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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:塚本 大 議員
質疑・質問日:10/06/2011
会派名:自民改革会議


○塚本委員
 おはようございます。よろしくお願いします。
 まず1点目ですね。最初、何点かは新聞で取り上げられたところの内容をちょっと詳しく教えていただきたいと思いまして、質問させていただきます。
まず、1つ目が高齢者の自動車運転事故対策です。
いろいろ新聞を見てみますと、やはり年配の方々は運転のいろんな面でのレベルが下がってきているということもあるんでしょうけども、事故が結構多いというふうに取り上げられております。
 今回、本会議でも運転免許証の返納制度を取り上げた議員の方もいらっしゃいますし、高齢者講習制度の導入とか、いろいろ対策はとっているというふうに承知はしております。しかしそれでもなかなか高齢者の運転事故が減ってこないという状況にあるものですから、こういった対策を充実させていく必要があるんじゃないかなと思います。
まず1点目として、県内の高齢者のこういった運転の事故の現状、そして今後の事故防止に向けての対策、この辺をお聞きしたいと思います。
 この事故防止に向けての対策の中で、特に今回本会議で、うちの会派の多家議員の質問で少し詳細にお聞きしたいと思うのですが、高齢者の運転免許返納制度、本会議の中では運転免許証返納後、1カ月以内に申請すると運転経歴証明書が発行され、これを持っていればバスの料金の優遇だとかタクシーの割引、こういったものを受けられますよということでした。その中で本部長から例えば1カ月以内に申請ができなくて運転経歴証明書が手に入らない方でも申請による運転免許の取消通知書、こちらのほうでも同様の優遇措置が受けられるように今、交渉しているというお話がございました。そういう形で使いやすい制度にしてくれるというのは大変いいことだと思うのですが、もう1点、私が聞いた話ですとバスの料金の優遇、タクシーの割引――1割引きというふうに聞いているのですが――これが、それぞれバス会社とかタクシー会社、こちらの人たちの負担でこういう優遇措置があるとのことです。この優遇措置をさらに充実すれば、自主的に免許証を返納しようという意識も高まってくるんじゃないかなと、それがイコール高齢者の方々の運転が事故に結びつかないようになるというところにつながっていくと私は思います。
タクシー会社とかバス会社のほうでの優遇に上乗せして、例えば県のほうで幾らか負担することでタクシーの割引は1割から例えば2割にするだとか、バス料金の優遇をさらに充実させるとか、こういった取り組みに結びつけられないかなと私は思うのですが、その辺のお考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。

 2点目も、新聞の記事で取り上げられていましたが、県の道路交通法施行細則を改正して2年がたちましたと。この目的が自転車事故の割合が高い若者の交通安全意識の向上というふうに聞いています。
ただ2年が経過してもまだ自転車事故は多発しており、特に携帯電話を使用しながら運転していて、事故が起きていると。実際に私もそういう場面――事故までは見たことはないですけども――若い人たちが携帯電話を操作しながら運転している、こういった光景はよく見るわけでありますが、この携帯の電話を使用して、そのために自転車事故になってしまったという件数がどのくらい実際にあるのか、その辺の状況をお聞かせいただきたいということと、今後、県警のほうで若い人たちの自転車のマナーをさらに向上させるための何か施策、お考えがあるのかどうか、これをお聞きしたいと思います。

 次に3点目です。
こちらも新聞の記事のほうから少しお話を聞かせてもらいたいと思いますが、ひったくりの関係の記事がありました。これは静岡市駿河区で買い物帰りの年配の女性の方がひったくりにねらわれたと。そのひったくりの方は捕まったらしいのですけども、その後もひったくりの事件は起きているということですから、犯人が1人だけではなかったということだと思います。
こういった県内のひったくりの発生状況と検挙件数、そして、ひったくりにどういう傾向があるかということを分析する意味で、被害が多く起きる時間帯とか場所、後はどういった人がねらわれやすいのか、その辺を教えてください。また被害防止の施策、県警としてどのように取り組んでいくのかお聞かせいただきたいというふうに思います。

