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委員会会議録

質問文書

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令和3年7月アフターコロナ生活環境づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:07/15/2021
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 分割質問方式でよろしくお願いします。
 まず経済産業部から質問させていただきます。2点伺います。
 資料の7ページ、3の県の取組の中で、先ほど御説明いただいたんですけれども、人材不足企業と人材余剰企業とのマッチングの取組なんですが、実際にこの事業を進めてきた中で、どれくらいの実績、具体的な実績があったのか。またその中からいろんな課題が見えてきたものがあればお聞かせいただきたいと思います。
 
それからその下のしずおかジョブステーションの件ですけれども、先ほど19人に相談員を増員したとの御説明がございましたけれども、その下に臨床心理士相談の実施とございます。臨床心理士の方は何人なんでしょうか、教えてください。実際に相談があったときに、この19人の相談員の方が受けるケース、そして臨床心理士の方が受けるケースがあるのかと思うんですけれども、その辺の連携というのはどのようにしてすみ分けをして相談体制をとっておられるのか、教えていただきたいと思います。お願いします。

○露木労働雇用政策課長
 ただいまの質問、まず1点目の在籍型出向の関係ですけれども、令和2年度の実績といたしましては、移籍が187件、出向、いわゆる在籍型出向と言われるものが175件となっています。実は令和元年度は、移籍が271件、在籍型出向が34件でございますので、この制度ができてから在籍型出向が大変増えているかなという認識でおります。ただ、問題といたしまして、中小企業の利用が少なくなっています。東京の商工会議所が調査した中ではかなり使われている部分もあるんですけれども、本県については、なかなかそこまでいっていない。いろいろお話を聞きますと中小企業自体に出向という考え方がなかなか難しい。さらに言うと出向とは期限が決められるものですから、例えば1年間来てもらっても、なかなか仕事を任せられないという状況も聞いています。ただ、雇用維持の対策としては非常に重要なものですから、実際にこの制度を使いたいとなったときに知らないのはまずいものですから、周知については努めていきたいと考えております。
 もう1点、ジョブステーションの関係ですけれども、臨床心理士につきましては、もともと各所で1人ずつ置いてありました。ただ、相談の日にちがもともと4日だけだったんですけれども、体制を確認いたしまして倍の8日にしております。就職サポーターがまず相談を受けまして、その中で例えば臨床心理士の方の相談が必要であると判断した中で紹介する場面もありますし、直接相談者の方から臨床心理士の方にお願いしたいという話がありますので、そういう場合は直接やっていると。ただ、なかなか、特に氷河期の方というか、自分がもともと普通に生活されてきたんだけれども、いざ考えるとなかなか世間に溶け込めない方が来たときに、すぐに臨床心理士の相談といいますと、自分は病気ではないんだと、結構反発する方もいらっしゃいますので、それは注意しながらやっていきたいと考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。コロナ禍、これからまだまだ影響が出てくるかと思います。先ほどの経済産業部の説明で、経済の動向ですとか、いろんな指標を見ると数値的には少しよくなってきて、持ち直してきているという判断で、先ほど7番委員からもありましたけれども、宿泊業とか、そういうところは本当に大きく落ち込んでいるという現状の中でも、何となく持ち越しているというキーワードばかりが出ると、全体的に少し緊迫感というか、本当に現場は厳しいんですけれども、ちょっとそういうところが心配というか、全体的にはまだまだ厳しいんだという状態ではありますので、しっかりと支援していく必要があるかなと思っています。その中で、人材が不足しているところ、そして余剰のところとのマッチングもしっかりセンターと連携して、これからも引き続きやって、雇用の維持をしっかり図っていただきたいですし、また学生さんの相談も増えているとのことでしたので、若い世代の方の雇用の確保をしっかりと進めていただくように、この相談体制も人員の人数もそうだし、専門家の配置というところもしっかりと取り組んで、これからもやっていく必要があると思いますので、よろしくお願いいたします。
 
それから健康福祉部の質問も2点ございます。よろしくお願いします。
 まず4ページ、ワクチンの接種についてですけれども、県の広域集団接種について、先ほども御説明いただきまして、高齢者の接種についてなかなか自力では厳しい市町をサポートするという形で県が4会場を設置しております。これから若い世代の方たちの接種もしていく中で、今回のこの設置時期7月31日土曜日までとなっていますけれども、これはここで一旦県の集団接種会場は終わりだよとなるのか、それとも、これからまだたくさんの方が接種していく中で県の集団接種会場の設置をもう少し続けていくお考えが今の時点であるのかどうか、お聞きしておきたいと思います。
 
