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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:10/03/2007
会派名:自由民主党県議団


○天野(進)委員
 数点お尋ねいたします。
 最初に、ユニバーサルデザイン導入研究会の設置でありますけれども。
これまで2回ほど会合を開いていただいたようでありますけれども、一体この方々からどういうような具体的な意向というものが出されてるのか、ちょっとまずそれをお尋ねしたいと思います。
 外国人だとか、女性だとか、これはどういう意味でこういうメンバーが入ってきたのか、いささかわかんないんですけども。外国人の関係といっても、鈴与さんじゃあまり外国人に思えないんですけれども、これらの方々を含めてどんな提案がされているのか。

 次に、富士山静岡空港の騒音協定のことですけれども。
 なぜ騒音という名前になっているのか。ここに書いてあるように電波障害も含めてあるわけでありますので、そういうことを考えると、騒音だけじゃない、もっと広い意味でのいわゆる地域にもたらす、あえて言うなら公害。
 そうした問題に対処していこうということでありますならば、騒音協定という極めて騒音だけに目がいくような、この協定のあり方というのはどんなものかというふうに思いますけども、その点についてお尋ねをいたします。

 次に、エアポートセールスについてでありますけれども。
 今度も中国の方へ1,000人以上の方々が向かうようでありますし、これまで国内では、札幌やあるいは福岡ということで幅広いエアポートセールスをやっておりますけれども。
 ふと素人目でありますけれども、エアポートセールスしなければ締結できないんだろうか。実は静岡空港が生まれる、つくろうと思ったときに、やっぱり札幌便なんていうのは当たり前のこととして私たちは考えておりましたし、韓国もそうであります。恐らくほっておいても韓国からは人が来るだろうと思っております。
 そういうようなことを考えたときに、エアポートセールスが、なんかいささか派手だなという感じがするわけでありますけれども。そのエアポートセールスのほんとの意味合いというものをちょっともう一度お尋ねします。

 ついでに就航予定の路線でありますけれども。
 ここに、例えばアシアナ航空ではソウル路線というふうに書いてあります。しかし、ソウル路線とは一体何だろうかというふうに思うんですね。金浦空港へ行くということはまずあり得ないだろうと思っております。ソウルに一番近いのは金浦空港です。今では、国際便では仁川になりますから、恐らく仁川空港との締結になるんでしょうけども。
 ここでは、アシアナ空港とどこの飛行場というんじゃなくて、その航空会社との話し合い、そして静岡空港との締結をしましょうということになるんでしょうけれども。実はここに大きな問題点がありまして、例えば中国でも、じゃあ中国と締結をするけれども、そのときに上海なのか北京なのか、あるいは西安なのかというのは大変な違いがあるわけですね。
 やっぱり、どこの空港というふうに明示をしてくれないと我々には非常に理解に苦しむところであります。その点についてどういうふうに考えて進められているのかお尋ねします。

 次に、先ほど7番委員が言われました新幹線橋梁工事の件でありますけれども、やっぱりこれ、7番委員の言うように、これは行政側の大きな問題点だろうと思っております。
 ぜひこのことについては、反省をしながら、これからのわずかな歳月がんばっていただきたいと思っております。以前に、私は本会議で申し上げましたけれども、今、この静岡の空港部には、80人ぐらいの職員がいらっしゃるのかね。そうしますと年間で8億円のお金がかかる。5年間おくれれば、それだけで40億円になるわけです。
 そういうことを考えると、今は行政にいろいろなものが求められますけれども、やっぱりスムーズに行政を展開される、早いうちにその仕事が終わるということが何よりの理想だというふうに私は思っております。そういう面でぜひこれは、これからの希望でありますけれども申し上げます。

 そしてもう1つ、希望を最後に申し上げます。
 3番委員からガルーダ航空のことについて話をされました。インドネシアへという話でありますけれども。私はあえて以前にも部長にも申し上げましたけれども、マカオ国際空港へと今話をすべきじゃないだろうか。マカオ国際空港へは国内から関空が今努力をしてることは知っておりますけれども、まだ就航しておりません。
 このマカオ国際空港と静岡空港の便が取れれば、それは大変なお客さんが、東京、名古屋から行くはずであります。ぜひそういう意味では、静岡空港のよそに向かってこれがあるというものを1つ示すには、マカオ国際空港への便がぜひ私はいいんじゃないかなと、おもしろいんじゃないかというふうに思っております。
 マカオというと格好は悪いかもわかんない。でも私たちは公家じゃないんですから、やっぱり野武士の精神で。静岡空港がほんとに多くの皆さんに利用される空港であると、それを示すためには、こういう面について、やっぱり今具体的に進めていった方がいいんじゃないかなと私は思っております。以上、私から提案と質問を申し上げます。
 
