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委員会会議録

質問文書

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令和3年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 健司 議員
質疑・質問日:08/10/2021
会派名:無所属


○大石(健)委員
 一問一答方式でお願いします。
 初めに、長引くコロナ禍でスポーツ・文化観光部長をはじめ皆様方、本当にこの2年間大変だったと思います。まだパラリンピックが残ってはおりますけれども、自転車競技はすばらしい盛り上がりで結果も出たとテレビを見ながら私も思いました。本来でしたら現地に行って、ラグビーのときのように盛り上がってやりたいところだったんですけれども、そういう心境にはなれなかったものですから、私は行けなかったことをまずおわびしたいと思います。
 文化観光委員会説明資料7ページの大規模国際大会のレガシー創出に向けた取組についてまず伺います。
2019年ラグビーワールドカップ静岡開催の成功体験を後世に継承し、ワールドカップのレガシーを積極的に活用するという知事の旗振りの下で始まったラグビー聖地化について、先ほど御説明頂きましたけれども、今の状況で幾つか私なりに疑問に思っているところもあるものですから、伺いたいと思います。
まず、ラグビー聖地化として銅像を建てたり、エコパにラグビーグラウンドを造ったということですけれども、結果的にそれが20年、50年、100年たった後に、ここでアイルランドに日本代表が勝ったことは分かると思うんですけれども、先ほど説明を頂いた競技力アップ、静岡県のラグビーを盛り上げていくという壮大な目的に対して今やられていることをもう少し詳しく御説明頂けますか。

○大石スポーツ政策課長
 ラグビーの聖地化の実現に向けましては、昨年度関係者と共にラグビー聖地化検討会を設置して今後の方針を決めていきました。
その中では、6番委員がおっしゃったとおり小笠山運動公園にポールを追加したりといったものもやっております。一番の目玉としましては、昨年度1年間いろいろ議論した中で今年度に入り静岡県ラグビーフットボール協会が一般社団法人化したことで体制がかなり強化されたことがあります。競技力の向上につきましては、競技団体がしっかりとした協力体制を組んでいく形が一番長く続くと考えておりますので、その点につきましては昨年度の効果がかなり表れたのかなと思っております。静岡県はラグビーに関しては非常に弱い県なものですから、ラグビー協会では逆にいろいろ試せる状況になっています。昨年度から始めたんですけれども、静岡県下のラグビー選手を一堂に集めて、年齢ごとにそれぞれ資格を持ったコーチからコーチングを受けるトレーニングセンターも始めております。
 こういった形で、長くラグビーの聖地化が続きますようにいろいろな選手強化、それから普及につきましては教育委員会の御協力でタグラグビーが県内の小学生にやられているものですから、それがフルコンタクトするラグビーにつながるように静岡県版のフットボールを小野澤宏時さんに指導頂きながら、いわゆるボールゲームにつなげる取組をしておりますので、そういった効果が十数年後にまた表れてくるのかなと思っております。
このような形で、ハードにつきましてもソフトにつきましても、県ラグビーフットボール協会、それからジュビロからブルーレヴズに変わったヤマハ発動機、またアザレア・セブンとも協力しながら、静岡県のラグビーを盛り上げていくことを民間主導でいろいろやってもらうよう今調整して進んでいるところです。

○大石(健)委員
 ラグビー聖地化検討会は私も飛び入りで参加させていただいて、傍聴させていただいたので大体分かっています。
私は前職がスポーツ新聞の記者で、ヤマハ発動機も担当だったのでそういうことも分かっています。ただ一般県民には、県ラグビーフットボール協会を一般社団法人化することが、どうして強化につながってレガシーに関係あるかが今の説明では分かりにくいんですよ。一般社団法人になると何がいいのか説明をしていただかないと。ラグビーフットボール協会に県職員が新たに派遣されたのも知っています。何のために一般社団法人にするのかを御説明頂けますか。

