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委員会会議録

質問文書

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平成27年決算特別委員会企画くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:10/30/2015
会派名:無所属の会・責任世代


○大石(裕)委員
 では、私のほうから分割質問方式で質問をさせていただきます。
 まず、平成26年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の12ページでございますが、(4)のアの(ア)のふじのくに消費者教育推進県域協議会準備会の開催ということでございます。この資料の中の改善のところまで読むと、この会議がどういう目的でということが若干書いてはありますが、学校、地域、家庭において消費者教育を総合的、体系的かつ効果的に推進していくこととしており、学校、地域、家庭、職域など場の特性に応じた消費者教育を推進する必要があると書かれているのですけれども、もう少し詳しくこの協議会の目的を教えていただきたいと思います。

○山ア県民生活課長
 消費者教育推進県域協議会は、有識者、教育委員会、消費者団体、事業者団体などの皆様で構成してございまして、どうすれば県の消費者教育が推進するのかということをさまざまな立場から御意見をいただきながら、実践的に取り組んでいく具体的な方法を話し合う目的としてつくったものでございます。

○大石(裕)委員
 この消費者教育をこれから具体的に進めていくのですけれども、結果をどこまで求めているというか、そこら辺のところまでもう少しお話しいただけるとありがたいかなと思います。

○山ア県民生活課長
 県の消費者教育推進計画では、確かな目で本物を見きわめる、それからよりよい社会経済に対して商品サービスの選択ができる、そして人や環境に優しい社会づくりに思いをはせながら、みずから考えて行動できるといった自立した消費者を育成することをうたってございました。そういった消費者を育てるためにどういった教育をすればいいかということを話し合っていただいております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 確かにそういう観点から、それをどう県民レベルまで浸透させていくかが課題なのかなと思いますが、ぜひいろいろな生活消費者の教育と、生産者側も含めてそれぞれがしっかりと法令も遵守しながら、お互いが信頼できる関係をつくっていくことが大変重要だと思いますので、ここはそういった観点からも進めていただきたいと思います。

 次に、説明書の16ページになりますが、消費生活相談の強化充実というところでございますけれども、これも近年、消費者の要望もしくはいろいろな声も大きくなってきているところもあります。この相談は区分的に幾つかに分かれていて、一般相談と苦情相談ということでございますけれども、近年これがどういった傾向があるのか。そういった中身の状況というのは、多分、特色が出てきているのではないかなというところもございまして、その辺を教えていただければと思います。

○山ア県民生活課長
 平成26年度の相談の傾向といたしましては、アダルト情報サイトに関する相談が5年連続でトップという状況でございます。
 それから、光ファイバーですとかインターネットの回線の接続に関する相談が急増してございまして、これはネット社会の進展を反映しているのかなと思っております。
 それから相談者の年齢別で申しますと、やはり60歳以上の高齢者の方の相談が3割を占めてございます。
 また、相談者が相談に来たときに、既に支払った金額、いわゆる被害額に関しましては、25年度の27万円余から19万円弱に減少しているということで、相談に早目に行って被害が減ってきていることがうかがえると思っております。

○大石(裕)委員
 いろいろな消費者の方が事件に巻き込まれたり、被害に遭ったりすることも多いので、そういった中でこの相談窓口が最初の入り口になるのかなと、セーフティーネットの入り口なのかなと思いますので、ぜひここも、消費者の皆さん、県民の皆さんのニーズもつかみながらしっかりとした対応をしていただきたいと思います。

 次に参ります。
 次は、説明書の51ページのプロジェクト「TOUKAI−0」総合支援事業の関係でございますが、事業名でいろいろなメニューがございます。このメニューと決算の数字を見ますと、不用額が7700万円余で、大変多い数字であります。どこのメニューは予算が執行された、しかしここはなかなか難しかったというめり張りがあると思うのですけれども、その状況も含めて御説明いただきたいと思います。

