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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:11/06/2009
会派名:民主党・無所属クラブ


○大石(裕)委員
 私のほうから、何点か質問をさせていただきます。
 まず、この説明資料の77ページの(エ)の授産製品品質向上・販売促進プロジェクト事業なんですが、販路拡大等を行い授産工賃の増加を図ったということですけれども、この販路拡大と授産工賃の増加というのは、非常に課題だと思っております。この販路拡大と授産工賃の増加というのをどの程度、どういうところをどう拡大されたのか、具体的に教えていただきたいと思います。

 次に、142ページの(11)の先進医薬普及促進事業の実施というところなんですが、これの(ア)の治験ネットワークの運営という中で、治験ネットワークの病院数29病院というふうになっております。この病院の選定方法、適切な医師がいるとか、施設の規模、病院の総合的なレベルということなんかもあるんでしょうけれども、どういう病院を選定しているのか、その選定方法を具体的に教えていただきたいと思います。

 次に、決算審査意見に対する説明書の中の47ページの病院事業についての未収金回収の件ですが、平成20年7月から外部委託されて、回収を強化してやっているのは承知しているのですけども、平成20年7月から20年度の期間で結構ですが、何件でどのくらいの金額の債権を回収会社に依頼をして、何件で幾らの回収ができたのか、そしてその経費は幾らかかったのかということまで教えていただきたいと思います。

 次に、正式名称は緊急子供電話相談か何かだと思うのですが、♯8000の電話の件です。私も平成19年に厚生委員会だったものですから、そのときにいろいろ話をさせていただいて取り組んだ経緯はあるんですが、平成19年度から始まって、当初は大体月300から400件の電話相談があったという中で、もっと広報してほしいねという話をいろいろする中で、12月ぐらいから件数がふえて、1月から3月ぐらいは700件程度ぐらいまできているという話は伺っているんですが、平成20年度はその後として、月の問い合わせ件数等がどういう推移をしているのか教えていただきたいと思います。

 それと、静岡がんセンターのほうですが、静岡がんセンターで地域別初診患者数というのが表に出ております。これを見ますと、東部、中部、西部で、西部が非常に少ない。距離的な差があるというのもわかるのですけれども、それと比較して県外なんかは1,387人と、西部が352人に対して非常に多いということになっております。3ページ目の医療連携の状況というところなんかを見ても、それと比例して、数字的には東・中と比べると西部が非常に少ない。県外が西部よりも多いという状況の中で、浜松医大とかそういった病院があることが理由なのかもわかりませんけれども、静岡県立の病院という意味で、静岡県内の人にもっと使っていただきたいという思いもあります。もちろん県外が悪いという意味ではないんですけれども、そういった中で、そこら辺の考え方、そして取り組みという部分でお答えをいただきたいというふうに思います。

 あともう1つ、決算審査意見に対する説明書の44ページですが、看護職員修学資金貸付金返還金の件ですが、ここで平成20年度収入未済の状況で、収入未済者数が33名で、件数279件となっていますけども、これはこっちの執行実績の説明書120ページを見ますと、奨学金を受けている全体の人数が253名になるのかなというふうに思います。そういった中で、収入未済者数が33名ということを考えると、非常に確率が高いというふうに思うのですが、そこら辺の実数と、もし253名のうち33名ということであれば、なぜそのような状況になっているのかというところの把握と対策をお答えいただきたいと思います。以上です。

