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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:自民改革会議


○落合委員
 一問一答方式で2問伺います。
 議案説明書34ページ、新規事業について2点伺いたいと思います。
 まず、森・里・川・海のつながりを踏まえた環境保全の推進事業3500万円ですが、駿河湾の生態系保全とその恵みの持続的な利活用に向けた実践活動につなげるため、「森は海の恋人」水の循環研究会において構築した陸と海のつながりを体現するシミュレーションモデルを活用した研究支援等を行うということです。
 今まで研究しつくられたこのシミュレーションモデルを改良すると載っているんですが、このシミュレーションモデルについて教えてくれますか。

○藤田くらし・環境部参事
 「森は海の恋人」水の循環研究会は、南アルプスの陸域から流れ出た川が駿河湾に注ぐところで、陸域の影響が海域の生態系にどういう影響があるか追求することで始まりました。
 そのためには、陸域と海域の環境を再現する数値解析モデル――シミュレーションモデルと言っていますけれどもをつくって因果関係を解析しようと、陸域はコンサルがつくった水収支とか物質循環が分かるモデルを駿河湾の流域に当てはめています。
 駿河湾については、国土交通省がつくった伊勢湾シミュレーターがありまして、それに今までの駿河湾に関係する文献、データを取り入れながら、コンピューターにより、どんな水や物質がどれだけ流れて、その結果生態系の中でも1次生産と呼ばれる植物プランクトンにどのような影響があるかを計算させたものです。

○落合委員
 ありがとうございます。
 これは研究者向けに相談体制をつくったり解析に関する支援、助言も予算に入っているんですけれども、結構あるんです。2700万円です。プログラムのマニュアル作成でかかるんでしょうけれども、分かりました。

 それで、このプログラムは森・里・川・海の4種類を教材用につくられることになっているんですが、県民理解の促進ということで学校で使うんですか。それで実践活動として狩野川流域で4回行うと書いてあるんですが、どのようにして行うのかを教えてくれますか。

○清環境政策課長
 一般県民の方、特に小学4年生以上の親子を想定した学習プログラムを開発し、地域の親子に理解していただくものとしてつくる予定です。
 森・里・川・海それぞれのフィールドに応じた実験プログラムを実践活動として取り組んでいただく形で行っていく予定です。

○落合委員
 ありがとうございます。分かりました。
 これは主要事業に載っているから分かったけれども、先ほど5番委員が言ったように項目だけだと全然内容が分かりません。やはりこういう資料で出ていると事業は分かりやすいと思います。

 次の質問に行きます。
 脱炭素社会実現推進事業費5億3040万円について伺います。
 このうちの5億円が中小企業等の省エネ設備等導入支援とあります。エネルギー使用量1,500キロリットル未満の事業所が対象で補助率3分の1、上限が200万円、下限が20万円、対象設備はボイラー、空調設備、給湯設備とあるんですが、対象はどのような企業になるんですか。

○清環境政策課長
 補助対象となる主体ですが、中小企業等となっておりまして中小企業者や医療法人、社会福祉法人でエネルギー使用量が1,500キロリットル以下の事業所を対象にします。特に業種等は問わずに募集する予定です。

○落合委員
 ありがとうございます。
 そうすると、企業がボイラーとか空調設備を省エネ型の設備に換えれば、この補助制度に当てはまると考えてよろしいですか。

○清環境政策課長
 実際に補助要件を幾つか設定しておりまして、対象となる事業につきましては省エネ改修を行うことで以前よりも省エネ効果が5%以上削減できることが認められることと、さらに改修を行うだけでなく、その後も継続して温室効果ガスの排出削減に取り組んでいただく必要があります。県の条例に温室効果ガス排出削減計画書実績報告書制度がございます。こちらは条例上は1,500キロリットル以上の事業所を対象にしているんですが、3年間でその事業所がどれだけ削減するか目標を立てて、毎年県に報告書を提出するものです。こちらの制度にも参加を条件として制度設計しているところです。

○落合委員
 エコアクションには入っていなくてもできると理解していいですか。

○清環境政策課長
 特にエコアクションに参加するという条件は設けておりません。先ほどの温室効果ガス排出削減計画書制度に参加していただくという条件です

○落合委員
 ありがとうございます。
 これはなかなか使える事業だなと思います。だけど予算が5億円ですから少ないなと思います。

 それで、ふじのくにCOOLチャレンジクルポというアプリが2004年につくられていて、これは温暖化対策のアプリで来年度改善するということで1400万円あるんですが、今これは使っているんですか。ちょっと分からなかったんですけど、分かりますか。

○清環境政策課長
 1400万円の使い道につきましては、クルポは平成30年6月からスタートし、4年目を迎えています。来年度に5年目となり、また県の新たな地球温暖化対策実行計画を策定することから、県民の脱炭素型のライフスタイルに向けた行動変容をさらに進めていくために改修を行う委託費を予定しています。委託によってクルポのアプリ改修を行っていくものです。

○落合委員
 ありがとうございます。
 これはちょっと調べたら2004年12月からだったんですけれども、平成30年に変えていたんですね。私も知らなかった。このポイントが30ポイントたまると食事券や商品券がもらえるんですよね。もともとそういうアプリをやっていたんですね。

 次に、地球温暖化対策推進事業費のフロン対策の推進について、フロンを放出するから温暖化が進んでしまうんです。このフロン対策の推進で特別に何かやることはあるんですか。423万円の予算があるんです。これは分かりますか。

○清環境政策課長
 この423万円の事業に関しましては、温室効果ガスの排出量削減計画書制度の運用など、既存の温暖化対策の事業を盛り込んでおります。
 フロン対策につきましては、まず排出抑制を進めるために専門家派遣等による事業者への周知、対象事業者の登録事務や県職員による立入検査を行っていく予定です。

○落合委員
 登録業者は非常にしっかりやってくれているんです。未登録業者がエアコンを買い取ってガスを放出してしまうことが6割ぐらいある。そこの取締りを本来はやっていただきたいんです。登録業者は回収作業も指導もしっかりしているからいいんですが、せっかく予算がついていますので、登録されていない廃品回収とかの取締りをお願いしたいと思います。

 もう1点、最後に環境ビジネスの関係ですけれども、環境ビジネス事例集の作成があります。980万円の予算があるんですが、県内企業の事例を載せるのか全国なのか。どのようなことを対象としてどんな企業なのか、どういうことをやるのか分かる範囲で教えてください。

○清環境政策課長
 環境ビジネスの事例集につきましては、今年度企業を対象としたSDGs・ESGセミナーを開催して参加した方々から企業の先進的な取組事例が大変参考になる、もっと知りたいという声がございました。
 そうしたことから、全国事例につきましては環境省が3年ほど前から全国の環境ビジネスの先進事例集を作成しておりますが、静岡県の取組事例は掲載されていません。実際に静岡県内でも環境ビジネスに積極的に取り組まれている事業者がございますので、そうした団体・企業の情報を収集して県内の他の事業者の参考に、横展開できるように取組を進めていくものです。件数としては15件ほど収集し、専門のライターが取材を行ってウェブ等で発信していく予定です。

○落合委員
 ありがとうございました。以上で終わります。

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静岡県議会事務局議事課

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