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委員会会議録

質問文書

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令和3年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:加藤 元章 議員
質疑・質問日:08/10/2021
会派名:自民改革会議


○加藤委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 私もサイクルスポーツのレガシーの関係でお伺いしたいと思います。
 文化観光委員会説明資料の7ページですけれども、日本サイクルスポーツセンターの拠点化が挙げられておりまして、具体的には特にマウンテンバイク競技についてマウンテンバイクコースの一般利用を図るための再整備が事業として挙げられておりますが、これは非常に重要なことだと思います。
 レガシーとして県民も含めた一般利用によって裾野を広げていただくことと、それから観光資源として、特に伊豆に位置しておりますので、そこに資する政策展開が非常に大事だと思います。
 そうした観点から今回のマウンテンバイクコースの一般利用を図るための再整備について、具体的な予算と整備内容、考え方等についてお伺いします。

○横井オリンピック・パラリンピック推進課長
 平成27年にオリンピックの会場として日本サイクルスポーツセンターがマウンテンバイクとトラック競技の会場に決まって以降、これを機会としてレガシーを創出していきましょうという動きが起こりまして、平成30年6月にレガシー検討委員会が設置されております。日本サイクルスポーツセンターは施設所有者、県は地元自治体として主体的に関わってきております。この検討委員会は令和元年にはレガシー推進委員会と改組して、大会の開催に係る関係者も入っていただいているところであります。
 レガシー推進委員会におきましては日本サイクルスポーツセンターを大会後にトレーニングビレッジとして活用していこうという動きがありまして、その中で具体的に県ができることとして、オリンピックのマウンテンバイクコースは非常に難易度の高いコースと言われていますので、コース自体はそのままとして、一方で初級、中級の皆さん、一般県民の皆さんが走行できるように難しい部分を迂回したりショートカットしたりとコースを再整備することによって広く県民が利用できるようにすることを考えました。
 大会主催者であります組織委員会、サイクルスポーツセンター及び県の3者で協定を締結いたしまして、2020年大会後に組織委員会がコース整備を行って、整備が完了したら本県は組織委員会に対して負担金を支出すると。本県はその負担金分のコース使用権をサイクルスポーツセンターから頂く協定内容になっております。予算としては3億円を提示済みであります。

○加藤委員
 マウンテンバイクついて御答弁頂いたような整備をしていただいて、いろんな意味でそれはレガシーになると思いますけれども、実際に観光面も含めて考えたときにマウンテンバイクをこういう形で拠点化を進めて、結果的に県としてどの程度効果が得られるのか。例えば観光面もそうですし、マーケットサイズ等もおありになるかと思いますが、その辺も踏まえて戦略的な考え方はどうなんでしょうか。

○大石スポーツ政策課長
 オリンピック・パラリンピックのレガシーを生かしたものですけれども、今回のマウンテンバイクコースにつきましては、走った選手の方々がすばらしいということでSNS等でも相当上げているようです。実際にテストイベントのときにもすばらしいということでかなり反響がありました。そういったことで全世界から注目を浴びるコースだと認識しております。
 先ほども申し上げましたけれども、仮称ではありますがジャパンMTBカップというUCI公認レースを3月に行い、引き続き国内外に存在感を知らしめることによりまして、海外の方々も走りたいという形になってきて、伊豆半島には修善寺のマウンテンバイクコースがあるぞとアピールしていくと。
 具体的な数値としてどれぐらいの効果があるかと言われますと、まだこれから調べないとならないんですけれども、特にヨーロッパの方々ですが、インバウンドで自転車に乗りに来る方々はお金持ちが多いそうです。かなりの金額を落としていってくれるようですので、先ほども申し上げましたとおりマウンテンバイクコースも楽しみつつ太平洋岸自転車道も走ってもらう形でステイしてもらって、お金を落としていってもらえる形にしていきたいと考えております。

