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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:池谷 晴一 議員
質疑・質問日:10/04/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田内委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○池谷委員
 分割質問方式でお願いします。
 まず、補正予算ですけれども、この文化観光委員会説明資料2ページに出ています新規事業が4つありまして全て一般財源でございます。
 基本的な話として、予算の仕組みから考えますと当初予算については一会計年度、年間予算で編成をされるわけですね。これは皆さんもちろん十分承知です。補正予算は基本的には年度途中で当初予算を補う形で組まれる予算になっております。
 したがいまして、年度途中で国の新たな制度ができて補助金等が決定したとき、あるいは著しい社会情勢変化、突発的な自然災害など財政需要が発生したときに編成されるものと認識しておりますけれども、今回補正予算として4つ新規で出てくるのは多いんじゃないかという気がします。何で当初予算で組めなかったのかなと、反対にそんな思いもするんですけれども、その点についてお答えをいただきたいと思います。

 次に、海外誘客特別強化事業――新規事業ですけれども、これは主要事業参考資料で詳しく出ていますけれども、金額的には2800万円で今年度マラソンツアーを造成するとなっています。今年度というともう半年しかないわけですけれども、マラソンツアー造成はどういう形でやられるのか、ツアー造成までできるのか疑問なのでお答えいただきたいのと、平成30年度、31年度にスポーツツアー定番化と書いてありますけれども、どんなことを想定されているのかお聞きいたします。

 次に、説明資料21ページで、これは何人かの委員が質問されておりましたけれども、今夏の富士山の状況でございます。
 須走ルートの登山者数が毎年減少しておりまして、ことしも平成27年比で3,000人も減少しております。平成23年と比較しますと全く半減という状況でございまして、私は地元ですから困った状況だなと思っております。
 先ほども触れられておりましたけれども、この要因をどう捉えているのかもう一度お聞きしたいと思います。今適正な登山者数について検討中ということは承知しておりますけれども、この状況は減少し過ぎじゃないかなと思います。その中で来年に向けた県の対応策をお聞きいたします。

 富士山の保全協力金ですけれども、協力率を見ますと、富士宮口は50%、御殿場口は26%、須走口が63%で一番登山者数が減少している須走口が一番協力してもらっているわけですけれども、このばらつきが何で発生するのか分析されていると思います。御殿場口が非常に低いことも分析されていると思いますので、その要因について教えていただきたいと思います。

 外国人の登山者についてお聞きしますけれども、今夏の登山者の状況を須走口の山小屋経営者から聞きました。外国人登山者数が6割ぐらいだったという話なんです。静岡県側の登山者のうち外国人登山者の人数とか国籍は調査されたのか、もし調査されていたら教えていただきたいと思います。
 調査されているということであれば、保全協力金のうち外国人からどのくらい協力してもらえたのかあわせてお聞きをいたします。

 山小屋経営者に話を聞きますと、外国人登山者のマナーが非常に悪いという話をされておりました。特に東南アジア系の方が多いということでしたけれども、ごみ、トイレは大変困ったという話をされていました。非常にまずい状況が起きているということでございます。
 基本的にはごみ、トイレはくらし・環境部の所管になるかと思いますけれども、富士山世界遺産課があるということですので文化・観光部としてこういう情報は把握されているのか、あるいはくらし・環境部とどんな話がされているのかお聞きいたします。以上について御答弁をお願いいたします。

