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委員会会議録

質問文書

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平成20年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:12/15/2008
会派名:自由民主党県議団


○小楠委員
 きょうの資料の順番に従って幾つかお聞きします。
 2ページのところに支障物件に係る地権者との協議経緯というのがありまして、先ほど9番委員からも出てましたが、実はこの協議の経緯と別のところで地権者の方に今回動きがありましたですよね。12月9日付で静岡県収用委員会あての申し入れ書というのが出ています。もちろん収用委員会は空港部の所管じゃありませんから、そのことについてはお聞きするわけではないんですが、ただこの申し入れ書の文言の中にちょっと気になる部分があるもんですから、それについてお聞きをしたいと思います。
 委員の皆さんはお持ちでないかもしれませんが、空港部の方は持っておるんで、本文の真ん中辺に、「県によって行われた制限表面と立木と地盤との関係を調査した測量によって、当初の設置許可に基づく制限表面に支障を与える物件の存在が確認されたばかりではなく」ここまでは今までにわかっておりますね、「県の定義によれば、本来は収用範囲に含まれない部分が収用されていることを示す測量成果が認められている。」これは今まで公になっていない話ですね。もちろん地権者の方の申し入れ書ですから、地権者の方がそのように勝手に理解をしているのか、県との協議の中で何らかの測量成果を県側が示したのか、その辺のところは私にはわかりませんけれども、こういった文言が入って、収用委員会のほうに申し入れ書が出てるという事実があります。
 この部分について、特に収用範囲に含まれない部分が収用されているということは、障害となった立ち木の問題はもちろんのこと、これまた大変大きな問題だと思いますもんですから、この部分についてどのように認識されているのかお伺いします。

 もう1点は、旅客ターミナルビルのパースを見せてもらいました。空港部の皆さん方からすると、公的利活用スペースについて説明をするというつもりでつけてもらったんですが、それについては概略わかりました。ただ、それ以外のスペースのところにも、どうしても目が行くもんですから。富士山静岡空港株式会社の範疇だとは思いますけれども、指定管理者として委託をした県の責任もあると思いますんで、少しだけ教えてください。
 まず、1階なんですけれども、チェックインロビーというところの上に、横に並んでいるのが、多分チェックインカウンターじゃないかと推測するんですけれども、その奥のスペースを左からANA、JAL、手前に国際線、FDAとあるわけですけれども、このスペースの配分で見ると、国際線はアシアナ航空が決まり、中国東方航空が決まり、中国南方航空も意欲を示し、大韓航空も決まるかもしれんというような中で、スペース配分はこれでいいのかなというようなことが疑問になるんですけれども、それについてまず教えてください。

 もう1つは2階です、搭乗待合室。可動間仕切りなんていうのが真ん中に入っているもんですから上手に使い分けるということを考えているんでしょうけれども、この可動間仕切りというところの、多分右側が国際線、左側が国内線というイメージだと思うんですけれども、それぞれ何人くらいの搭乗客が待つことができるのかというのを教えてください。

 もう1点は、路線就航に関してですけれども、金曜日に久々の明るい話題と言いますか、空港部の皆さんから中国東方航空の上海便週4便という発表がありました。その後で、実はきのうのある新聞にこれに関連した記事が載っていたんですね。金曜日の発表で我々がもらったペーパーには、社長というか会長なのかな――中国側では会長という言い方をしているみたいですけれども――との面会が急にキャンセルになって、副の人になったいうようなことが、我々のペーパーにも出てたんですけれども、要は中国東方航空の会長さんがやめると。それで、中国南方航空の会長さんがそのまま横滑りで中国東方航空の会長になる。中国南方航空のほうはどうかというと、しばらく空席だと言われてるんですね。
 その新聞記事によれば、将来的には中国国営航空会社の再編も視野に入れた人事ではないかというふうに書いてありましたけれども、今回、中国東方航空の上海便が決まったということには、恐らく影響はないと私は思っているんですけれども、今後就航に意欲を示してくれている中国南方航空等との交渉に影響がでないことを望むわけですけれども、十分な情報が入ってないかもしれませんが、その関連で何かあればお聞きしておきます。

 もう1点。今6番委員からあったんですけれども、チャーター便についても岩瀬部長代理から少し話がありました。9月議会だったですかね、私もチャーター便についてのイメージを新たにしたわけですけれど、要は単発で1回行ってくるというだけではないと。ある一定期間を決めて週に何便か飛ばすんだと、それが今のチャーター便なんですよということを皆さんから聞かせていただきました。確かに開港日がはっきりしない中で、我々日本人的な感覚からいくと、春休みシーズン、ゴールデンウイーク、あるいはそれに続く夏休みというようなところについてのチャーター便を運航する航空会社も、なかなか運航計画を示せずにいるんじゃないかなということは推測できるんですけれども、定期航空便を飛ばそうという航空会社が次々に新たになってくる中で、チャーター便についてのことというのは、実は余り具体的になってないんですよね。その辺のところ、もう少しチャーター便について情報があればお知らせをいただきたいというふうに思います。以上です。

