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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:飯田 末夫 議員
質疑・質問日:03/10/2020
会派名:自民改革会議


○飯田委員
 分割質問方式で質問いたします。よろしくお願いします。
 今の6番委員の質問に関連しますけれども、産業委員会説明資料の12ページに今回新たな用地造成方式でセミ・レディーメード方式の創設とあります。これはよく見るといいとこどりをうまくしたなという感じで、非常にすばらしい方式だと思っております。
 そこで、想定している地域があるのかお伺いします。

○渡邉地域整備課長
 セミ・レディーメード方式の創設については、現在各市町に対してアナウンスを行っているところです。具体的にここでやると想定しているわけではありませんが、今年度の基本調査を行ったところ、それから来年度調査を行うところ、それから今まで基本調査を行ったところの中で例えばオーダーメードはここが適している、セミ・オーダーメードはここが適している。その中の1つとして、やはりセミ・レディーメードはここが適しているのじゃないかと判断して来年度以降実現に向けて取り組んでまいりたいと考えています。

○松下企業局長
 セミ・レディーメードについては、我々が地域振興を推進していくためには10万人前後の市や町にとって20ヘクタール前後の大規模な用地造成をしていただくことが静岡県の浮沈の鍵を握っていると思っております。
 1つは、用地造成の促進のためにセミ・レディーメードは力を持っているのではないかと想定しております。
 また、本会議でも答えさせてもらいましたが、沿岸部におきましても最初から大規模な機械を入れた高額の投資は難しいかもしれませんが、物流の場合には少しずつ投資も可能なので、これをセミ・レディーメードと合わせてやっていく形も新しい造成の切り札になるんじゃないかなと想定しながら、今ヒアリングをやって幾つか手応えは感じておりますので、また期待していただきたいと思っています。

○飯田委員
 この後の進め方も非常に大切になると思いますので、またよろしくお願いいたしたいと思います。

 それでは、産業委員会説明資料の2ページです。
 私も、上下水道や工業用水のことを思うんですけれども、世の中で節約やエコが非常にもてはやされて給水量が減ることは一見よさそうに思うんですけれども、やはり経営となると大変厳しいものだなと思っておるところです。そういう中で今回工業用水道事業を取り上げてみたいと思いますけれども、収益的収支を見ますと令和2年度の損益ですね。令和元年度の現計が3900万円の黒字で大体45億、46億円動かしている中の利益で黒字になるんですけれども、これが令和2年度では前年度から減少して約600万円で、非常に厳しいものになっていると正直な印象を持ちました。
 それに対しては、努力されていて特に富士川工業用水の大口ユーザーの利用廃止が大きく響いているとは思うんですけれども、こういった中で企業局が経営改善の取り組みを本当に積極的に行ってきていらっしゃると思っております。予算としては大変厳しいと感じている中で資本的収支において建設改良費で上げているのが31億7700万円ですね。前年度から7億円大幅に増額になっているんですけれども、大規模な設備更新がこのあと将来の経営の不安材料になりはしないかについて質問させていただきます。

○横地経営課長
 5番委員にお答えいたします。
 公営企業会計の仕組みでは、設備更新した経費は減価償却費として費用化されてまいります。管路では40年間、浄水設備では60年と非常に長期間固定的経費の形で費用負担になると認識しております。そのため建設改良費におきましては基本的には平成29年度に策定した経営戦略に基づいて計画的に実施することを基本としておりますけれども、執行段階におきましては説明資料にもお示ししましたが、予算計上における見直しのポイントで工水、水道合わせて1.6億円削減しているところです。
 一方で、安全・安心な用水供給を維持するためには耐震化のための補強工事や先送りできない更新工事は必要となることから、令和2年度予算においては内容を精査して真にやむを得ない工事を計上しています。

○松下企業局長
 基本的な方針では、更新経費が莫大になりますので、この更新経費を2700億円ほど削減して7300億円から4500億円にしましたが、これをさらに1000億円削減する中で一番目をつけたのは更新の際の古い水道管の撤去費だけで1000億近く、750億ぐらいかかります。これを何とかやめることはできないかといったことで、革新的な経緯の中で書かさせてもらっています。従前の水道管を使うことで管をより細くしてダブルで使っていく技法を1つはとりたいと思っています。
 そういう意味で、削減は思い切りやっていくんですが、毎年の削減も含めて我々がもう1つ恐れているのは耐震性です。地震あるいはもう管が既に危ないところについては優先的に徹底的にお金かけて早目に大漏水を防がなくてはいけない。基本的には更新費用の削減を徹底的にやりますが、耐震化については優先順位をつけながら徹底的に進めていきたい。そしてまた危ない管については優先順位をつけてお金がかかっても更新率を高めていく。そのようなめり張りをつけてやっていくように指示しており、非常に厳しく見守っていく基本方針になります。

○飯田委員
 大変厳しい数字の中で本当に支出を抑えるとかやらなければいけないところはきちんとやっていただいていて、こちらについては安心して見守っていきたいと思います。

 では次の質問に移りたいと思いますけれども、先ほど経営改革ではなくて経営革新だとおっしゃっていたわけですけれども、先日ある自治体の水道管が水漏れしていたため1週間を超えるぐらい工事がかかるので断水するとアナウンスをして、実際に掘ってみたら2日で直ったというニュースがありました。やはりこういったことも以前教えていただいた掘らなくても漏水原因がわかる非常に革新的な方法も静岡県が教えてあげなきゃいけないなと思った次第なんですけれども、それをまとめていただいたことは本当に非常にありがたいと思います。
 その中で、説明資料の7ページに管路更新費用の大幅削減で先ほど1000億円削減するお話がありましたけれども、いろいろ取り組み事例を挙げていただいております。その事例の中で特に今後の本格的な管路更新に向けた新たな整備手法として新設管と既設管の二重化プランを考案し、中遠工業用水において試行中と伺いました。平成30年から取り組まれているとのことで試行中ではあるんですけれども、この手法による効果と見えてきた課題がありましたらお願いしたいと思います。

○佐藤参事
 中遠工水については、現在1,000ミリメートルの既設管が入っております。それをマスタープランの規模、7ページの左側の図面の方法で再整備すると700ミリメートルにダウンサイズすることになりますが、二重化することで現在500ミリの管を入れております。それによって概算の経費で6億円を4.2億円ぐらいに削減することができました。
 これに伴う課題としては、今後既設管が老朽化してきたときどのように対策していくかですが、二重化することによって断水ができるようになるため、それによって既設管の再利用の方法を検討していくことができる利点があります。

○飯田委員
 ありがとうございました。大変すばらしいなと思います。
今の金額は説明資料にも出ている1.5キロメートルでということですよね。1.5キロメートルで1.8億円の削減ができるのは大変すばらしいなと思います。今後もぜひと思います。

○相坂委員長
 100メーター1000万円だからね。それはすごいですよ。

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