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委員会会議録

質問文書

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平成27年7月大規模スポーツイベント対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:塚本 大 議員
質疑・質問日:07/29/2015
会派名:自民改革会議


○塚本委員
 一問一答方式でお願いします。
 この特別委員会、調査事項が国際的な大規模スポーツイベントの開催を契機とした地域経済の活性化に関する事項ということの中で、調査の観点、ライフステージに応じたスポーツの推進とか受け入れ体制の強化、こういったこともいろいろ議論をさせていただけるということで、1回目の委員会のときにお話しいただきました。
 この大規模イベントですね。今回、ラグビーのワールドカップとオリンピックの関係で、そういった議論をしましょうということなんですが、過去にもずっとさかのぼれば、いろいろな大規模イベントがあったと思うんですが、先ほどお話の中では、ワールドカップのサッカー、それを参考にして、今回の経済効果を計算したら100億円ぐらいになるよというお話でしたけれども、経済効果だけじゃなくて、ワールドカップのサッカーのときも同様に、その大規模イベント、ワールドカップのサッカーがここで行われることによって、いろんな経済活性化のための取り組みをしなきゃならないと、同じ発想は当時もあったんだと思うんですね。何かしらのことをやって、それなりの効果が出たものとか、やったけれども全然効果が出なかったものとかあったと思うんですけれども、そのさらに先にどんな大規模イベントがあったかわからないですが、過去に、そういう大規模イベントを静岡でやったときに、県としてはこういう取り組みをやったことがあるんだよとか、それについてこういう効果があったので、それをさらに発展させて今回こうやろうと思うんだとか、そういう過去のことについて検証した結果を踏まえて、今回どういうふうに結びつけていこうかという考えが、今の説明の中に入っていたのか、入っていなかったのか、過去との関連づけの説明の部分がなかったものですから、その辺、どういうふうに考えているのか、まずお聞きしたいと思います。

○山本スポーツ交流課長
 まず、恐らく大規模イベント、また2002年のサッカーのワールドカップ、これは経済効果もありましたし、当時の事務局のほうでも非常に知名度が上がったとか、住民の一体感が非常に出たと、サッカーの競技人口とかがふえたというふうな、そこでプラスになった、静岡県の知名度が上がっていく、そういった競技をもうちょっと普及していくとか、そういったところはこのままラグビーのワールドカップでも使えると思います。
 ただそこで、今度じゃあラグビーで、先ほど申し上げましたこの資料のところは、サッカーの反省点も踏まえた上で、その内容を盛り込んだ形で、ラグビーワールドカップ2019日本大会招致委員会提案内容に盛り込んだ形で、やってございます。
 大きな考え方として、今、静岡県のことで、今までそういうワールドカップという大きな大会そのものは、話があったときにぐっと全体をやっていこうと、それだけで終わったと。ただやはりほかの県といろいろな状況を見ていて、何が一番違うかというと、結局後はそれをやってから、小さな、中規模、大規模、いろんなスポーツイベントがどれだけその地域地域、市町で開催できる能力が培われていくかというところが、私は一番重要なことだと思います。ですので、このラグビーワールドカップにつきましては、一番は2019年に試合があるんですけれども、それまでの間に、ラグビーのいろんな大会の誘致、またラグビーの合宿誘致も含めて、それぞれの市町でスポーツ大会みたいなものを開催できる、そのノウハウ、それを身につけるためのいろんな取り組みが非常に重要なんじゃないかなというふうに思っております。

