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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:池谷 晴一 議員
質疑・質問日:10/31/2013
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○池谷委員
 分割でお願いします。
 まず、総務部、警務部関係でございます。
 この説明書の7ページに交番・駐在所の建設という資料がございます。
 建設というか建てかえでございます。平成24年は4カ所ということでございますけれども、県全体としてどのぐらいあったうちの4カ所なのかということを、お聞きしたいと思います。
 それと、この菊川警察署南山駐在所、天竜警察署西川駐在所ですけども、建てかえの理由が移転要請ということでございます。敷地が市有地ということは、市から移転してくれというような話があったということだと思いますけれども、これはどういう理由なのか、借地契約が満了ということなのか、そこら辺をまずお聞きいたします。

 次に、8ページでございます。
 長時間労働者の面接指導ですけれども、1カ月当たり80時間を超える職員ということでございます。この1カ月当たり時間外勤務が80時間を超えた職員はどのくらいいたのか、そういう皆さんはどんな業務内容なのかお聞きをいたします。

 そして、その下のほうですけれども、被疑者取調べ監督制度の推進ということでございます。
 この不適正な取り調べにつながるおそれのある行為というものがあったのかどうか、もしあればどういう内容であったのかということをお聞きいたします。

 次に、9ページでございます。総合監察、随時監察、指導の関係ですけれども、件数と内容をお聞きしたいと思います。

 それと、その下に、今度は表彰がございます。
 警察本部長表彰の授与を受けた職員と部署、これがどのぐらいあったのか、何人あったのかということと、表彰の内容、理由です。それと、警察活動に協力いただいた部外者には感謝状が出ておりましたけれども、この人数とこの感謝状の主な贈呈理由を聞かせていただきたいと思います。

 10ページで留置施設の関係について、先ほど来質疑がありますけれども、この説明では被留置者数が減少という説明でございます。表でも実際に減少しているわけですけれども、留置施設自体は不足するようなことはなかったんでしょうか。
 それと、留置施設視察委員会における指摘事項というのは何かあったんでしょうか、お聞きをいたします。とりあえず、以上お願いします。

○山城地域部参事官兼地域課長
 平成24年度中の交番・駐在所の建てかえについて、御説明させていただきます。
 委員の御指摘のとおり、平成24年中に4カ所の建てかえを済ませております。これはいずれも老朽化による建てかえであります。静岡中央署の西部交番及び同署の大原駐在所は老朽化、敷地地権者からの移転要請に加えて老朽化したということで、菊川警察署南山駐在所と天竜警察署西川駐在所の2カ所が建てかえとなっております。
 平成24年度においては交番が全部で205カ所、駐在所につきましては147カ所ございまして、その中から4カ所が建てかえとなっておる状況です。以上でございます。

○小林総務部参事官
 昨年度建てかえました菊川警察署南山駐在所と天竜警察署西川駐在所の移転の関係でございます。
 菊川警察署南山駐在所につきましては菊川市内の学校の駐車場の確保、天竜警察署西川駐在所につきましては浜松市の庁舎の建設のために移転要請がございまして、交番を移転いたしました。
 老朽化した施設の関係でございますけども、平成25年4月1日現在、交番は県内では205カ所、駐在所147カ所、計352カ所ございますが、老朽化した交番につきましては38カ所、駐在所は64カ所、合わせて102カ所が老朽化した施設となっております。以上でございます。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 長時間労働者の面接指導の関係について、お答えいたします。
 まず、面接を実施した人数でございますが、平成24年度に面接を希望した職員が延べ15人、それから面接指導の必要性があると認められた職員延べ176人を合わせた191人について、医師の面接指導を行ったところでございます。なお、面接指導の必要が認められる職員というのは、問診票等で負担度が高く疲労の蓄積が認められる職員等を言うところでございます。以上でございます。

○田中総務部参事官兼総務課長
 取調べ監督制度の部分について、お答えいたします。
 まず1つ、平成24年度中に不適正な取り調べにつながるおそれのある行為の発生があったかないかについては、ございません。ちなみに、平成25年度、今の段階においても発生しておりません。

