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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:12/15/2017
会派名:無所属の会・責任世代


○大石(裕)委員
 私のほうからも、大きく2点質問をさせていただきます。
 分割質問方式でやらせていただきます。
 今回の提出議案の給与の議案でございます。人事委員会勧告に基づく知事部局職員の給与改定に準じ、企業局職員の給与を改定するのに必要となる経費についてということで補正を行うということでございますが、企業局の場合、経営的には独立採算制でやっていらっしゃるというのが原則になっておりますので、そういった中で、当然知事部局ともお財布も違うわけです。そういった状況を踏まえて、今回の給与改定が知事部局に準ずるというのは理解はするんですけれども、企業局独自の経営という全体の中での給与の判断というようなものも加味されてもいいのかなと思うところもありますが、その点についてどのようにお考えかお尋ねいたします。

○跡見経営課長
 まず、地方公営企業の給与につきましては、地方公営企業法で同一または類似の職種の国及び地方公共団体の職員の給与等、その他の事情を考慮して定めなければならないとされております。本県企業局の職員は、全て知事部局からの出向で、出向後に公営企業管理者である企業局長から職務を任命をされているということになっておりまして、その人事は知事部局の人事異動と一体で行われているところでございます。こうしたことから、給与体系についても知事部局に準ずるということで同様の改正を行うこととしているものでございます。
 確かに、財布が違うというお話で、経営状況のことを勘案いたしますと確かに経営が厳しくなりつつあります。経営が厳しいから、それでは企業局職員の給与を減じるかというと、やはり人事管理上の問題とか、生じると思っております。現状では、知事部局と同一の給与体系が適当であると考えております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 私も、厳しくなるから抑えるためにやれと言ってるつもりは全くありませんで、ある意味長期的なスパンで物事を見てやっていかなきゃいけないというのが企業局の使命でもあると思いますし、そういったこともしっかり計画も立て、具体的なスケジュールもしっかりこなしているというのも、それは一つの大きなプラスの要素にもなろうかというふうにも思います。
 そういった、仕事のやりがいとかですね、もちろん収入、黒字をふやすというのも、もちろんその一つではあろうかと思いますけれども、業務全体のプロフェッショナル化といいますか、そういった意味でもプラスの部分がもっとあってもいいのかなと。もちろんプラスだけというわけにはいきませんから、準ずるというところの中に、当然プラスもあればマイナスの査定もあろうかとは思いますけれども、そういったプロフェッショナルを育てていくという意味も含めて、例えば賞与だったらそういった査定なんかもまだしやすい部分もあるのかなと、もちろん企業局の自分たちの算定基準をしっかり設けてやるようなことも一つの方法論としては、制度上では考えられるのかなというようにも思ってはおりますが、またその辺についてもどのような見識をお持ちかお尋ねいたします。

○跡見経営課長
 賞与についてでございますけれども、既に知事部局と同様に勤務評価制度が導入されております。それぞれ個々の職員の行動あるいは業績を評価をした上でボーナスのうち勤勉手当分について、優秀な者については割り増しして支給をする取り扱いをしているところでございます。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 とにかく、結果として職員の皆さんがやる気を出していただければいいことですし、それと当時にプロフェッショナルの人も育てていただきたいという思いで質問させていただきましたので、その意図を御理解いただければと思います。

 では次の質問に入ります。
 委員会資料の9ページの、企業局ナレッジバンクシステムというのがございます。説明が先ほどありましたけれども、内容をもう少し詳しく知りたいのと、予算はどのぐらいかけてやっていらっしゃるのか、その2点をお尋ねいたします。

○佐藤水道企画課長
 ナレッジバンクシステムの規模ですけれども、企業局が技術継承として取り組んでいるものに対しまして、土木施設、電気、機械、計装施設、水質関係などの技術的なものがございまして、それらを項目立てて見える化することを目的に、動画とか写真を撮ってそれをデータ集積するという形を職員みずから今やっておりまして、その基礎データの収集をやっているところでございまして、本年度は予算を計上しておりません。来年度もまだ予算計上をしておりません。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 技術の継承という意味では、大変必要なことだろうと理解はしておりまして、知識とか業務ノウハウも含めて、先ほど申し上げたプロフェッショナルを育てるという意味でも非常に役に立つんだろうなと思っております。
 今、基礎データを集めているというお話がございましたけど、例えば基礎データとか動画も集めてつくってらっしゃるというお話もちょっとお聞きしてはいますけれども、そういうものも例えば新しい技術とか、法改正に基づいてやり方が変わるとか、そういった状況が生まれたときは、またそれをつくり直さなきゃいけないというようなこともあろうかと思うんですけれども、そういった更新ということも含めた方法論は、どのような状況になっていらっしゃいますでしょうか。

○佐藤水道企画課長
 まず、新技術の採用につきましては、新たに新技術を採用したところの候補をビデオ等に撮って、それをデータ集積していくということで、今のところ施工業者がやる現場を職員がビデオで撮って、それをデータとして集積しているということでございます。
 今後の維持管理につきましても、基本的には職員が、更新という意味ではなくてデータを集積していくというイメージで私どもは考えておりまして、積み重ねていくということで、今やり方は、例えば空気弁の締め方をベテランの職員が実際にやるところを若手の職員が写真なり動画で撮って、それを市販のフリーソフトを使って見える化するというやり方で今やっておりまして、それは若手職員の研修の一助にもなっていると考えております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 そうなりますと、将来的な維持管理もしっかりつなげていくことも大事だと思うんですが、現状では予算もかけていないという意味で、取り組みとしてはすばらしいと思うんですけれども、来年度も予算要求をまだしてらっしゃらないということなんですが、その先何年後かには予算を要求して取り組んでいくことになっていくのかどうか。しっかり維持と管理と継続ができないと結局、技術の継承もできなくなってしまうことにもなりかねませんので、その点についてお尋ねいたします。

○佐藤水道企画課長
 今のスケジュール感では、来年度中に項目立てを全て出して、その後からシステマチックにまとめていくつもりでおりますが、最終的に予算がかかってくるのはデータを集積するサーバー等が必要になってきたときにそのサーバーにかかるお金とか、あとはその技術を誰もがすぐに見られるような検索システムをつくらなきゃいけなくなるときが来ると思いますが、そういうときにはやはり予算をかけてやっていかなければいけないと考えておりますが、来年すぐということでは今考えておりません。

○大石(裕)委員
 ありがとうございました。
 お金を使え使えと言ってるわけではもちろんないんですけど、技術者の皆さんの集団ですので、内部でいろいろできることも多分多いのかなと思います。そういう中で、必要であればしっかり予算もとってやっていただくこともまた大事なのかなと。極力内部でできればそれは一番いいとは思いますけれども、必要なものは必要なものとしてというのもありますし、技術の継承がしっかりできて、見える化がされると、そしてそれが研修にもなるし将来の技術者に対しての遺産にもなっていくということが、しっかり継続されるように続けていただきたいと思います。以上で質問を終わります。

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