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委員会会議録
質問文書
令和３年６月定例会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 伊丹 雅治 議員 |
| 質疑・質問日： | 08/10/2021 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○伊丹委員
それでは、一問一答方式で公安委員会・所管事項等説明資料の10ですね。東京オリンピック・パラリンピック2020の警備についてお伺いしたいと思います。
本県は、観客を入れての数少ない開催地となったわけでありますが、本当に警察の皆様の御尽力のおかげをもちまして大きなトラブルなく無事に終了することができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げたいと思います。
私も現場へ足を運んで、猛暑の中皆様が警備をされる姿を拝見して胸を打たれました。ありがとうございました。
そういった中で、８月17日からパラリンピックの警備が始まるわけでありますが、言うまでもなくこのオリンピックの経験値をそこで生かしていく必要があるかと思います。
そこでお伺いしたいのが、今回のオリンピックの警備に当たって成功した点や御苦労された点があったら御紹介頂きたいと思います。よろしくお願いします。
○八木オリンピック・パラリンピック対策課長
オリンピック大会警備を踏まえたパラリンピック大会警備の取組の中で、警備が成功した点と苦労した点についてお答えいたします。
先日開催されました自転車競技は、１番委員御指摘のとおり大きなトラブルもなく無事完遂することができました。成功したポイントとしては、組織委員会をはじめ関係機関と緊密に連携したことや、県民の皆様から御理解と御協力を得られたことが最大の成果だと思っております。
具体的には、競技運営責任者との情報共有や役割の明確化、連携方法の確認、職員及び主催者の研修会での講習や合同訓練、関係団体との現場点検を綿密に行ってまいりました。また県民の皆様方に対しましては積極的な広報活動を行い、不審な人や物を発見した場合の警察への通報、交通総量の抑制、競技会場周辺やロードレース沿道での留意事項を繰り返し呼びかけましたことが奏功したこともあり、事前対策がスムーズに機能したものと考えております。
一方、苦労した点でございますけれども、新型コロナウイルスの感染拡大が急激に進む中、感染対策を徹底した上で大会警備と熱海市の災害警備を両立しなければならなかったことが挙げられます。限られた人員を効率的に活用し最大限の警察力を発揮できるよう全職員に対して体調管理を徹底いたしました。あわせてメールによる体調の定期報告を厳格に実施いたしました。これにより大会期間中における職員の新規感染は抑えられまして、大会警備及び災害警備の執行体制が確保され警備の両立ができたものと思います。
また、競技会場の立地の特徴として行動予測が不可能である鳥獣への対策があります。出没が懸念されましたことから、猟友会の方々がロードレースのコースなどで沿道に配置頂いたことにより、鹿などの飛び出し防止策が講じられました。官民によって持ち場に応じた取組が推進されたことにより、競技に支障を及ぼしかねない事案の発生を未然に防止することができた一例だと言えると思います。
このように、地域住民の方々と具体的な協力体制を構築するなど多方面にわたって県民の皆様方のお力添えを頂きつつ、大会警備に直接従事した職員はもとより熱海市での災害警備に従事した職員、各所で後方治安に当たっていた職員を含めて7,000人の全警察職員が総力を結集して警察活動に臨み、困難を極めた厳しい警備環境を乗り切ることができたものと思っております。
○伊丹委員
土石流災害の対応等、さらには新型コロナウイルスへの対策を講じながらの警備で非常に大変だったかと思いますが、改めて感謝を申し上げたい気持ちです。警察だけではなくやはり県民の皆様の御協力もかなりあったということでありましたので、改めて県民の皆様にも感謝を申し上げたいと思います。
そういった中で、パラリンピックに向けた取組についてお伺いしたいと思います。
○八木オリンピック・パラリンピック対策課長
オリンピック大会警備を踏まえまして、パラリンピック大会警備への取組をどのようにしていくのかについてお答えしたいと思います。
本県におきましては、御案内のとおりパラリンピック競技大会の開催がもうすぐそこまで来て控えております。オリンピック競技大会と同様国内外の注目を集める大規模イベントでありますので、パラリンピック競技大会への移行期間――今現在移行期間に入っておりますが――を含めて警戒の手を緩めることはできないものと認識しております。
そのため、県警といたしまして新型コロナウイルスの情勢を注視しつつ感染症対策を徹底した上で万全の警戒警備を実施して、大会を標的とするテロ等違法行為を未然に防止するとともに、交通総量の抑制及び的確な交通規制などにより市民の皆様方に与える影響を最小限に抑えつつ、引き続き県民の皆様の御理解と御協力を賜り、あわせて今度は障害を持たれている方も多くいらっしゃると思います。配慮を欠かさない活動を徹底し、大会の安全かつ円滑な開催に向けて万全を期してまいる所存でございます。
○加藤交通企画課長
先ほどの９番委員の御質問の中で携帯電話を注視する行為につきまして罰則がないと申し上げましたが、訂正させていただきます。
罰則は５万円以下の罰金と定められております。
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