○大石スポーツ政策課長
 一般社団法人化につきましては、簡単に言いますと、今までは学校の先生を主としたボランティアとしての競技団体の形でいろいろな競技力の向上を図っていたのですが、そこにはあくまでもボランティアという限界があります。一般社団法人化することによって、例えばスポンサーを集めることも協会独自でかなり動きやすくなっております。そういった形でお金を集めて、それを強化に使うことがより明確にできるようになったところに一般社団法人化したことによる効果が表れていると考えております。
いい選手をつくっていくにはボランティアだけでは限界があり、お金を払ったコーチをちゃんと付けていくことが重要ですので、その点に一般社団法人化のメリットとがあると考えています。

○大石(健)委員
大石スポーツ政策課長から静岡ブルーレヴズのこともちょっと聞こえておったんですけれども、先日トップリーグのヤマハ発動機ジュビロが新体制で別会社をつくって新しいリーグに参戦するということで記者会見が行われました。その際にワールドカップでは県とヤマハ発動機ラグビー部は様々な協力関係を結んでいました、小中学校に選手にお越し頂きラグビーを教えていただきました、このような関係を続けていきたいと。静岡県はまだまだ後進ではございますが、強いブルーレヴズが勝つことを静岡県のラグビーの牽引役の1つとして様々な取組を進めていきたいと思いますと会見でお話になったと聞いていますが。
静岡県としてブルーレヴズにどういう対応をしていくのか。これまでどおりラグビー教室に来てくださいね、タグラグビーを教えてくださいねだと今までとあまり変わらないと思います。レガシーと言って旗を揚げて、ラグビーフットボール協会に対して県が本気になったぞと様々な場面で知事も含めて発言されていますけれども、新しいプロリーグの静岡ブルーレヴズへの対峙の仕方、サッカーのJリーグのクラブとどう違うのか教えてください。

○大石スポーツ政策課長
 ヤマハ時代からヤマハ発動機ジュビロラグビー部との覚書を結んで協力体制は既にできております。それを引き続きブルーレヴズに移行する形で協力体制をつくっています。これまでもいろいろな学校に選手を派遣していただいて、選手側も生徒と触れ合うことがモチベーションの向上につながったとも聞いています。
このように双方にウィン・ウィンの形でいろいろな協力体制を組んでおり、そういったことをやっている自治体は実はまだそんなに多くないと聞いています。そういった意味でも今先進事例としてやっているものをどんどん進めていくと。また当然ですが、先ほど言いました一般社団法人の静岡県ラグビーフットボール協会とブルーレヴズの協力も非常に重要です。トレーニングセンターにもブルーレヴズの選手やコーチを派遣していただいています。県もブルーレヴズも協会も三者一体となってやっている形は、なかなかまだほかの県ではありません。
また、今度のリーグワン――これまでのトップリーグの代替のものに関しましては、プロ化したのはまだブルーレヴズだけなので、地域と密着した形で全県下にわたってブルーレヴズとの協力関係を引き続き続けていきたいと考えています。

○大石(健)委員
 先ほど広岡スポーツ担当部長から説明があったように、大規模国際大会で今回自転車競技が大成功し最後に梶原選手が銀メダルを取りましたけれども――それはもうちょっと後で言いますが――卓球の水谷選手たちも含めて様々な競技でそれなりの結果を出している。静岡県にゆかりのある選手が9つメダルを取って盛り上がって、新聞でも取り上げられているわけです。子供のときに頑張っている卓球や体操で――今沼津市がフェンシングに力を入れていますよね――そういうところに対して、オリンピックを契機にして――自転車もそうですよ――2年前のラグビーワールドカップだけじゃなくて、今回のことも含めてこれからどうやっていくか。頑張った競技に対してはラグビーと同じように支援していくのか、それは県としてまだしていないのか、考え方を教えてください。

○高松スポーツ振興課長
 6番委員がおっしゃるとおり、今回の東京2020オリンピックに関しましては、本県ゆかりの選手がメダルを取るなど大活躍したところです。これまでも本県からオリンピック・パラリンピックに多くの選手を輩出するために、オリンピックにつきましては平成26年度から、パラリンピックにつきましては平成29年度から、本県ゆかりの選手の様々な競技活動に対しまして支援をしているところです。
支援の内容は、合宿であるとか、大会出場などの選手の強化活動とか、競技用具の購入などについて支援しているところですが、本年度につきましてはオリンピックで15名、パラリンピックで14名の選手に対しまして支援をしております。
その中には、メダルを取りました競歩の池田向希選手、ソフトボールの渥美万奈選手、山崎早紀選手などがおりまして、これまで支援をしてきたところです。
この事業につきましては、本年度東京オリンピック・パラリンピックの終了が一応事業の一区切りとしていますが、本県ゆかりの選手の活躍を将来にもつなげていくという意味で次のオリンピック等に向けた本県ゆかりのトップアスリートに対しての支援につきまして今後検討してまいりたいと考えています。

