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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:10/01/2010
会派名:民主党・無所属クラブ


○大石(裕)委員
 では、私から何点か質問をさせていただきます。
 今、5番委員から山岳のことで質問がありましたので、私からは水難事故の質問をさせていただきます。
この資料を見ましても、海水浴場とそれからそれ以外の海、河川の事故発生が、ことしは昨年に比べると多いというような状況でありますけども、先ほどの本部長のお話の中でも、アルコールを飲んで海に入るとか川に入るというような方々の事故も当然あるというようなことで、県民一人一人が、行楽客一人一人が気をつけなきゃいけない部分というのが多分にあろうかというふうには思います。そういった中で、海水浴場なんかだと臨時警備派出所をつくられて、パトロールをされてたりもしますが、その臨時の派出所で水難事故防止という意味での活動は、どういう活動を具体的にされていらっしゃるのかお聞きしたいのと、あと何か水難事故があったときに、ライフセーバーの方々とかいらっしゃるんですけど、警察官の方々はそういった救急の知識といいますか、そういったものを訓練されていらっしゃるのかどうなのか、あわせてお聞きをしたいというふうに思います。
 あと、そういった水難事故防止の広報ですね、そういったものをどういうところにどういう意図を持って、周知をされようとしているのかということもお尋ねをしたいというふうに思います。

 次に、これは私の地元になるんですが、吉田町内の学校のグラウンドとかに暴走族がバイクで入ってきて、それで逮捕されたというような新聞報道がありました。こういった事件は私が中学生ぐらいのときからあったにはあったんですけど、私が高校のときにも暴走族が何台かグラウンドに入ってきて、先生方が何人か出てきて、敷地内に閉じ込めようとしたんですよね。閉じ込めようとして正門の重たいがらがらってやつを閉めたんですね、そこを彼らは通り抜けようとするわけですよ。通り抜けて、ぎりぎり抜けたんですけど、その正門に先生が足を挟まれて、先生が骨折したとかね、そういった事件というか事故があったりもしましたので、そういった意味でもまだ現在もこういったことがあるということは非常に危険でもあり、迷惑でもあるんだというふうに思います。
今こういった暴走族自体、非常に組織も小さくなっていて、分散化もしてるというふうには聞いておりますが、そういった現状と具体的なこういったような事例が、どういう事例があってどういう対応をされているのかということをお聞きしたいというふうに思います。

 次に、高齢者の運転対策ということで、70歳以上の方が運転免許の更新時に受講を義務づけられている高齢者講習ですね、これに対して、これも私の地元の話で恐縮ですけども、榛南自動車学校だと思いますが、これがあの地域の高齢者の方というと、やっぱりお茶農家の方で車を運転される方が非常に多いということで、オートマチックの軽四輪しか乗らないような方も多い。それで茶畑の細い道路で作業するもんですから、小回りがきくという意味でも、その車を使われる方が非常に大勢いらっしゃるということで、そのオートマチックの軽四輪を使って、この地域の特徴に合わせた高齢者講習をやるということで、非常に珍しいというようなことでしたけれども、この高齢運転者の事故というのがまだまだ多いと思うんです。
そういった状況と、高齢者運転者のための講習の事例というものが、まだそのほかにあるのか、あと県警がやられている高齢運転者の交通事故の防止への取り組み、その辺をお尋ねしたいというふうに思います。

 あと、この間、新聞でこれも見たんですけど、弘道会ですね、これに対する対策ということで、警察庁長官が訓示をされたと。今度、組長が出てくるまで6カ月、出所まで6カ月だと。今この時期に決定的な打撃を与えないと、非常に大きな禍根を残すことになると。ことしが暴力団対策の勝負の年というような訓示をされたということで、弘道会対策の強化を図られているというふうに聞いております。県内でもそういった関係がありますので、今、県内におけるその取り組みと概要を説明いただきたいというふうに思います。

 あと、もう1つ、鉄道警察が多分終電とかが終わったあとの警備とか活動、どのようなことを具体的にされてるのか、お聞きしたいと思います。以上です。

○山田委員長
 ここで、しばらく休憩をいたします。
 再開は午後1時15分といたします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。

○植田地域部参事官兼地域課長
 臨時警備派出所の活動についですが、7月、8月中、海水浴場には7警察署、12カ所で臨時警察署を設置しました。この期間中、警察官が海水浴場及び周辺をパトロールしたり、ライフセーバーや県警ヘリ、あるいは警備艇と連携した監視活動を実施するなど、事故防止に努めました。
 2点目、広報活動についてです。静岡県水難事故防止対策協議会などの関係機関と連携しながら、遊泳客等に積極的に情報を提供をしております。事故発生時には報道機関へのタイムリーな情報発信に努めるとともに、事故の特徴、あるいは原因を分析、検討し、情報提供をしております。
 また、どういうところに意図を持ってという御質問でございますが、遊泳客あるいは保護者、あるいは管理者等に関しまして、幅広く県警ホームページ、あるいは交番で発行するミニ広報紙等によりまして、子供から目を離さない、あるいは飲酒後は水に入らない、あるいは海水浴場以外の海では泳がないなど、留意するよう幅広く事故防止を呼びかけています。以上です。

○大島警務部参事官兼警務課長
 関連いたしまして、警察官の救急知識についてお答えいたします。
 警察官は採用されますと、初任科生として警察学校に入校しますが、その際の採用時教養の一環といたしまして、全員が心肺蘇生法やAED取扱要領などの一時的救命措置要領についておおむね7時間、けが・骨折等の包帯・三角巾を使用した止血や添え木の当て方などの応急措置要領についておおむね7時間、急病人の見分け方・搬送方法などについておおむね5時間、合計19時間程度の基礎的な講義や実技を交えた教養を受講しております。以上です。

○岡村交通部長
 暴走族関連の御質問でございますが、最近の暴走族の現状につきましては、県警では13グループ152人を把握しておりまして、その特徴として、グループの小規模化、構成員の成人比率の増大、暴力団関与の深刻化という状況が認められます。
 また、今回、吉田町での暴走行為を検挙したときの根拠になりました暴走族根絶条例――平成15年に施行されたものでございますけれど――この条例の中では、公園や駅等の当然学校も含まれますけど、公共の場所における空ぶかし、急発進等の暴走行為、それから少年に対して暴走行為を行うようにそそのかしたり、暴走族への加入の勧誘をすることをそれぞれ禁止しております。
 この条例を適用しての最近の検挙事例につきましては、平成20年に中学校の校庭で空ぶかしや蛇行運転をした事件、また平成19年には少年を勧誘してグループを結成した事件等あります。以上です。

○山下交通企画課長
 8月末現在の高齢運転者が原因となった交通事故の発生件数は3,579件と、前年に比べまして、169件増加し、この事故により亡くなられた方が22人と、前年に比べて4人減少しております。
 榛南自動車学校のような独自の高齢運転者の講習事例についてですが、そのほかに県内の3校の自動車学校で榛南自動車学校と同様、軽トラックなどの軽四貨物自動車を使用した高齢者講習を実施していると承知しております。
 警察では、高齢者の安全運転を支援するための参加体験実践型の交通安全教育の実施、免許証更新時の高齢者講習の充実、信号灯機のLED化や交通規制表示の大型化、高輝度標識の導入等の交通安全施設の整備、そして運転免許証自主返納制度の周知と免許返納者に対する支援の強化などを行っております。以上です。

○安本刑事部組織犯罪対策局長
 本県における暴力団組織、山口組弘道会の現状については、浜松市中区所在の2代目西山興業、それから本年、進出を確認をいたしました富士市所在の8代目平野家一家小林組、この2組織を把握しております。
 これら県内の弘道会は構成員約30人程度でありまして、主に浜松、富士地域を中心に活動をしておりまして、主な資金源はみかじめ料徴収、ヤミ金、賭博などであります。取り締まりについては、警察としては山口組の弱体化が喫緊の課題ということでありまして、とりわけ実権を掌握し、組織統制を図っているこの弘道会に対しまして、中枢幹部の検挙、共生者、そして関連企業の取り締まりを現在、全国一丸となって推進をしているところでありますが、本県においても、本年、首領一人、幹部一人を含む組員ら計20人を恐喝あるいは障害等事件で検挙しております。以上です。

○植田地域部参事官兼地域課長
 終電後の鉄道警察隊の活動についてお答えします。
 鉄道警察隊では、静岡駅、沼津駅、浜松駅3駅に合計7人の当直員を配置しています。終電後は駅構内あるいは周辺、鉄道沿線のパトロールを実施、そのほか発電所、通信施設等、鉄道沿線施設の巡回警備も行っております。
 また、東海道新幹線停車駅を管轄する6警察署の駅前交番勤務員、これを鉄道警察隊の兼務員として指定し、これらと連携しながら、深夜における検挙、あるいは警戒活動を実施しているところです。以上です。

○大石(裕)委員
 ありがとうございました。何点か再質問させていただきます。
 水難事故の件なんですけど、これはこういう事故が発生した場所は大体わかるんですけれども、例えばこれ静岡県の人なのか、県外の人なのかという統計がもしわかれば教えていただきたいというふうに思います。

 それと、暴走族の関係ですけれども、これはそういう13グループ、152人ということで、いろいろ活動というか、少数精鋭みたいになっているようですが、それに対策をいろいろやられてるのはよくわかったんですけれども、また全体としてこういうグループを解散させなきゃいけないという状況だと思うんですけれども、そこの具体的な減少をさせていくための取り組みといいますか、もう少し突っ込んだ取り組み方があれば、ちょっと教えていただきたいなと。根絶させるといいますか、そういった意味においての取り組みというか、そういったところをちょっと教えていただきたいなというふうに思います。

 あと1点、鉄道警察隊のほうの関係ですけれども、これ深夜、終電が終わった後なんかは駅の構内とか、駅の周辺、そういったところも、鉄道の中でその構内だけだよということはなくて、その周辺、例えば静岡でいうと、駅のバスターミナルなんかもありますけれども、いすに寝ちゃってる方なんかいらっしゃるんですけど、そういった方々なんかの指導というか、パトロールも含めてそういったところまでやられてるのか、そこはもうあんまり手は出さないということなのか、そこら辺をちょっと教えていただきたいと思います。

○植田地域部参事官兼地域課長
 まず1点目の水難事故の県内外の内訳でございます。これにつきましては、事故者70人のうち、県内は21名でございます。3割でございます。そのほかは県外49人となっております。以上です。

○岡村交通部長
 暴走族に関する今後の取り組みでございますけれど、まず暴走族を検挙するのが大切でございますから、検挙の徹底ということで、110番の通報とか、あるいは近隣の方からの情報に基づいて、暴走行為があるということになれば、そこへ赴いて検挙するというものが第一でございます。
 それから、2つ目として旧車會という元暴走族のグループがありますけど、その旧車會が集まるとかそういう情報がありましたら、そこへも赴いて、暴走行為をさせない、解散を促すというような取り組みをやっています。
 3点目としましては、関係機関と連携した暴走族を許さない環境づくりの推進ということです。教育委員会とか、あるいは自治会とかですね。そういうとこと連携してこういった環境づくりをするということです。以上の3本柱を重点としています。

○植田地域部参事官兼地域課長
 鉄道警察隊のロータリーでの警戒といいますか、職務執行でございますが、駅通路あるいは自転車置き場等も現在実施しています。ということからすれば、駅、ロータリーも当然含むということで、これについては駅前交番等と連携しながら行っております。以上です。

○大石(裕)委員
 ありがとうございます。水難事故の件ですが、やっぱり静岡県の土地柄、県内は21名で、県外が49名ということですので、県内の方だけに水難事故防止の啓発をしても、しきれないというか、足りないというところがやっぱりあるのかなというふうに思いますので、そこの県外に対して、ほかの周辺の県の県警の方々なんかとも連携しているのかもしれませんし、する必要があろうかと思います。そこら辺どういうふうに取り組まれているのかお聞きしたいと思います。

 あと、先ほどの暴走族の関係はやはりお話を聞くと、地域からのいろんな情報が大事だなと。すぐ情報が欲しいということであろうかというふうに思いましたので、そういう情報をいつも求めてますという広報も積極的にやっていただければなと。そういったところも少し足りないかなという気もしましたので、それは要望させていただきます。

 あと、そうですね、鉄道の関係なんですが、これも私の周りでも何人か、結局それは寝ちゃう人が悪いんですけど、駅の前で寝てしまって、結果として持ち物を財布から何から全部取られちゃったという人間おりまして、それも本人が悪いんですけどね。そういうこともあるもんですから、そこら辺も含めて、当然終電の後にはそういった方々が、ある意味毎日必ず何人かいるというのが常時、通常なんじゃないかなというふうに想像できることですので、そういった意味でも、そういった事件・事故の未然防止という意味では、そういうパトロールなりをする時間も、そういったところにあわせてしっかりと、ふだんやっていただいてるとは思いますが、再度またお願いをしたいなというふうに思います。質問は1点だけです。

○植田地域部参事官兼地域課長
 他県警との連携でございます。担当者同士の連絡等については、行っているところでございますが、本部間同士の会議等は現在まだ行っていない現状であります。今後、検討して早急に対処していきたいと思います。

 それと、駅前の終電後の乗りおくれた方、これについては、いずれにしましても未然防止という観点から、よりパトロールを強化しながら、もし寝ている方がいれば起こして、それで家族等との連携、連絡等しながら、対処したいと考えております。以上です。

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