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委員会会議録
質問文書
平成30年６月定例会建設委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 遠藤 行洋 議員 |
| 質疑・質問日： | 07/03/2018 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○遠藤委員
私から１問に関して数点を一括で質問させていただきます。
今年度、私は静岡県屋外広告物審議会の委員に委嘱されておりまして、知事の諮問機関ということで６月20日に知事から任命を受けたわけでございますが、聞くところによりますと建設委員会の副委員長が毎年この職に当たっているということです。ということで屋外広告物について質問させていただきます。
委員会説明資料69ページ、景観施策の推進の(2)イの伊豆半島部分の中の伊豆半島屋外広告物緊急対策事業についてです。
まず、1782万円の予算がついておりますけれども、これは主にどんなことに使われるのか。内訳で重立った使い道を教えていただきたいと思います。
２つ目、その事業は大きく分けて規制強化と是正指導と２つありますけれども、是正指導の中で違反野立て看板2,200件のうち５月末までに316件の是正が完了したとあります。この数が多いか少ないのかなかなか難しいと思うんですが、どのように評価しているのか。
３つ目、是正指導している中でいろんな課題も出てきたと思うんですが、どんな課題が出てきたのか教えてください。
そして、残りが1,900件あるわけですけれども、それに対して今後どう対応していくのか。
それから、是正指導しても改善できない場合、今後東京オリンピック・パラリンピックまでの２年間で残りの1,900件を何とかしなきゃいけないということで一生懸命頑張っていると思うんですが、市町と協力して行政代執行ができるのかどうなのか、その辺も含めて教えていただきたいと思います。以上答弁をお願いします。
○尾崎景観まちづくり課長
屋外広告物に関する５つの質問にお答えしたいと思います。まず予算についてですけれども、今年度予算の1782万1000円の内訳でございます。
このうち約800万円につきましては、伊豆半島で行われました規制強化に伴って不適格となった屋外広告物約100本分の撤去費として予算計上しております。
残りの982万1000円につきましては、下田土木と沼津土木に２人ずつ非常勤嘱託員を配置する人件費として計上しております。
２つ目、是正措置の2,200件のうち５月末までに316件を進めてきております。
こちらについては、計画としましてはことし３月末までに100件、四半期ごとで６月には350件、５月末で換算しまして290件ですが、それを上回るスピードで今のところは進んでおります。各市町、土木事務所もかなり頑張って努力してやっておると思いますので、このまま進めてまいりたいと考えております。
出てきました課題としましては、市町の担当者とも打ち合わせをしておるわけですけれども、今までの是正指導について口頭指導ではなかなか改善されないということがありました。口頭指導の次に文書指導がありますが、口頭指導ではなかなか是正処理が進まなかったのですけれども、土木事務所で積極的にやっている文書指導では７割近く是正が行われる結果が出ています。これまで市町では文書指導まで至ってないことから、土木事務所が先導役になってノウハウも伝えながら文書指導を的確に行い、是正指導を進めてまいりたいと思っております。
残りの1,900件の今後の対応についてですけれども、市町との協働を続けることによって出てきた課題を解決しながら進めていく。今まで処理した分は比較的簡単に処理できる部分もあったと思いますので、これから処理できる数はだんだん下がってくる可能性がありますが、的確な文書指導を含めながら進めてまいりたいと思っております。
行政代執行についてですけれども、文書指導の次に黄色いシール張り、さらにだめな場合には赤いシール張りを行い、その先に行政代執行があります。行政代執行は全国的にもほとんど行われていない状況ですけれども、行政代執行を視野に入れながら今後進めていくために、現在要綱制定の検討を進めているところでございます。
○遠藤委員
残りの1,900件が比較的に難しい看板ということでございますけれども、走っていてもシールを張ってある看板がよく目につきます。オリンピックまであと２年間でございますので、ぜひ是正指導を行って少しでも違反野立て看板の改善ができるように頑張って進めていってほしいと思います。
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