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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:12/15/2014
会派名:ふじのくに県議団


○遠藤(行)委員
 一括質問方式でよろしくお願いします。
 委員会説明資料の13ページをお願いします。
 しずおか食セレクションとふじのくに新商品セレクションですけれども、非常に立派なパンフレットができています。とかくパンフレットをつくると、パンフレットをつくってこれで終わりみたいな状況にもなりかねないので、やはり積極的にPRして販路拡大を図るのが一番だと思いますが、県としてどのような支援に取り組んでいくのか、またどのような成果に結びつけたいのか。その辺をお願いしたいと思います

 それから、委員会説明資料の17ページ、U・Iターン就職の促進でございます。
 静岡U・Iターン就職サポートセンターが平成26年7月にオープンして実績は既に30人ということでございますね。カウンセリングが55人で30人が県内企業に内定ということで、率としては非常にいいんじゃないかと思います。
 どういう取り組みをしてこの成果につながっているのか、その辺を伺いたいです。

 また、内定先は大体どういった県内企業なのかというところもあわせて教えていただければと思います。

 オープンして5カ月ぐらいが過ぎて、いろいろな課題もあると思うんですが、来年度に向けての改善点があればお伺いしたいと思います。

 そして、委員会説明資料の26ページでございます。
 ふじのくに農芸品フェア2015ですけれども、今回で3回目で、過去2年間やったわけでございます。会場はグランシップやアクトシティ浜松とありますが、過去2年間でどんな成果があったんでしょうか。

 また、ふじのくに農芸品フェア2015は今回2月21日と22日にやるんですけれども、今回どういったところが狙いでしょうか。内容も少し書いてありますけれども、もう少し具体的な内容を教えていただければなと思います。

 それから、委員会説明資料28ページの鳥インフルエンザについてです。
 先月から国内でも鳥インフルエンザウイルスが確認されておりますけれども、万が一、県内の養鶏場で発生した場合、どのような対応策を講じていくのか。

 また、10月30日に防疫演習があったわけですよね。この演習の成果と今後の対応について伺いたいと思います。以上、4点お願いします。

○黒柳マーケティング推進課長
 セレクションの支援と成果についてお答えいたします。
 2つのセレクションを表彰して、そのセレクション商品の販路開拓とブランド化を図っているところでございます。
 先ほどのパンフレットでございますけれども、それぞれ5,000部作成いたしまして、バイヤーの皆様に配布させていただいているほか、県のホームページでも掲載しております。
 また、表彰及び認定された商品につきましては、その生産者の皆様、事業者の皆様にふじのくに食の都交流会などのトップセールスの場に御出席いただいて、そこの場でPRしていただいているほか、市場と連携しました産地見学交流会などに市場の皆様をお連れするとか、秋葉原に設置しました県産品アンテナコーナー「おいしず」の店頭を使いまして、生産者みずからが販売、PRするというようなさまざまな機会を捉えて情報発信をしていただいております。
 また、毎年1月に開催しておりますけれども、総合食品開発展であるとか、首都圏で行われております大規模な展示商談会への出展を支援させていただいておりまして、そういったところで販路開拓の支援をしているところでございます。
 それから、企業等が行っておりますいろいろなプレゼントのキャンペーンがございますけれども、そういったところに景品として採用していただけるように情報発信しているところでございます。
 成果につきましては、しずおか食セレクションで認定された農林水産物については、平成22年度から平成24年度までの75商品がございますけれども、それらの75商品の平成25年度の販売金額が約248億円でございまして、昨年度より売り上げが増加している商品は24商品ございました。こうした75商品のうち54商品で、食の都づくり仕事人の方々に御活用いただくなど新しい取引先が増加しております。
 また、企業のプレゼント商品、景品として採用されるであるとか、機内食などに採用されるということで、7商品が採用されてございます。
 また、ふるさと納税の贈呈品として14商品が採用されてございます。
 ふじのくに新商品セレクションに認定された新しい商品につきましては、平成24年度は14商品が認定されましたが、それらの平成25年度の販売金額は約1億500万円でございまして、14商品のうち7商品が前年に比べて販売が増加しているということでございました。
 それらのうち12商品が新東名SA、PAや大手の量販店などに採用されてございます。また8商品につきましては、テレビや取材などを受けるということで、マスコミでの情報発信につながってきているところでございます。以上です。