○彦山文化・観光部理事兼総務企画課長
 まず、補正予算の全体の要求についてお答えいたします。
 いつもは補正予算前に編成方針が示されまして、どういった事業を対象にするのかがあるわけなんですが、今回は富国有徳ふじのくにづくりの総仕上げに向けて平成29年度当初予算に先立って必要となる事前準備、早期着手を行う事業を重点にすること、さらには国の経済対策に呼応して予算措置が必要な事業、また当初予算編成後の事情変化により必要となった事業等を補正する方針が示されているところでございます。
 あわせて、今回は特に知事から指示事項がございまして、先ほど申し上げました総仕上げの取り組み、富国有徳の理想郷が体現するジャパニーズドリームを世界に発信していくためには本年度から必要な準備を怠りなく進めておくこと。本年度の9月補正、12月補正をホップ、ステップとして来年度当初予算の準備につなげていく指示があったところです。
 当部は、この編成方針と知事指示事項に基づきまして、総仕上げのための事前準備、早期着手が必要な事業として6事業7200万円を計上したところでございます。これらの事業についてはいずれも事前準備、早期着手が目的ではありますが、幾つかは平成28年度当初では対応し切れなかった事業でもございます。
 例えば、先ほどお話にもありました海外誘客特別強化事業については、昨今の中国定期航路の運休の増加等に対応しまして、早期にインバウンド事業の回復対策を講ずる必要があったこと、また空港定期便拡充促進事業につきましては、知事の本年度の台湾訪問の結果を踏まえまして、本県と台湾とのインバウンドとアウトバウンドとの不均衡を解消する一助とするため台湾各地との新たな交流拡大を促進する事業メニューを加えたものです。
 さらに、当部としまして財政規律の維持ではございませんが、要求に当たっては年間予算に対する補正予算であることを強く意識しまして、部内からの事業要望に対して、補正予算対応の必要性を重視して絞り込んで要求したところでございます。

○関観光振興課長
 海外誘客特別強化事業におけるマラソン大会でございますけれども、現在12月に行われます袋井クラウンメロンマラソン、来年4月に行われます日本平桜マラソンを軸に主催者と受け入れ調整を図っているところでございます。進め方につきましては、中国の現地のスポーツイベントを取り扱っております企業とタイアップいたしまして、現地での募集等をやっていただく形になります。またツアーということでマラソン以外の周遊コースはランドオペレーターという手配会社とモデルコース等を提案させていただいて造成を進めているところでございます。
 来年4月以降につきましては、マラソン大会以外のスポーツ大会につきましても主催者と調整し、なおかつ現地でのニーズを鑑みまして今後検討を進めていきたいと思っております。つきましては平成30年度、31年度開催のスポーツツアーにつきましてもマラソン大会以外の例えばサッカーであるとか、サイクリングであるとか、現地からどのようなスポーツのニーズがあるかも踏まえまして今後調整、企画していきたいと思っております

○松浦富士山世界遺産課長
 初めに、須走口の登山者数についてお答えいたします。
 9番委員からお話をいただきましたように、須走口の登山者数が約3,000人減という状況になってございます。こちらにつきましてはふじあざみラインにおきまして開山期間中マイカー規制を実施してございますけれども、昨夏の47日間の実施から今夏は全期間通じて63日間実施したところが1つの要因になっているかと考えております。須走口の場合はもともとツアー客というよりもむしろ個人客が多く訪れると見ておりまして、そういった中でマイカー規制が全期間にわたって行われたところも1つの要因になっているのではないかと考えております。
 対策についてでございますけれども、須走口の場合は樹林帯を歩くことができるなどほかの登山口にはない魅力もございます。そういった登山口の魅力をいろいろ知っていただくのも1つの方法ではないかと考えております。それから先日、須走口の山小屋関係者とお話しする機会がございまして、登山者数が減ったほどの経営上の影響もなかったというお話も伺っておりまして、今後登山者数の増加がなかなか期待できないことを念頭に置いた経営も必要ではないかという心強いお言葉も頂戴しております。

 次に、保全協力金の協力率が登山口によって異なっている点についてでございます。
 こちらにつきましては、現地での受付を各登山口の5合目で実施してございますけれども、それぞれの登山口の形状ですとか、あるいはどこの場所に受付ブースを設けるかによって差が生じてくるのではないかと分析してございます。
 例えば、須走口の場合は登山口の手前に受付ブースを置かせていただいておりまして、受付を通らない限り登っていけない状況の中で受け付けさせていただいております。一方御殿場口におきましては、昨夏登山口から離れたところで受け付けをやっていたものですから、今夏は登山口に近いところに移動したところでございますけども、登山口以外にも遊歩道がございまして、別のところからも登っていける特徴がございますことから登山者の捕捉の難しさがあると考えております。
 したがいまして、受付ブースを設置する場所を登山者の動線を考慮した上で改善ができる点は改善をしてまいりたいと考えております。

 次に、外国人登山者についてでございます。
 今夏、県内3登山口におきまして、7月の下旬から8月の上旬まで10日間にわたりまして、外国人の調査を実施してございます。9時から18時までの間に各登山口を下山される方について調査を行ったところなんですけれども、3登山口で2万8000人程度の方が下山をされましたけれども、そのうち外国人の方が約2,400人という結果が出てございます。率に換算しますと8.7%でございます。登山口別に見ますとやはり須走口が11.5%で若干高くなってございます。
 それから、国籍でございますけれども、アメリカと中国が約3割を占めてございまして、各登山口とも同じような傾向になってございます。
 協力金の状況についてでございますけれども、協力したと回答してくださった方が34.7%、協力しなかったと回答された方が65.3%でございました。協力しなかった理由としては制度というか、やっていることをよく御存じでなかったのが65.2%で多くを占めてございます。事前に制度を知っていたかについては知っていた方が約4分の1で、4分の3の方は御存じなかったという結果が出てございますので、そういったところも踏まえて来夏に向けて取り組んでまいりたいと思っております。

 最後に、ごみ等の問題についてでございますけれども、今夏協力金を財源といたしまして須走口の5合目から8合目のパトロールを小山町に委託して実施してございます。パトロールの結果なかなか普通に登山道を通っただけでは発見ができない隠れた場所に大分ごみがあることなど報告を受けてございます。
 こちらの情報については、くらし・環境部とも共有させていただいておりまして、来夏に向けてパトロールの強化であるとか、くらし・環境部で作成しているマナーガイドブックを多言語化して活用するなど連携しながら進めてまいりたいと考えております。

○池谷委員
 1点だけ再質問します。
 補正予算ですけれども、先ほど言ったように予算編成の組み方はあるわけです。補正でどんどん新規事業が出てくると、地方自治の予算編成についての基本原則がどんどん崩れていってしまう気がしますが、その点についてもう一度お答えをお願いします。

○彦山文化・観光部理事兼総務企画課長
 9番委員の御指摘のとおり、私も予算はそういうふうに取り組んでやってきましたが、やはり今回は知事からのふじのくにづくりの総仕上げを早めていくのがありまして、比較的特殊な状況であったと思います。
 ただ、先ほども申しましたように、全て要求したが勝ちじゃなくて、その中でも補正になじみやすいものを絞り込んだと考えております。

○池谷委員
 次の質問に移ります。
 所管事務調査です。
 まず、ラグビーのワールドカップの関係ですけれども、東京オリンピック・パラリンピックは文化プログラムがしっかりと計画されているんですけど、私はラグビーのワールドカップにも文化プログラムがあってもいいんじゃないかなと思いますので、その点について御回答いただきたいと思います。
 2002年のワールドカップサッカーですけれども、このときに御殿場市でウルグアイ代表チームが合宿をしました。そのときに地元の子供たちとかにウルグアイを知ってもらうということで、市民会館大ホールにウルグアイのバンドを呼んで選手と一緒に楽しむことをやったんですけれども、私はせっかくラグビーですごい世界大会が来るわけですから、まだどのチームがキャンプするか、エコパでどういう試合をやるか決まっていませんけれども、やはりせっかくの機会なんで国際理解として、文化プログラムを取り入れたらどうかなと思いますので、その点の考え方を聞かせていただきたいと思います。

 次に、リオデジャネイオリンピックの自転車競技の視察に職員が行ったということですけれども、本会議で知事は旅費が多額となるため規程に従って行かなかったという答弁をされました。職員の旅費はどのぐらいかかったのか聞かせていただきたいということで、規程内なら構わないんですけれども、旅費規程外であればどのような根拠で支出をオーケーしたのか、その点を聞かせていただきたいと思います。