○長田建築安全推進課長
 7700万円余の不用額の内訳についてです。
 木造住宅の耐震補強助成事業に関する分が大きな部分を占めておりまして、それに付随して耐震診断、それから計画策定の部分も進めている事業の中で大きく影響するところでございます。
 これに加えて、義務化建築物の耐震診断が今始まっておりまして、これが民間の事業主の方の意向が非常に大きく影響しますので、そういったところで1000万円程度の金額が最終的に事業化されずに、不用残として計上したのが大きな理由でございます。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 メニューもたくさんあって、今まで長くやってきたということも含めて大変効果があると思います。ただ、そういう中でもだんだんと新しい事業に少しずつ変えていかなければいけないということもあると思います。そこら辺のことは皆さん、お考えになっていただいているとは思いますけれども、思い切ってやめるところはやめて新しいものに切りかえていくこともこれからやっていただく必要があるのかなと思いますので、そこら辺も含んでまた今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 次に、説明書の68ページになりますけれども、(3)県民の森等の整備・管理による利用しやすい施設の提供というところでございます。
 現状、指定管理者が管理している県民の森と県立森林公園と県立森林公園森の家の3施設がありますが、これの管理運営もしくは利用状況を教えていただきたいと思います。

○尾環境ふれあい課長
 御指摘の3施設の平成26年度の利用状況でございますけれども、県民の森が宿泊者数3,967名、県立森林公園の推定来場者数が85万2000名、そして同公園内の森の家の宿泊者数が1万427名となっております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 指定管理者が運営されているということで、いろいろな意味でアイデアも出してもらいながら運営されていると思いますけれども、管理運営の面で何か課題というかそういったものがあるようでしたら教えていただきたいと思います。

○尾環境ふれあい課長
 各施設の管理運営状況につきましては、毎年、外部委員による評価委員会を設けまして評価を行っております。
 ことし6月に開催した評価委員会におきましては、この3施設全てが評価の区分の最高位である優という評価をいただいているところであります。
 具体的には、県民の森につきましては、利用者アンケートで非常に高い評価を得ているということで、利用者数や料金収入も昨年比20%増という評価をいただきました。
 それから、県立森林公園については、周辺施設との連携により公園の特色を生かした自主事業が充実していると。またお盆や休館日に臨時開館するといったサービスの向上に努めていると評価をいただきました。
 そして、森の家につきましては、積極的な営業活動や旅行会社との共同企画により、県外からも広域的に利用者をふやしていることが評価をされている状況でございます。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 それぞれ指定管理者の方がいろいろしてくださっていて、その評価をどう反映されているかというところもあるとは思うのですが、例えば県立森林公園の施設で、アスレチックの関係のものとか結構老朽化している部分があると思うのです。私も小学生のころ行った記憶がありますけれども、それから考えれば大分年月がたっている中で、その辺のものをどうされるのか。今後の展開も含めて、指定管理者の考え方とか方向性も評価をされているのだと思いますが、そこのところを教えていただきたいと思います。

○尾環境ふれあい課長
 県立森林公園につきましては、大規模リニューアルからもう20年以上経過したということで、老朽化が御指摘のように目立ってきております。そういうことから、26年度から再整備計画に取り組もうということで、27年度、指定管理者も入ったワーキンググループ等もつくりまして、再整備計画を今まとめているところでございます。
 今後、3年から4年かけてリニューアルを図りたいということで、予算の調整等も進めているところでございます。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 85万2000人の方がいらっしゃっているということで、やはり県民の皆さんに親しまれている施設だと思います。計画的に地域構想も含めて、広い視点から計画を早くつくっていただいて、また新たに県民の皆さんに親しまれる施設にリニューアルしていただきたいなと思いますのでよろしくお願いいたします。

 次に、説明書の73ページの富士山等の環境負荷の軽減や自然環境保全意識の高揚というところで御質問させていただきます。
 まず、富士山のし尿対策についてでございますけれども、維持管理状況調査を行ったとありますが、その結果と対応についてお伺いをいたします。

○平野自然保護課長
 山小屋トイレについてお答えいたします。
 山小屋トイレにつきましては、平成14年度から17年度にかけて、全部の山小屋のトイレを整備いたしましたけれども、それ以来、毎年、山小屋に対してアンケート調査を実施しております。26年の場合、利用状況は25万回ということで、平成25年度の32万回に比べると約2割減少しております。これは台風とか最初に大雪により、開山がおくれたことを反映していると思いますけれども、それもありまして処理能力に対する利用率が5割以下ということで、大きな問題としては特に出ておりません。
 施設も10年近くたっておりますので、平成26年度にはあわせておがくずトイレの老朽化に対して対策が必要かどうかを調査いたしましたけれども、適切な管理を行っておれば特に能力が低下していないことがはっきりいたしました。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 世界遺産関係のこともございますし、人もたくさんやってきているということでございます。その対策として、またこれ以上に必要になる部分があろうかとも思いますので、富士山に来た皆さんが気持ちよく帰れる状況をしっかりつくっていただきたいと思いますので、そこのところはお願いをしたいと思います。