○大石障害福祉室長
 それでは初めに、77ページの授産製品の品質向上・販売促進プロジェクトについて、販路拡大それから授産工賃が具体的にどういうふうに変わったのかということについてお答えいたします。
 このプロジェクト事業につきましては、小規模作業所におきましては、製品を販売、あるいはそれを売り上げていくというのが、生産量も少ないですし、単体の作業所ではなかなか困難であると。そういった小さな作業所が協力し合いながらプロジェクトを組むような形でやることによって、大きな力となって生産量も拡大し、いろいろなところに販売できるということで、作業所と行政とそれから静岡文化芸術大学という、福祉、行政、それと学術という3つのところが力を結集して、協働で事業展開をしていくという一環の中で取り組んでいるものでございます。
 具体的には、ワーキンググループをつくりまして、販路を拡大するために、例えば木工製品でありますとか、縫製品とか食品といったようなものでオリジナルのものを開発し、よりいい製品を売っていくと。そういう中で、1つの作業所ではなかなか販売までできなかったものを、協力しながら戦略的に拡大するということで、例えばホームセンターでありますとか、あるいは旅館組合あるいは観光施設といったところで、具体的に言いますと、例えば修善寺のサイクルスポーツセンターとか、西部でいきますと竜ヶ岩洞とか、そういった観光スポットのところに授産製品を置かせていただいて、そしてそこで販売していくというような形をとる、あるいは県主催のイベントとか、いろいろな大会でブースを出店して、そこで授産製品を販売していくというような形で売り上げを伸ばすと同時に、授産製品は非常にいいものが実はつくられているということの周知啓発を図る意味で、そういったところで出店しながら販路を拡大しているということでございます。
 それで、なかなかそうは言っても実際には売り上げにすぐに結びつくかというと、そこまでいかないところもありますけども、ある作業所の例を申し上げますと、これは三島の例でパウンドケーキなどお菓子を売っているところですけども、こういった食品につきまして協力し合いながら、例えばギフトセットとして、お中元とかあるいはお歳暮、あるいはホワイトデーといったところに、そういったパウンドケーキやクッキーの詰め合わせを、複数の作業所が協力し合いながらやる中で、平成17年度当時の総売り上げが270万円であったのが、平成20年度には670万円ということで、2倍以上の売り上げがあったということで、月額の平均工賃にしましても、3,000円程度であったものが1万円ぐらいにまで引き上がったというような例もございます。
 これからまだまだ販路の拡大あるいは工賃を上げるということにつきましては課題も残っておりますけれども、よりよく進めていくために、こういったプロジェクトの活動というのは続けていきたいと思っております。以上でございます。

○嶌本薬事室長
 治験を行う上では、医師あるいは看護師、それから薬剤師、またコーディネーターと連携することが大切なことと思っております。そこで病院としては、急性期病院の200ベッド以上の施設、それから治験管理室及びCRC――治験コーディネーター等の整備がされている病院ということにしております。以上です。

○松浦医療健康局参事
 県立病院の未収金の委託の関係でございますけれども、未収金のうち4カ月以上たったものが委託の対象になってきまして、そのうち支払いを拒む意思が明確な方ですとか、破産ですとか、あるいは明らかに所得がなくて未払いというような案件については対象としてございません。
 昨年の実績ですけれども、7月からでございまして、委託したものが1億5340万円余でございます。そのうち、回収できたものが1716万円余でございまして、回収率としては11.19%、それに係る経費でございますけれども、これは実際回収できた額の一定割合が支払われますけれども、630万6000円余でございます。
 あと、回収実績を今11.19%と申しましたけども、これは金額ベースでして、委託した件数でいきますと21.99%の回収率でございます。以上です。

○曽田医療室長
 小児救急電話相談の件数ということで、平成19年に毎夜間に拡大しましたときに、6,099件――1日当たり16.7件になります。平成20年度が8,864件――1日当たり24.3件。ことし8月までの調べですと3,374件ということで、26.3件が1日当たりということです。徐々にではありますけどもふえておりまして、今後とも皆さんにできるだけ多く使っていただけるように、そういう広報等についても検討してまいりたいと思っています。以上です。

