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委員会会議録

質問文書

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平成20年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:12/15/2008
会派名:自由民主党県議団


○天野(進)委員
 質問は2点だけです。
 その前に、過日岡山空港を訪ねました。そして、岡山空港は、感覚的に私たち静岡空港と大変似ているというふうに印象を持っておりました。というのは、彼ら岡山が考える顧客、それは東西100キロメートルという認識を持っているわけです。そして、東には神戸空港あるいは関西国際空港、大阪国際空港、西には広島空港、そういう中にある岡山空港という意味で、静岡空港と大変に似ている立場でした。それにもかかわらず、岡山空港は大変にすばらしい成績をおさめております。たしか年間160万人くらい利用客があるんじゃないかと思いますけれども、そこで私が後に気がついたのは、東西100キロメートル以外に南北があるということだったんですね。四国も自分たちの商圏に入っている、そして山陰のほうまで同時に自分たちのお客さんとして岡山空港は考えている。だからこそあれだけの成績をおさめたんだと思ったときに、いささか静岡空港は頑張らなきゃ大変だなというのを禁じ得なかったとこであります。以上、それは私が感じたところであります。どうぞ頑張ってください。
 次に、第1点として、この前の企画部に尋ねたら、それは空港部じゃないだろうかという、そちらのほうが正解だろうというふうに言われました。実は、今韓国であり中国であり、その就航便すべては向こうの航空会社が静岡空港を利用するということでお願いに上がってるんです。なぜ、日本航空会社が海外に向かって市場開拓をしていこうという姿勢がないんだろうか。もちろん、もしかしたら、その裏には人件費とか、そういう問題もあるかもわかりません。でも、いささか何か頭を下げるだけで、静岡空港の未来をお願いしているという感じがするわけですけれども、その辺の感覚の違い、どう理解していいのか教えてほしいと思います。

 そして次のもう1点、これは例の用地問題で静岡県として知事初め関係者が、何度も新聞やテレビの中で地権者の方々に大変に御心労を煩わしたということでおわびをしているわけです。でも、本当におわびをしなきゃならない相手は県民じゃないですか。1900億円という膨大な金を使って空港をつくってきた。たくさんの批判がありました。しかし、そういう中で、もう既に始めた仕事、途中ではとまらないという状況の中でやってきたんです。そして、いよいよという段階で、ケアレスミスかもわかりませんけれども、静岡県は全国的にその名前を大変に売ってしまったんです。謝るならば、まず県民に謝ってほしい。それは県民の共通した思いだろうと私は思っております。
 この地権者の方々には、もちろん心労を煩わしたというところはあるでしょう。あるかもわからないけれども、県民の莫大な金がここに費やされ、そして少なくとも経済的には地域にメリットを与えてきているわけであります。そういうようなことを考えたとき、まず第一に県民に謝ってほしいという思いは禁じ得ない。そのことについて、どのように部長お考えでしょうか、お尋ねします。

○犬丸利用推進室長
 まず、韓国、中国との路線につきまして、相手国の航空会社が就航の表明をしていただいておりますが、なぜ日本の航空会社が就航しないのかという御質問だと思います。
 この点については、日本の航空会社にも県としても意向を確認したことがありますけれども、例えば韓国のソウルであれば、アシアナ航空、大韓航空とも仁川空港を拠点として、仁川空港から全世界へ路線を飛ばしていくという状況でありまして、その自社の拠点から静岡空港に飛ぶということについては、それなりにコスト的にも抑えられる部分があるわけでございます。一方で日本の企業は基本的には、成田空港、関西国際空港、中部国際空港を国際便の拠点として、そこから海外へのネットワークを張っていくということになりますので、仮に日本の航空会社が静岡空港からソウルあるいは上海に路線を飛ばすということになりますと、静岡空港に国際便を飛ばすだけの拠点化をしなければならないということで、それについては、外国の航空会社が自分の拠点の空港から静岡に飛んでくるのと比べても、一段とコスト的にかかる部分があるということだと思います。
 そういうことで、日本の航空会社は、成田空港、関西空港、中部国際空港、あとは福岡空港から一部海外路線を飛ばしているかと思いますけれども、それ以外の、例えば岡山空港も含めて、仙台空港ですとか、広島空港についても、海外路線については上海であれば上海を起点にしている中国東方航空が就航していると。ソウルであれば大韓航空、またはアシアナ航空が日本の地方空港に就航しているというのが実態でございまして、そこは県としても、日本の航空会社が経営戦略を変えて、地方空港からも海外に進出するということになれば、ぜひ静岡空港からの海外路線も検討をお願いしたいというふうに考えておりますが、現状では簡単にはいかないのではないかと感じております。

○岩ア空港部長
 今般、開港延期などに至りましたことにつきまして、まず第一に県民の皆様方に多大なる御迷惑、御心配をおかけしたこと、これはまさしく委員御指摘のとおりでございます。これが私どもとしても、最もおわびをしなければならないことでございます。
 そうしたことから、10月29日の全員協議会での知事説明以降、その旨につきましては、これまでも県の姿勢といたしまして、県民にまずおわびをしなければならないことについてはるる御説明及びおわびをさせていただいたところでございます。

○天野(進)委員
 今部長が答えられましたけれども、確かに知事も県民にという言葉はあるでしょう。そしてそれは事実言われておりますし、その思いも決してなかったわけじゃない、それは理解します。しかし、例えば地権者からの7項目の要望のことで相手の御理解がいただけなくて、今まだ会えないという言葉の中に、何か一辺倒にただ地権者に謝ってるだけという印象を多くの県民が実は抱いているんですね。私たちにはそういう声が入ってくるわけであります。
 ぜひその辺、もう少し気を使っていただいて、静岡県の空港、そして膨大なお金1900億円というのは、もしこれを起債にしたら一日に4000万円返済しなきゃならない数字なんですね。膨大な金です。そう考えると県民に対して、行政としてやらせていただく空港部としては、ぜひ今後もそういう心を持って対応してください。それが期待であります。以上です。

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