 そしてあとは、富士山の環境保全で、官民一体となった取り組みということでいろいろな事業もやっておられます。環境保全意識の高揚に向けたいろいろな事業でございますけれども、平成26年度における具体的な取り組みとその成果をお伺いいたします。

○平野自然保護課長
 これにつきましても、特に意識の高揚については平成11年度にふじさんネットワークを設立しまして、環境保全団体、企業、行政などが正会員として、それから個人を賛助会員として構成してございますけれども、そのふじさんネットワークの活動の支援を中心として意識の啓発等を行っております。
 具体的な内容といたしましては、会員向けには毎月情報誌を発行し、一般向けにも年3回情報誌を発行していると。それからそれらをホームページでも見られる形で情報発信事業を行ったり、あとは自然観察会とか、ごみを中心としたクリーンアップ作戦など、あるいは環境維持のための草刈り体験とかさまざまな事業を展開したり、会員が行う事業に参加を呼びかけることをしております。
 成果としましては、実はごみ拾い活動をしても余り成果があらわれないくらい、少なくても5合目以上につきましてはほとんどごみが見当たらない状態まで向上していると考えております。
 ただ、近年国際化のせいもあると思いますけれども、一部マナーが悪くなってきている部分もあるので、それに対応するために6カ国語で「富士山へ登る人のために」というガイドブックを発行して、それらを登る人にその場で配付するだけではなくて、山小屋やスポーツ店とか空港、あるいは海外事務所などに配布して活用を呼びかけていることをやっております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 そうですね。特に富士山の場合、地域の方々、周辺の方々一体で今までもいろいろな活動、自然保護からごみの問題までいろいろなことを地域全体が取り組んできてくださっていますので、その成果が出てきているのだと思います。
 ただ、やはり世界遺産登録から、ある意味で全く違う状況に入ったということだとも思います。そこのところは柔軟に対応していただいて、静岡県にとっての富士山という意味では、日本にとっての富士山ということにもなりますし、ぜひ今まで以上に大切に自然の保護と富士山というものの価値を高めていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。

 最後になりますが、説明書の84ページの富士山静岡空港航空機騒音実態調査事業についてお伺いをいたしますが、この6地点で騒音の調査をしたということでございます。この場所の選定の基準と調査方法を教えてください。

○市川生活環境課長
 基本的には近隣の住居がある場所で静岡空港を囲む位置と考えております。選定方法は地元とも十分協議しまして選定をしております。
 また、測定に関しましては、基本的には空港が見える場所となりますが、建物が建っていると音が遮断されることがありますので、騒音が十分把握できる環境で選定しております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 この数値に対しての見方は、空港振興局がやるものと多分切り口が違うのかなと思うのですが、そこら辺の兼ね合いをちょっと教えていただければと思います。

○市川生活環境課長
 空港振興局は常時監視なので、常にどうなっているかという監視をしております。
 それから、こちらについては環境基準を設けておりますので、環境局でそれに適合しているかどうかという観点で私どもが行ったほうが、自社分析よりもよいだろうという形で行っております。実際に、ここに示されているとおり環境基準は達成している結果を得ております。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。
 それぞれそういった立場でやってくださっているので、それぞれで地域の環境を守っていただくという意味で、地元にいる人間としてもしっかりやっていただきたいという思いもございます。また測定できる場所もそうなのですけれども、地元の皆さんの声も聞いていただいてやっていらっしゃるようです。どうなのかなと思うところもあるのですが、それを言ってもしようがないんですが、なるべくたくさんの場所でやって、お金もかかることですから何でもやればいいということではないのですけれども、効率よく、またちょっとしたことで環境とか音の問題は変わるものですから、そこのところも含めて地域の声を拾っていただいて、効率よくできる限りきめ細かにやっていただければありがたいなと思いますが、それは要望として述べさせていただいて質問を終わります。

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