 2つ目でございます。留置施設視察委員会でどのような指摘を過去に受けているかということにつきまして、指摘を受けたものはございません。
 ただ、平成24年度における意見として、視察した警察署に対して改善を求める意見は9件ほどいただいてございます。被留置者の処遇に関する意見が2つほど、施設の環境整備に関する意見が6つほど、その他の意見1つでございました。意見の一例を申し上げますと、焼津警察署の環境整備に関する意見として、高齢者の収容のために、風呂場の入り口に滑りどめが置いてあったわけですけれども、体を洗う場所や浴槽の中にもあったほうがいいんじゃないかという意見を賜りまして、それについては、これを購入して改善をしている状況でございます。そのようなものが幾つかございます。
 また、浜松東警察署では、土日あるいは夜間の一般の面接を、限定的でもいいからやっていただいたらどうかという要望がございました。通常土日はやっておりませんけれども、署長の管理運営上問題がなければということで、一般では土日に15分間、被留置人の面会の時間を設けるというようなこともしてございます。以上でございます。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 済みません、長時間労働者の関係について、少し補足をしたいと思います。
 1カ月当たりの時間外の労働時間が80時間を超えた職員につきましては、平成24年度は延べ2,509人になります。この長時間労働の多い職員の上位を見てまいりますと、多くは捜査担当の職員でございます。以上でございます。

○佐野警務部長
 監察・指導の実施について、御説明させていただきます。
 平成24年度中、総合監察は全27警察署を対象に実施したところでございます。中身としては、係長が交番等への巡視を行った際に、作成すべき巡回指導簿を作成していなかったという件、また、捜査研修中の署員を、指導員の同行指導なく護送補助者として運用していたといった件など、合計9件について指摘して、一層の改善を求めているところでございます。
 また、随時監察は交番・駐在所等に対して実施したものでございまして、勤務中に警察官が制帽、帯革等が未装着であったといったものを含めた3件について、指摘しているところでございます。
 総合監察、随時監察につきましては、監察のあり方に関する警察庁の方針を受けまして、本年度の途中から、書類の点検を中心とした不備指摘型から、署員に対する応問の導入などの指導型へと転換しているところでございます。

 続いて、表彰の関係について御説明させていただきます。
 本部長表彰は、個人に対する功績賞――退職時に表彰するものでございます――それと賞詞、賞誉、そして部署、所属に対する賞状、賞誉等がございます。また、昨年5月から、日夜活動している職員の功労及び所属間の連携による早期の事件解決等の功労に対して、タイミングよく称揚してその功労に報い、士気高揚に資するために、本部長即賞制度を新たにつくり、実施しているところでございます。
 平成24年中の個人に対する功績賞は126件、賞詞は385件、うち賞詞特級という形で特別に功労があったという形で認められたものが10件含まれております。賞誉は551件でございます。また、部署、所属に対する賞状ということで67件、所属に対する賞誉が65件。即賞は個人が8件、部署が3件。合計で個人1,070件、部署135件に対し授与しているところでございます。
 従前は、事件検挙等で顕著な功績が認められたものに対して表彰しておりましたが、実績が顕在化しにくい資機材の開発や鑑識技術の研究、防犯活動などに対しても、表彰を積極的に推進しているところでございます。
 続きまして、感謝状の贈呈に関してでございます。
 感謝状は、部外の協力者の方々に対して贈呈しているものでございます。具体的な贈呈の基準といたしまして、犯罪の予防または鎮圧、犯罪の捜査または被疑者の逮捕、人命の救助または身体もしくは財産の保護、火災その他の災害、または変事における警戒、防護及び救護、静岡県警察またはその職員に対する協力等の場面において功労があった場合のほか、表彰することが適当と認められる場合に贈呈しているところでございます。
 平成24年中は団体19件、個人56件に対して贈呈させていただきました。具体的には、静岡県の企画広報部多文化共生課に対して、定住外国人の共生対策に係る警察活動協力ということで感謝状を贈らせていただいたほか、少年警察ボランティア連絡協議会、また振り込め詐欺被害防止に貢献してくださったということで、三島信用金庫に対して感謝状を贈呈いたしました。また、個人に対しては、少年警察協助員等ということで、多年にわたる少年非行防止、健全育成活動ということで、8人の方々に感謝状を贈らせていただいているほか、警察協力医会会員ということで、多年にわたって検視活動等に協力してくださったということで、医師の方々に対して感謝状を贈らせていただいた例がございます。以上でございます。

○田中総務部参事官兼総務課長
 御質問の、留置施設の不足の有無につきましては、平成24年における県下の留置施設は、本部直轄の留置施設が1つ、各警察署の留置施設が27、合計28の留置施設がございまして、収容定員は576人ということになってございます。それに比較しまして、県内では平成24年度中は1日平均で307人余の収容をしておりまして、年間の収容率を計算していきますと、大体54%でございます。平成24年度の被留置者の実人員は4,004人で、前年度から174人減少し、延べ人数も前年度を下回っております。なおかつ54%前後の収容率ということでございますので、不足しているということではございません。以上でございます。

○池谷委員
 それでは、生活安全部、地域部、交通部の関係をちょっとお聞きいたします。
 まず、14ページです。
 少年非行について、何人かの方が質問されておりましたけれど、再犯といいますか、続けて非行に走ってしまうという子供たちは、この14ページの表の中でどれぐらいいたのかということをお聞きいたします。

 次に、補導された少年に対しまして、少年サポートセンターで継続補導しているということで説明がございましたけど、その効果につきましてお聞きをいたします。

 次に、15ページですけども、少年サポートセンターを核に、被害少年58人に対する継続的な立ち直り支援活動を実施したということです。その主な成果につきましてお聞きをいたします。

 サイバーパトロールで45人の少年を検挙・補導して保護者に指導を依頼したという文面でございますけれども、保護者がしっかりとその指導をしてくれたのかということで、この45人の少年――以前にもあったかもしれませんけれども――再度検挙・補導されたということはなかったのかどうか、お聞きをいたします。

 次、16ページに鳥獣保護法違反事件と出てますが、これの内容をお聞きしたいと思います。

 それとその下、富士山麓クリーン作戦を展開して、不法投棄の取り締まりを推進ということでございます。この取り締まりの結果をちょっとお聞きしたいということとあわせまして、状況として、富士山麓の不法投棄というのは件数が減少しているという認識を持たれているのかどうか、お聞きしたいと思います。

 次に、20ページでございます。
 平成24年度中、110番通報が22万7000件余でございます。このうち、相談、照会、いたずら等のいわゆる不要不急の通報というのがどのぐらいあったのか、お聞きをいたします。

 次に、32ページに交通部のハンドルキーパーの推奨とあります。これはあんまり聞かない名称なんですが、この概要と、推奨するということですので、広報啓発活動をされた結果をどう捉えておられるのか、お聞きをいたします。

 最後に、45ページでございます。
 PFIで中部運転免許センターを建設されました。2億2500万円余でございますけれども、通常の整備手法と比較して、PFI事業による効果をどう捉えておられるのか、お聞きをいたします。以上です。よろしくお願いします。

○酒井少年課長
 まず、少年非行の再犯率についてお答えいたします。
 平成24年中に、刑法犯で検挙・補導した少年1,872人のうち、過去に非行歴のある少年は507人で、全体の約3割を占めております。有職少年では約6割、無職少年では約5割が再非行少年であり、再非行率を押し上げている状況にございます。一方、中高校生の再非行率は約2割となっております。

 次に、継続補導の効果についてお答えいたします。
 平成24年中、家出、無断外泊、不良交遊等の不良行為少年182人に継続補導を実施いたしまして、本年9月末までに約96%にあたる174人の指導助言を終え、その後の生活の見守りを保護者に委ねております。残る8人については、現在も継続中です。
 継続補導を終えた少年の約8割は不良行為の改善が見られて、不良行為が深刻化していく少年の非行防止に一定の効果が得られているということで判断をしております。また、残る2割については、児童相談所等関係機関への引き継ぎや帰国などにより終了しております。

 次に、被害少年の58人に対して実施した立ち直り支援活動の主な成果についてお答えいたします。
 平成24年中、性被害や粗暴犯罪など犯罪被害に遭った少年58人に継続的な立ち直り支援を実施し、これも本年9月末までになりますが、約97%にあたる56人の支援を終えて、その後の生活の見守りを、これも保護者に委ねております。残る2人については、現在も継続中でございます。
 継続支援の成果につきましては、52人、約9割の少年に精神的ダメージの回復、軽減が見られているということで、立ち直りに一定の効果が得られているものと判断をしております。また、残る1割については、医療機関等への引き継ぎにより対応を終了しております。