○尾上雇用推進課長
 静岡U・Iターン就職サポートセンターについてお答えいたします。
 まず、1点目といたしまして、7月以降の成果はどのような取り組みをした結果かということでございます。
 静岡U・Iターン就職サポートセンターでは、委員会説明資料にございますように、カウンセリング、就活セミナーを行うとともに、10月と11月に企業との面接会を行っております。今回、県内企業内定者が30人おりますが、カウンセリングと面接会の利用者が9人、カウンセリングのみの方が14人、面接会のみの方が6人となっております。カウンセリングによる支援と、実際に企業と話ができる面接会が、このU・Iターン就職の支援の両輪であると考えております。
 また、静岡U・Iターン就職サポートセンターの相談員の話によりますと、開設当時は保護者から聞いてセンターに来る方が多かったんですが、最近は大学のキャリアセンターから話を聞いてきたという学生さんがふえてきたということもあります。
 相談員が地道に大学を訪問して、カウンセリングや面接会への参加の呼びかけや、U・Iターン就職サポートセンターがあるよということを広報したことが、30人の県内企業内定者という結果につながっているのではないかと考えております。

 面接会にどういった企業がということですが、済みません、具体的な企業名は今、持ち合わせていませんが、製造業、介護、IT、観光、小売業などいろいろな産業を満遍なく選んでおります。また、東・中・西のバランスも考えて企業を選んでおります。
 ただ、10月のときに実は西部の企業への学生の面接が少なかったということもありまして、そういうことを考えていくと、やはり西部の企業は、どちらかというと中京圏や関西圏が中心なのかなということを実感いたしました。

 5カ月たった時点での改善点ということでございます。
 静岡U・Iターン就職サポートセンターは7月からスタートしました。現在の大学4年生の就職活動が既に始まっていたということもありまして、なかなかこのU・Iターン就職サポートセンターの存在を知っていただくということに苦労しております。もしかすると、まだまだ浸透していないのかなということを感じております。
 あと、相談員から学生と接してみて静岡県内の企業のことを余り知らないということを感じますというお話がありました。さらに来年度は、現在の大学3年生の就職活動の開始時期が繰り下げられるということもございまして、来年度に向けて、今年度年明け――就職活動開始前の早い時期から学生にアプローチをしていくことを考えております。
 具体的には、静岡県で働くことや生活することの魅力や、U・Iターン就職に必要な知識、方法を解説する就職活動セミナーや、U・Iターン就職をした県内企業の若手社員との交流会、企業見学バスツアー、合同説明会等を行っていきたいと考えております。
 それぞれのイベントで本県への就職の意識づけを行うとともに、U・Iターン就職サポートセンターを知ってもらって、カウンセリングや来年度以降開設する予定の企業の面接会につなげていきたいと考えております。
 また、先ほども申しましたが、やはり大学のキャリアセンターでの紹介が多いものですから、神奈川大学、日本大学、東海大学といった本県出身の方が多い大学を重点的に訪問したり、大学主催のガイダンスに参加して、U・Iターン就職サポートセンターの周知と同時に静岡県へのU・Iターン就職を促進してまいりたいと思っています。
 さらに、県内の高校と連携しまして、高校3年生と保護者に対して、卒業時に就職支援サイトへの登録を働きかけて県から情報発信をすることで、U・Iターン就職サポートセンターを知ってもらいたいと考えております。以上でございます。

○杉本みかん園芸課長
 私からは、ふじのくに農芸品フェアについて2点お答えいたします。
 まず1点目に、過去2回の開催成果についてでございます。
 1回目に静岡市のグランシップで開催したときには、約4万8000人が来場いたしました。2回目は、昨年度にアクトシティ浜松を中心に県西部地域で開催いたしまして、浜名湖花博のプレイベントにも位置づけまして約6万2000人が来場いたしまして、非常に集客力があったイベントでございました。
 2回とも健康福祉部が所管する地域食育フェアと同時に開催いたしました。当日のアンケートを来場者並びに出展者でとっておりますが、来場者のほぼ100%の方が今回のようなフェアにまた参加したいということでした。また県産農林水産物への理解が非常に深まったということや、食材そのものや食べ方まで学べることが非常によかったという評価が多かったです。
 出展者のアンケートにつきましては、過半数がまた出店したいという意向がありまして、その中でも直接消費者に農林水産物の魅力を発信できることや、多くの食の関係者と交流できることが非常に魅力だということで評価されております。