○山田空港部理事(空港建設担当)
 測量成果について御説明いたします。資料の2ページにございますように、10月21日に地権者に対しまして土地への立入調査のお願いをいたしまして、23日に了承いただきましたもんですから、23、24、25日の3日間で航空法の制限表面を超える支障物件の調査をいたしました。
 この調査で県は、土地収用した範囲の外側に残った制限表面を超える立ち木が153本ということと、制限表面を超える地形約8平方メートル、それを確認いたしましたので、10月29日の全員協議会で御報告申し上げました。
 この調査の際、地権者からの要望を受けまして、県が収用した土地と地権者の所有する土地の境界部分の測量も別途行いました。その調査結果については、11月の中旬に県から地権者にお示しいたしまして、収用範囲に制限表面より低い部分が含まれているということを認めました。
 具体的には、地権者から要望のありました境界ぐいの高さを測量した結果なんですけれども、本来この制限表面とくいの高さというのは、同じ高さであるべきなんですけれども、制限表面よりも低い部分、そういう低い高さのくいもあったということでございます。
 この測量の結果につきましては、県と地権者が協議を行う中で、そのデータの取り扱いについて、互いに公表を控えるというか、協議中の事項でございますものですから、そういうお約束でしたので県も公表を今まで控えていたところでございます。しかし、今回収用委員会あての文章の中で、この測量経過についてちょっと触れられていたもんですから、きょうお答えできる状況になりましたけれども、なおまだこの詳細につきましては、現在協議中ということでございますので、お答えすることはできませんことを御了解願いたいと思います。

○白井経営管理室長
 資料にお示ししました旅客ターミナルビルのスペースについてでございます。国内の航空会社のANA、JALと書いております。こちらにつきましては、カウンターにおけますチェックイン等の要員、さらには飛行機が駐機中の整備、それから出発に関しての運航関係、それからさまざまな支援業務を行うグランドハンドリングといわれるような要員すべてのスペースを各航空会社が確保しております。国際線の場合には、一般的に自社でそれらの要員のスペースを確保するということは余りありません。極端な話、定期便は就航していましても、会社の代表たる所長さん的な方が1人空港にいるのみで、それ以外の業務については系列の国内の航空会社に委託をしている。そのような状況であります。
 したがいまして、JAL、ANAそれぞれのスペースというのは一般的でございますし、またFDAにつきましても、旅客ターミナルビルの整備がかなり進んでからの参入表明ということもありましたものですから、ここで不足する分につきましては、外にいわゆるプレハブ的なもので、作業要員が詰める詰所のみはスペースを確保しているというようなことでございます。国際線については、その他の会社が入っても十分対応ができるだけのスペースの余地はございます。

 それから、2階の搭乗待合室ですけれども、可動間仕切りで仕切りますと、国際線側の座席――いすの数で言いますけれども――140席の待合用のいすがございます。国内線の側は80席ということでございますが、国内線の側のほうが全体的にはスペースも広うございまして、待ち時間もそれほどないということで、若干立っていただくようなこともありますけれども、十分に旅客の皆さんの円滑な誘導ができるものだというふうには考えております。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 中国の航空会社の件でございますけれども、これは従来から中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、資本の関係もありまして、いろんなニュースが出ているわけでございますが、私どもも今回新聞記事で中国南方航空の会長が中国東方航空の会長になったというふうなことは聞きましたですけれども、それぞれ航空会社はそういった動きの中でいろんな情報を持っていると思います。そういった中で、私どもといろんな交渉をしながら、詰めてきてまいります。したがって、すぐ中国南方航空の影響がどうかということは私どもも把握してございませんし、それは十分動向を見ていく必要があろうと思いますけれども、これまでに相当の交渉経過とか、いろんなことを積み上げてまいりましたので、それを生かしながら、一歩一歩前へ進んでいきたいと思います。

