• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:10/31/2017
会派名:自民改革会議


○江間委員
 それでは一括質問方式で2問質問させていただきたいと思います。
 今9番議員からも質問が出ましたが、コミュニティスクールの件でございます。予算執行率が79.3%ということで2割ほど執行されていない状況ですが、内容につきましては地域とともにある学校づくり検討委員会等の開催と書いてあります。検討委員会の内容、成果、課題。質問がかぶるかもしれませんが、学校の件数は今伺いましたので、大体進捗度として適正に進んでいるかどうか。その辺をお伺いしたいと思います。

 2つ目は、平成28年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書59ページにあります地域スポーツクラブ、これは私の地元ネタでありますけれども、平成28年度が初年度ということで事業を開始していただきました。今後、学校の教職員の多忙化の解消や子供たちのスポーツ技術の向上等に非常に寄与する事業かなと思っておりますのでぜひ成功していただきたいと思いますが、事業の初年度としての目的と段階的な成果についてお伺いしたいと思います。

○宮ア義務教育課長
 まず、コミュニティスクールの予算執行が下がっているところでありますけれども、これはコーディネート役であるディレクターがおりまして、モデル的に置いて、それに対して補助を出しています。特に人件費だと思うんですけれども、年度末に実績報告が少なかったことが1点ございます。それから検討委員会の内容につきましては、例えばコミュニティスクールの制度の説明ですとか、県内各地の実践発表ですとか、講師の講演等を行っているのが内容でございます。
 成果と課題ですけれども、こういった情報を共有することで、自分の市町が今後どんな取り組みをしていくかという方向性が共有されていることが成果でございますけれども、あと課題につきましては、取り組みに向けた市町ごとの温度差が大変大きいものがあります。課題は、先ほど申し上げたディレクター役の人材不足であります。
 最後に、進捗度でございますけれども、今徐々に、毎年10校程度ふえてきているわけですけれども、今回の地方教育行政法の改正を踏まえまして、より一層推進してまいりたいと思います。

○福永理事(兼)健康体育課長
 磐田スポーツクラブについてお答えさせていただきます。
 まず、目的でございますけれども、学校に希望する運動部活動がないとか、あと専門的な指導が十分に受けられない生徒さんたちの活動を支援するということで、自治体、教育委員会さらには地元の学校と企業や大学が連携して取り組める活動を目的としております。現在部活動的な形としましては、陸上部がない3中学校で陸上を行っているところでございます。また地域的にラグビーが盛んなところでございますので、ラグビー部をやっております。
 一番大きな目的としましては、通常の社会体育、社会スポーツとは異なりまして、学校と密接に連携したクラブであることをまず非常に重要視して取り組んできたところでございます。中身としましては、部活の部分と専門的な指導を受けられるトレセンのような形、それと新しい種目を体験できる体験教室という形で進めているところでございます。
 昨年度の達成状況でございますが、磐田市の事務局としまして体育協会、それとヤマハ発動機と静岡産業大学、そのほか企業の方たちの協力をいただきまして、指導者や練習場の確保ができている。さらには学校との連携も非常に積極的に行っていただきまして、磐田スポーツクラブの指導者が学校の部活動の指導に行っていただいたりしたこともございますので、体制そのものはうまく進み始めて積極的に活動できているところでございます。またトレセンにつきましては、卓球などを行ったんですけれど、非常に多くの生徒さんと先生が参加していただいた経緯がございます。まず組織的にはそのような取り組みでの一定の効果は得ているところでございます。
 あと教員の負担でございますけれども、もともとその2つの部活は学校にはない部活をやっていますので、すぐには先生の多忙化の解消にはつながらないんですが、磐田スポーツクラブの指導者が学校へ行って指導する、またはトレセンのときに地元の実業団の選手たちに指導していただくというところで、もともと専門性がない先生たちにとって不安が大きい技術指導といった部分を払しょくできるというところで負担の軽減にはつながっているかと考えております。
 あと、昨年入っていただいた生徒さんたちの活躍につきましても、すぐには競技力の向上につながらないかなと思うんですが、成果としましては昨年1年間頑張った今年度の実績でございます。まず陸上で中学校3年の女子生徒さんが200メートル県大会で優勝した。さらには全国の中学校体育大会とジュニアオリンピックでも準決勝まで進出した成果が上げられております。もう1人、中学校1年生の女子生徒さんが100メートル県大会新人戦で8位入賞している成果も出ているところでございます。
 そのほか、ラグビーにおきましても、関西地区予選は今まで2回戦突破したことがなかったのが2回戦を突破できて、なおかつ3位決定戦では惜敗はしてしまったんですけれども、あと一歩で全国大会にまで行けるレベルまで達したところで、それぞれ現段階で1年間の活動において達成している成果が出ているかなと感じております。