○大石(健)委員
 本県ゆかりという定義が、静岡県で生まれて小さいときまで育ったことや、こちらに来て競技をやっているというのも含めて2パターン、3パターンあると思うんです。ソフトボールの常葉菊川高校のお2人はそのケースとして静岡県でソフトボールをやって力が付いて金メダルを取った。それはいいと思うんですけれども、例えば卓球の水谷選手、伊藤選手、平野選手は静岡県出身だといってすごく取り上げられてみんな喜んでいるわけですが、水谷選手に至っては自分のお父さんがやっている卓球教室で始めて相当な成績で全国で1位になって、中学になったら青森山田中学校に行ってしまう。伊藤選手も中学になったら大阪府に行っちゃう。それから帰ってこない。
先ほどの御説明の中で若年層から中学、高校に至るところの競技人口の強化があったと思うんですが、そういう間が抜けている中で静岡県に生まれたから、静岡県にゆかりがあるからだけで終わっては強化にはならないし、その競技が盛り上がることにはならないと思います。その辺についてはラグビーもそうですが、協会にてこ入れをします、今やってくれているヤマハ発動機さんにお願いしていろいろやってもらいますというのはいいんですけれども、野球やサッカーみたいに黙っていても人が集まってそこそこ強い静岡県と違って、特に世の中でマイナースポーツと言われている競技の方々が今回のオリンピックでも頑張って結果を出してそれなりに大騒ぎになっているんですがそういうところの強化についてはどのようにお考えなんでしょうか。

○高松スポーツ振興課長
 いわゆるジュニアアスリートもしくは競技人口の少ないマイナースポーツに対しての選手の強化、選手の発掘・育成事業ですが、今県内に対象とされた競技団体が県のスポーツ協会を中心に40から50団体がございます。
そういう中でジュニアアスリートに関しましても、体系的にジュニアスポーツの体験教室を行ったりとか、特に現在競技人口が少ない競技につきましては――例えばボート、ホッケー、アーチェリー、ラグビーも含まれておりますが――まずは体験していただいて裾野を広げることも大事だと思われますので、そういった体験教室をいたしまして競技人口の拡大と段階的な育成を行っているところです。
もう1つは指導者の育成で、ジュニア期には指導者が適切な競技の指導をすることも大切だと思われますので、スポーツ指導者の資質の向上にも努めているところです。

○大石(健)委員
 静岡県のスポーツの問題は、人気のスポーツに小学生、中学生、高校生がみんな集まっていることじゃないかなと僕は個人的に思っています。しかも、その集まっている競技人口が多いところには強いチームがいっぱいあって、そこでまたばらけてしまって静岡県の盛んなスポーツが全国で結果が出ない。そしてほかのスポーツは少子化でどんどんマイナー化が進む。
これは要望で止めておきたいんですけれども、福岡県ではタレント発掘事業というのが平成16年からございます。このタレントというのはAKBとかジャニーズを指すのではなく、小学校4年から中学校にかけて運動に対して興味がある子供たちにいろんな形でアンケートして、県が主体となって――教育委員会やスポーツ協会マターだと言われるかもしれませんが、先ほどの説明の中に若年層の強化とかがあったので――年間5万人もいろんなところに呼んで、子供たちにいろんな運動をさせて、この子はラグビーが強い、この子は足が速いから陸上だ、野球がうまいといろんなことをさせる。そうすると福岡県は野球も強い、サッカーも強い、ラグビーも強い。いろんなスポーツがいろんな形で、レスリングも強い、剣道も強いといった形であるものですから、静岡県も強化強化と言うときに指導者の育成といった組織の改革以上にそういう形で裾野を広げて、いろんな形で拾っていくことをやっていただきたいと要望させていただきます。どうか御検討頂きたいと思います。