 2点目でございますが、今回のふじのくに農芸品フェア2015の内容についてでございます。
 3回目になるフェアでございまして、今度は東部地域の沼津市での開催となります。今回は126の出展のうち伊豆地域のワサビや富士宮市の畜産、沼津市の水産関係者など33が初出展となります。
 東部地域には、富士山麓から伊豆半島まで広域で多彩な特産品や食文化があります。今回同時開催する食育フェアの中でも、地域の食文化をテーマにしておりますし、今回は新たに、ふじのくに花の都しずおかフェアを開催いたしまして、広い会場を有効に使いまして、バラエティーに富んだ内容で幅広い年代層に受け入れられるメニューをそろえております。以上です。

○加藤畜産課長
 鳥インフルエンザに関しましてお答えいたします。
 万が一、県内の養鶏場で発生した場合、どのような対応を講ずるかということでございます。
 家畜伝染病が発生した場合、最も大事なことはともかく迅速な対応が一番でございます。初動で大切なことを2点挙げますと、ウイルス発生時の封じ込めと、そのウイルスを拡散させない――蔓延防止、これらの2点が重要になります。
 1つ目のウイルスの封じ込めですが、国の指針によりまして、伝染病の病性が判定された場合は殺処分を24時間以内に、そして焼却――燃やしてしまう、あるいは埋却――埋めてしまう、これを72時間以内にやりなさいということが規定されております。これに対応するために、昼夜、祭日を問わず職員及び関係者をすぐ動員できるように名簿を整理して防疫体制を整えております。
 また、2点目の蔓延防止でございますが、病性の判定がされますとすぐに、農場から半径3キロ以内の区域には鳥に関するものを移動してはいけないという移動制限、その外側で中心から半径10キロ以内の区域には搬出制限をかけまして、まずウイルスが外に持ち出されないようにいたします。あわせまして、移動制限の境のところ、あるいは搬出制限の境のところに消毒ポイントを設けまして、通過する車両の消毒をすることによってウイルスの持ち出しを防ぐというような防疫対策をとることにしております。

 2点目ですが、この委員会説明資料の28ページにございますが、防疫演習を10月30日に県畜産技術研究所で、222名の参加をいただいて実施しております。
 委員会説明資料28ページの参考の表に、協力協定を結んでいる10の団体、あるいは会社があります。この方々に協定を結んでいただいて防疫作業がスムーズに進むように体制を整えているわけですが、今回はこの方々との連携訓練ということで、一般社団法人静岡県建設業協会及び一般社団法人静岡県バス協会と連携をいたしまして、まず埋却をスムーズに行う、あるいは要員の輸送をスムーズに行う訓練を行いました。
 その結果ですが、私どもは国の指針等も参考にしながら作業マニュアルをつくっておりまして、その作業マニュアルの手順には大きな問題は見つかりませんでした。ところが、現場の作業の際に、作業員の安全確保の点におきまして問題を見つけました。といいますのは、我々は迅速に行うために深さ4メートルと決められている穴を掘って、そこに処分した鳥をどんどん埋めていくんですが、その際に、ただ地べたに穴を掘って埋めると、作業員の転落事故などをどう考えるのかという問題があります。我々は早いということだけに主眼を置いているものですから、ごくごく当たり前の話かもしれないんですけども、そういった転落事故の問題があります。あるいは穴の中に入って作業をするという場面もございますので、そうしますと、穴の形状によっては、壁面の崩落もあるということです。もちろんプロの建設業協会の方に任せはするんですけども、そういった災害が起こらないようなマニュアルにしておかなければいけないということで、マニュアルにそれを反映していきたいと思っています。
 今後の対応なんですが、ここに書いてありますように、まだほかに協定を結んでいる団体があるものですから、こういった団体と今後も連携した訓練を実施しながら、そういった問題点をしっかり抽出をしていきたいと考えております。以上です。

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