○小泉文化政策課長
 今、委員から、スポーツのイベントということではございましたが、私ども一応文化の関係もよろしければちょっと申し上げたいんですが、今回のオリンピックの文化プログラムにつきましては、実はちょっと私、説明が漏れたんですが、この後、やはり検証と言いますか、活用が非常に重要かと思っておりまして、それを一番感じましたのは、ロンドンでもそうなんですけれども、例えば観光所管ですが、伊豆新世紀創造祭などの場合も、聞いているところでは、やはりその地元の文化資源的なものを、例えば、つるしびなとか、そういったものに着目して取り組まれたことで、今では、稲取のほうでは観光資源としても非常に、さらに活用されているとか、あと今、山本スポーツ交流課長からもございましたけれども、例えば伊豆新世紀創造祭なんかでも、そこの地区の部会のコアメンバーになった方が、その後、地元でやはりその経験を生かして、いろんな地域の取りまとめ役となって活躍されてやられている。あまり固有名詞を出しては何ですが、下田などですと、下田の市長さんと商工会議所の会頭さんと、観光協会の会長さん、当時の若手の部会の中心メンバーでやられた方が今まさにそうなっておられます。そのような意味で、この文化プログラムにおきましても、過去のそういった例に鑑みまして、一つはそういう文化資源的なものを発掘して、それが次の形で生かされるという点と、山本スポーツ交流課長からもありました、地域でそういった核となる方がやはり出てきて、その後の継承につなげるという点にも力を入れたいと思っております。以上でございます。

○福永スポーツ振興課長
 教育委員会の関係でございますと、2002年のワールドカップのときに、組織委員会のほうから静岡県のほうにお金がきまして、それを基金として積み立てまして、毎年、静岡県ゴールデンサッカーアカデミー事業ということで、これまでは世界少年サッカー大会というような形で開催をしておりました。そこからだんだん変遷していきながら、中学生等に海外からの指導者を呼んでその強化につなげるというような事業に取り組んでおります。これは、2002年のワールドカップを契機として取り組んでいる事業ということでございます。以上でございます。

○山本スポーツ交流課長
 ちょっと補足させていただきます。
 ことし、ここに書けなかったんですけれども、オリンピックもそうなんですけれども、ラグビーワールドカップもそうです。実は、ロンドンオリンピックのころから、レガシーという言葉が非常に出ています。開催効果を後世に継承する、ハードもソフトもそうなんですけれども、開催するまでもそうなんですけれども、その開催後をにらんで、ソフト面、ハード面、どういう形で残していくか、これは2020年のオリンピックもそうですけれども、この2019年のラグビーワールドカップもそうですが、そういったことを意識しながら、今から取り組みを、その辺を意識しながら計画をつくっていくということが多分一番重要じゃないかと思います。ですので、ラグビーにつきましても、ラグビー2019が終わってから、サッカーのワールドカップはすぐ来ないとは思いますけれども、それ以外に例えば大きな大会が、エコパ、あるいは草薙とかで誘致できるようにみんなで頑張ろうとか、あるいは、ほかの例えばいろんな世界選手権とか、違った大会が2020年以降もこれからめじろ押しで来ますので、静岡県として、今、スポーツ資源、観光資源、いろんなことを組み合わせて、2020年以降、次はどの大会でエントリーしたほうがいいか、チャレンジしたほうがいいか、そういったことをこれから考えていきたいというふうに思います。以上です。