○池谷マネジメントセンター長
 静岡がんセンターにつきましては、西部の利用が少ないのではないかという、正確に言いますと、紹介患者の数が少ないのではないかというようなお話でございます。
 実際に数の点では、やはり距離がありますので、通院のことを考えますと、遠くですとなかなか難しいということが実際にはございます。
 ただ、患者さんの数の点ではなくて、連携している病院の数ということで言いますと、平成20年度において、診療所などを除く病院の場合、東部のほうの病院で65%、西部のほうの病院で30%が連携を行っております。特に200床以上の大きな病院では、すべての県内の病院と連携関係にございまして、実際に患者さんの紹介のやりとりがございますので、そういう意味では、つながってないということではございません。そこは1つ言えると思います。
 それからもう1つ、がん診療拠点病院の指定を受けまして、今県内に10あるわけですけれども、そのうち西部地域には4つございます。そういうわけで、地域におけるがん診療の均てん化を目指すということで、今厚生労働省のほうでそういう形をとっておりまして、県もそれに支援をしているような形になっております。そのがん診療拠点病院のほうで受けるということが明確になってきたのかなという点はございます。
 ただ、セカンドオピニオンという形で御相談を持ちかける患者さんという意味では、西部が必ずしも少ないというわけではございませんので、そういった意味では、距離はあるけれども、決して関係がないわけではないということが言えると思います。
 それから、私どものほうで行います研修会なども、最初のころは自分のところといいますか、がんセンターの中で行うことが多かったんですけれども、最近では中部のほうで行うことが割りかし多くなっています。まだ西部まで出張っては行っていませんけれども、またその辺も考えていきたいと思っております。以上です。

○森田医療人材室長
 看護職員の修学資金貸与の未返還金のことですけれども、説明書の120ページにございますとおり、平成20年度の貸与者は253人、それから貸与総額は1億180万円余でございました。
 それで、この修学金は、県内の200床未満の医療機関に5年間就業することによって返還免除となるものであります。就業しなかった場合に返還が生じるということでございますけれども、この33人の933万3000円ほどの未収金は当該年度――平成20年度に貸与した方の未返還金分が8人、金額にして195万円ほど。それ以外の29人分は、過年度分でございます。通常は返還が生じた場合は、借りた分について3年間で返すと。毎月3万3000円なりを返していくわけでございまして、この調定は毎月行います。
 したがいまして、過年度分――平成19年度以前に同じような返還が生じた方の分もございまして、こちらの方が29名、738万円ほどになっております。それで収納率も、当該年度分は97.1%と、すごく収納率がいいわけですけれど、どうしても過年度分になってきますと、生活面もあると思いますけれども、8.2%というふうに収納率も下がってくるという、そういう状況でございます。

○大石(裕)委員
 ありがとうございました。
 説明を聞いてわかったところも幾つかあるんですが、授産製品の販路拡大と授産工賃の増加の部分に関しては、本当に課題としてずっと取り組まれていることもわかっておりますし、私もいろいろな関係者の方から話も聞いたりもします。私の知っている方なんかは、特にさっき答弁でもありましたパウンドケーキという話ですけど、クッキーなんかもつくられたりして、それをパチンコ屋さんの余り玉と引きかえにとか、そうすると数がすごく出ます。そういったことをやってらっしゃる方なんかもいらっしゃいますので、身近にいつもそういうものがよくあるという形と、少しでもいい工賃が出て、販路もたくさんあるという状況をつくっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。要望ということでお願いします。

 あとは電話相談の件ですが、年々大分よくなってきているというのはわかります。やはりこれ、医師不足に対応した対策の1つでもありますので、特に子供たちと親御さんしかいないという家庭が多い中で相談ができるという意味では、この事業は親御さんにとって非常に心強いものだと思います。夜遅くまでやっているということもありますし、私がいつも議会報告というようなチラシを出しているのですけど、その下にこの電話相談のことを広告で入れて折り込みをやったときに、ある主婦の方の何人かから話を聞いたのですが、これは非常にいいねと。私の報告はどうでもいいから、そこだけ切りとって冷蔵庫に張ってあるとかというような方もいらっしゃいましたので、ぜひそういった拡大をしていただきたいなと思います。以上要望で、ありがとうございます。

○多家委員長
 ここでしばらく休憩いたします。
 再開は13時15分といたします。
[11:54]
( 休 憩 )

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