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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:自民改革会議


○江間委員
 分割質問方式で部活動改革の推進について1項目だけお願いしたいと思います。
 文教警察委員会説明資料の29ページを拝見しますと、持続可能な部活動と教員の負担軽減の両立を実現するためと簡単に理由が書いてありますが、スポーツ庁、文化庁等が委託するぐらいの部活動に対する大きな、多くの課題があると思います。この改革する理由を現状を含めて教えていただきたいと思います。
 それから、この1番の事業につきましては、実践研究の内容ということでございますが、休日のと書いてあります。
 この休日のというのと、地域部活動の全国展開につなげると書いてありますが、この辺の内容が分かりにくいものですから説明をお願いしたいと思います。

○近藤健康体育課長
 部活動改革の関係でございますけれども、まず改革の理由と現状です。国から働き方改革を踏まえた部活動改革ということで、昨年9月にこの方針が出てきたところでございます。
 これまでは教員の――ある意味犠牲を払ってという言い方はちょっとあれなんですけれども――献身的な努力によって部活動が支えられてきたと。ただ一方で、そういった体制では時間外労働の問題ですとか専門的な指導ができないことで大変負担に感じていらっしゃる先生方も多いことから、そこを何とかしていかなければいけないといった趣旨でできたものと理解しております。
 説明資料29ページの全国展開につなげるということですけれども、国の方針をそのまま書いているものですから、私どもが全国展開しようといったものではございません。国が今回この予算を計上しているときに各県に示している文言ですけれども、まず令和3年、4年で実践研究をやって各道府県でいろんな知見が蓄えられてくるものですから、それを集約して国がその情報を各県に渡す形で全国展開を図っていきたいといった国の取組になります。

○江間委員
 御答弁ありがとうございます。
 休日を特化して書いてありますが、部活動は大体学校で平日もやっている。スポーツも文化部もそうだと思います。ここに休日を入れた理由と、学校との関わりは今後どういう形になるのか教えていただきたいと思います。

○近藤健康体育課長
 まず、ここに休日を入れた理由ですけれども、地域部活ということで学校から地域へ徐々に移行していくことを国は考えています。その第一歩として、休日は学校の教員もそもそも自分たちの教育課程の指導とかもやらなくてお休みなので、そこの部分については優先的に地域へ移行していくといったことから、休日といった言葉が入っております。
 それから、学校との関係でございますけれども、まず第1段階として学校と地域が連携しながらになりますので、基本的には部活動の場の一部が地域に移ったり、地域の指導者が一緒にやっていく形になると思うんですけれども、文部科学省の考え方からいきますと、学校の先生の負担軽減という観点から部活動そのもの全部を地域に出していきたいといった意向も見え隠れしています。
 ただ、いきなりそういった形で部活動を地域へ移行してしまった場合、そもそもそれが部活動なのかといったところもありますので、いろんな観点からしっかりした議論をやった上で、今後の方向性は考えていかなければいけないと思っています。

○江間委員
 今、割とはっきりとした考え方というか方向性も見えましたが、今回掛川市内でやる事業に関して対象となる部活がもし決まっているなら教えていただきたいと思います。

 それと、三、四年ぐらい前に磐田市で地域スポーツクラブをやっていました。これはラグビーと陸上で県と市の予算を使って土日に専門の指導者が、ラグビーの場合はジュビロがありましたのでこっちと合せて全く学校と切り離して、大会だけは陸上の場合は出られると思いますが、そういう形でやっていくと思いますがその辺との違い。
 あるいは皆さんのほうで考えているイメージとしてそういう形で理解していいのかなと思いましたが、その辺について教えていただければと思います。

○近藤健康体育課長
 まず、掛川市内で実践研究をやる部活動ですけれども、中学校の水泳部になります。拠点校として2校選定して、具体的には西中と東中の水泳部を拠点としてこの実践研究を行うと掛川市から聞いております。

 あと、磐田市の地域スポーツクラブとの違いですけれども、地域スポーツクラブはいろんな年齢層の方が多様な活動ができるところが定義としてございまして、今回の部活の地域化につきましても、受皿の形として1つには地域スポーツクラブがあり得ると思います。
 ただ、何が何でも地域スポーツクラブかというとそうではなくて、種目の多様性が抜けてある種目に特化する形の受皿を地域で考えて、そこでこの種目に限った形で運営をしていくところが違いだと思います。

○江間委員
 部活動は、本当に重要な教育活動の一環だと思います。さっき理由をおっしゃられたように先生たちの多忙化もありますが、指導力がなかなかままならない部分もあって子供たちの競技力も恐らく落ちているんではないかなと。あるいは民間のスポーツクラブに移行している。
 私は、野球はよくいろんな知人から聞きますが、やはり軟式野球よりも硬式野球へ行く子供たちが今非常に増えています。それはある意味、次の高校へ行ったときのステップとしてそっちのほうが有利なわけですね。そういうのも含めると、部活動を教育としてどこまで捉えていくのか非常に難しい問題ですし、でもある意味ドラスチックに考えを変えるべき部分もあるかもしれないなと思います。ぜひいい形で進むようにお願いしたいと思います。
 そして、最後に御意見だけですが、何度も出ています不祥事の問題についてはいろいろ精神的なお話もたくさん出ております。もちろん人権としては大変重要なことだと思います。
 しかし私は、ある意味物理的にというか、先生だってやっぱり1人の人間ですから魔が差すこともある――魔が差すと言ってはちょっと軽く聞こえるかもしれませんが――そういう人たちを抑え込む物理的な方法として、今回の事業の中にもありましたが警察との連携、あるいはSNSについてももっともっと管理して絶対に1対1のSNSはやらせないぐらいの考え方、そして被害に遭われる生徒は、年齢にもよりますが女子だけとは限らないと思います。そういう人たちへの啓発、教育というか、将来いろんなところでシチュエーションが変わったときにそういうことを未然に防げるような意識改革をしていく必要が僕はあると思いますので、1つの意見としてぜひお聞き頂ければと思います。以上です。

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