• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年2月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:03/09/2012
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 最後の委員会ということでもって私も1つだけ質問させていただきます。
 いろんな大きな課題についての質問が各委員から出されたところで非常に小さな話題で恐縮ですが、52ページ、鳥獣保護事業計画の中で、鳥獣の捕獲等の許可、一番最後の行に愛玩飼養目的によるメジロの捕獲を禁止するということでもって1項目載っているわけでございますけども、その経過ですね、今までの法改正に至るまでの経過について、まずお答えいただきたいと思います。

○田代自然保護課長
 メジロの飼育についてお答えします。
 昭和25年、メジロを初め7種が愛玩飼養のため捕獲が認められておりましたが、年々削減をし、平成19年からはメジロ1種のみが愛玩飼養のために捕獲が可能という状況でありました。平成21年ですけど、県内では437羽が飼育をされておりました。その年の捕獲は87羽ということになっております。平成24年度からは静岡県も愛玩飼養のためのメジロの捕獲を禁じるわけですけど、沖縄県の調べでは、静岡県も含め34県が一律禁止という措置をとります。また、平成22年の違反件数ですが、県内では52件ありました。捕獲並びに飼育で違反した者は70歳に近い60歳以上の方が多い、そんな状況です、以上です。

○前林委員
 そういうことで、この取り締まりに当たる主体はどこになるのか、あとは罰則ですね、どういう罰則があるのか、ちょっとその辺も教えていただけますか。

○田代自然保護課長
 警察を初め保護員等の協力をいただきまして取り締まりをしている状況にあります。
 罰則は、罰金を科せられる場合があります。昭和52年の違反では、最高額の罰金30万円が科せられた例がございます、以上です。

○前林委員
 御説明ありがとうございました。
 私も詳しくは知らないんですけれども、メジロの鳴き合わせ等で非常に好きな方々はかなり入れ込んでいるというお話を聞いてますし、なかなかこういうルールを決めてもルールを守らない方がいるというのが実態のようにお聞きをしているんですけども、トータルして考えますと、私はこの環境局にかかわる仕事というのは、法律があって、その法律を守るというよりも、やっぱりみんなで動物を守っていこうとか、植物を守っていこうとか、そういうソフトの部分の啓蒙が非常に重要ではないかと思っております。
 例えば野焼きはだめだよと言ったって、今まで何十年も野焼きをやってきて、何で禁止するんだという御意見も中にはあったり、このメジロについても長い間捕獲をし、飼って楽しんできた方々というのは、ルールがあるからといって必ずしも守るわけではない。守らなくてもじゃあ捕まるかというと捕まらない。そういうような中でもってやっぱりルール違反がまかり通るという状況が私はあると思います。
 そういう意味では、取り締まり云々ということよりも、しっかり守っていこうよという気持ちを醸成することが非常に大事な世界じゃないかと思うんです。せっかくですから、佐藤局長、環境局長としてその辺のソフトの部分の啓蒙に対する取り組みみたいな部分をお答えいただきたい。

○佐藤環境局長
 愛玩動物につきまして、先ほど7種類ということで、昔はヒバリ、ヤマガラ、ウグイス、ホウジロなんかを順次取り締まり対象としてきました。メジロにつきましても許可制でやっていましたところ、一人一羽という許可のもとにやっていたわけですけど、そこの部分をやめようということに向かっていくのは、やはり自然保護の観点からいって、自然で野鳥がすんでることが一番大事だというところで、昨日も委員の質問の中で環境教育が大事という格好で、親から子へ、子から親へという部分の思想が一番大事であると言われたように、そこの部分の何が一番大事だというのを伝えていくのがそもそも自然保護の観点であろうと思っています。その思いをしっかり保護の観点に持ちながら、私どもも保護を進めていきたいと考えております。以上でございます。

○前林委員
 ありがとうございます。
 最後に所管は違いますが、例えば障害者のための駐車スペースがあると、それは当然障害者のためのスペースなんだから普通の方は車を置いてはいけないわけなんですけども、そういうルールを守れない方というのは必ずいるんですね。そういう方は必ず繰り返しをしていく、そういう意味でいうならば、やっぱりいろんな形でもってルールというか、マナーというか、そういう部分の教育を小さいうちからしっかりやっていく。今回の環境局に関して言うならば、まさに局長がおっしゃられた環境教育、みんなでもって環境を守っていこうよという気持ちがしっかり子供のうちから植えつけられれば、いろんな問題というのは避けられると私は思っております。そういう意味で教育委員会ともしっかり連携しながら、この環境教育を進めていただきたいということを要望して終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp