意見がございました。
 こうした意見を踏まえまして、今回、施策に盛り込みまして評価書案を取りまとめたというところでございます。

○山口知事戦略局長
 先ほど、重点広報のテーマにつきまして質問がありまして、木広報課長から3つの柱を主として、その下のテーマに取り組んでいくということでございました。
 委員からの質問には、その中で特に最重点というものは何かというような質問であったと思いまして、この3つの柱の中で一番大事な項目は、防災・減災であると考えております。
 そうしたことから、来年度の最重点テーマとして取り組むものは、災害に強い魅力ある地域という静岡県を十分アピールしていくという点を、最重点テーマとしてやっていきたいと思います。
 県民に対しての広報といたしましては、防災・減災に強い地域といったものを十分広報するとともに、魅力という面で県外を含めて国内外の広報といたしましては、先ほど広報課長からもありましたよう、ことしは富士山が世界遺産登録されるということでございますので、世界遺産登録の富士山は日本の宝である、世界の宝であるといったものを十分アピールしていきまして、静岡県と富士山のイメージアップを十分することによって、魅力ある静岡県、静岡県のファンをふやす、そうした広報に努めていきたいと考えております。以上です。

○遠藤(行)委員
 どうもありがとうございました。
 広報広聴は、広告会社を使ったり既存番組の中でやると確かに予算がかかります。考え方ですけれど、夕方、テレビ各局ではローカル番組がありますし、新聞もかなり紙面がふえて記者から聞く話ではネタ枯れのときが結構あるんですね。プレスリリースで投げ込みをしているものもありますけども、例えばそれ以外にも行事予定とか日程関係とか、あるいは特にイベント関係を投げ込みしていただくと、これはある意味ただで取り上げてくれるわけですよね。テレビ側としたら自分の番組で、企画としてやるわけです。ニュースとか番組というものは、何かネタを探さなきゃいけないので、そうしたネタを探しているときにネタのヒントをあげていただくと、テレビ、新聞をよりうまく活用できるかなと思います。お金をかけないで、そういった活用の方法も少し考えていただきたいなと思います。
 
 自然学習資料センターでございますけれども、自然関係の資料や後世へ残したいものということですが、例えばどこかの高校の文化祭の生物部の展示みたいなものだと全然来てくれないと思うわけです。行きたいな、見たいなと思うようなものがあるのかどうか。例えば展示の目玉になるものとか今回の自然学習資料センターの売りはこれだよというものがあればPRもしやすいでしょう。どうも佐藤課長からのお話を聞くと高校の文化祭の延長みたいなイメージを受けたので、今後の展望でもいいのですけれども、その辺のところをもう1回お話しいただければと思います。

○佐藤企画課長
 自然学習資料センターについて、お答えいたします。目玉というのはなかなか難しい部分もあるのですけれども、これから我々が目指すものは学習という部分で教育普及です。展示ではございませんけれども、子供たち、お年寄りでもよろしいのですが、県民誰もがそこに行って、例えば、先ほど言いましたチョウの標本づくりとか、また化石の発掘というものは、出張展示のときには子供たちが喜んでやっています。そういったもので、自然をよく知っていただくということがあろうかと思います。
 展示ということになりますと、こちらの自然学習資料センターにあるものには、余り大きなものは確かにございません。例えば福井県にある恐竜博物館には大きな恐竜の標本展示があり、かなり入館者があるということを伺っております。我々は教育普及という部分と展示についても、多くの方に静岡県の自然をよく知っていただく。自然の生い立ちから現在までをいろいろなパターンで示すような展示をつくり、それによって静岡県には非常に多様な自然があることを、皆さんに知っていただこうかなと思っています。
 目玉とはなかなか言えませんけれども、非常に貴重な資料として、チョウとかトンボの類等のものがかなりあります。それらについては出張展示の中でも、多くの方から御好評をいただいておりますので、そういったものをうまく使うとともに、展示をいかに見せるかという部分は、これからいろいろ検討し、工夫もしていって、多くの皆さんに来ていただけるような施設を目指したいと思います。以上でございます。

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