○江間委員
 ありがとうございました。
 それでは、御意見を1つと再質問を1つお願いしたいと思います。
 まず、コミュニティスクールにつきましては、今地域性とか自治体の温度差がありましたが、つくったのはいいけれど、それをまた学校、地域において運用するのが難しいシステムだと感じております。社会総がかりの教育と言っておりますので、ぜひさらなる工夫をして前に進めていただきたいなと思います。

 それから地域スポーツクラブにつきまして今御答弁いただきましたが、少しずつ成果が出ている。確かに種目が陸上とラグビーということで、既に部活をやっているほかの教員に対しての影響は余りないと思いますけれども、成果が出たら他の種目にも活用していただきたいと思いますし、磐田市だけでやっていますが、うまくいけばほかの市町にもぜひ広げていただきたいと思います。
 そういう中で、その辺のお考えと、これは3年を目安にやっていらっしゃることだと思いますが、その辺の展望についてもう一度お答えいただきたいと思います。

○福永理事(兼)健康体育課長
 磐田スポーツクラブにつきまして答弁させていただきます。
 まず、種目につきましては、磐田市さんが学校の生徒さんたちにアンケートをとっております。あと実際にどこでやれるかという問題もございますので、静岡産業大学さんの協力を得ながら卓球とか柔道とか幾つかの種目を、まずはトレセンのような形で進めてみたいと検討しているところでございます。将来的にはその辺がうまく部活につながっていけばいいかなと考えております。
 さらに他地域でございますが、当然今回1つのモデルでございますけれども、今後部活動という部分ではなかなか学校単位だけで行うには難しいところもあると思いますので、磐田市のような形で地域と連携して進めていくのが大事だなと思っております。ただ各市町単位とか、または地域単位でそれぞれ大学や企業がどのような形で連携できるかという問題もございますので、その辺は我々もしっかり把握させてもらいながら、どのような形のものができるのかしっかりと研究した上で、各市町に情報提供していきたいと考えているところでございます。
 3年の目安でございますが、磐田市さんも来年度に向けて、県の支援がなくても独自でやっていける方法を1年しっかり検証していきたいと考えてもらっておりますので、そのような形で進めていきたいと考えているところでございます。

○江間委員
 御答弁ありがとうございました。
 御意見を最後に申し上げたいと思いますが、中学校の部活は本当に今転換期を迎えていると思います。特に私が親しんでいる野球は、軟式野球と硬式野球が交錯して、それこそ静岡高校が選抜にほぼ決まりじゃないかなという成果を出しましたが、それを静岡高校に限らずいろんなチームのメンバーの大半が民間のスポーツクラブから野球をやっている子が来ている。これには高額のお金がかかったり遠征費もかかる。それに行けない子供たちが中学の軟式野球に入るわけですけれども、やはり人が集まらなくてチームができない現状が実際ありますので、ぜひ教職員の方の負担軽減も含めて、技術力のアップ、本当にスポーツを一生懸命やれる子供たちができるように環境の整備をお願いしたいと思っております。
 それと、他市町についてもまた促進していただきたいと思います。以上で終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp