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委員会会議録

質問文書

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令和3年11月25日脱炭素社会推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:11/25/2021
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 御前崎港のバイオマスエナジーさんに聞きたいんですけれども、私、以前、神奈川県の川崎市にある川崎バイオマス発電所に2回ほど見学に行ったことがあります。多分10年以上ぐらいたっているんですけれども、できたときは当初、国内でナンバーワンの発電所だったんですが、2回目に行ったときはもう2位か3位に落ちていました。今日バイオマスエナジーさんのお話を聞くと、そこよりも出力とかCO2の年間吸収量が非常に優れているんですけれども、バイオマス発電所としてこの御社は大体どのくらいの位置づけになりますか。

○藤平慶太氏
 大体プラントのスペックというか機種が決まっているんです。この規模になると大体50、75、112メガワットみたいな感じで、まだできてないですけれども300メガワットのも計画されているところがあります。大体その75メガワットが最近は経済性と燃料の調達を考えると適正ラインになってきます。75メガワットはこの計画が出た当初は国内最大級でした。ただその後、我々のレノバでも同じような75メガワットをほかのところでも計画を立てて建設しており、大体大型バイオマスという意味では標準的な水準になっています。

○牧野委員
 お話を聞いて太陽光よりも利便性などに優れているとのことで、こういったバイオマス発電がもっと増えればいいなと思うんですけれども、川崎バイオマスさんも東京湾、運河に接続したところに立地していて、御社もまさに海のところにあります。実際に川崎バイオマスを見ても非常に広大な敷地に立地してまして、なかなかそれを国内に幾つも建設するのはいろいろ諸事情があって大変だと思うんですけれども、例えば今県でも技術研究所が試験的にやっていますが、もっと簡易的なバイオマス発電とか、もっと言うと家庭用のバイオマス発電ができる可能性と、またその実際の効果、それだけのものを設置してもあんまり発電量は取れないのか、太陽光みたいに普及していくといいのか、どうでしょうか。

○藤平慶太氏
 バイオマス発電も規模が小さくてもできるんです。一番小さいのだったら30キロワットぐらいの熱電併給もあります。木が集められさえすれば小さくても大きくてもいける。大きいほうが発電効率は高まりますけれども、地産地消という観点で考えるとどんどん地産地消じゃないところからも集めなきゃいけないので先ほどのニワトリと卵の関係になるんですけれども、小さければ本当に地域のエリアだけで集めることも可能になってきますので、位置づけを変えて併存できるかなと思ってます。
 例えば30キロワットだと家庭だとちょっと多過ぎますけれども工場の自家発電、熱電併給でやるとかそういう観点のやり方もあるかなと思いますし、今FITでは2メガワット以下だとFIT価格も優遇されますので、2メガワットで地産地消でやるとかいろんなやり方があるとは思ってます。

○三好創氏
 そのとおりですね、今先ほどおっしゃられた何をもって日本一なのかみたいな話と一緒で、75という数字が独り歩きしてますけれども、75というのは藤平が言いましたとおり今はもう業界では、大型バイオマスでは当たり前になってきているところです。
 75と比べますと、先ほど彼が言った2というかなり小さいバイオマス発電でも十分成り立つと思います。2メガワット以下のものです。さっき30キロワットと言いましたが、75からしたら0.3になりますから、その規模でも地域だけの材を集めてきて、おらがまちでやるんだということももちろんできますし、そのバイオマスは僕もありかと思います。燃料さえ集まってくれば僕は可能かと思います。

○牧野委員
 最後の質問ですが、御社の場合、木質ペレットとかパーム椰子殻に特化してますが、例えば大豆のかすとかコーヒーかすを利用したバイオマス発電所もあると思うんですけれども、そういったところを利用してやろうという考えは、計画の段階ではあったんですか。

○藤平慶太氏
 我々の計画ではなかったです。ただ、いろんな燃料を今は検討されていますので、今後もバイオマス発電のポテンシャルを高める意味でいろんな燃料があり得るのかなと思います。我々のプラントという意味では、木質ペレット、パーム椰子殻、木質チップ、この3種類に特化した設計をしているので、ほかのものを入れるとなると許認可の面もありますし、いろいろ検討しないといけないですが、これからつくられていくバイオマスではいろんなものを検討するのはいいかなと思いますし、されています。

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