 次に、障害者スポーツの振興について聞きますけれども、所管は健康福祉部でございます。リオデジャネイロオリンピックでもそうでしたけれども、パラリンピックは大変盛り上がりました。そういうこともあって私は障害者の視点でスポーツ振興をやるんじゃなくて、スポーツ振興という視点で障害者も取り込む姿勢がいいんじゃないかなと思います。障害を持っている持っていないでスポーツを楽しむ環境が変わるのはおかしいと思います。
 新聞に出ていたんですけど、障害者は体育館を利用するときに、体育館に傷がつくからだめだと断られるそうなんですね。こういうことが実はあってはいけないと思います。傷がつくことがいいということじゃなくて、何らかの対策をして障害者も健常者と同じようにスポーツを楽しむ環境づくりが必要ではないかなと思います。
 特に、静岡県は健康長寿県を目指しているわけですね。今回2位になっちゃったんですけれども、1位を奪還しなきゃいけない状況の中では皆さんも十分御存じのとおり健康長寿の要素は食べることと社会参加、それとスポーツなんですね。3つが健康長寿を延ばす要因でありますから、障害があるからスポーツができない環境はやっぱりおかしいし、まずいと思います。県民全員が健康長寿を図れるような環境整備を県そして市町も行うべきだと思いますのでお答えをいただきたいと思います。

 県体育協会が、小学3年生から6年生を対象に学習とスポーツを組み合わせた放課後児童クラブ――くさなぎ寺子屋を実施しているという報道がありましたけれども、このような取り組みを県内で行っているところがあるのか把握しておられると思いますので教えてください。

 教育委員会で進めている総合型地域スポーツクラブや少年団がくさなぎ寺子屋と競合する気もするんです。その点について文化・観光部としてスポーツ振興の立場でどう考えられるのか教えていただきたいと思います。

 空港振興局に1点お伺いいたします。
 報道にありましたけれども、国土交通省は訪日外国人の誘致に意欲的な地方空港を訪日誘客支援空港に認定して、国際線着陸料の補助あるいは出入国管理施設の整備を補助する制度を2017年度に創設されるということでございます。国からどういう連絡が来ているのかわかりませんから、県はこの報道に対しどういう対応をするのか聞かせていただきたいと思います。

 最後になりますけれども、今議会の一般質問で富士山世界遺産センターのサテライト施設について質問しました。質問時間がなくて再質問できなかったものですから再質問みたいな形になるんですけど聞かせていただきたいと思います。
 サテライト施設という質問をしたのは、富士山の麓に存在します富士山樹空の森とか裾野市の富士山資料館が富士山の歴史や文化的価値を学習する設備としてあるわけですね。答弁ではいろんな施設があるからネットワークを図るんだということでした。それはわかるんですけれどもネットワーク化された施設をどう対外的に国内外に発信するかが重要だと思うんです。
 そういう意味で、富士山世界遺産センターサテライト施設富士山樹空の森とか富士山世界遺産センターサテライト施設富士山資料館という冠といいますかサブネームをつけたらどうかという提案をさせてもらったつもりなんですけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。

○小泉文化政策課長
 文化プログラム関係を御報告いたします。
 9番委員から御質問いただきましたように、ラグビーワールドカップが本県で開催されるわけでございまして、この機会はまさにオリンピックに匹敵するチャンスでございます。そういう意味ではオリンピック文化プログラムと銘打って国も進めておりますので、その流れで本県も名前はオリンピック文化プログラムという形で展開してまいりますけれども、来年から4年間で順次団体や地域で進めてまいりますので、ラグビーワールドカップはオリンピックの前年ということであり、2019年ラグビーワールドカップに合わせた形でオリンピック文化プログラムを展開する方向で進めてまいりたいと思っています。
 また、推進組織を文化協会や国際協会等でつくっておりますけれども、近々市や町とかスポーツ団体等も含めてさらに拡充いたしまして、オール静岡の体制を強化した上で、展開していく方向で準備を進めているところでございます。そういった意味ではまさに国際交流の機会でありますとか、文化をお互いに知り合うこと自体も当然文化プログラムの基本の中身になってまいりますので、推進委員会として各地域や各団体へ投げかけていく中で、さまざまな国の文化に触れ合う交流の機会につなげる形で文化プログラムを進めてまいりたいと思っています。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 リオデジャネイロの職員の出張の件についてお答えをいたします。
 去年の8月中旬でございますけれども、オリンピック事前キャンプの誘致と大会運営状況の視察ということで、スポーツ局から3名出張いたしました。機中泊も含みますけれども、局長につきましては5泊6日、スポーツ交流課長と担当職員は10泊11日の日程でトータル約230万円の出張旅費がかかりました。この中には航空、宿泊、日当、国内交通費等を含めてございます。
 旅費規程の話でございますけれども、宿泊費につきましては旅費条例で定めています金額を超えていましたので、オリンピック開催期間中に伴う旅行先の宿泊費の高騰や宿泊施設の確保が困難であるという特別な事情ということで、人事当局が人事委員会に調整協議をされました。その結果認められて旅費規程を上回る金額での宿泊費になったということでございます。

○都築スポーツ振興課長
 私からは、障害者に対するスポーツの振興とくさなぎ寺子屋についてお答えいたします。
 まず、1点目の障害者のスポーツへの対応でございますが、我々が所管しております県立水泳場、富士水泳場、県立武道館におきましては障害者に対する対応としまして、施設面ではスロープ設置やエレベーター設置等のユニバーサルデザインに配慮し障害者の利用に配慮しております。あわせて利用面につきましても、いわゆる身体障害者手帳であるとか療育手帳を持った障害者に対する利用料を100%減免ということで対応させていただいております。

 2点目のくさなぎ寺子屋でございますけれども、県体育協会が今年度から自主事業としてジュニア世代の人材発掘、競技人口の拡大と学習を合わせた事業ということで取り組み始めたと聞いております。学習とスポーツの取り組みを合わせた事業は県内におきましては事例として聞いておりません。

 もう1点ですけれども、総合型地域スポーツクラブと少年団との競合の関係でございますけれども、少年団も総合型地域スポーツクラブも青少年の育成や地域コミュニティーの活性化を図る団体であることは共通したものであると思っております。少年団につきましてはスポーツ活動だけではなく、地域における文化活動、奉仕活動の実施等も定着しており、公に認知された団体であると認識しております。一方総合型地域スポーツクラブにつきましては、多様性、多世代、他種目あとは多目的で活動し、地域のニーズに応じて住民誰もがスポーツを楽しむことができるスポーツ活動の拠点と認識しております。そういった点でそれぞれの役割が分かれているものと認識しております。

○橋空港振興局長
 国が訪日外国人誘客の強化に向けて取り組むということで、地方空港のゲートウエーの強化は国土交通省で概算要求をしているところでございます。基本的にはこれから訪日外国人がふえるその玄関口としての空港をしっかり整備し受け入れていこうということでございます。
 本県におきましては、平成22年度から外国人出入国者数が地方管理空港では1位でございますけれども、今までも誘客にしっかり取り組んでございます。概算要求でございますので今後どのように予算化されるのか、また制度化されるのかを注視して認定空港になるよう取り組んでいきたいと考えてございます。

○落合世界遺産センター整備課長
 富士山世界遺産センターのサテライト施設について御説明いたします。
 8月から9月頭にかけて、富士山周辺の10市町を回りまして連携についていろいろ意見交換をしたところでございます。また富士山周辺の富士市立博物館、富士山こどもの国、奇石博物館、富士山資料館、富士山樹空の森、それから富士サファリパークという6館園から成る富士山ネットワーク推進委員会をつくって連携していろいろな事業に取り組んでおります。
 各市町を回りまして、一緒に講座をやっていきたいとか巡礼路等について一緒に共同研究をしたいとか、共同研究の成果を生かした企画展示をやりたいとか具体的な連携の御意見もいただいております。
 それから、先ほど申しました富士山ネットワーク推進委員会の6館園のネットワークには、我々もオブザーバーとして参加させていただいて、イベント等々で富士山世界遺産センターのPRもさせていただいております。そういう中でまた今月各市町に集まっていただきまして、具体的な連携について実際何ができるのか検討してまいります。
 9番委員御提案のサテライト施設という名称についても、連携施設という言い方がいいのか、協力施設という言い方がいいのかおのずと決まってくると思います。そういう意味では連携の話を詰めながら名称についても考えていきたいと思っております。