 次に、サイバーパトロールにより検挙した45人に係る保護者の指導状況について、しっかり指導しているかという御指摘についてです。
 平成24年中、サイバーパトロールにより検挙・補導した少年45人について、補導した際は必ず保護者に引き渡すわけですが、その際に警察職員が記録化した少年の不適切な書き込みを保護者に示して、検挙や補導の目的とネット犯罪は非常に危険だということで、厳重に説諭、説明をしてございます。我が子による不適切な書き込みを目にした親御さんは、非常に驚愕するというか、驚きが大きい一方、非行や被害に遭う前に警察に補導してもらってよかったと、早期にこういったことをしてよかったと謝意を示して、警察職員の指導に従って、インターネット利用について親子でルールを決めるというような未然防止対策、予防策にも積極的に取り組んでいただいているという効果が見られております。
 最後に、こういうサイバーパトロールで、再非行というか再補導された少年がいるかということですが、残念ながら1人だけおります。平成21年に1人、中学3年生の女子を2回補導しております。これは、2回とも使用済み下着を売買する掲示板、会える人はいませんかという書き込みをしたということで補導をしております。以上です。

○守屋生活安全部長
 鳥獣保護法違反の関係で、お答えをいたします。
 平成24年中の鳥獣保護法違反は61件、64人を検挙しております。そのうちの95%にあたる58件、60人が飼養違反――違法に飼っているということでございます。なお、対象はメジロが81%ということでございます。

 それから、富士山麓クリーン作戦についてでございます。
 平成24年中は19件、22人を検挙しております。ここ数年はおおむね20件前後発生をしておりますので、減少しているとは考えておりません。まだまだ巧妙になってきておりますので、一生懸命やりたいと思っております。以上であります。

○村松地域部長
 不要不急の110番通報について、御説明をさせていただきます。
 平成24年度の総受理件数22万7608件のうち、急を要さない、または警察業務とは関係のない相談が約6,000件、免許更新手続や他の機関に関する照会が約1万5000件、いたずら、無言電話、虚報が約3万3000件、そのほか、いわゆるかけ間違いが1万3000件、合計全体の約3割に該当します約6万7000件が不要不急の110番通報となります。以上です。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 ハンドルキーパーの概要について、お答えします。
 ハンドルキーパーとは、仲間同士で車を利用して飲食店に立ち寄った際、あらかじめアルコール類を飲まずに運転手役となる人を指定し、飲酒運転を防止しようとする活動です。
 この運動の広報啓発の結果をどう受けとめているかということでありますけれども、この運動を理解し協力を表明している飲食店は、平成24年末現在4,017店舗ございまして、店内のポスター掲示、それから店員による来客の車両使用状況の確認を行っております。また、ウイスキーの工場見学者に対するハンドルキーパー推進に関する場内広報及び車両運転者に対するハンドルキーパーの名札の貼付、それから鉄道会社と連携した特別列車、中伊豆ワイン電車における飲酒運転根絶ハンドルキーパー推進キャンペーンの実施というようなことで、運動への理解が進んでいると認識しております。以上であります。

○小林総務部参事官
 PFI手法の導入の効果について、お答えいたします。
 PFIとは、民間の資金や技術的、経済的なノウハウを利用いたしまして、公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営等を、民間事業者に包括的に行わせる事業手法でございます。この手法を導入したことによりまして、予算面では大きく2つの効果がありました。
 1点目でございますけれども、設計、建設費用の資金調達は民間の事業者が行うため、県としましては一時的に多額の予算を投入する必要はなく、施設完成後に割賦払いにより経費を負担するため、予算の平年度化が図れた点でございます。
 2点目でございますけども、民間事業者等の一括発注や民間ノウハウの活用によりまして、事業コストの削減が図れた点。この2点が大きな効果でございます。以上でございます。

○阿部委員長
 それでは、ここでしばらく休憩します。
 再開は15時25分でお願いします。

( 休 憩 )

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