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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:03/10/2022
会派名:自民改革会議


○落合委員
 一問一答方式で3問。
 まず最初に、先日私が本会議で質問した津波の件で確認したいと思います。
 津波での死者を7割減という目標の中で、早期避難率68%はアンケートによって算出したということですが、どういうアンケートなのか。そのアンケート数は県内全域なのか。回答者のうち、沿岸の地域はどれくらいいたのか。その辺の内容を教えてください。

○森危機政策課長
 県政インターネットモニターアンケートによりまして、津波浸水区域内に住んでいる方を回答の対象にしたもので、深夜に突発で地震が発生した場合に避難を始めるまでに揺れを感じてからどれくらいの時間がかかるのかという質問をして、1分以内と答えた方から10分以内と答えた方までを早期避難と捉えているものです。10分以内としたのは、国の被害想定において昼間は地震発生後5分以内、夜間は10分以内に避難を開始する方を早期避難と定義していることを踏まえております。

○落合委員
 集計人数と県内全域なのか、教えてください。

○森危機政策課長
 対象地域は津波浸水地域の県内全域ですが、人数は今手元にございませんので後ほどお答えさせていただきたいと思います。

○落合委員
 人数が一番重要です。この辺を事前の時に聞いていますよね。でも本会議だからあまりやるわけにはいかないということで、この委員会で教えてくれるということだったわけですよ。国の算出によると、静岡県では津波浸水地域の26万人がリスクがある人口ということです。そのうちのどれくらいなのかなと。
 というのも、高知県では昼間の避難のときは1秒間に0.7メーター、夜間の場合は1秒間に0.56メーター、要配慮者が同行した場合は1秒間に0.42メーター歩くのを基準にして避難場所までの時間を全部出しています。高知県はそこまでやっています。昼間の場合は10分間に420メーター、夜間の場合は10分間で336メーター、要配慮者がいたら10分間で252メーターしか行けないわけですよね。それが高知県の基準です。その中で100%避難できる場所に設置したり、避難計画をつくっています。それで何回も何回も避難訓練して、できているんですね。やっていることが全然違うわけですよ。
 ですから、この間7番委員も沼津市の話をしましたけれども、本当にこれで大丈夫なのということですよ。この間も言ったけれども、清水は第1波が2分で到達します。浜松も静岡も5分で到達する状況ですので、後で資料で結構ですので教えていただきたいと思います。

○森危機政策課長
 本県におきましても津波がどのように内陸部に向かって浸水するのか、シミュレーションはもちろん行っております。例えば津波避難の到達時間につきましては、海岸部より20メーターから30メーター程度沖合の地点で津波が到達する時間を申し上げております。今お話にございました清水区や焼津市では確かに最短2分にはなっておりますけれども、それも清水区の三保半島や焼津市の石津浜といった一番駿河湾寄りに出ているところへ到達する時間で、清水港内ですと五、六分、焼津漁港内ですと三、四分でございます。さらに最短で到達する三保につきましても、東部側には実際の住宅がほとんどない状況ですとか、港側のところでは市街地に来るにはもう五分、十分かかるなどいろいろなことを考えながら、市町においては自分の市町内の沿岸に津波が何分頃に何メーターで到達するのかを考え、そしてそれが何分かけて内陸部まで到達するのかも考えていまして、逃げられる方は逃ることを促し、逃げられない方がいると分かった場合はここに避難タワーを造りましょうと造っているところです。結果として、今どれだけの方が逃げられるかを算出しています。

○太田危機管理部長兼危機管理監代理
 補足しますと、先ほど3番委員から避難の速度について高知県の例をお話しいただきました。本県においても、各市町ごとに避難計画をつくっています。先ほど言った避難場所とそこが発災から何分で浸水するかの時間、また発災から何分後に行動を起こすかという時間、それともう1つ重要なのは歩行速度、逃げる速度であります。
 一般的には各市町が設定していますが、先ほどおっしゃられた高知県の0.7は東日本大震災の実績を踏まえた数字になろうかと思います。夜間の場合はそれに0.8掛けして、0.7掛ける0.8で0.56という数字で高知県は算定していると思います。
 本県においても、同様の考え方で夜間の場合はおおむね8掛けの数字で計算して避難速度を設定し、全体の避難計画は各市町がつくり、その空白域に施設を設置していくやり方は同様にしております。

○四本委員長
 人数については、後ほど資料を提出するということでよろしいですか。

○森危機政策課長
 人数は後ほど御報告させていただきます。

○四本委員長
 では、後ほどお願いします。

○落合委員
 8割減という目標を取っていますよね。来年度末で減災効果が8万5000人という計画で進めています。本当に数字合わせになってしまっているのではないかなと私は危惧しているものですから言うのであって、実際のところこういう形であれば本当にいいけどね。その辺の確実性というか、担保性というか、その辺をしっかりしていただけたらありがたいなと思います。

 次の質問に行きますが、危機管理くらし環境委員会説明資料16ページのわたしの避難計画について伺います。
 紙ベースのことを聞きますね。紙ベースのほうがポータルと合わせて4500万円の予算を組まれていまして、2340万円の予算でワークショップとかは実施していましたが、紙ベースのページ数と内容について教えてくれますか。

○森危機政策課長
 わたしの避難計画は、全体の構成としまして3種類のものから成っております。
 1つ目は、作業していただいてたどり着いた答えとして、いつどこへ逃げるかを紙で冷蔵庫などに貼っていただく本体と、それをつくり上げるためのガイドみたいなもの、それからもう1つは様々な防災知識をまとめた、知識ブックと我々は呼んでおりますけれども、様々な勉強資料の3種類をそれぞれの市町の実際の自主防組織の実態に合わせ、ハザードマップを載せたり、避難場所はどこだということも記載したりして、それぞれの地域用の様式によって答えていただくイメージのものでございます。
 ページ数ですけれども、今回8つのモデル地区で実施しましたが、地区ごとにこういうものを入れてほしいといろいろでした。たまたま手元に牧之原市のものを持っておりますが、この例で申し上げますと、貼り出す本体は1枚、ガイドブックはA3の表裏1枚、それから10ページから成る知識ブックといったボリュームのものでございます。

○落合委員
 先ほど11時半に、知事がわたしの避難計画の記者発表をされました。高知県の「備えちょき」を参考にされていると思います。これは以前、私が本会議でこういうすばらしいものがあるよとお知らせして、参考にしたいということでした。高知県ではこれを全戸配付してあります。すばらしい内容です。これを見てできるだけまねていただきたいなと思うわけですよ。当然ハザードマップの関係も入っていますよね。いろいろなものが載っています。まだ時間がありますから、参考にぜひやっていただきたいと思います。

 先ほど市町の避難計画との関係が出ましたけれども、この関連性というか、その辺はしっかりやってくれていますよね。

○森危機政策課長
 現段階では8地区のモデル地区でございますけれども、それぞれの自主防組織とつながりながら、この地区においてはここが避難場所である、キーとなる場所はここであるなどといろいろ確認しながら進めていますので、そこはおのおのばらばらではございません。

○落合委員
 というのは、ブロック塀や家屋が倒れたり、避難路が狭隘だったりという危険性も各地域であるわけですよ。ところが静岡県の場合あまり対策していない。その辺を加味した中で、地震で倒れるようなところを避難路にするわけにはいかないので、そういうことも考えて、ぜひ市町の避難にアドバイスしていただきたいなと思います。現地点検というのは本当に必要ですので、これを高知県は本当にしっかりやっていたとお伝えしておきます。

 最後の質問に移りますが、静岡県地域防災計画原子力災害対策編についてです。
 藤枝市と焼津市はまだ広域避難計画が出来上がっていませんが、資料に焼津市、藤枝市の避難計画の策定に向けて自家用車からバスに乗り換える県内駐車場の場所や避難先県において避難先を案内する避難経由所の確保、選定を進めていると書いてくれてあります。大分進んできているのかなとは思っていますけれども、この中に避難先に示してる留意点があって、藤枝市の場合は第1次は神奈川県で、第2次が埼玉県埼玉県全域です。その相手先の初動体制では3日間は相手先で何とか面倒を見てくれるが、それ以降は避難する市町が1か月程度の避難のための食料などを用意しなさいよということや、相手に基準がある場合はいいですが、ない場合は1人当たり受入れ面積は3平米を確保することなどいろいろ記載があります。藤枝市民は、ここまでは知らないと思います。私も読んでみて、こんなことまで書いてあるのかと分かったわけです。
 本当にこれを見ていくと、原発はやめたほうがいい、原発がなければこんなことはしなくてもいいと思います。私はそう感じました。だけど実際にはあるから、それに対して進める中今こうして書いてくれているわけだけれども、藤枝市と焼津市はまだ避難計画ができていないことに対して、今の経過とどれくらいでつくるのか、その辺を答えてください。

○神村原子力安全対策課長
 まず、藤枝市をはじめとする各市町の計画策定に先立って県の計画をつくりましたが、その策定に当たり、避難先の都県、市町村に基本的な考え方として御提示する留意点ということで示しております。
 内容としましては、広域避難をお願いする立場ですので、かなり先方に配慮した記載になっているのが現実です。藤枝市の計画策定も今大詰めなところだと認識していますが、その中にも同様な記載が恐らく入ってきまして、それを今後市から市民の方々に御説明することになるのかなと考えております。
 県としましても、藤枝市や焼津市の計画につきましては最終段階と承知しておりますので、両市それぞれのスケジュールで策定、公表が行われていくものと認識しております。

○落合委員
 焼津市が13万8497人、藤枝市が10万8980人で、両市はUPZ、PAZの範囲で、私のうちも入っています。それで計画に対する課題というところに住民に求められる行動、事前の備え、緊急時の行動の理解促進とありますが、これは市の担当ですか。県がやるのですか。

○神村原子力安全対策課長
 御指摘の点については、計画の中の今後の検討課題として詰めさせていただいているところだと理解しております。
 住民の方々への説明は市町がメイン担当になると思いますが、それに対してパンフレットを作成したり想定Q&Aを一緒に考えたりする支援を県としても実際にほかの市町ではしていますので、藤枝市、焼津につきましても支援していく予定です。

○落合委員
 ありがとうございます。
 福島の場合、原発のところから飯舘村に向かってずっと入れない。要は風向きが北東の方角に行くものですから、そちらの汚染がすごくひどくなってしまう。浜岡から北東というと、牧之原市、焼津市、藤枝市、静岡市ですね。本当にこんなことがあっては困るので、対策をしっかりしていきたいと思いますし、こんな計画は浜岡がなければ要らないと思います。以上で質問を終わります。

○森危機政策課長
 先ほど御質問がありましたアンケートの数ですが、県政インターネットモニターアンケートとしまして599人のうち、津波浸水区域に住む方は95人でございます。

○落合委員
 分かりました。

○四本委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は14時25分とします。

( 休 憩 )

○四本委員長
 委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 先ほどの7番委員から質問の関係で当局から発言を求められておりますので、許可します。

○望月消防保安課長
 先ほど7番委員から提供を求められました資料につきまして、机上に配付させていただきました。
 こちらには、平成24年度以降の事業税の控除実績を経年で記しています。令和3年度につきましては、まだ個人の申告がされておらず未集計のため抜けてございます。

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