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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:塚本 大 議員
質疑・質問日:11/07/2014
会派名:自民改革会議


○塚本委員
 お願いします。今、篠原企業局長から最後に説明していただいた内容について、一括質問方式で質問させていただきます。
 今使った決算書よりも、この静岡県公営企業決算審査意見書のほうがわかりやすいものですから、こちらを見ながらお聞きしたいと思うんですが、6、7ページに地域振興整備事業について記載があります。
 今、篠原企業局長のお話のとおり、お聞きするのは焼津水産流通加工・焼津和田産業団地に関連したところになるんですが、最後の1区画が売れて完売したということで、その点はほんとによかったなと思います。
 今、御説明のとおり、経常損失としては1億3400万円余、修繕引当金の引き当て基準の見直しによって特別利益として5億4800万円余り、結果として4億1300万円の黒字となったという御説明でございました。1区画残っていたものですから随分期間があったんですね。こういうことがあるもので、速やかに売っていってもらいたいとは当然思うのですが、今回質問させていただきたいのはこちらではなくて、引き当て基準の見直しがあったという部分についてもう少し御説明いただきたいと思います。
 というのは、ここの部分は引当金についてです。ただ単に引き当て基準の見直しに伴い、と静岡県公営企業決算審査意見書に書いてあります。今言った静岡県公営企業決算審査意見書の60ページを見ると引当金の残高等が書かれているんですけれども、今回、引当金を取り崩した関係で、平成25年度末の残高としては3億7342万円余ということですね。平成24年度末に9億4000万円ぐらいあったのが、今回随分大きく取り崩したものですから3億7000万円ぐらいになったということです。会計の視点から見ると、この引当金というのは、例えば退職給与引当金などがあるんですが、特定の単年度にどんと費用負担させずに、平準化させるため毎年度ある一定の基準に基づいて積み立てていくという話だと思うんですね。だけれども、その根底となる引当金の基準を見直すと、このようにある特定の年度に、今回の場合は利益として入ってくる形になる。当然、会計的にはあんまりふさわしいやり方ではないわけですよね。会計の基準を見直す、引当金の基準を見直すということは、それなりの理由があってやらなければならないことです。
 まず、今回引当金の基準を見直した根拠、考え方、何かの経緯があったと思いますので、そこを教えていただきたい。
 あとは、今回今までに比べると随分引当金の残高が減っていますよね。これで今後大丈夫なのかどうか。考え方を変えると、今まで積み立て過ぎたということなのか、それとも引当金が少なくなったもので、将来に不安が出るというのは困るわけですよね。そういうことがないと言い切れるのかどうか、その辺の見解を教えていただきたいと思います。

○竹内経営課長
 まず初めに、引き当て基準の見直しについての考え方でございます。
 それまでの引き当て基準につきましては平成9年度に策定したもので、我々が造成して提供する団地は10年間の瑕疵担保の責任を負っていますので、過去10年に提供した団地の造成面積に対しまして、その当時修繕が発生したものの損害の最大発生率が2%ということでしたので、面積にその2%を掛けます。さらにその当時の1平米当たりの修繕料が大体3万円かかっておりましたので、過去10年間の造成面積に最大の事故率2%を掛けて、さらに平米当たり3万円という固定の数字を乗じた計算をずっとしておりました。
 近年、修繕の発生を見ておりますと、どうもこの2%であるとか、あるいは平米当たり3万円というものが一致しなくなってきて、全体としましては大分過大になってきているんじゃないかということがございまして見直しを行いました。見直しとしましては、今まで面積でやっていたものを過去10年間の土地売却収益、幾らで売ったかという部分に対しまして、その10年間に修繕引当金を取り崩して工事を行いました。工事の費用を加重平均しますと昨年度末でいきますと、修繕引当金は売り上げの約1%以内、実際には0.8%程度であれば大丈夫でしたので、平成25年度の決算におきましては、そういうことで計算した結果、過剰になった分がございましたので特別利益としました。
 それから、残高が減っているということでございますけれども、今のような形で1年過ぎますとその10年の対象が1年ずれるということで、毎年その対象を計算してまいりますので、もし今後、その対象年度の入れかえによって不足が出た場合には、その年に費用として計上してさらに積み立てますので、基本的に大きな修繕が発生しない場合には残高は不足になることはないと考えております。

○塚本委員
 御答弁ありがとうございました。
 平成9年度当時とは大分期間もたっているものですから、お話を聞けば、そういう理由なら見直す時期にも来ているのかなということで、見直した理由はよくわかりました。
 あと、引当金についても今の根拠を示した中で、大きな修繕が発生しなければ不足することはないだろうという御答弁をいただきましたので了解しました。

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