○加藤委員
 トップレベルも大事なんですけれども、先ほど申し上げたように一般の県民の方や一般のユーザー、もしくは裾野を広げるために初心者の方とか、そういった方に来ていただくことが、実は今後一番大事だと思っていまして、これからの御検討だとは思いますけれども、そういった観点での運営概要、例えばレンタサイクルをどうするか、利用料金をどうするか等々の具体的な構想がもしあれば教えていただければと思います。

○鈴木スポーツ・文化観光部参事(オリンピック・パラリンピック担当)
 先ほど御説明させていただきましたレガシー推進委員会で掲げられた目指す取組のCSC――日本サイクルスポーツセンターを伊豆半島や東部地域におけるスポーツハブとして活用していくことの中には、自転車を中核として教育とか健康増進、医科学、レクリエーションといった事業展開をしていきましょうとうたわれております。
 そのための取組といたしまして、1番委員がおっしゃいましたジュニア、キッズ世代へのサイクルスポーツの普及や人材育成、さらにはアスリートの競技力向上、そして先ほどお話しさせていただいた自転車競技を核とした教育、健康増進、こういった他分野にわたる総合的なプログラムを提供していこうとうたわれております。
 我々はこれを実現するために、拠点になりますCSCに関わるいろいろな関係者の方々と調整しているところでありまして、こういった形で何とかレガシーをしっかりと地域に残していって、それが最終的に伊豆半島全体、さらには県下に波及して自転車文化が広がっていけばいいかなと思っております。

○加藤委員
 質問は、一般向けに開放するのに、例えばタイミングを来年からとか、そのときの具体的な運営の考え方です。例えばですけれども、さっき言ったようにレンタサイクルをどうするとか、利用料金はどうするかとか具体的な運用戦略があるんですかと聞いているんですけれども。

○鈴木スポーツ・文化観光部参事(オリンピック・パラリンピック担当)
 失礼いたしました。運営関係につきましては、現在CSC――日本サイクルスポーツセンターはまだ組織委員会の管理下にありますが、また戻って運営を展開していきます。その中で新たな展開をしていかなければならないということで、県、組織委員会、施設所有者、それから自転車関係の各種団体とどのような運営をしていくのかをまさに今検討している状況です。これは是が非でも進めていかなければならないと考えておりますので、早くこの運営体制が取れるように考えていきたいと思います。

○加藤委員
 その中心となるのが日本サイクルスポーツセンターです。財団法人だと思いますが、簡単に言うと、そこに整備費用として県費で3億円を使って、サイクルスポーツセンター側からするとそれによって資産価値は上がるわけですけれども、この辺の考え方は、例えば財務、経理的にどう認識しておいたらいいのか教えてください。

○鈴木スポーツ・文化観光部参事(オリンピック・パラリンピック担当)
 先ほど横井オリンピック・パラリンピック推進課長から説明させていただきましたけれども、県は負担金ということで3億円ほどコース整備に入れております。これは組織委員会が今は実際に管理して整備していますので、組織委員会と県、それから日本サイクルスポーツセンターとの3者での協定で動いております。
 我々が3億円を拠出する対価としまして、いわゆる使用権としてサイクルスポーツセンターのマウンテンバイクコースを県として一般の方々にいろいろ利活用していただけるように提供していくと。そういった取組を数年間することによってサイクルスポーツの普及を図っていくことを考えております。

○江間委員長
 それでは、質疑等も出尽くしたようですので、このあたりで政策管理局、スポーツ局及び文化局関係の質疑等を終了することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議なしと認め、政策管理局、スポーツ局及び文化局関係の質疑等を終わります。
 ここでしばらく休憩とさせていただきます。
 再開は午後3時20分でお願いいたします。
( 休 憩 )
○江間委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開いたします。
 これより、総合教育局、観光交流局及び空港振興局関係の質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査も併せて行います。
 では、発言をお願いいたします。

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