 4点目、これは本会議でうちの会派の宮沢議員が代表質問で取り上げた項目を少し詳細にお聞きしたいと思います。
交番と駐在所の再編整備についてということで代表質問をしたわけであります。当然県内どこにも交番だとか駐在所があるものですから、私の住んでいるところでもその地域を管轄してくれている交番があって、その方なんか定期的に家を回ってくれている中でいろいろ話を聞いたことがあるのですが、やっぱり1つの交番でカバーする広さがまちまちだよとか、その中に住んでいる人口も当然差があるというふうにお聞きしています。広くカバーしなければならない交番とそうでない交番とか、多くの人を見なければならない交番とそうでない交番の格差がどういう状況になっているのか。交番は犯罪を抑止するという意味からすれば、できるだけ小まめにあってくれれば、その近くで犯罪を起こそうという人は当然なくて、多ければ多いにこしたことはないかなとは思うのですが、なかなか予算的なものもあって、あと人材的なものですか、そうそうたくさんつくれないんでしょうけども、その辺の状況を教えていただきたいというふうに思います。

 あとは、5番目に今回建築工事の請負契約ということがあります。こういったお金はなかなか大きいものですから、ある一定の時期に集中してしまうということはできるだけ避けたほうがいいのではないのかなという考えの中でお聞きします。
今後、建築、建てかえだとか、いろいろあるかと思いますが、そういったことが集中すると今から予想される時期があるのかどうか。あるいは計画的にやっているから、そういったある一定の時期にどんと建てかえ、建築の費用がかかるということはないよということなのか、県内全体の状況を見ながら、建てかえの計画の平準化ができているかどうか、そういったものを教えていただきたいと思います。

また、建てかえというのは当然、老朽化すればいつかは来るものですが、特にことしは東日本で震災があったということを考えますと、海に近くて津波の危険があるような場所に庁舎があるという場合には、例えば建てかえをきっかけに安全な場所に動かすという発想も出てくると思うのですが、そこら辺の今の時点で津波の心配があるような場所に建っているところがあるのかないのか、またそうしたところは建てかえに合わせて場所を移すとかいろいろ考えていることがあるのかどうか、その辺の状況をお聞きしたいと思います。

 6つ目は、こちらの資料に掲載されている東日本大震災への部隊の派遣状況です。
この表紙の見出しのほうですとテロ、大規模災害等緊急事態対策の推進という中で、東日本大震災への部隊派遣状況、この資料が掲載されています。その中でそれぞれの部隊の方々がこういうのやりましたよと、主な活動が記載されています。これは例えばテロ、大規模災害等緊急事態対策として、日ごろからここに記載されている活動の訓練だとか、そういったものをやっていて、現地に行って日ごろ訓練をしていることにのっとってやったのか、それとも日々の活動がこういった今回東日本の震災のほうに行ってやった内容と類似しているということで、日ごろの訓練は特にしていないんだけども、日ごろの作業に似ているものでこういった活動をお願いしたということなのか、その辺の状況をお聞かせいただきたいというふうに思います。

