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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:12/14/2015
会派名:ふじのくに県民クラブ


○藪田委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○遠藤(行)委員
 大枠で2つのテーマを分割質問方式で質問させていただきます。
 いずれも委員会説明資料にはありませんが、最初にマイナンバー制度です。
 9月議会のときにも、私はこれを質問させていただきまして、275万世帯、全世帯の5%――これは総務省の調査ですけれども――に届かないという予想がありました。現状はおよそ500万世帯になるであろうということです。全世帯の9%に届かないと、これは大変大きな問題だなと思います。
 そこで4つ質問します。
 まず、本県の配付状況についてどういう状況になっているのか。

 2つ目、配付に当たって何か問題はなかったのかどうか。

 3つ目、個人番号が記載された住民票が誤って交付されたケースがありました。本県の状況はどうなっているのでしょうか。

 それから、9月議会で山梨自治行政課長がこう答弁しました。予想どおり通知カードが多数の世帯に届かないといった事例が出てきたわけですけれども、これは全国的な課題になると考えていると。静岡県、市町の対応というよりは、国として対応を考えていただく必要があると考えており、近い将来国から対応策が提示されるのではないかと考えていると、このような答弁がありました。実際に国からの対応策は何か示されたのかどうか。そして県は何をしていくのかどうか、以上について答弁をお願いします。

○山梨自治行政課長兼権限移譲推進室長
 マイナンバー制度についてお答えいたします。
 まず、1つ目の御質問で本県における配達状況はどうかということでございます。
 マイナンバー通知カードにつきましては、当初11月末までに全ての世帯に初回の配達を完了するとされておりましたけれども、郵便局への搬入がおくれたり、また誤配達防止のため慎重な対応を行っていることから、全国的に配達が12月にずれ込んでいる状況でございます。
 本県の状況はどうかと申しますと、日本郵便の発表によりますと、12月8日までには吉田町を除く全市町において初回の配達が完了し、吉田町につきましても調査をいたしましたところ、12月13日までには配達が完了するとされておりますので、現時点におきまして県内の全市町において通知カードの初回の配達が完了したものと認識しております。
 ただ、先週の12月11日に新聞にも載りましたけれども、熱海市におきまして5世帯12人分のマイナンバー通知カードが作成されていないという報道がありましたが、その後の確認によりまして12日の土曜日までに熱海郵便局に持ち込みがされ、13日の日曜日には配達されると伺っておりますので、先ほど申し上げましたように、12月13日までには初回の配達が完了しているという状況でございます。

 配達に当たって発生した問題点でございますけれども、1点まず浜松市におきまして、簡易書留で配達されたのですけれども、中に通知カードが封入されていなかった事例が6件ありまして、これについてはまだ初回の配達が完了していないということでございます。このことにつきましては現在調査中でございまして、マイナンバーの変更及び通知カードの再送付等については、その調査結果に基づいて今後対応することになります。
 これ以外の問題点につきましては、先ほど10番委員からも御指摘がございましたけれども、県内の場合、12月4日現在で県内の配達総数約155万通のうち、約7万6000通――5%弱でございますけれども――が市町に返戻をされている状況でございます。返戻されたものにつきましては、住民票の記載事項の確認、調査を行いまして、当該市町外へ転出が確認できなかった場合は、当該市町から御本人とか代理人の方に通知カードを交付することとされておりますので、確実に住民の皆様に通知カードを受け取っていただくための対策を講じることが市町にとって今後一番大きな課題であろうと思ってございます。

 それから、マイナンバー入りの住民票の誤交付についての御質問がございました。
 マイナンバー入りの住民票の写しの交付申請がないにもかかわらず、マイナンバーの入った住民票が誤って交付されるという事例が新聞でも報道されておりましたけれども、県内で同様の事例の発生はございません。

 それから、最後でございますが、本人の所在確認ができない場合の通知カードの取り扱いについてでございます。
 前回の委員会で答弁申し上げましたが、全国的に通知カードの配達におくれが生じておりまして、現時点で総務省は、まずは初回の配達を全国的に完了させることに力点を置いていると思われます。総務省の計画では、12月20日までに初回の配達を完了する計画になってございまして、今後大きな問題となります本人の所在確認ができない通知カードの取り扱いについて、まだ総務省もどのように対応するかについて検討する余裕がないのかなと思われ、国からの対応策についてはまだ提示されていない状況にございます。
 市町に返戻された通知カードの保管期間につきまして、おおむね3カ月とされてございますけれども、特殊な事情を市町で把握してございます。例えば焼津市におきましては、遠洋漁業に従事されている方が3カ月以内には戻ってこないだろうといった事例もあるものですから、そういうものについては市町の判断で保管期間を延長することも可能とされていますので、まずはこの点を市町に情報提供したところでございます。
 今後、県として市町における通知カードの交付率が向上するように国からいろいろ情報提供を受けますので、それに従いまして必要な助言ですとか情報提供に努めてまいりたいと考えております。

