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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:自由民主党県議団


○天野(進)委員
 最後ということですから、今までずっといろいろな方々から御質問をいただきましたので、質問というよりも、むしろ意見というか感じたことを一人一人に申し上げさせていただきたいと思います。
 まず最初に、5月の、1カ月ぐらい前ですかね、「朝ズバッ!」というみのもんたの番組があります。あそこで静岡空港がこてんぱんにのされたことを御存じですか。そしてその日、朝日新聞には同様に否定されたことも御存じですか。そのことを部長聞いておりますか。それを後ほどもし考えがあれば教えていただきたい。
 実は私は、私のホームページでそのみのもんたの言ったこと、朝日の考えと、それにあえて反論をさせてもらいました。それは恐らく私たち県議会議員のほとんど――そう1人を除けば――だれもがこの静岡空港を何とか県民の納得できる空港にしたい、そういう思いの中で努力してきた、それが今、目前になってきたわけです。それはもちろん皆さんと同様に心の中では大変な心配、思いを抱いていることも事実です。だれも静岡空港が最初から万々歳で前に進められるとは思っておりませんでした。無理も承知、厳しい状況も承知の上、しかし22世紀の静岡県のために大きく役立つだろうという思いの中で私たちは空港をバックアップし、応援してきたつもりであります。そういう中で今我々この問題を審議させていただいていることをまずもって皆さんに御理解をいただきたいと思っております。

 さて、そういう中できょうの質問にいろいろな答弁をされましたけれども、大変にうれしい言葉がありました。KAL――大韓航空そして中国への定期便、そのことに対して期待が持てるという表現がありました。ぜひその期待にこたえられるように御尽力をいただきたいと思います。韓国ヘはアシアナ航空一つだけじゃなくて、十分大韓航空も対応できるだけの人間380万人があると私たちは思っております。
 次に、チャーターの問題で論議をされてまいりましたけれども、実はチャーター便というのはこの静岡空港にとっては大変に厳しい環境が、例えば羽田空港であり中部国際空港であり、あるわけであります。そういうところとのチャーターの競争では容易に勝てない状況がありますので、できるだけ私たちは小さくても直行便が出るような努力をこれからも続けてほしいなと思っております。

 次に、先ほど9番委員から指定管理者の問題が出されました。9番委員と同様に、この指定管理者になっていったことに対しては大きな心配があります。なぜ私たちは指定管理者になったことに心配するか。それははっきり言って行政として手の届かないところに行ってしまったという思いであります。今までは行政として、私たち議会でこの場で追求することもできますけれども、指定管理者になってしまったら一歩遠のいてしまいます。これまでたくさんのそうした事例を見ておりますから、あえて申し上げておきたいと思います。そういう意味ではこの指定管理者の問題、本当に当初の目的が十分達成できるように、間違っても親方日の丸であってはいけないと思っております。

 次に、先ほど芝田室長も答えておりましたけれども、ブルーインパルスの問題が提起をされました。このブルーインパルスの提案はあるいはこれが県の行政の象徴かなというふうに思いました。ブルーインパルスは時期的に、時間的に難しいという表現がありましたけれども、例えば私たち静岡市の産業館でプラモデルの見本市をやったときに、ブルーインパルスを呼んだんですよね。来ているんですよ。それ依頼するのに1年間かかりましたか。ある政治家を通じて、簡単にこれにオーケーされてブルーインパルスは静岡市の空を飛んでいきました。たくさんの人間がカメラを構えて、東京からも来ました。
これはやろうと思えば容易の事項であります。ただあなた方のこれからの空港事業の計画の中に当初入っていなかった、だからであります。例えば今お話がありました開港イベントとしてスカイ・レジャー・ジャパン、これを誘致と書いてありますけれども、最初からスカイ・レジャー・ジャパンにすべてをお願いすることに決まっていた、それであったからこそこのブルーインパルスはどこかへ飛んで行っちゃったんです。静岡には残念ながら飛んできませんでした。私は静岡空港が開港するならば、ブルーインパルスなんてのはすばらしいイベントにつながると思っていました。そういう点では残念だったと思いますけれども、もちろんやろうと思えば今からでも遅くはない。そしてスカイ・レジャー・ジャパンがやる仕事に一切邪魔にもならないだろうと思っておりますので、考えてもいいんじゃないかなというふうに思っております。
ぜひ私たちは来年3月、静岡空港と茨城空港が同類で批判をされるようなことのないように、いいスタートができますように万全の御協力をいただきたいと思います。それが私の思いです。私だけじゃなくて、みんなの思いであることを申し上げておきます。答弁できる部分について御答弁いただければ結構です。よろしく。

○岩ア空港部長
 静岡空港の報道をめぐる件についてでございます。
 テレビのほうはどういう内容だったかというのは実は承知をしておりませんけれども、そういうふうに触れられたということは後ほど伺いました。またある大手の新聞社の記事については目を通しております。
 いろいろな御議論があろうかと思うんですけれども、道路財源問題が批判の矢面に立たされているそういう中で、同じようなシステムになっている空港、これも合わせまして公共事業、全般的な公共事業に対する批判的な面を浮き出しにしなければならないという御意思で、ああいう記事になるんじゃないかというふうには思っております。
 その上、さらに空港で現在整備中の空港が2つしかないのでという中で静岡空港も取り上げていただいたものだと認識しております。
 静岡空港については御案内のとおり、これまで中央レベルではこういうところに空港をつくっても無駄だという、要は首都圏の方々の利用者の視点からの論調が多かったということでございますけれども、久方ぶりにそういう風潮が出されたことだとは思っております。
 ただ、実際記事の内容を読んでみますと見出しの割には、例えば今置かれている空港を取り巻く航空業界の状況は厳しいのは事実でございますので、そういう事実関係でございますとか、それから静岡空港の就航先の絵が載っておりましたけれども、あれを見たら「何だ静岡空港は結構飛ぶじゃん」というようなイメージを持たれたという私の友人からのコメントがございました。そういうことを聞きますと、まあまあ開港前に来てここまで――路線就航はまだまだこれからという部分もございますけれども――ここまで来たという部分は、それなりにその事実を踏まえて書きながらも、全体的な公共事業に対する批判的な目の中で取り上げられたのかなというふうに私自身は認識をしてございます。
 したがいまして、ああいう記事の認識というのは必ずしも静岡空港の現在置かれている状況に合致するのかどうかということについては、担当部長としてはちょっと違和感を感じざるを得ないというふうに思っております。

 それから2点目でございますけれども、中韓の定期便につきましては、私どもとしても定期便は中国、韓国をぜひとも就航させる、開港時からそれだけの能力はある空港だと思っております。引き続き定期便の確実な確保ということに向けてエアポートセールスにしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
 また、静岡空港を、羽田空港でございますとかセントレア空港と競争する位置づけというふうに見るよりは羽田空港、セントレア空港と共存できる空港という形でとらえていったほうがいいのかなというような認識を持ってございます。例えば羽田空港に、もし仮に4本目の滑走路ができましたときに中国便、韓国便はどんどん羽田空港から飛ぶようになるというようなことも十分想定されるわけでございまして、そうしますと羽田と静岡は非常に近いわけでございますので、羽田でおりて伊豆のほうで遊んでいただいて静岡から出ていただくというような観光商品さえ開発できれば、つまりほかの空港と連携をしながら利用者の増大につなげていくと。そういうことが十分に期待されると思っておりますので、そういう目で私どもも今後広域的な観光商品開発ということも含めまして、積極的にエアポートセールスに取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。

○白井経営管理室長
 指定管理者が今回導入されるわけですけれども、指定管理者が導入されたからと言って、県の仕事がすべて移るということではないということは、冒頭から申し上げました。空港の安全対策でありますとか緊急時の対応は設置管理者たる県の責任として開港後も残ります。
したがいまして、ターミナルビル内では県の管理事務所と指定管理業務の受託者である静岡空港株式会社とが一緒に事務所を構え、安全確保を第一に顧客満足度の高い効率的な空港運営を目指して進めてまいります。以上です。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 ブルーインパルスの件でございますが、ブルーインパルスにつきましてはスカイ・レジャー・ジャパンの事務局ではなくて、県から直接いろいろお願いをしてございます。ただブルーインパルスの日程がございまして、ある一定の時間飛ぶと次は隊員を休ませるとか、整備に入るとかいう時期がございまして、ちょっとそれとの関係で時期的に難しいというふうなお話は受けております。
けれども、引き続き私どもも要望をしていきたいというふうに思っております。

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