• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年9月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:谷 卓宜 議員
質疑・質問日:09/30/2010
会派名:公明党静岡県議団


○石橋委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質問等を継続します。
 では、発言願います。

○谷委員
 それでは、何点かお願いいたします。
 最初に、報告がございました平成22年度の静岡県立美術館購入作品についてお尋ねしておきたいと思います。
 本年度、この購入作品3点合計9445万円の購入の内容がございました。美術品の詳細まで詳しくわかりませんけれども、せっかくですのでお伺いいたします。購入の計画といいますか、作品を選定するコンセプト、もともと県立美術館が風景画を中心に内外から収集しているというのは知っておりますけども、改めて作品選定のコンセプトについてお伺いいたします。
 それから、購入の計画、金額的にもどのようにずっと計画されて購入されているのかお伺いいたします。
 また、こういう作品を購入するということは、具体的にはこういう公立の美術館に対して市場というものがあるのかとか、それからどうやって品を選ぶのか、あるいはターゲット決めておいて前々から折衝をし続けているのかとか、そういう具体的な選び方がありましたら教えていただきたいと思います。
 また、最終的にどなたが決定をして決められるのかをお伺いをいたします。
 それから、美術館は県内出身者の絵を買い続けております。私どもの会派の部屋にもございますけれども、試算の上で減価償却の有無というのが何か金額によって決めてあるというふうに聞いてございますけども、この美術品その他の減価償却はどのようになっているのかをお伺いいたします。

 次に、先ほど来お話が出ております3番委員からも出ました事業仕分けについてでございますけども、ああのこうのということではないんですが、実は9番の空港広報活動推進事業費は委員会の関連もございまして、これを傍聴いたしました。30分間のやりとりの中で、あっという間に終わってしまったわけでございますけども、1800万円の事業費さまざまに一生懸命説明されておって、最終的に仕分け人が「不要」、この人は空港のグッズとかウェットティッシュなんか要らないねって言った人と思いましたけども、あの方が不要と言って、その後の人は「要改善」として4人手を挙げたんですね。私はおやっと思って、別にそういう議論はなかったんじゃないかというふうに、非常に意外な感じをいたしました。
 つまり、空港の広報活動そのものについての不要とか特別な改善の話はなかったような感じ、私はそう受けとめたんです。そういうことからいいますと、議論があるのは承知しておりますが、仕分け人と判定人は分けた方がいいんじゃないかという思いです。私も傍聴の一人でしたけども、私が判定人だったらまた違ったなという感じがいたしました。部長が先ほど来お話しなさいましたから、どうのこうのはないとは思いますが、もしそのときお話をしていた人の意見がありましたらまた受けとめたお気持ちがありましたらお話を聞かせてもらいたいなと思っております。

 それから、FDAについての質問もございましたが、どうしても私聞きたいことがございます。
 残念ながら小松便が運休となるというお話を伺いました。昨年、空港議連としても行きましたけれども、石川県と福井県の皆様と交流をいたしまして、それを契機に石川県人会が発足したんですね。静鉄の川井さんが会長だと思います。私の知り合いの方も石川県人会に入られて、大変喜ばれておったわけでございますが、あっという間に空港の小松便がなくなってしまうことは、残念であります。県人会がなくなるというわけではありませんけども、大変にその反動が厳しいんじゃないかというように思っています。
 ニュースで聞いたんですけども、知事は石川県の知事、また石川県ともよく話をして継続の道を探すとそういう趣旨の話をしたと聞きましたけれども、県の当局、当然皆様方が手を尽くすんでしょうけれども、こういうことはどこまでできることなのか、要するに行政がそういう便の継続についてどこまでできるのか、それをお伺いいたします。

 それから、北海道の札幌便が松本経由となり、冬の場合だけでありますけども時間が1時間半延びて、金額も上がったという話を知事から直接お話を聞きましたけれども、大変困惑しておったと、知事も上がるのはやっぱりよろしくないというお話をされておりました。その後の経過で、先日元の金額に戻ったと、値上げはしないというふうにFDAは判断をしたわけであります。それくらいにFDAに関与、政治の側として当局側として関与もしておる、また影響力があるということでございます。きょうの中日新聞にたまたま地方空港は格安含め知恵比べをという話が出ております。FDAのおかげで静岡空港の危機も回避されたというふうに出ております。
 こういう中で、やはり地元の航空会社としっかり二人三脚でお互い協力し合っていくことが大事だと思いますが、当然今度LCCの話も出てきております。これはこれからの世界の流れとなると、しっかり取り組まなければいけないわけであります。LCCが本当に導入されたとなれば、FDAはどれほど窮地に陥るかということ、これは当然の話でございますけれどもどのように県としてうまいすみ分けをして、両方が共存していくことができるのかどうか、その辺についてお聞きしたいと思っております。