 それから、チャーター便の関係でございますが、委員おっしゃいましたように、チャーター便もできるだけプログラムと言いますか、便数を3泊4日、そういったチャーターをつなげて、それがやがて定期便化につながるということが一番の目標でございます。
 具体的に言いますと、台湾、香港線については、チャイナエアライン、マンダリン航空、それからキャセイパシフィックといった航空会社と交渉を続けております。開港時期が延びることになりましたので、また新たに開港日をお知らせする必要がございますが、開港時から多くのチャーター便の就航ができますように、県内旅行会社の皆さんが、航空会社と具体的な詰めの作業を行っていただいているところでございます。
 したがいまして、早く開港日を知らせてくれよというふうなことも私ども言われておりまして、そうした方向で取り組んでいきたいと思っております。
 タイにつきましては、本年度4月にタイの航空局長を静岡にお呼びして、空港視察をしていただくといった交流実績を積み上げておりまして、来年2月に県内の港湾のポートセールスもございますので、そこに合わせまして私どもも再度ポートセールスに行きまして、現地の航空会社と関係者を訪問し、協議を促進して、うまく何便かのチャーターにつながってくればいいと思います。まずは、チャーター便を飛ばしていただくように協議を進めたいと思います。
 それから、先ほど少し申し上げましたベトナム、グアム、ハワイといった路線のチャーター便の運航につきましても、航空会社と接触をしてお願いをしてございます。
 まだ、これ以外にも、最近は地方空港からヨーロッパ向けのチャーター便というのも飛び始めている現状もありますので、いろんな航空会社に幅広くエアポートセールスに取り組んでいるところでございます。
 こうした中から、近々具体的な路線は実現できるよう、今私ども詰めをして取り組んでいるところでございます。以上でございます。

○小楠委員
 新たに測量をした結果の説明が、今山田さんからありました。ちょっと気になったのは、協議をしている最中で地権者の方からも県からも公表しないという約束があったのが、こうやって出てしまうというのは、何かちょっと信義という面では気になるなということはありますけど、ここで地権者の方を責めてもしようがないんでやめておきます。答弁の中でわかりにくかったのは、くいの高さというところで、制限表面を下回ったくいがあったという説明だったんだけれども、それはつまり収用の範囲の問題ではなくて、高さの問題で間違いがあったというふうな解釈でいいのかしら。そこのところだけ、もう一回確認させてください。

 旅客ターミナルビルについては、今の説明でわかりましたが、この旅客ターミナルビルは1月31日までに完成しているということだと思います。3月の開港では、とても2月議会で審議したことが生かされなかったんですが、たまたま開港時期が先に延びたわけですね。
 もし可能ならば、2月議会の前に旅客ターミナルビルをこの委員会で見せてもらうというようなことはいかがかなと思って、これは委員長、提案をさせてください。

 中国東方航空とチャーター便についてはわかりました。
 今まで対象になってなかったヨーロッパ便なんていう言葉が、岩瀬部長代理から初めて出ましたけれども、とにかく選択肢は幾らでもあるということで、余りエリアを絞り込まずに、幅広く働きかけてということで、これからも頑張っていただきたいと思います。
 最初のところだけお願いします。

○山田空港部理事(空港建設担当)
 収用の範囲というのは、制限表面を超える部分を収用するということでございますので、その境界の部分、収用したところとしていないところの境界の部分というのは、制限表面と同じ高さだと。ですから、それよりも低いところがあったということでございます。

○豊岡委員長
 よろしいですか。
 じゃ、提案につきましては、後ほど検討させていただいて、できる限り善処するようにしたいと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。
 ここでしばらく休憩といたします。再開は13時30分。

( 休 憩 )

○豊岡委員長
 それでは、休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質問等を継続します。では、発言を願います。

○山田空港部理事(空港建設担当)
 先ほどの答弁で、一部修正したい事項がございますので、お願いいたします。
 先ほど、地権者との話の中で、測量成果の公表についての御質問で、協議事項なので公表を控えていたという趣旨の発言をいたしましたけれども、これは協議を行う中でお互いに公表を控えるという約束ということで、修正させていただきたいと思います。

○豊岡委員長
 5番委員の質問ですね。よろしいですか。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 先ほど6番委員の御質問の中で、韓国便のお話がございました。
 大韓航空につきましては、先ほど近々のうちに内容をお示しいただけるのではないかとお答えしたところでございますが、資料の3ページの中で、航空会社を回ったときに具体的にどうかというお話もございまして、予定どおりの就航を考えているけれども技術的観点からの検証作業を行うというふうなお答えもいただいているわけでございます。
 アシアナ航空につきましては、連絡がございまして、きょうの6時過ぎにアシアナ航空が、会長の親書を持って知事を訪問するというような連絡をいただきましたので、私どもとしては予定どおりの就航意思をこの段階で示していただけるのではないかなというふうに期待しているところでございます。経過として御報告いたします。

○植田委員
 今のその点で、親書を持ってきていただけるという中で当初予定していたことがちょっと変わるとか、ある程度の約束事がほごになるなんていうことは、可能性としてはあるんですか。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 今御報告したのですが、そういうふうになってくれればいいなという私の期待を申し上げまして、中身については、まだちょっと受け取ってみないとわかりません。

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