 あとは、被災地に部隊を派遣して、現場で得られた教訓だとか、今後の活動にどうやって結びつけていくのか、この辺の状況もお聞かせいただきたいというふうに思います。

 あと、最後ですが、資料1の下の四角でくくってくれているところの括弧書きになっていますけども、自動車盗はと書いてありますが、トラクターをねらった自動車盗が大幅に増加しているというふうな記載があります。私もいろんな方から聞いたんですが、昔は農家の方というのは自分の家の近くにある田んぼをやるくらいの規模だったんですけども、最近は田んぼをやらない方の田んぼを借りて、大きな機械でやるという人がいて、そうすると1回1回機械を運ぶのが大変なので大きな機械は運んでおいて、次の日以降の作業の効率化を考えて、その機械をそこに置きっ放しにして家に帰ってきて、また翌日以降、使うときにそこに行って農作業をするという傾向にあります。昔のように家の近くにあれば、そういった被害を防げるかもしれないですけども、最近は目の行き届かないところに置いて来てしまうという可能性もあるんですよね。ですから、こういうトラクターをねらった自動車盗が増加してきてるのだろうとこの増加している背景はわかります。
けれども、こういったものが出てきているものですから、今後、これに対する対策、どういったことを考えているのか、あるいは、その対策として特にうまくやれるようなものが見当たらないとなれば、仕事の作業上のことであっても盗られないように面倒でも1回1回トラクターを家に持ち帰ってくださいというような啓発活動をする必要があるのかどうか、この取り組みについて状況をお聞かせいただきたいと思います。以上です。

○山下交通部参事官兼交通企画課長
 高齢運転者の交通事故の現状でありますが、8月末現在で3,679件、高齢運転者起因の事故が発生しておりまして、前年と比べて100件増加しております。全事故件数に占める割合は15.2%であります。特に出会い頭事故が1,307件発生しておりまして、高齢運転者起因事故の35.5%を占めております。
高齢運転者に対する事故防止の対策といたしましては、運転適性検査機材を活用した参加体験型の講習や指定自動車教習所と連携した実車を取り入れた実践型講習会を開催して、みずからの身体的機能の低下を正しく理解していただくようにしております。また信号機や標識標示の視認性の向上を図るために信号灯機のLED化や道路標識の大型化、高輝度化を進めまして、見やすく、確認しやすい交通安全施設の整備に努めております。

 次に、自転車の関係であります。
携帯電話を使用していたことが原因の事故については、ことしに入りまして3件発生しております。例といたしましては、高校生が携帯電話の表示する時刻画面を見ながら自転車に乗っていたところ、信号を見落としたと、または中学1年生がズボンから取り出そうとして前方注視を欠いたまま運転して、歩行者に気づかずにぶつかったと、このような事故が発生しております。
 若者、特に高校生の自転車のルール、マナーの向上については、例えばスタントマンによる交通事故再現等の交通教室の開催や参加体験型の交通安全教育の充実、また自転車安全利用5則、これによる基本的な交通ルールの周知徹底、または自転車指導カードを活用した街頭指導、さらには学校警察連携制度の効果的運用、これらの対策を強化して、将来ドライバーになる高校生の交通ルールの遵守とマナーの向上の定着に努めているところであります。以上です。

○山田交通部長
 運転免許の返納割引の拡充についてでございます。
委員御指摘のバス、タクシー割引に、さらに行政が負担してサービス料金を上乗せすれば、さらに高齢者の免許証返納が促進できるのではないかということで大変貴重な御意見をありがとうございます。
 これについては、行政あるいは関係機関団体の予算的なもの、あるいは経営方針的なものがございますので、そういったことも考慮に入れながら積極的に働きかけてまいりたいと思います。
また他県でも同様な事業を行っておりますので、そういったものも参考にしながら割引事業所の拡大とか各種サービスの提供など、自主返納者に対する支援策を講じてまいりたいと考えております。