○江間委員長
 ここで、休憩を取らせていただきます。
再開は11時35分でお願いします。
( 休 憩 )
○江間委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○大石(健)委員
 説明資料11ページの東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技開催等に向けての取組について伺います。
 先ほど、梶原悠未さんが銀メダルを取ったと御報告がありました。2年前から伊豆の国市に住んでお母さんと一緒に全力で準備をされて、33競技339種目あるオリンピックの中で唯一屋内で有観客で行われた伊豆ベロドロームでの大会で、あんなに小さい体で、そして静岡県民になってくれた方が銀メダルを取りました。これは、先ほど植田スポーツ・文化観光部長がおっしゃったレガシーの条件に見事に当てはまる。
個人だからなかなか難しいかもしれないですけれども、ラグビー日本代表では静岡県にゆかりのある人は外国人のジュビロの人しかいなかったと思うんですが、静岡県にゆかりのある人たちじゃなくて静岡県で行われた大会で日本がアイルランドに勝ったということで、これだけラグビーが盛り上がっているわけですよね。そう思うと、自転車で今回有観客の中で静岡県民として頑張ってくれた彼女が女子で初めてのメダルを取ったことは、もっともっと静岡県として――このコロナ禍でなかなか難しかったかもしれませんが――盛り上がってもいいと思うんです。
今後、ラグビーの聖地化は先に進めてくださって、自転車の聖地化に向けて梶原悠未選手は最適な人材だし最適な結果だと思うんですが、これについてお考えをお聞かせください。

○横井オリンピック・パラリンピック推進課長
 6番委員がおっしゃったように、無観客で行われる競技が多い中で有観客で行うことができ、しかも観客が見守る中で日の丸が上がった光景をつくってくれたのは梶原選手が唯一です。大変多くの方々に感動を与えていただきましたし、それを見て自転車って今まで何も興味がなかったけど面白いねというコメントもいっぱい聞きました。梶原選手自身にも観客に背中を押されたとおっしゃっていただいていますし、それを見て感動した観客もいるという、そのシナジー効果が有観客にしてすごくよかったなと感じているところです。
 今後、自転車の聖地づくりの中で、どういうふうに梶原選手に活躍していただけるのか、この感動を一過性のものにしないでレガシーにつなげていくことについては、非常に重要であると認識していますので、今後前向きに検討してまいりたいと思っております。

○大石(健)委員
 ぜひお願いします。もっともっと県が喜んでやってもらわないと。人は生まれる場所は選べませんが、住む場所、競技のために移住するという自由は誰でも持っています。先ほど言ったように静岡県で生まれて幼少期まで頑張ったけれどもさらなる成長を求めて外へ飛び出してしまう人はそれはそれですばらしいですが、外から静岡県に来てくれて頑張って結果を出した人はもっともっとたたえられるべきだと思いますので、ぜひ自転車の聖地化に向けて同じような旗を掲げてやってもらいたいなと思います。
 
 最後に、次期自転車活用推進計画の改定について伺います。
 今年5月に太平洋岸自転車道のナショナルサイクルルートが千葉県から和歌山県まで認められました。それを記念して、和歌山県の職員の方々や民間のサイクリストが各エリアの自治体に協力や協賛を求めた上で――まさに今日その辺を走っているんですが――太平洋岸自転車道をつなごうプロジェクトをやっていまして、今晩御前崎市に泊まるそうなので今から僕会いに行くんですけれども、自転車道がつながったことを喜んでいる人たちがいっぱいいます。
静岡県としてどうやってナショナルルートにするのかという動きがこの二、三年ありましたけれども、5月に認められました。これからこのナショナルルートで太平洋岸の自転車道を整備するのは建設委員会のときも聞きましたが、じゃあどうやって盛り上げて、サイクリストを呼び寄せて、観光にもつなげていくのかという構想がはっきり分からなかったものですから。今回このプロジェクトの人たちからアプローチがあったのかなかったのかも含めて――静岡県の中で袋井市が後援になっていることは聞きましたけれども――こういうことを県が主催して和歌山県から千葉県に向けて声をかけてやればかなり盛り上がるんじゃないかと思いますし、アフターコロナの観光にもつながると思うんですが、この考えについて御意見をお聞かせください。

