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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 健司 議員
質疑・質問日:11/08/2021
会派名:無所属


○大石(健)委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず、今オリンピック・パラリンピックの話も出ましたが、令和2年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書34ページから37ページにかけて載っているオリンピック・パラリンピック文化プログラムの推進についてお伺いします。
 オリンピックが1年延期になった上に海外や県外から選手以外の方々は来れない状況の中で、令和2年度の取組としてやってきた文化プログラム推進委員会の活動目標と活動成果について、今どのように評価されているでしょうか。

○室伏文化政策課長
 静岡県文化プログラムは、地域とアートが共鳴するをテーマに県内の潜在的な文化資源の掘り起こし、他者との違いを認め合う環境づくり、多様な生き方の可能性の提起、文化芸術の力で地域課題への対応の4つの目的の下5年間にわたり様々なプログラムを展開してきました。
活動目標としましては、多様なプログラム展開を目指したプログラムの認証件数1,000件、ホームページアクセス件数10万件を目標に掲げまして、認証プログラムについては1,340件、ホームページアクセス数については10万5391件といずれも目標を達成いたしました。
 また、大井川鉄道沿線で開催された無人駅の芸術祭や富士山南麓で展開した富士の山ビエンナーレなど、アーティストを通して住民が地域の魅力を発見し、また作品制作に協力した住民同士の連携が生まれ文化芸術そのものにも興味を持つなど、予想以上の成果を上げたと認識しております。

○大石(健)委員
 私の認識は違って、オリパラという名前をつけてやる中でちょっと残念だったかなと思いました。予想以上の成果を上げたということでよかったと思います。オリンピック・パラリンピック文化プログラムを4年かけてやってきたのはよく分かりましたけれども、本来県内の潜在的な文化資源や地域資源を掘り起こして文化芸術を生かした地域社会的課題への対応を促すことは、オリンピック・パラリンピックという看板がなくても必要なことだと思います。一応この4年間でこれだけできたことで一区切りと考えていらっしゃるのか、また違うイベントや違う大会等とコラボした形でこの取組を進めていく考えもあるのか。 
また、10万件のホームページアクセスはどういう区切りですか。月間なんですか、年間なんですか。

○室伏文化政策課長
 文化プログラムにつきましては、地域密着プログラムが県内の多くの場所でできたことから、まちづくり、福祉、教育など社会の様々な分野の担い手を発掘して文化芸術分野の専門家によるきめ細やかな支援を通して、これまでの成果を継承してしっかりと文化芸術に親しむ人の裾野の拡大に努めていきたいと考えております。

 ホームページアクセス数の10万件につきましては、5年間でございます。

○大石(健)委員
 答弁がいまいち分からなかったのでもう一回説明頂きたいんですけれども、そもそもこのオリンピック・パラリンピック文化プログラムは、僕の認識では交流人口を含めて外の人に向けても大事な役割があったと思うんですが、外の人が来れなくて――ウェブでチェックしたかもしれませんが――実際にこちらへ来ての交流はなかったわけなので、結果的には静岡県の人たちに向けて静岡県の文化にはこういうものがあるよとやったことを成功だと判断されているのか。これから先、静岡県の魅力を世界や全国に発信して交流人口や観光の増に結びつけるためであるならば、今回そんなに胸を張って予想以上の成果が出ましたって言えないんじゃないかと思ったので聞いたんですが、そこをどう判断されていますか。

○落合スポーツ・文化観光部理事(文化プログラム担当)
 文化プログラムにつきましては、たしか平成28年の本会議で知事が答弁したとおり、オリンピック・パラリンピックは1つの機会と捉えて県内の文化の振興を図るということで、文化プログラムにはオリンピック・パラリンピックの盛り上げと地域に根づいた文化を振興するという2つの目的がありました。そういう中で、残念ながらコロナ感染症の拡大によって中止になったり延期になったりと厳しい状況が多数ございました。
ただ先ほど室伏文化政策課長からも答弁したとおり大井川の無人駅の芸術祭や富士の山ビエンナーレなどはちょうどコロナの感染を縫った中で行ったものですから、県外の方もかなり来ていただきました。大井川の無人駅の芸術祭につきましては、2万人近くの方がコロナの中でも来ていただき交流についても一定の評価があったのではないかと思います。
 さらに、もう1つの目的である地域の文化振興については、先ほど室伏文化政策課長がお答えしたとおり十分な効果があったと考えております。

○大石(健)委員
 落合スポーツ・文化観光部理事のおっしゃることはよく分かりました。
 そういうつもりで僕も聞いていますので、オリンピック・パラリンピック文化プログラムという名前がついているにもかかわらず、予想以上の結果で大丈夫ですと言われるとちょっと看板倒れかなと思ったんですが、知事もおっしゃっているとおりである意味機会だと思いますので、これからも折に触れてやっていただきたいという趣旨で御質問させていただきました。要望としてよろしくお願いします。

 次に、説明資料37ページのアーツカウンシルしずおかの設置についてです。
僕も県議会議員になって日が浅いし浅学非才でしてアーツカウンシルということ自体よく分かってないんですが、設置目的と文化プログラムでの取組はこれからどのように発展させていくか、評価も含めていま一度御説明頂きたい。

○室伏文化政策課長
 文化プログラムをしっかり継承し、文化プログラムで得た成果、レガシーをさらに発展、定着させていくために地域社会を創造的に再生することを目的にアーツカウンシルを設置いたしました。

○大石(健)委員
 作文としては分かるんですけれども、どういう人たちがいてどういうものなのかがちょっと分からなかったのですが、一般の県民に分かるように説明をお願いします。

○室伏文化政策課長
 文化プログラムをつくり上げていく中で、専門家による支援も行いました。文化プログラムをコーディネートするプログラムコーディネーターの何人かをアーツカウンシルでも採用して、県からも人を派遣して、文化プログラムの成果をつなげていこうと考えております。

○大石(健)委員
 分かりました。私が勉強すればいい話なので。
 令和3年4月の本格稼働で、もうスタートしていると思います。これは結果を見守りたいので、また御報告頂きたいと思います。

 次の質問に移ります。
 説明資料15ページをお願いします。
 ラグビーの普及やファン層の開拓によるラグビー文化の醸成についてです。
委員会でも質問させていただきましたけれども、令和2年度は聖地化検討会の設立をはじめ、先ほど植田スポーツ・文化観光部長から説明していただいたとおりハードの面でいろいろなことを実施されて、グラウンドもできたし銅像もできたしと聞いていますけれども、実際の県民の認知度であったり、ラグビー人気の向上であったり、静岡県はラグビーを応援しているんだよと一生懸命やってきたことは今の説明で分かったんですが、その費用対効果といいますか、これで一応ハード面にお金を使うのはやめてこれからは競技人口やファン層拡大のソフト面の応援に回るのかなど、途中経過で構いませんので今の自己評価を教えてください。

○大石スポーツ政策課長
 ラグビーの聖地化につきましては、昨年度ラグビー聖地化検討会を設置しまして地道な努力をしてきたところであります。
その中で、静岡県ラグビーフットボール協会の一般社団法人化が一番大きなものであると思います。一般社団法人になったことで、いわゆるファン層の拡大やジュニアの育成、選手の強化といったものに対する実施体制がかなり前進したと感じております。
 また、ソフト的なものとしましては、5面化の効果もありまして合宿の誘致などにもつながっております。またそういったことが評価されまして、今年の6月12日に日本代表戦の初戦をエコパで1万8000人集めて開催したことにつながっていると思います。これは県民に対する観戦機会の提供にもつながっており、費用に対する効果はかなり出ていると考えております。
こういった取組を引き続き続けていきまして、ラグビーの聖地化を推進してまいりたいと考えています。

○大石(健)委員
 私もラグビー大好きでずっと高校ラグビーやヤマハ発動機の試合も見てきたんですが、やはり強いチームが出るか、人気が出るか――五郎丸さんにずっとおんぶにだっこだった時代から変わってきたと思いますので――これからどうやって盛り上げていくかが大事だと思いますし、以前は高校ラグビーだと決勝は草薙総合運動場でやると決まっていましたけれども、準決勝は草薙でやって決勝はエコパでやるように変わり、聖地化検
討会の皆さんが一生懸命やられていることはすごく評価しております。
 また、バスケや卓球などほかのいろんなスポーツについても、国際大会や全国大会で活躍しているスポーツに関してはどんどんバックアップしていく体制をつくっていただきたいと要望します。

○大石スポーツ政策課長
 静岡県ラグビーフットボール協会については、法人化が正式になされたのは本年4月1日でございます。したがって、法人化に向けた取組を令和2年度中には行っていて、それがつながっていると訂正させていただきます。

○大石(健)委員
 最後に要望ですけれども、県がやっている仕事の中でスポーツの振興というのは、県民の理解も得られやすいしやり方次第で静岡県民の心を一つにするすばらしい効果があると思いますので、これからもなるべくお金をかけないでしっかりとした対策でいろんなスポーツを盛り上げていただきたいと要望して私の質問を終わります。

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