それから次の5ページのところの新たな生活様式に対応した健康づくりについてお聞きしたいんですけれども、オンラインを使った様々な健康増進、人が交流するという取組ですけれども、県内でそれぞれ3カ所、それから10カ所と御説明がありました。実際にこれは参加する定員が決められていたのかどうかと、ここに参加した方が何人おられたのかをまずお聞きしておきたいと思います。お願いします。

○米山新型コロナウイルス対策課長
 まず1点目のワクチンの接種についてお答えいたします。
 こちらの県の広域集団接種会場につきましては、あくまで高齢者への接種の支援ということで、期限については7月末までの完了を予定してございます。現在、市町村の接種スピードもかなり進んでおりまして、計画上、資料の3番の右側にございますとおり、現状、1日4万1000回ほどやっております。ただ、1日2.6万回程度で実施したとしても11月末で接種が完了するのではないかと考えております。
 また、各市町によって進み具合は違いますので、そういったことを勘案して必要な支援を行っていく予定でございます。

○島村健康増進課長
 オンラインの通いの場のモデルに関してですけれども、昨年度4月の最初のモデルは、3カ所、三島市、掛川市、吉田町で実施しました。参加者数は全員で30名、男性10名、女性20名ですけれども、これは通常、通いの場に通ってきていただいている人を対象としてやったということです。会場のキャパシティーとかもありますが、そんなに厳しく制限を設けたとは伺っておりません。
 研修の動画の配信に関しては、令和2年9月30日から10月30日まで実施したんですけれども、申込みは656名で、視聴回数1,500回ということで、多くの方に視聴していただきました。
 次の9月補正の関係では、事業の実施が10カ所、下田市、河津町、西伊豆町、伊豆市、長泉町、沼津市、静岡市、藤枝市、牧之原市、菊川市で実施しました。これに関しましては、合計で275人の参加がありました。これも制限を設けたかどうかは伺ってはおりませんけれども、各会場があふれかえるぐらいの参加人数ではないので、参加したい方は参加できていたと認識しております。

○盛月委員
 ありがとうございます。ワクチン接種のほうは、ありがとうございます。分かりました。
 オンラインのつながりの創出ですけれども、参加したいと希望した方はみんな参加できたということで今御説明があったのでよかったなと思うんですけれども、オンラインなので本当にたくさんの方が参加できると思いますので、私の認識が間違っているかもしれないんですが、3カ所にタブレット端末を貸与となっているので、何か限られちゃっているのかなと思ったんですが、自分で用意できて、どんどん参加できる人はみんなここにつながれればいいんだと思うんですけれども、そういうことでいいんですよね。なので、これから健康づくりにとても有効だということでありますので、引き続きこれは大事なことだなと、健康で長生きをしていく静岡県としては大事な取組だと思いますので、またたくさんの方が参加できるような形で工夫してやっていただけたらありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
それから知事直轄組織の質問は1点、よろしくお願いします。
 二地域居住に関する取組ですけれども、ポータルサイトSHIZUKURUの構築ということで御説明いただきました。令和3年3月から始められているということですが、実際にどれぐらいのアクセス、どれくらいの方が見られたかと分かったら教えていただきたいのと、まだ期間が短いですけれども、実際にこれを見て何か反応があったか、問合せがあって、静岡に移り住む方だとか、来る方がこれだけ増えたというような実績等ございましたら具体的なことをお話しいただけたらありがたいと思います。お願いします。

○杉山総合政策課長
 この3月に構築いたしましたポータルサイトのSHIZUKURUの閲覧状況等を少しお話させていただきます。この4月から6月、要するにサイト構築以降の4月から6月の3カ月の間の実績レポートをサイトの運用会社から報告いただいています。それによりますと、閲覧者数、ページビュー数は3カ月で3万3000余の方に御覧いただいています。ただ、これはサイト構築後3カ月ですので、毎月今増えている段階ですので、今後そのサイト内の内容を充実することによって、あるいはそのサイトの連動型広告等をすることによって今後も増えていくと見込んでいます。
 どういった方が見ているかということなんですけれども、大体男女比は男性6割、女性4割で、年齢層は特徴的なんですけれども、34歳までの若い方が半数以上を占めているということで、そういう若い方々に多く見ていただいている傾向がございます。このサイトの性格はポータルサイトですので、そのサイト内に例えば移住のサイト、観光のサイト、いろんなサイトがそこの中にリンクするような形でぶら下がっています。したがいまして、例えば最初はここの入り口に入った方が移住のホームページに飛ぶ格好になっています。このサイトはより多くの方に見ていただくというのは私どもの成果なんですけれども、じゃあ、その先で移住なり、観光にどうつながったのかはこのサイト内ですとなかなか把握しにくい状況でございます。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。そこがこれから大事だなと思います。この3万3000というのが恐らく今のお話ですと、予定どおりのアクセス数、閲覧数、思ったより多かったのか分かりませんけれども、その先がやっぱり大事だなと、それが目的の取組だなと思いますので、内容の充実と、またたくさんの人が見ていただいて、それがその先の静岡県に関心を持って、魅力を感じて静岡に来てくれる人が増えるような効果とか成果がしっかり上がるような形で取組をしていく必要があるなと思います。よろしくお願いします。
 