○大石スポーツ政策課長
 和歌山県の職員や民間のサイクリストさんが現在走っていることは、向こうからは何も連絡はありませんでした。太平洋岸自転車道はかなり長いものですから、静岡県だけでも468キロメートルあり大体3分の1ぐらいになっています。私も走っているんですが、静岡県内の8割から9割ぐらいを何とか走ったところで、道路部局にもいろいろとアドバイスをしているところです。
 ナショナルサイクルルートにつきましては、観光に役立てるためには通過してもらうよりもいろいろなところに立ち寄ってもらいたいと考えています。それはサイクルスポーツの聖地創造会議の中でもいろいろ議論をしているところで、周辺のルートを開発してそちらのほうにも回ってもらうとか、泊まっていただいてお金を落としていってもらうことをいろいろ考えているところです。 また「SHIZUOKA CYCLING」というウェブサイトを立ち上げ、そちらにいろいろなコースも載っております。その中でGPSデータもダウンロードできるようにしてありますので、スマホ等にダウンロードしていただければそちらも周遊してもらえます。そういった努力もしております。今回ナショナルサイクルルートに指定されて、国でもホームページを作っていますので、そちらとも連携しながら伝えていきたいと思っております。またそのほかにも、機械を自転車の後ろにつけて画面を見ながら走るというのがありまして、2年ぐらい前に太平洋岸自転車道の一部もそちらにアップデートしておりますので、アクセスしていただき自分で走ると4K画面で静岡県の風景が進んでいく、斜面があるとそれなりに重くなるといったものもありますので、そういったものも全世界で見られ
るものですから、いろいろなところで走ってもらっている状況です。コロナが明けた折には、そこで走ったものを実体験してもらう取組もしておりますので、観光部局とも連携しながらいろいろと進めていきたいと考えています。

○大石(健)委員
 ありがとうございました。
 大石スポーツ政策課長が自分で自転車をされるのであればそれをもっともっと発信していただいて、ナショナルルートに制定されたというニュース以外はみんな誰も知らないと思っていますので、こんなおもしろいことがあるんだよ、県も考えているんだよと発信していくことがスポーツ、健康増進だけじゃなくて、観光誘致、自転車のサイクリストの誘致にもつながると思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。
 自転車については、以上です。

 次に、8月1日当日に開催が中止になったグランシップ音楽の広場2021について伺いたいんですけれども、当日に急に中止になって相当混乱したと思います。熱が出た方がいたので中止しますと発表されたんですけれども、その方は陽性だったのか、濃厚接触者が出たのかどうか。オリンピックだってまん延防止等重点措置が発令されるといっても有観客でやっているのに、何で音楽の広場は当日に中止できたのか、そこのところの整合性が私の中では取れないので教えてください。

○室伏文化政策課長
 音楽の広場の中止は、前日の夜に出演予定者に発熱の症状が現れてその方もリハーサルに参加していたので、当日朝に主催者である県と静岡県文化財団が協議の上、安全性が確保できないということで中止と判断しました。発熱者につきましては、速やかな医療機関の受診とPCR検査の受検を依頼しまして、出演予定者全員に情報共有をして濃厚接触が疑われる方は自宅待機を要請しました。そのほかグランシップの施設内の消毒とか清掃、またチケットを購入頂いた方には、その日の午前中のうちに開催中止の御連絡をして、チケットの払い戻しの対応を現在もしているところです。
 今回の検査結果につきましては、個人を特定して公表しておりませんので、陽性であったかどうかはお答えできないことをどうか御理解頂きたいと思います。

○大石(健)委員
 個人を特定することじゃなくて、こういうことがありましたというのはこの場で最初に説明があってしかるべきだったと思います。なぜかというとそれなりに損害も発生しているし、それは誰が負担するのかも分からない。なのでこれからだと思いますが、きっちりしないと。危機管理くらし環境委員会のときもさんざん言ったんですが、結局そのときは乗り切ったけれども、じゃあこれが基準になるのか、これからもそういうことがあったらどうするかということがさっぱり分からない。
今回はこうしましたということしか分からないのは大変問題だと思いますので、きっちりと今回の経緯も含めて後日で構いませんので説明を出していただきたいと思います。

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