○遠藤(行)委員
 丁寧な御答弁ありがとうございました。
 これに関しては適切に対応していただきたいとお願いするしかありませんので、7万6000通返戻されているカードがあるということですけれども、そちらの対応もよろしくお願いいたします。

 次に、これも委員会説明資料にありませんが、庁内の乳幼児の一時預かり施設ふじさんっこクラブです。
 12月17日で開所1年になるわけですよね。西館の2階にあるのですけれども、たまたま昼休みにちょっとのぞいたのですけれども、4人の子供がちょうどお弁当を食べているところで、4人のうち2人がお父さんとお母さんと食べていまして、聞いたら職員の方だということでした。ちょうど私が行こうかなと思ったら、お母さんが迎えに来て、1歳8カ月の男の子が立ち上がったのでママと言って近寄ってくるのかなと思ったら、立ち上がったら奥のほうにすっと逃げていったのです。あれはどういうことかというと、いわゆる帰りたくなかったわけですよ。1歳8カ月の男の子はママが迎えに来て、普通だったらママと言って帰りたいのに帰りたくなかった。僕はあれを見て、ここは楽しい場所なんだなと思いました。子供にとってここはすごく楽しくて居心地がいい場所なのだなと。いろいろその前に職員の人から話を聞いたのですけれども、1歳8カ月の男の子のあの様子を見て、このふじさんっこクラブというのはすごくいい運営ができているのだなというように私は思いました。
 そこで伺いますが、1年たつわけですけれども、この1年を振り返ってこのふじさんっこクラブをどのように評価をしているのかどうか。

 それから、いろいろ課題もあるかと思います。私が見たところだと、読み聞かせをやったりとかおもちゃで遊んだりというものもあるのですけれども、おもちゃもちょっと少ないなと。何か絵本もちょっと少ないかななんて思ったのですけれども、今後に向けた課題と対応があれば教えていただきたいと思います。

○望月福利厚生課長
 まずは、お褒めいただきましてありがとうございます。開所から12月で1年になるのですが、今私が持っているデータが11月30日現在までですけれども、運営日数230日で利用延べ人数は1,211名。月別に利用人数を見ていきますと、12月の初めから3月までは4月からの保育所入所準備のために利用する方が結構いらっしゃいましたが、それ以降4月、5月が一旦減少し始めました。それから施設の周知、いろいろな口コミ等々で6月に入ってから徐々に利用がふえまして、8月以降では1日平均で利用者数が6人から7人となり、当初の想定が6人程度ですから、利用人数で言いますとおおむね想定どおりかなということで、利用者の9割ほどが県職員でございますが、事業所内保育施設という意味で言えば、一定の成果を上げていると思います。
 また、利用者の方々からいろいろな御意見をいただいているところなのですが、利用しやすいと10番委員がおっしゃったように好評だということで私は感じておりまして、利用者のほうは順調です。
 それから、次世代育成支援研修として別途、職員用の研修の実習の場として施設を活用しているということも、もう1つの利用としてあります。これも若手職員が子供と触れ合って子育てを体験するなどの職員の研修機能を担っているということで、11月末時点で93人が保育実習をして、来るまではなれないことでとても緊張したけれども、実際子供と接すると楽しくてかわいいなと感じたということで、将来的な家族計画に対する意識形成につながる、ある種いい成果が上がっているかなと思います。

 課題とその対応ですが、まず私としては2つ、今考えております。1つは職員の利用は進んでいるのですけれども、もう1つの目的であった県庁に来庁される一般県民の方々の利用がまだまだ少ないということになっていますので、今後庁内の各部署と連携し子育て中の県民が県政に参画する機会づくりに寄与していきたいと考えていきたいというものが1点。
 もう1点は、利用者がふえていく中で、当然ながら、私どもは安心・安全をまず第一に考えていますものですから、10番委員がおっしゃった施設環境の整備はもちろん、そこにあるいろいろなグッズだとか保育の仕方についても、保育スタッフの研修の充実も含めてそこのところの対応に力を入れていきたいと思っております。

○遠藤(行)委員
 ありがとうございます。
 もっと多くの職員の皆さん、あるいは来庁者の皆さんにこの施設を利用してもらうというのが1点と、もう1つはこのふじさんっこクラブの初期の目的がこちらに書いてありますけれども、職員の子育て環境の整備を県が率先して行い、そして県内事業所の取り組みを促進すると。ですから、今非常にいい形で運営ができていると思いますので、これをモデルケースにして県内の各事業所にこういった取り組みが広がるように取り組んでいただきたいということを要望しまして私の質問を終わります。ありがとうございました。

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