○松永総務室長
 ユニバーサルデザインの導入研究会の設置でございます。
 この研究会でございますが、障害のある方、女性、外国人、高齢者それから補助犬使用者等の団体の方に入っていただいております。この構成についてはユニバーサルデザイン室と協議いたしまして、一応ユニバーサルデザインに関する団体は網羅できていると考えております。
これらの団体の代表者や会員の皆さんから意見を伺って、富士山静岡空港の整備にユニバーサルデザインを取り入れていきたいということで設置いたしました。動線――動く線 ですね、それから情報提供の面、アクセス、それからソフトの面、これは人的配備でございますが、これらに関して具体的な要望が80項目ほど出されております。
 例えば、赤ちゃんがいる方は、トイレに入ったときに赤ちゃんを置くことができる方がいいとか。
 それから女性の方ですと、トイレをつくるとき――トイレの話ばっかりすいませんが――洋式ばかりでなく、4つつくるんだったらそのうちの1つは和式にしていただきたいとか。
 それから、外国人の方はできる限り就航する国の言葉、例えば英語やハングル文字で書いてくれとか。それから絵でわかるような、例えばここがトイレですよとかがわかるような形を取り入れてほしいとか。
 それから障害のある方ですと、トイレの緊急連絡用の装置は、倒れたときに手で押せるようにコック式ではなくボタン式にしてくれと。
 それから弱視の方からは、床の色や模様はなるべく弱視の方でもわかるような、判断できるような形にしてくれと。
 それから珍しいものとしては、このごろ介助犬、補助犬というのがございますが、非常にしつけがいいので、ターミナルビルではなく外に畳半畳ぐらいのトイレを用意していただけると非常に助かると。出したものはですね、飼い主が持って処分しますと。
 それから、外国から入ってくる介助犬の認定があっても、日本の介助犬の認定というのはこちらの団体がするものですから、それで手間取るなんていうですね。そのようなお話も伺っております。
 また、車椅子の人のためには、先ほども説明がありましたが、駐車場から一番良いポジションで、なるべく広めで、それから動線はフラットでつまずかないようにしてほしいなどの要望がありました。
 研究会の座長は、委員会説明資料9ページの研究会の構成員の1番目に書いてありますとおり、ユニバーサルデザインの権威である静岡文化芸術大学の古瀬先生にお願いしております。座長からは、例えばターミナルビルのフロアに点字ブロックがありますけれども、目の見えない方には人的サービスで対応し、逆にターミナルビルの中の点字ブロックは車椅子の方とか、高齢者の人には邪魔ですからなくても結構ですと、そういう建設的な意見も今伺っております。
 現在、要望や提案として80項目ほど出されておりますが、次の会で議論して、最終的にユニバーサルデザインに配慮した空港整備に努めていきたいと考えております。以上でございます。

○石田地域共生室長
 騒音協定についてのお尋ねでございますが、静岡空港の航空機騒音協定につきましては、平成7年の地元との覚書の中で、隣接地域振興事業及び航空機騒音対策事業にかかる協定を結ぶことをお約束しております。
 そして、その航空機騒音対策事業の内容について県で検討したところ、具体的な第3種空港については、航空機の騒音対策にかかる協定を結んでいるところは、そんなにはありませんでしたけれども、一応県としましては、地元と覚書を結びまして、国の設置、管理する空港に適用されております公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律、この法律の内容に準拠いたしまして、それから後はそういう協定を締結してる他空港の事例を参考にいたしまして、現協定案を策定して地元と結んだというところでございます。
 したがって、委員が言われるようなその他の事項というものについては、特にまた決めもございませんので、我々とすると地元とのお約束と合意形成の上、今回こういう航空機の騒音協定を締結したということでございます。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部長代
理)
 エアポートセールスの効果ということでございますけれども、エアポートセールスとして国内と国外の方へ行っておるわけでございます。
 各地域とも、静岡県のその潜在力というのは非常に評価をしておりますが、やはり今まで空港がなかったものですから、空港を活用して静岡と連携するという、そうした視点については正直なところなかなか薄いというのが私どもの印象でございます。
 したがって、私どもは事務的にエアポートセールスを行いますとともに、やはりこれからずっと活用をしていくための基本的な需要をですね、やはりそこをつくりたいということで、安定的な需要をつくるためのエアポートセールスと県民交流団、そうしたものをやっております。
 それから、エアポートセールスは、事務的なベースの上にですね、やっぱり折を見て、最後はやっぱりトップが出かけて行って、その意向をトップ同士で把握したいという各エアライン等の意向もございますので、そうしたところを組み合わせてやっているところでございます。