○池谷委員
 再質問をさせていただきます。
 まず、このリオデジャネイロオリンピックの旅費ですけれども、人事委員会でオーケーをもらったと思います。知事は特別職なので人事委員会とは関係ないんですか。知事のお話ですと規程に従って行かなかったということですからそこら辺がよくわからないです。多分部長クラスの決裁権は知事が持っていて、はんこを押すんじゃないですか。そうすると整合性はどうなるのかなと思いますので、これは知事に聞かなきゃいけないかもしれませんけれども、文化・観光部としてどう考えるのか、再度お答えをいただきたいと思います。

 障害者スポーツ振興については、健康福祉部でやったらいいのか、文化・観光部でやったらいいのか。私は文化・観光部のほうがいいという意味もあったので、そこら辺のお考えを聞かせてもらいたいと思います。

 あと、このくさなぎ寺子屋ですけれども、ほかにはないという話でございますけれども、これを拡大する考えがあるのかないのか聞かせてください。

 富士山世界遺産センターのサテライト施設ですけれども、今のところ考えているネットワーク化された施設は大体どのぐらいあるのか。それだけ教えていただきたいと思います。以上よろしくお願いします。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 知事の旅費につきましては、文化・観光部に決裁権がございませんので、知事の御判断で出張をやめたということでございます。
 我々職員の旅費の決裁権は、知事云々ではなくて旅費規程に基づいて文化・観光部の中で旅行命令を受けたということでございます。

○鈴木(茂)スポーツ局長
 補足で旅費の関係をお答えいたします。
 9番委員がおっしゃったとおり、知事は特別職でございますので、旅費の条例自体が異なります。特別職の職員等の給与等に関する条例の中に旅費の規定がございますので、特に人事委員会は関係ないということでございます。
 一方で、我々は旅費についても勤務条件の1つでございまして、旅費規程以上の旅行が必要になった場合には、それが果たして本当に必要なのかどうかの判断を人事委員会にしていただいて、今回は1万5000円だったものがリオデジャネイロオリンピックでは2万9000円ぐらいかかったんですけれども、そこで御了解をいただいて旅行をしたところでございます。

 障害者スポーツの関係でございますけれども、おっしゃるとおり今回のパラリンピックなどを見ておりますと、やはり障害者がスポーツをやるというよりも、むしろ本当のアスリートだと思いますけれども、一方でいかに障害者の方々にスポーツを奨励していくかについてはまだまだ障害者施策としてやっていかなきゃならない面も多々あると思いますので、組織の面ではこれからの研究かなと思うところでございます。

 それから、くさなぎ寺子屋でございますけれども、これは県体育協会が自主事業としてやっておるものでございますが、スポーツを教えるというよりもむしろスポーツといわゆる勉強といいましょうか、放課後児童クラブの性格を持ったものだと私は認識しておりまして、例えば地域の各種目のスポーツ少年団、それから総合型地域スポーツクラブと競合するとは感じておりません。

○落合世界遺産センター整備課長
 連携を考えている施設というお尋ねでございます。
 先ほどお話しました富士山ネットワーク推進委員会に入っております施設が6館園――御殿場市の富士山樹空の森、裾野市の富士山資料館、富士市の富士市立博物館、富士山こどもの国は公共施設でございます。それ以外に富士宮市の奇石博物館、富士サファリパークでネットワークをつくっております。それ以外に、市町との意見交換で話に上がっている三島市の郷土資料館、沼津市の郷土資料館は公共の施設でございます。三島市の佐野美術館、長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で10施設になるんですが、小山町からは須走口5合目にビジターセンターを整備したい意向が示されており、現状で想定しているのは11施設でございます。

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