○塚本委員
 ありがとうございます。
 大規模イベントを誘致して、前回はサッカーですよね。今回はラグビー。そういったものの普及をしていくというのは、これは大事なことだと思うので、ラグビーの件については後でまたちょっと触れさせてもらいますけれども、それはそれでやるべきことだと思うんですね。ただ、この特別委員会については、それだけで満足するんじゃなくて、大規模イベントが来た、それで県民の人、喜んでもらった、ああよかったねとか、そのスポーツを普及すればいいねと、そこだけじゃなくて、もう一歩進めたところの地域経済の活性化に結びつけていくためには、事前に何かすべきことがあるならしたほうがいいんじゃないんですかというところなんですよね。
 なので、先ほどの話の中では、例えば観光客の誘客に結びつける、ワールドカップのサッカーのときに来てくれた人が静岡県に来たと。ワールドカップのサッカー、誘致できなければ静岡県に来る必要がなかった人が、それを見たいがために来てくれた。そこで静岡県ってこんないいとこなんだと、今度はプライベートで旅行に来ようだとか、友達誘って来ようだとかということをやることで、経済波及効果を狙いたいとかというところに結びつけるのが、こういう委員会の中で議論することだと思うんですね。
 例えば、前回のワールドカップのサッカーのときには、そういった観光客の誘客に、その後の誘客につなげるような取り組みとして何かやったことがあるのか、なかったのか、あった場合にはそれがどう結びついているのかというところをお聞きしたいというのが今の質問ですね。
 もう1個は、例えば農産物のブランド化を図るとかってあるじゃないですか。せっかく静岡に来たなら、そういうものを知ってもらういい機会なわけですね。ワールドカップのサッカー、誘致しなければ来なかった人たちに知ってもらうとかということはあるわけですから、そういう取り組みをしたことがあるか、なかったのかということを自分は聞いてるものですから、サッカーの普及に結びつきましたとか、それを契機にこういう大会が行われるようになりました、それはそれでいいことだと思うんですよ。必要なんだけれども、もう一歩踏み込んだところの議論をしようというのが、この特別委員会を設置した目的なものですから、その点について、過去の大規模スポーツイベントを誘致したときに、やったことがあるのか、なかったのかというところを自分は聞いてるものですから、その点について、今、御答弁いただいたところは十分わかりましたし、その点について、ラグビーのことについて、もう一度、後で自分、質問させてもらいますけれども、経済効果のほうに、経済活性化、観光客のほうとか、特産物をお知らせするとか、そういったところの取り組みがあったのか、なかったのか、そこらをちょっともう1回教えていただきたいと思います。

○藤原観光交流局長
 ワールドカップサッカーのときと今と、大きな違いは、富士山静岡空港開港前とか、現在、6年たちまして、海外誘客をということで、ちょっと当時のこと、あんまり僕はわからないにしても、状況が非常に違って、空の玄関ができて、アジアを中心に今、視点を大きくワールドワイドに、静岡県、持ち始めましたので、それを踏まえて、当時と比べると、我々の経済波及効果を静岡県にもたらすという意味合いで、視点が大きく変わっているとは思います。今回御説明申し上げましたように、観光客も日本国内にただ来てくださいではなくて、我々、積極的にオプショナルツアーをつくって、東京プラスワン、東京には、例えばオリンピックは必ずきますから、それに来ていただくとか、例えば富士山静岡空港にプライベートジェットで来ていただいて、その方がヘリコプターで静岡県をめぐっていただいて、本当の静岡県を見ていただくというような超富裕層に向けた誘客なんかを目指して、事業をスタートさせましたので、当時と比べますと、来ていたとは思いますけれども、今のほうが本格的にといいましょうか、その後の静岡県の将来を見据えて、経済効果をここに落としていきたいなとこう思って、事業を進めてまいりました。

○塚本委員
 ありがとうございます。
 空港があるないとか関係なく、そのときにある状況で観光客を誘客するというのも、当時もやらなきゃですよね。ほかの県と違って静岡県というのは新幹線も通ってるし、高速道路も整備されてて、どことは言わないけれども、日本のほかの地方の不便な地域に比べればいいなと思ってもらえれば、来てもらえる交通の利便性は高い地域なものですから、あんまりそれを活用しなかったというのは、前回痛かったんじゃないかなという気もしますが、今回そういうことがないように、いろんなところで、空港もできたという要素もあるものですから、観光客の誘客だとか、地場のいいものをお知らせすることでいろいろ買っていってもらうだとか、いろんなほうに波及効果を生むようにしていただきたいということで、そういうのも考えてもらいたいと思います。
 
次の質問にしますが、ワールドカップ、今度、ラグビーということで、1ページ目のところで、平成27年度の取り組みがありまして、さっき説明してくれましたけれども、この県のラグビーのフェスティバル、例年よりも1.3倍の来場者がいたということで、これが今回ラグビーのワールドカップを誘致した効果が結びついたのかどうかは、ちょっとわからないですけれども、やっぱり生かしていかなきゃいけないと思うんですよね。サッカーについてはいろいろ効果がありましたというところの話が、自分は半分はそのおかげなのか、もともとサッカーが盛んな地域だったものでよかったのか、そこ、微妙にわからないなという気がするんですけれども、もし仮に今回のこのラグビーのワールドカップを誘致して、静岡でラグビーがもっと普及してくれば、これはその効果だというふうに言えるんだと思うんですよね。野球だとかサッカーというのは、結構小さいころから触れ合うことができるものですから、競技人口も伸びやすいスポーツだと思いますし、子どもたちの関心も高いんだけれども、こういうラグビーについては、なかなか小さいころから触れ合う機会ってないと思うんですよ。いろんなことに触れ合うことによって、その子、その子によって持ち味が違うもので、本当はこの子、ラグビーにすごい向いてたんだけれども、小さいときに体験することがなかったから違うほうで頑張って、そこそこ活躍したけれども、本当はラグビーのほうがよかったとかってあるかもしれないんですよね。
 今、早実の清宮君、すごいですね、あれ。ただ、お父さん、ラグビーやらせたかったって言うんですよ。聞いてると、子どものころにどれが合ってるかわからないもので、いろんな習い事をさせたっていうんですね。自分で選んだのが野球だったらしいんだけれども、やっぱりそういう機会をつくっていくというのが、子どもたちに将来どの分野で活躍するかわからないものですから、選択肢を広げていくというのは大変重要だと思うんですね。
 せっかくこういうイベントがあるもので、当然関連づけてやっていかなきゃいけないんだけれども、さっき山本委員のほうから、袋井のほうとかやっぱりエコパがあるもので、一生懸命やってくれてるみたいなんだけれども、逆に、自分、焼津に住んでるけれども、全然ラグビーワールドカップ、この関係で機運が高まってるという雰囲気、感じないんですよ。ですから、せっかく静岡県に来るもので、エコパスタジアムが袋井にあるので、そことその周辺だけが盛り上がればという感覚じゃなくて、もうちょっと静岡県内全域に普及するような活動を考えているのかどうか、その辺、ちょっと教えていただきたいと思います。

○山本スポーツ交流課長
 ラグビーワールドカップは、袋井、掛川、磐田、この周辺じゃなくて、我々は静岡県全体で開催効果を上げるということを念頭にやってございます。例えば焼津とか、今のラグビースクール自体が恐らく静岡、浜松、東部のほうと、そんなに県内いろんなところにないんですけれども、例えば今、日本ラグビー協会、こちらはラグビーの競技人口自体が、1994年ぐらいが15万人ぐらいなんですけれども、それがピークでだんだん下がっている。だけど、これで2019年を契機に、全体で競技人口を20万人ぐらいまで引き上げましょうよという、そういう全国的な目標を一応出しております。
 一方、今、県内ではラグビーの競技人口約10,000人ぐらいです。高校、社会人を含めてそんなに多くはないんですけれども、まずは競技人口をふやすということも重要なんですけれども、一方で、やっぱりちょっとラグビーをこれからやっていくということで、今、ラグビーのイメージそのものは3Kと言われていて、ちょっと余りいいイメージがない。それでなかなか御両親とか親御さんもなかなか心配していけないということで、日本全体としては、小学校レベルでタグラグビーという、もっと簡単なルールで気軽にできるような、そういったものを普及していこうとしています。こちらについては当然、今、東部、中部、西部ではなくて、静岡県全体で、ラグビー協会とか県教育委員会と連携して、これから現場でラグビーに触れるような機会、例えばヤマハ発動機、ジュビロの人が指導に入るとか、OBの方が指導に入るとか、そういったようなことをやったり、あるいは、例えば焼津、あるいは東部でラグビーの試合を、そこで何か持ってくるとか、そういった形でこれから2019年に向けて、静岡県全体で自分たちにも一応ラグビーというのは関係するんだと、今まで知らなかったけど、なかなかおもしろいからやってみようじゃないかというような展開を、これから、ことしが元年みたいなものだというふうに位置づけております。基本的に盛り上げのポイントというのは、2017年に大体、エコパでどの試合がどこの国が来るかというのが決まる、だんだんそこから入場券とか販売しますので、基本的な盛り上がりは2017年度の後半ぐらいから、残り1年、2年ぐらいなんですけど、そこが一つはいろんなマーケティング活動、広報活動のピークとなるんですけれども、その前に、ことし、来年、少しでも静岡県のラグビーの興味をふやす、引き上げるための、広げる活動を連携してやっていきたいというふうに思っています。以上です。

○塚本委員
 ありがとうございます。
 自分はラグビーの普及だけをというよりも、さっき言ったように、子どもたちにあんまりラグビー、小さいころから触れ合う機会がないかなという感じがしたもので、そういうことがないように、ラグビーに限らずいろんなのを普及してもらいたいんだけれども、今回こういうイベントがあるというのは一つのきっかけになるものですから、これを生かして、子どもたちにそういう機会もつくってもらって、素質がもしかしたら、ラグビーに向いてる子というのがいるのかもしれないものですから、そういう人たちの可能性を伸ばす意味でも、子ども以外にも目を向けてくれていいんですけれども、そういう子どもたちにも目を向けて取り組んでもらえたらなというふうに思います。要望です。

 次の質問に移りますが、大体この大規模スポーツイベントを誘致するとか、後はそういうスポーツ関係で地元の人たちが活躍するとかというのはすごい盛り上がるじゃないですか。大事なことだと自分は思うんですよ。さっきこの健康福祉部のほうの資料で、本県ゆかりの選手の活躍というのを説明していただいたら、随分、47都道府県ある中で、静岡県がメダルをとる率とか、いい成績をおさめる率がかなりよかったと思うんですよ。ほかがどのぐらいか、数字わからないけれども、全国の中の、47都道府県の中の1つの静岡県が、確率的にかなりいい数字だったものですから、何かその支援を、他県と比較して何か特別な支援をしているのもので、そういういい成績をおさめてるということなのか、それともこの選手初め、その選手を終わった先輩たちの努力によっていい環境がつくられているということで、特に行政サイドが何もしてないけれども頑張ってるんだよということなのか、そこは自分は支援できるところは支援して、頑張ってくれればそれが本県の活気に結びつくということを感じてるものですから、若干の支援はあってもいいんだろうなというふうに自分は思うんですけれども、その辺、この活躍の成果の裏には、何か県が携わっているのかどうか、そこを教えてください。

○山口障害者政策課長
 先ほどちょっと私のほうからも説明させていただきましたが、静岡県ではスポーツが昔からサッカー等を中心に盛んだったわけですが、障害者の関係でも、平成10年に静岡県障害者スポーツ協会というのを、任意ですが発足させました。これは非常に全国的にも先駆けたものでございまして、その団体を通じまして、その後、スポーツ協会もまた財団法人化させたりしてやっていったわけでございますが、基本的にこの障害者スポーツ協会を通しまして、幅広いスポーツ教室の開催とか、またその指導員の養成、こういったことを例年ずっとやってまいりました。そういったことがありまして、障害者のスポーツのすそ野が非常に広がったのではないかと思っております。そしてまた全国的にも、各都道府県で障害者のスポーツ大会を開催しております。本県でもことしは9月のたしか6日だったと思いますが、開催しますが、例えばその障害者の各都道府県でやっておりますスポーツ大会への、障害のある方の参加選手の数、これもたしか平成25年度のときの全国の数を都道府県別に比較したことがございますが、本県はたしか東京都に次いで2番目に多かったということがございます。
 そういったこともありまして、私どもとしましては、その障害者のスポーツのすそ野の広いものがこれまで蓄積されてきた。その結果を受けまして、特に本県では、陸上、水泳では健常者の記録も、なかなかいい選手もいるということで、そういった健常者のすそ野の広さも受けて、特に水泳とか陸上で顕著な成績ができているのではないかというふうに考えております。以上でございます。

○福永スポーツ振興課長
 オリンピックの関係でございますけれども、ロンドンオリンピックでは、本県ゆかりの選手でメダリストはいらっしゃらなかったんですけれども、5競技で6人が入賞しているということでございます。これまで、私どもも競技力の向上という意味では、体育協会、各競技団体と連携しまして、各競技ごとの取り組みを支援しているとともに、あと個人的には、昨年度からフレーフレーオリンピック事業ということで、東京オリンピックに出場可能、期待できる選手に対する個別の支援、さらにはジュニア育成という部分で、トップアスリート補助金という形で、全国レベルの大会でも入賞が期待できる選手等を支援するというような個人への支援ということも行っているというところでございます。以上でございます。

○塚本委員
 ありがとうございます。
 時間、気にして、せっかく答弁してくれる準備してたのに済みませんでした。余り長くもできないものですから。
 いろいろな支援の方法ってあると思うんですけれども、スポーツ選手の人たちって、やっぱり厳しい条件の中で頑張ってる方もあるものですから、応援できるところは応援してあげたりとか、施設面なんかも充実させることで、そういうスポーツをしやすい環境をつくってあげるだとか、大事だと思うんですね。その先にあるのは、本県選手が活躍するということは、県民の人たちが間違いなく、その一瞬であっても盛り上がりますし、活躍したスポーツについては、間違いなく子どもたちが自分もあのスポーツで頑張ってみようという気持ちに結びつくものですから、ある程度のそういう支援については、自分はやってもいいんじゃないかなという立場であるものですから、ぜひその辺も、今後も少しでも充実してもらえたらと思います。

 最後の質問になりますが、今回の委員会のメンバー構成を見ますと、例えばラグビーのワールドカップの関係もここの委員会でやるということの中で、エコパの地元の袋井の山本委員がいたり、この文観の2ページのところで事前合宿の話があるんですけれども、焼津と伊豆の国市、伊豆の国市の土屋さんと焼津の自分で、何かそういう関連づけてメンバーを選んでくれたのか、どうなのかなというふうに考えるぐらい、そういうちょっと関係する人たちがいるんですけれども、そういうのを踏まえると、自分が焼津のこの事前合宿のことを触れなきゃいけないかなということもあるものですから、最後にちょっと聞かせてもらいたいと思います。
今後に、いろいろ結びつけていくという話がさっきからあるじゃないですか。それだけでは終わらせない、大事だと思うんですよ。焼津も過去にレスリングで活躍、オリンピックで活躍した選手がいて、子どもたちも一生懸命やってるものですから、レスリング、事前誘致できて、モンゴル強いというお話なものですから、やっぱり一流の選手を身近なところで見てもらえるというのは、すごいありがたいことだなというふうに思うし、今後もできるなら、事前合宿1回来たのでそれっきりで終わっちゃったじゃなくて、何らかの交流で一流選手が頻繁に焼津のほうに来てもらって、子どもたちに見てもらえれば、このタイミングで、レスリング習ってる子だけじゃなくて、将来またレスリングやってくれる子たちにも、常に焼津でレスリング頑張ってれば、そういう一流選手と触れ合う機会があるんだと、継続してつなげていきたいなという気持ちがあるんです。そういう努力をするのは、地元の焼津市のほうでもやるべきところがたくさんあるんだけれども、今回は地元で焼津が誘致するので焼津だけの話だということではなくて、何らかの形で県も支援してくれるということの中で、こういう委員会設置したり、市と県の連携の中で支援策を模索しましょうという話が出てるんだと思うんです。連携とっていくとか、そういう継続して事業をやっていくという中で、いろいろな方法があるんだけれども、やっぱりお金的な面だとか、施設的な面だとかというのは重要だと思うんですね。
今、オリンピックの関係、新しい国立競技場つくるのに、無駄な部分のお金がかかるんじゃないかということで、見直すだとかという話があるんですけれども、新たにつくってお金かけ過ぎるというのはこれは無駄だと思うんですけれども、例えば焼津なんかで、今ある施設でやるのもいいんだけれども、ちょうどタイミング的にそれが老朽化してて、建てかえれば、もうちょっとそれなりの施設で、今後もその施設を使いながらレスリングの関係とかで普及ができますよとか。それはレスリングに限らず、そういうものさえつくってもらえれば、焼津の体育館の使用率って結構高いですよ。あれば、夜間、ほかのスポーツでも使えますし、日中でもいろんな人たちが使うもので、まずオリンピックの国立競技場云々みたいな、無駄がどうのこうのという話じゃなくて、無駄になることはないんですね、あれば。これを契機に施設面、ある程度建てかえようとか、何か増築しようとかというときの補助なんかは考えられるのかどうか。何か今回のメンバー構成だと、そういうところの話は出ないような感じなんだけれども、やっぱりスポーツをする上では、施設を含めた環境整備ってすごい重要になってくると思うんですね。なので、何にもないところに全くの新規でやろうということじゃなくて、たまたま今ある施設が老朽化してて、このタイミングで建てかえようかなという話に結びつけても、何か支援してくれるのかどうかというところをちょっと聞きたいんですけれども、このメンバーではちょっと無理な質問なのかもしれないんですが、御答弁いただきたいと思います。

○藤原観光交流局長
 幾つかお話の中で、まず最初に、事前合宿の目的の1つは、静岡県に来ていただいて、それをその来てくれた国に対し、その静岡県あるいは焼津なら焼津市というところをPRするというのが1つ。もう1つ、我々はトップアスリートの練習を見て、頑張ってる、僕らも一緒にその競技をやってみたいなとか、そうじゃないまでも、頑張っている姿を見て感動していただく、あるいは、そういうことでトップアスリートと交わるようなクリニック、場合によってはクリニックまでいけば一番いいんでしょうけれども、そういうことをやっていただくようなイメージを持ってやっております。そういうのを事前合宿でやって、市民とあるいは子どもと触れ合うような機会を設けていただくようなお願いをしていくのをイメージしてやっております。
 また今回、事前合宿に手を挙げた、やってみたいなというのは30市90会場ぐらい実はございまして、静岡県には非常に大会を開くにふさわしいのがいろいろ多くございます。その中で、委員御指摘の、老朽化したりとか、施設にもうちょっと加えると事前合宿がスムーズにいくかなというのはもちろんあると思いますので、きょうここでやりますともなかなか言えませんが、これから事前合宿がどんどん進んでいく中で、いろいろ検討し、特にオリンピックの場合は、特殊なメーカーのものとか、特に指定されるものが結構ございます。例えば体操だとか、トランポリンだとかいろいろありますので、そういった中で、事前合宿に選ばれるためには、来ていただくためには、その同じものが、オリンピックで使われる器具と同じものがあるというのは大きなメリットになりますので、そういうのも踏まえて少し研究をさせていただきたいと思います。

○塚本委員
 ありがとうございます。
 最後、要望です。
 今、大変前向きな御答弁いただいて、ありがとうございます。
 もし、その施設面で手を加えるのに、県のほうが若干支援をしてくれるということになった場合、でき上がった施設が後になって、事前合宿のときに県もお金くれて、市もお金出して、ここのところ建てかえたけれども、こんな無駄なのをつくっちゃったな、なんて言われることがないように、間違いなくお金を出してもらえれば、有効に焼津市のほうで活用させてもらいますので、前向きに検討していただくことをお願いして、終わらせていただきます。

○中沢(公)委員長
 ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時15分。

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