 それから、中国での日本の評判ということでお話がありました上海・浙江省観光キャンペーン、12ページでございましたけども、富士山やお茶に加え「杜拉拉」ですか、これは我が会派の田議員も質問しておりましてけども、土肥や修善寺、それから空港、島田、それから掛川ですか、いろいろと青葉横丁等も出たと言っておりました。そういう静岡県の風土がテレビで放映されて評判になっているというふうに先ほど御報告もございました。地元として、この美しい風景とこのちびまる子ちゃんの人気が高いということでございますけれども、これはどういうふうに高いんですかね。中国人がこの日本の静岡県人の清水を中心とした人たちの生活に興味を持っているのか、あるいは日本の生活に興味を持っているのか、単なるアニメだから人気があるのか、その辺もしわかったら教えてください。そしてそれを今後どのように生かそうとしているのか、この「杜拉拉」も含めまして、どういうふうに今後これを県として利用していくのかお伺いしたいと思います。

 最後になりますけども、先ほど予算とのお話がありましたJR駅舎のバリアフリーにつきましてですけども、一通りの改修が終わったということでございますけども、地元草薙駅は5,000人を大幅に超える大変大きな駅でございますけども、周辺の状況、土地の問題等含めてまだまだ進んでおりません。草薙駅周辺の人からはいつもたびたび言われております。静岡市が今政令市でありますから中心的に取り組んでございますけども、県の担当として現状の草薙駅のバリアフリー改修工事についてどんな状況にあるかわかる範囲で教えていただきたいと思います。以上です。

○後藤文化政策課長
 県立美術館の購入作品について御質問いただきました。
 まず、収集のコンセプトについてでありますけれども、収集の基準としましては多くの県民の皆さんが美術の鑑賞と創作意欲を喚起し得る、それと本県の教育学術及び文化の発展に寄与する、以上の基準を設けております。具体的な方策として委員御指摘のとおり、日本と西洋の風景表現の展開を美術的に紹介するでありますとか、それからロダンの芸術に関するもの、それから本県ゆかりの作家の作品、それから富士山をモチーフとしたものと、5点ほど具体的な基準として掲げております。
 それで、購入計画でありますけれども、これにつきましては近い将来の企画展に合わせて作品を収集するでありますとか、それからこの収集方針にあった作品がちょうど今売りに出されているだとか、ちょうどタイミングよくここでもって購入をするとか、そういった形で、購入の契機はさまざまなケースがあるというふうに聞いております。
 それで、市場性だとか、それから前々から交渉していくのかというようなお尋ねでございますけれども、一般的には個人の方から購入するというようなことじゃなくて、日本画の場合には古美術商、それから洋画とか版画は画商だとか、画廊だとか、いわゆるそういったものを業として美術作品の売買を行っている方から購入することが多いというふうに聞いております。
 それで、購入作品のきっかけでありますけれど、そういった画商からの情報提供でありますとか、それから、学芸員が小まめに画廊等を訪問して収集方針に適合するものを候補として挙げているというふうに聞いております。
 最終決定者でありますけれども、県として購入するということですから県知事ということになります。
 美術品の減価償却はあるのかということでありますけれども、特に減価償却はしておりません。以上でございます。

○松井空港利用政策課長
 まず、事業仕分けの空港広報推進活動事業費について私が事業仕分けの際に説明をさせていただきました。この事業の収支については空港の設置者である静岡県が空港に関する基本情報を的確、迅速に提供することを目的として実施をしておるところでございます。その趣旨で、いろんなツール等の説明をさせていただきました。仕分け人からの御意見については、費用対効果を十分に考えること、あるいは在庫等が出てしまって無駄になるようなことのないようなコスト意識をきっちり持つという、私としては改善というか、御指導という形で仕分けがあったと受けとめております。

 次に、FDAの今後の展開でございます。
 石川県人会の会長さんも大変残念であるということを新聞報道でコメントが出ておりましたが、県といたしましては今回運休表明を受けましたが、知事がきのう記者会見で申し上げたとおり、これまでもふじのくに交流団の派遣とか観光キャンペーンの実施など、本県と北陸地方の交流促進に尽力してきたわけでございます。石川県と連携してこの小松線の利用拡大には今後も取り組んでまいりたいと思っております。そうした中で、本県の県人会あるいは石川県サイドも県人会を強化していただけるという動きがございます。運休という、ちょっと逆風の部分がございますが、今後も両県継続して連携して利用拡大に取り組んでまいりたいと考えております。
 それから、札幌線の運賃の見直しでございますが、松本経由になることによって時間が長くかかるにもかかわらず、料金が上がってしまうと。その点知事からもFDAに指摘したところでございますが、一般の県民の方からもそのような声があったということで、それを踏まえて現状の直行便の料金より若干安い形で見直しをしていただいたということでございます。私どもそれを踏まえて松本経由にはなりますが、札幌線の利用拡大、あるいは静岡―松本線の利用拡大に取り組んでまいりたいと考えております。きのうも松本市の観光関係の方がお見えになりまして、連携して進めようというお話でございます。

 次に、LCCとFDAの共存についてでございますが、FDAは当面は国内線を就航するという展開をしてございます。現在、動きのあるLCCについては、アジアを中心とした国際線でございますので、現時点ではそうした競合はないというふうに理解しております。以上です。

○加藤観光振興課長
 中国でのちびまる子ちゃんの評判ということでお答えをいたします。
 これは、清水出身のさくらももこのアニメということで中国、台湾、香港等でテレビ化されて非常に人気のあるアニメでございます。余談になりますけども、台湾の前観光局長の頼局長もこれのファンだということで、いわゆる大人から子供まで皆さんに親しまれているアニメということで、こういうものを使った観光というのは重要と思います。先ほど、2番委員、3番委員さんからもありましたように、やはり差別化をするというのが大事だということで売れるものはどんどん売っていくということで今やっております。
 先般上海、それから広州でキャンペーンをやった際にアンケートをとった中で上位にいくのは、どうしてもやっぱり自然への環境の観光、あるいは文化等の観光、それからショッピング、グルメというふうな形で上位に来ております。こういうものはすべて静岡県にございますので、これらを使った形で、なおかつちびまる子ちゃんランドやすし横町もあるし、そういう面的なものであそこを発信基地にしながら東部、あるいは西部という形の旅行商品をつくっていこうということで今考えております。いずれにしましても、「杜拉拉」にしましても、日本の原風景、あるいは静岡県のいいところをとってございますので、これを今後も続けて発信していきたいというふうに思っております。以上です。

○塚本交通政策課長
 JR草薙駅のバリアフリー化でございますが、これは静岡市とJR東海との間で協議がかなり以前から進められておりまして、実は平成19年5月ぐらいに合意形成がされておりました。ただ、その後実はいわゆる負担の割合につきまして、全国的にJRと地元市町と持ち分が非常にあいまいだったために、国でもって全国的な要綱制定をするということで1年以上にわたって少し調整のために期間が延びてしまいまして、それが済んだということで今年度内には駅舎改築に関するJRと静岡市と、例えば自由通路の持ち分とかそういったことについての覚書、工事協定を締結予定ということで聞いております。
 もう1点の調整が、今北口広場の、そこのアクセス道路、自由通路、そういった都市計画決定に向けて調整が行われておりまして、これにつきましては現在北口の地権者と合意形成を目指して協議中であるというふうに伺っております。以上でございます。

○谷委員
 はい、わかりました。
 県立美術館の作品については、減価償却はないというお話でございました。そうすると、今まで購入した物、開館以来購入した物はすべて資産として、そのときの金額で合計されて残っているということでいいわけですね。そうしますと、これまで県立美術館に収蔵されている物、すべての資産価値というのはどうなりますか。それを教えてください。
 また当然鑑定をして、目減りしてとか、値上がりしたとかいうことはないわけですよね。ですから、当時購入した金額がそのまま上乗せ合計されたシグマとして残っているんだなと思います。その合計がわかりましたら最後に教えていただきたいと思います。

 それから、事業仕分けについては指導を受けたということ、大変謙虚なのでよかったと思っています。
 FDAとLCCは今の段階で競合はしないと出ておりますから、余り心配しなくてよかったですかね。
 ちびまる子ちゃんは、そんなに人気があるのでしたら、空港の中にどんどんちびまる子ちゃんの絵をつけたらどうですかね。ぜひ地元の人間としてもお願いしたいと思います。

 JR駅舎についてはわかりました。

 じゃあ、県立美術館の件だけ、教えてください。

○後藤文化政策課長
 昭和55年度から今年度の3点まで含めまして、購入ベースで92億6460万6000円になります。以上です。

○谷委員
 わかりました。ロダン館のほうはおありですか。それは別ですよね。

○後藤文化政策課長
 今言った金額につきましては、ロダン館のロダン作品の金額も入っております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp