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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:11/07/2014
会派名:自民改革会議


○落合委員
 分割質問方式で3問お願いします。
 総務課の関係で、説明書7ページの通報制度でございます。
 静岡県教職員倫理ヘルプラインと教職員倫理110番というのが、内部と外部でございます。一昨年、昨年と非常に教職員の不祥事が多かったですね。そういう中で、いつからこの通報制度を開始しているのか。まず、それを伺いたいと思います。

○池田事務局参事兼教育総務課長
 まず、内部通報制度であります静岡県教職員倫理ヘルプラインでございますが、こちらについては平成15年10月から開始をしております。
 もう1点、外部通報制度であります教職員倫理110番は平成17年から開設をしているところであります。

○落合委員
 ありがとうございます。
 昨年は内部通報が15件、外部通報が117件ということです。この内容について、またその結果とどのような成果があったのか。概略を簡単で結構ですのでお願いします。

○池田事務局参事兼教育総務課長
 両方通じて、132件中最も多い24件が不適切な発言というものでございます。
 これは授業中の暴言であるとか、あるいは差別的な発言といったものでございます。こういったものは校長の目の届かない、授業中に生徒しか知り得ないような情報でございますが、生徒、保護者からの通報がありまして、それを事実確認した後に、もちろん犯罪で問題があれば処分をするわけなんですけれども、それに至らない場合でも校長から教員に注意をしていただく形になります。そういったことでその教員が反省して、校長もその教員に対して目配りができるということで、未然の不祥事防止につながっているのではないかと考えております。

○落合委員
 ありがとうございます。
 次に行きます。
 説明書12ページの朝食摂取状況等調査の実施のところでございます。
 朝食摂取状況について、全県調査というのは全国学力・学習状況調査のときに行われた全国調査だと思いますが、抽出調査というのがございます。これについては、県で独自に調査されたのかなと思うのですが、施策展開表の11、12ページの学校給食の推進というところに評価が載っていました。
 朝食摂取率は100%に近い数字を示しているが、栄養バランスのとれた朝食摂取率は約50%であり、摂取している朝食内容に課題が見られるということでございます。ただ本当に97.6%が朝食を毎朝とっているのかなと、ちょっと疑問があります。この栄養バランスが50%ということについては抽出調査ですので、これを見ると各市町の1校ずつでもなく本当にごくわずかです。孤食率や栄養バランスが悪いということに対して、どのような結果からそのような判断をされたのか教えてください。

○橋健康安全教育室長
 子供の栄養バランスの充足率についての御質問だと思います。
 朝食の摂取率につきましては、98%と高い数字でございますけれども、栄養バランスのよい朝食をとっているかという質問につきましては48.6%と非常に低い数値になっているところでございます。ただ学年別に見ますと、小学校6年と幼稚園年長でやや上昇の傾向が見られている現状がございます。
 抽出校でございますけれども、全体の学校のバランスを見ながら、全体の数字ということで取り上げます。県教育委員会としましては、学校栄養教諭等の研修を通じまして、積極的に栄養バランスのよい食事――たんぱく質、それから炭水化物、ビタミン、俗に言う赤色、それから黄色、緑色と、そういう食事をとっていくように進めているところでございます。学級担任と栄養教諭の連携した授業ですとか、学校給食を生きた教材として活用、充実を図りまして、栄養バランスのとれた朝食の内容について理解を、理想を高めることを進めているところでございます。
 ただ、学校だけではなくて、やはり家庭ですとか地域の啓発が非常に重要でございますので、この辺の理解を得るように情報提供を今後していって、その率を上げていきたいと思います。

○落合委員
 ありがとうございます。
 ぜひ、子供から食事に対する教育をお願いしたいなと思います。というのは学校を卒業して社会人になると、若い人たちの3分の1――30%が朝食をとらないというデータが出ているようでございます。県の職員にも何人か聞いたら、やっぱり朝食べて来ないという人が結構いました。朝食べないと、ちゃんと仕事もできないと思います。その辺をお願いしたいなと思います。
 また、せっかくですから学力・学習状況調査のときに朝食に関しても一緒にデータをとられたら、校長先生たちが判断できるのではないかなと、自分たちの学校の子供たちへの指導ができるのではないかなと思いますので、それも参考にお願いしたいなと思います。

 続いて、次に移ります。最後の質問になります。
 説明書の26ページでございます。
 「確かな学力」育成推進事業費のエリアリーダーと教科等指導リーダーの件でございます。
 あわせて施策展開表の15ページでございます。
 教員の評価、指導力の向上ということで、研修を役立てたと答える教員の割合が年々上がってきておりますが、それでも小学校96%、中学校90%ということで、不満があるのか、研修を役立てていないという人たちもいるわけですね。私もことしの3月に、これに対して本会議で質問をしていますけれど、県としてはこのエリアリーダー方式をやるということで答弁をされていました。教員たちの不満というのは多少あるのかどうなのか、それに対して内容はわかっているのか。それについて、できたら教えていただきたいと思います。

○林義務教育課長
 教科等指導リーダーの研修及び研修全般に関しての質問についてお答えしたいと思います。
 まず、教科等指導リーダーでございます。
 これは学校及び地区において、中堅の方を対象として若手教諭に対しての教科等の指導を初めとする教員資質を高める支援を行うことができる教員を養成していくという、先生のための研修であります。さまざまな研修が行われておりまして、特に課題として指摘されているところは、やはり研修に出るとその間当該教諭が抜けてしまうということです。補充を加配でやるとか、非常勤講師という形で行っているのですが、その間にまた指導要領も改訂されて、かなり授業時数がきちきちの中でそういう穴をあけてしまうということ。さらに従来から指摘されている多忙という点も相まって、研修そのものは非常に有意義であると感じる一方で、さらに忙しくなっているのではないかという点を課題として認識しております。まさにその点に関しても教育委員会として認識しながら、研修の内容の充実とあわせて教員のサポートについて取り組んでいるところでございます。

○落合委員
 ありがとうございます。
 福井県の授業名人のDVDですね。何回も言いますが、この間――10月17日だったかな、その講演会というのか全国大会を開いています。授業名人のDVDは毎年2科目つくっているのですけれど、非常に成果があるということです。先生たちは持ち帰って自分で研修できる、何回でも見て研修できるという方式でございます。これを取り入れないということで、答弁は3月にいただいていますけどね。しかし教員たちに聞くと、あれば欲しいねと、勉強したいねという意見で、ぜひそれもまた一考に入れていただけたらありがたいと思います。
 以上で、質問は終わります。

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