それと、午前中の説明の部分のくらし・環境部で1点お願いします。
 くらし・環境部の資料3ページの誹謗中傷対策ですけれども、アフターコロナに向けた取組の中で、今年度心のユニバーサルデザインを促進するキャンペーンを実施するとありますけれども、いつ何を具体的にどのようなことをキャンペーンとしてお考えになっているのか、お聞きしておきたいと思います。お願いします。

○若月県民生活課長
 新型コロナの感染はまだ収まっておりませんけれども、ワクチン接種が進めばある程度コロナに係る誹謗中傷は減ってくると考えられるわけです。しかし、今度、例えばワクチンを接種しない人への誹謗中傷もありますし、コロナに関係ない誹謗中傷につきましても、SNSが普及したことで、我々も対策を講じなければならないと認識して、今年度事業をやるということです。その事業の中身については、やはりできることは普及啓発であります。事業は委託でやりますので当然広告代理店にお願いすることにはなると思うんですけれども、具体の中身はこれからですが、大事なことは、やはり誹謗中傷につきましては、例えばですけれども、正義感から生まれる懲罰意識であるとか、あるいは誹謗中傷していることをその人本人は自覚していないとか、あるいはSNSで拡散力があったり、あるいは匿名であるという課題があるので、効果的に事業をやるためには、当然その課題をちゃんと認識した上で、そこを解決するよう事業の内容を工夫していくことが大事だと思います。事業者を選定するに当たっては、そういうところを我々は見て、相手にもしっかりと伝えて、効果的な事業をしていきたいと思います。事業そのものは今予定しているのは8月下旬から2カ月ぐらいの間で実施したいと考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。委託事業で広告代理店がということでありましたけれども、しっかり打合せ、協議をして、お任せするだけではなくて、今おっしゃったように課題をしっかりと踏まえた上で、やっぱりお互いに思いやる心とか多様性を認め合うという心の醸成が本当に大事だなと思いますので、そういうことにつながっていくことがアフターコロナの心のユニバーサルデザインを実現していくことになると思いますので、その点も踏まえてしっかり進めていただきたいと思います。お願いします。
 
あと最後です。最後はスポーツ・文化観光部です。先ほど御説明いただいた資料3ページの無形民俗文化財の継承に関する課題でございます。令和3年度の取組施策の中に保存継承アドバイザーの派遣とありますけれども、文化財の保存継承という問題は、コロナの前から今の少子高齢化の問題だとか、技術の問題だとか、いろんなことでもともとあった課題だと思うんですが、このコロナの影響で、さらにそれに拍車がかかった状態だと思います。継承アドバイザーの派遣とありますが、この専門家というのは、どういうふうに、どこから探して、どういう人がアドバイザーとして採用されて派遣する形の計画になっているのでしょうか、教えてください、お願いします。

○三保文化財課長
 アドバイザー派遣でございますけれども、これはまだ具体的には動き出しておりません。というのは、まだコロナが収まっておりませんので、実際に人が動く事業でございますので、具体的には動いていないんですけれども、一応想定しているアドバイザーにつきましては、例えば県の文化財保護審議会において民俗の分野で委員になっていただいている方ですとか、あと県内の市や町における文化財保護審議会の民俗の先生方を想定しております。あとそれ以外にも、東京にございます、国の機関ですけれども、東京文化財研究所というところもございますので、そういったところの専門員の方も想定しているところでございます。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。今、まだコロナだから、これからということでありますが、だからこそ、今からアフターコロナを見据えて、もともとある大きな課題だと思いますので、しっかりとこの計画に沿って、早めに計画を進めていただけたらありがたいなと思いますので、地域の伝統、文化が絶えることのないようにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。

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