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委員会会議録
質問文書
令和２年２月定例会産業委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 伊丹 雅治 議員 |
| 質疑・質問日： | 03/11/2020 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○伊丹委員
一問一答方式で質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
政府から、新型コロナウイルスの緊急対応策の第２弾が発表されました。また９日の県議会総務委員会では県内産業の影響は深刻、経済産業部で制度融資に関する追加支援措置を検討していると説明されましたが、さらなる支援策の内容について具体的に伺います。
○杉山商工業局長
現在、経済産業部では金融支援として先ほどの鈴木商工金融課長が答弁したとおり、県制度融資の要件緩和、セーフティーネット４号、５号保証と一体支援を行っているところです。さらなる支援として利用者の負担を最大限軽減できるよう融資限度額の拡大、利子補給率の引き上げ、さらに保証料の補助について現在検討しています。なおこれに係る事業費につきましても現在精査中であり、補正予算の提出に向け準備を進めているところです。また関係機関との調整も行い、整い次第補正予算を提出します。
○伊丹委員
いろいろ関係機関との連携を図って対策を進めていくとのことでしたけれども、我が会派の自民改革会議は新型コロナウイルス感染症の緊急プロジェクトチームを立ち上げまして、多くの団体の皆様から現場の悲痛な叫びといってもいい声を受けとめさせていただきました。
そういった中で、全体的な話として日本政策金融公庫や商工会議所など相談窓口で相談しても現場の職員の対応がまちまちで職員によって対応が異なるのでこれを何とかしたいといった声もありますので、対応できる範囲で対応していただきたいという要望を含めまして、県でも例えば健康福祉部で衛生環境激変特別貸付を担当していたり部署が分かれている部分があるんですけれども、こういった連携を特に県の中でどうやっていくのかお伺いします。
○鈴木商工金融課長
６番委員御指摘の衛生環境激変特別貸付は日本政策金融公庫でやっているもので、新型コロナウイルスなど感染症等の発生によって衛生環境が激変した旅館業、飲食業、喫茶店の業種に限って受けられる別枠の資金と承知しております。
旅館、飲食店、喫茶店については、県制度融資でもセーフティーネット４号、５号保証の対応にもなっていますし、制度間では個別の条件によってどの制度が最適かといった御案内もまた異なってくると思います。金融支援策の選択肢の１つとして制度融資などいろんなものを一元的に相談窓口で共有して周知していくことが大事だと思いますので、それにつきましては窓口に働きかけていきたいと考えております。
○伊丹委員
御答弁のとおりだと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
先ほど御紹介した自民改革会議のプロジェクトチームに寄せられた声でありますが、先ほども当局で企業の皆様からもしっかりと声を伺っているとのことでしたが、我が会派にもそういった声が届いています。静岡県の商工会連合会では小規模事業者に対する経営の支援もお願いしたいとの声が上がっています。また静岡県飲食業生活衛生同業組合からはやはり３月期は送別会や慰労会のシーズンでしたが、そのほとんどがキャンセルとなっている状況でこういった状況が長引けば持ちこたえられなくなって倒産、廃業する店が続出してしまうのではないかとの声も伺っています。静岡県中小企業団体中央会からはとにかくスピーディーな情報発信と情報伝達をしてほしいとの声もいただいています。また静岡県農業協同組合中央会からは先ほど７番委員からもありましたけれども、花卉市場でかなり相場が下落しているといった悲痛な叫びを受けました。また農産物は暖冬の影響を受けてただでさえ荷物があふれていた中で今回のコロナで農産物もかなり心配しており、現実的に農家からも困っているとの声が届いていますので、ぜひともこういった声を受けとめてまずは何よりも国の対策をスムーズに進めていただきたいと思います。
そして同時に、県民生活や県内企業、生産者を守るための対策を迅速かつ先んじて、市町と連携して準備をしていただきたいと思います。不十分な対策で深刻な影響が出てしまってからでは立ち直りは困難をきわめると思いますので、ぜひ大胆で思い切った施策を講じるよう要望して、私の質問を終わります。
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