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委員会会議録

質問文書

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平成28年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:10/04/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○遠藤(行)委員
 私から、1つだけ質問をさせていただきたいと思います。1つですから一括と言っていいか、一問一答と言っていいか。
 特別免許状制度についてです。
 この制度ちょっとおさらいしましょう。どういう制度なのか。
 制度の概要は、大学での養成教育を受けていない者に都道府県教育委員会の行う教育職員検定により免許状を授与するとあります。この制度の狙いですけども、すぐれた知識や技能を有する社会人に免許状を与え教員として迎え入れることにより、学校教育の多様化への対応とその活性化を狙いとするとあります。これ前段で、ここから具体的にちょっとお話しをさせていただきます。
 浜松市内の中高一貫の学校――名前を申し上げてもいいでしょう――浜松開誠館中学校・高等学校から我が会派の議員に相談がありました。どういう相談かといいますと、浜松開誠館中学校・高等学校に勤務する外国人の専任講師について、ネイティブ活用の視点から、特別免許状の授与に係る教育職員検定等に関する指針――これ文科省が平成26年6月19日に定めてます――これに沿って申請したいと我が会派の議員に相談に来ました。これが8月2日のことです。すぐ8月2日、県教育委員会に問い合わせて県教委から来た回答が次の回答です。
 現時点では、対象者の学力の認定について公立の場合は採用試験で代用できるが、私立学校は各校での採用のため、その方法について明確にできていない。県内の公立小中高校における特別免許状の授与は行っているが、上記の理由から私立に対しては実施していないという県教委からの回答があったそうです。
 浜松開誠館中学校・高等学校は、納得いかないということで、すぐに文部科学省に問い合わせました。文部科学省からすぐ、もうその日のうちに回答がありました。8月3日の日です。こういう回答でした。静岡県教育委員会に現状の確認を行ったところ、公立採用試験を行わない私立における特別免許状の授与を行っていないとの事実確認をした。そして特別免許状は公立教員のみを対象とした制度ではないため、他県との兼ね合いも含めて改善の申し入れを県教委に行ったと、文部科学省から回答を得ました。
 それから、約1カ月後の8月30日になって特別免許状の授与に関して、静岡県から回答がありました。8月3日に文科省から回答があって、その静岡県からの回答があったのが8月30日。文科省はその日のうちにちゃんと回答をよこしてるのに、まず静岡県はほぼ1カ月、回答するのに時間がかかってる。回答が8月30日ですよ。
 この回答に何で1カ月も時間を要するのか。それから来た回答が、私立に関しても授与できるように整備すると。次年度の4月には間に合わない。再来年度に申請ができるように進めたいということなんです。申請を私立から受け付けるのに何で2年もかかるんですか。まず回答するのに1カ月もかかって、申請を受け付けるのにも2年。再来年度ということは、実際に1年半ですかね。
 先ほど、5番委員からもスピード感を持ってというようなことがありましたけども、こういう対応を見てるとスピード感どころか停滞してる、ストップしてるとしか思えないですよね。ですからまずこの回答に1カ月、そしてこの申請を受け付けるのに再来年度からなら間に合う。この辺のことを認識しているのかどうか。まずここから伺いたいです。

○林義務教育課長
 私立学校における特別免許状の授与の手続について、御質問いただきました。事実関係の確認及び申請の今後の受け付けと、またその見通しについて私から御回答差し上げたいと思います。
 まず、8月中の手続について時間を要した点ですが、教員採用選考試験の2次試験が8月18日、19日に行われました。採用選考試験は特に人事管理上の最も大きな行事でありまして、どうしてもそこに注力をするということになりまして、7月の上旬、また8月の中旬についてはそれに注力するために時間を要してしまったという事実関係がございます。
 改めまして、採用選考試験2次試験が終了した後、本件に関しまして免許状関係を所管しております事務局内で協議をしましたところ、時間についてはより短縮することができることが明らかになりましたので、現在この私学に対して教育職員検定の手続の準備を進めておるところです。今月中にはその手続の整備が整う見通しでございます。
 これに伴いまして、手続が当初は2年かかるということをお答えしてしまったところがあったんですが、今年度中には――具体的には年内にはそれを希望する私立学校からの申請を受け付けまして、年明けにはこの教育職員検定の手続を済ませていただければ、最短で年度内に特別免許状を発行することができる、このようなスケジュール感で今準備を進めているところでございます。

○遠藤(行)委員
 年度内に手続ができるように進めていただけるということで、ぜひ進めていただきたいと思います。
 8月中の回答に時間を要したことは、教員の採用試験で忙しかったからというような御回答がありましたけど、仕事って幾つもあるもので、並行してやっていくものだと思うんですね。この仕事があるからほかの仕事ができないっていうのは、ちょっとこれは余りにもお粗末だと思います。いろんな仕事があって、その中で並行してやって、迅速に対応していただくというのが、これがもう仕事の基本だと思います。
 今、義務教育課長から本当に具体的な時期までおっしゃっていただいて、かなり前向きな御答弁をいただきましたので、ぜひその時期に向けて実施していただきたいなと思います。私からは以上です。

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