○佐藤生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 ひったくり事件の県内の発生状況等について、委員の質問順に答弁させていただきます。
 まず発生状況、検挙状況についてであります。本年8月までのひったくりの発生状況は83件で前年に比べますと6件減少しております。検挙は44件で前年に比べて25件増加いたしました。検挙事例につきましては、静岡市内で昨年から連続発生していたひったくり事件について、本年2月、特捜イーグル等を導入いたしまして捜査を強化した結果、被疑者を検挙いたしました。また、この8月には細江署で発生間もないひったくり被疑者を地域警察官が職務質問で検挙しております。
 続いて被害の状況の分析関係なのですが、まず被害多発時間帯は夕方から夜間が47%と多くなっております。被害の場所は幹線道路よりも外れた道路が大半でございます。被害者は9割が女性で60歳以上の高齢者の6割が夕方から夜間の被害に遭っておりまして、また10代から20歳代の女性の8割が夜間から深夜の時間帯にねらわれております。
 被害防止対策としましては、まず歩行中は車道と反対側にバッグを持っていただく、自転車の荷かごにはひったくり防止ネットというのがありますが、これを活用してもらう、夜間は明るく人通りの多い道路を歩いていただく、携帯電話や音楽プレーヤーを聞きながら歩かないなどが重要ということで呼びかけております。
 県警の対策といたしましては、事件発生時には大量の警察官を動員して、初動捜査を行うほか多発する地域や時間帯には街頭活動を強化して抑止に努めてまいります。
さらには、県警のホームページとか交番速報、各種会合、防犯ネットワークを通じて発生状況や防止対策についての注意喚起、防犯意識の高揚に努めるとともに、市町や自治会などにも働きかけまして街路灯や防犯カメラの拡充をしているところでございます。以上です。

○植田地域部参事官兼地域課長
 交番、駐在所の格差の現状、状況ということで御説明します。
 まず交番、駐在所の現状でありますが、交番が現在202カ所、駐在所が152カ所、存在をしております。現状についてでありますが、近年、社会生活の24時間化によりまして夜間における事件、事故が増加し、本来の駐在所機能での対応では不十分な地域も発生しているところであります。このような都市化が進み、業務負担が増加している地域については、駐在所から交番への転換を進めたり、施設の耐用年数、老朽化を勘案しながら隣接交番に統合するなど検討していきたいと考えております。
 なお、先ほどの夜間における事件、事故に合わせまして、本署からの距離だとか人口の世帯数の受け持ち等々を踏まえて検討しているところであります。
 これらを踏まえて、当然格差を踏まえながら地域部長を長として地域部内の委員会におきまして、その点を検討しているところであります。以上です。

○村松総務部参事官兼会計課長
 大型の建設工事の予定等についてでございます。
現在、警察署の建設、建てかえにつきましては、きょうお諮りをお願いしております、裾野警察署建設と今後予定しておりますのが、近くでは浜松地区にもう1署、仮称ではありますが、浜松西警察署の建設等を再編整備計画の中で検討しているところでございます。
 そのほか老朽化した警察署につきましては、現在30年以上の老朽化した建物が県内に5カ所ございます。これらはそれぞれ老朽化、あるいは建てかえの必要性等につきまして、個々に検討を加えながら工事が集中しないように計画的な建設を検討してまいりたいと思います。

 また津波被害をこうむる危険性のあるところに建物があるのかというお尋ねでございますが、比較的海岸に近いところに建っている警察署が2カ所ございます。
これらについて建てかえをするのかというお尋ねでございますが、警察署の建てかえにつきましては、管内の場所を選ぶ場合、位置であるとか隣接署との距離、あるいは老朽化の度合い、地域の住民等の利便性、それから災害に被害を受ける可能性のあり、なしなど総合的な観点から検討してまいりたいと思います。その際、重要なポイントとなりますのが、やはり建築年度、あるいは静岡県におきましては、耐震補強工事をすべて行いました関係でかなり大型の予算を使った耐震補強工事をやっておりますと即建てかえということは困難であろうかと考えられます。
また、交番等につきましては、比較的一つ一つの工事の予算が大きくありませんが、老朽化あるいは道路の拡幅などの特殊要因などを勘案しまして計画的な建てかえ等の業務を進めていきたいと考えております。以上でございます。