 それから、ソウル路線は仁川でございますが、中国につきましても、中国の需要予測で、北京、上海ですね、そういった都市と結びたいということで掲げてございますので、今後そうしたところをポイントにエアポートセールスを進めてまいりたいと思っております。

 それから、マカオ空港につきましては、委員から以前にも御指摘がございましたが、カジノというイメージがこれまで定着してきたわけですけれども、最近歴史的建造物が世界遺産になってるということで、非常に観光地としての魅力が高まってきているというようなことを伺っております。
 私どもではですね、香港便の路線就航を目指しまして、キャセイパシフィック航空に働きかけをしているわけでございますけれども、先般子会社である香港ドラゴン航空から開港時からのチャーター便を飛ばしますよと、31便の運航の提案がありましたので、現在旅行の関係者がワーキンググループをつくって中身を検討しているところでございます。この中では、御提案のありましたように香港だけじゃなく、マカオも楽しむことのできることを想定した取り組みを進めておるところでございます。
 委員御提案の筋は、こうした取り組みの延長にあるものというふうに私ども認識をしておりまして、興味深いお話であるというふうに思っておりますので、研究をさしていただきたいというふうに思っております。以上です。

○天野(進)委員
 まず騒音協定の話ですけども、私が申し上げてるのは、これまでの経緯については十分理解できる。しかし、私は最後に締結するときに、本当に航空機騒音対策事業にかかる協定書という極めて限られた騒音対策ということで、その言葉を出していくことが果たして行政としての選ぶべき道かなというふうに思います。
 私は、やっぱりそれは正直「等」で、例えば、騒音対策等事業にかかわる協定書と、簡単な1字を入れるだけで相当違ってくる。また、関係者にも私は説得できるだろうというふうに思っております。これは私の意見で結構です。

 次に、ユニバーサルデザインのことであります。恐らく先ほどいろいろ説明をされましたけれども、例えば、中部国際にしてもどこの空港にしても、最近は物すごくユニバーサルデザインが徹底し、そしてさまざまな優しい障害者への配慮というものはなされてる、だから今さら言うまでもない。しかし私が思うのは、実はこのすべての方々がこれまで何回も空港を利用してるんだろうか、利用して初めて問題点というのはわかるはずです。
 そういう意味で、今、ここでユニバーサル研究会が設置され、そして報告書が提出されるのが1月というふうにありますけれども。ではなくて、やっぱり空港をいろいろ利用する、そういう障害者からの幅広い意見、そうしたことを求めることの方が、むしろこういう限られた方々にお願いするよりも私はいいんじゃないかなというふうに思っております。
 そういう方式が取れないんだろうかということを思いました。これも私の意見で結構です。ただあえて申し上げますと、なんかこの空港をつくっていく、そこに静岡県として格好をつけるいうことで、本当の心があってそれをやってるのかなという、なんとなくそんな甘さを感じるわけであります。非常に言葉は悪いけれども、そんなものを感じました。

 飛行場は仁川という話がありました。恐らく仁川。金浦空港は入れないですから仁川になるだろうと思いましたけれども。
 やっぱりそういうどこへというのが、やっぱり説得力がありますし、また県民も知りたいところであろうと思っておりますので、ぜひ例えば上海であり、北京でありというようなことを表に出していただければというふうに思ってます。
 恐らく浙江省の方は、あれはチャーター便だとかなんとかでまたごまかせると思っておりますから、多分それでいいんじゃないかということで、進められてると思います。
 そういうことで質問はやめておきますけれども、私の意見を申し上げさしていただきました。以上です。

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