○口山災害対策課長
 大規模災害と緊急事態対策に占めます東日本大震災の部隊派遣の位置づけでございます。
東日本大震災への部隊派遣につきましては、通常業務でやっている部分と訓練を加えた部分とがあります。といいますのは、例えば交通部隊ですと交通規制でありますとか交通整理というのは通常の業務の中でやっている部分でありますけれども、救出、救助等に関しましては、やはり日ごろから訓練の中で技術を磨いているというところであります。各署ごと、または部隊ごとに年間相当数の訓練を実施いたしまして、いつでも対応ができるように準備しているところであります。
 部隊が出動する前には必ず事前教養をしっかり行いまして、その見合った内容のものを伝えて送り出しているということと、出動のときには機動隊など、なるべく技能的にすぐれた者を優先的に派遣をしているというのが実態であります。
 
この派遣を通じまして得られた教訓です。
被災地で救出救助活動とか捜索活動をやったわけですけれども、消防、自衛隊等他機関と共同して行う機会が非常に多くあり、現場での連携が非常に必要だということがよくわかりました。改めて平素から関係機関等との緊密な連携、訓練の重要性を認識したところであります。
 また被災地において派遣部隊が、瓦れきが散乱した場所とか海水によって浸水した場所などでの活動に対応し、また受傷防止ということで、靴の釘等の踏み抜きを防止するような靴の資機材でありますとか、ひざとかひじのプロテクターでありますとか胴長等のそういう資機材が必要だということで携行をさせております。
 また県内で発生が予想されます東海地震等の大規模災害等の対策を推進する上で、今回の部隊派遣を教訓として関係機関と連携強化を図るということと効果的な救出救助活動、部隊員の安全確保のために災害用装備資機材の整備を今後進めてまいる所存でおります。以上です。

○ア田生活安全部長
自動車盗、とりわけトラクターの盗難対策でございます。
自動車盗の防止につきましては、無施錠撲滅「LOOK ON作戦」と称しまして、車にかぎをかけるなどの広報活動を行いましたり、あるいは発生実態に即した警戒パトロールを行うなど取り組んでいるところでございます。8月末までで自動車の盗難が300件余りありまして、そのうちトラクターが54件の被害という状況でございます。
 これらを見てみますと、背景としましては東南アジア方面で非常にトラクター需要があるということで、分解してコンテナ等に積んで輸出しているんじゃないかというふうに考えております。そういった面からも、こういった中古自動車や機械を取り扱っている業者に対する確認等も含めて犯罪抑止に努めているところでございます。
 特にトラクターに関しましては、使用される方が農業関係の方ということもありまして、今回、特に農協のほうには部農会という、いろいろと連絡をしていただくネットワークもございます。また農業機械を販売したり、取り扱ったりしている業者さんがトラクターの使用者の方とお話しする機会もあるとのことですので、こういった農協の方、あるいは農機具の販売業者、取扱業者の方にトラクター盗の発生の実態がこんなになっていますということを御説明して、農業機械をお使いの方へのお知らせをお願いしております。
そのお願いした内容は、かぎの保管です。かぎをつけっ放しにしている、あるいは車のバンパーとかいろんなところにちょっと工夫したりしてかぎを置いて、すぐに使える状態にしているというのが盗まれる原因になることもあります。またひどい例では、農作業小屋にしまっておいて被害にあったという例もございます。この場合は農機具をしまっておく小屋自体の施錠がしてないという場合もあるものですから、これらについては、農作業小屋については施錠したり、あるいは防犯機器を活用するなどのこともぜひ啓発してくださいということでお願いをさせていただいております。
このように警察独自の警戒を含めて利用者に対する防犯広報に努めているところでございます。以上でございます。

○塚本委員
 何点か要望と再質問をさせていただきます。
まずは、運転免許証の返納制度です。いろいろ予算的なものもあるのでということの中で検討していただけるということで、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
特に高齢者の方の事故を減らすという効果に当然つながってくるものですから、やっぱり年配の方々が自分の中では、まだそんなにドライバーの技術が衰えているという自覚症状はないと思うんです。しかしその方もかわいそうですし、その事故によって被害に遭われた、巻き込まれた周りの方というのがかわいそうなことになるものですから、こういったものというのは、どこまでお金を使うかという分岐点を判断するのは大変難しいですけども、少しその辺を重く見てもらって、ぜひ予算のほうで対応していただきたいと思います。要望です。

 庁舎建てかえとかの関係ですね。海の近くには2カ所ほどあるというお話でした。今すぐにどこか安全な場所にという発想ではなくて、いつかは必ず老朽化が来て建てかえの時期が来るものですから、そういったタイミングを見計らって、安全な場所に移すとか、そういったのも考慮してくださいという意味で質問をさせていただきました。海の近くにあってそれを強固なものにすれば津波避難ビル的な役割を担うかも知れないという発想もあるかもしれないですけども、こういったところは津波避難ビル的なものとして使うという発想ではなくて、まずは安全な場所で警察官の人たちがしっかりと安全であってこそ、そのあとの活動ができるものですから、海から離れたところのほうが安全性が高いというのが今回の東日本大震災の教訓なので、ぜひその教訓を生かして、庁舎の建てかえとかも考えていただきたいと思います。
また、耐震化もしているのでというお話もあったのですが、耐震化で老朽化のほうもある程度補強するような耐震化というのも当然あるかと思いますが、耐震補強の仕方によっては老朽化なんか全然防げないで、ただ単に耐震の面だけ、地震に強くしただけだよというやり方もあるようです。その辺の耐震補強の種類もちゃんと見てもらって、老朽化を少しでも防げているのかどうか、防げていなければ、その耐用年数でもってきちんと建てかえをすると。お話をいただきましたけども計画的にやっていただけるということですから必要なことだけども同じ時期に集中してしまうとやっぱり厳しいので、あるい程度年度をずらして計画的に行っていただきたいと思います。要望です。

 1点、再質問といいますか確認ということになるかと思いますけども、テロ、大規模災害等の緊急事態対策として、日ごろから今回被災地のほうでやった活動というのは訓練をされているというふうに私は解釈しました。
 もう少し細かく聞いておけばよかったんですが、そうしますとこちらの資料のほうでは、その他の部隊というところで原発対策支援というのがありますが――当然ここも浜岡原発が存在する地域ですから――いろんな支援の中で訓練でやっていることと実際に現場に行くほど違うところがあって、なかなか体験できないものを体験させてもらったと。万が一ここで東海地震があって似たようなことがあったときには、こうした教訓を生かせば東日本大震災のときよりも当然速やかに対応できるだろうと。そういうところで結びつくものですから、大変重要なことだと思います。原発対策支援というのも常日ごろから今まで訓練をされていて、現地のほうでも日ごろ訓練していた内容をやったということで解釈が間違いじゃないかどうか、ここだけ1点確認で再質問させていただきます。

○口山災害対策課長
 毎年、県、国等も一緒に入っていただいた大規模な原子力災害訓練を実施いたしております。その中でやっている部分でありますけれども、さらにもう少し細分化したものの訓練を実際の現場で実施しているということです。どういうことをやっているのかというのは、うちのほうから派遣した人間は承知している内容のものでありますけれども、なかなか実際にやる機会がないものですから、その機会にやらせていただいたということで間違いありません。以上です。

○塚本委員
 ありがとうございます。今のところの要望を少しさせていただきます。
実際、ほとんどの議員がいろんな時期に被災地のほうに行っていると思います。現場を見てみますとやっぱり現場で活躍してくれるのは警察の方々と自衛隊の方々と消防の関係の方々、こういった方々がやっぱり活躍しているなというのは現地に行くとよく見てとれます。先ほどいろんなところとの連携もしながらというお話があったんですけども、今お話しさせていただいた、自衛隊とか消防とかと連携をしながら、こういった大規模災害に対応できるように今後も日々訓練していただきたいと思います。要望です。以上です。

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