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委員会会議録

質問文書

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平成25年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:07/30/2013
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 公明党静岡県議団の盛月でございます。よろしくお願いいたします。
 私は一括質問方式で、大きく6点お伺いしたいと思います。
 説明資料の7ページ、先ほど8番委員も少し触れられましたが、公立学校施設の耐震化ということで、県立学校は平成24年度で100%完了し、市町立の小中学校については平成25年度末で99.6%の見込みだということでございます。その次のページに公立小中学校の市町別の耐震化状況が一覧であるのですが、4番目の熱海市が耐震化率89.1%ということで、ちょっとほかと比べて目立って低い気がします。これはどういう状況なのか、また今年度、熱海市はどれくらいの耐震化率が見込まれるのかということをまず御説明いただきたいと思います。

 それと2点目が、資料の9ページの平成24年度体罰に係る実態把握の結果(第2次報告)についてお伺いいたします。
 調査結果と、その次のページに体罰の根絶に向けた取り組みということで、きのうも教育長のほうから御説明をいただきました。今回の調査結果で、体罰の主な原因としては、ここに書かれておりますけれども、教師が指導に熱が入り過ぎて感情的に対応してしまうこと、また生徒を部活動などで勝たせたいという気持ちが高まって指導を過剰に厳しくしてしまう、生徒の考え方や姿勢を鍛え直したいというそういう思いから体罰になってしまったということで、さまざま原因が書かれております。私は地元の小中学校へよくお邪魔するのですけれども、学校の先生方は、体当たりで児童生徒と向き合っていて、本当に奮闘されている様子を行くたびに感じています。そういう中で教師の思いを受けとめる子供の思いに差があるとこういう問題というのがあるのかなと思います。でも、やはり児童生徒の気持ちが一番大事だと思うんです。
 そうした中で、この第2次調査の結果が実態なのかなと考えているわけですけれども、この調査結果を県の教育委員会としてはどのように捉えているのか、その見解をまずお伺いしたいと思います。

 3点目は、資料からまた質問させていただきますけれども、18ページのモンゴル国ドルノゴビ県への高校生派遣ということについてお聞きしたいと思います。
 こちらには事業の概要を記載していただいてありまして、今年度は静岡県からモンゴルに高校生を派遣するということでございます。ここには目的が書かれていないものですから、推察はするのですけれども、改めてこの高校生をモンゴル国ドルノゴビ県へ派遣する事業の目的について御説明いただきたいと思います。
 あわせて、どれくらいの予算をかけてやるのかということをお聞きしたいのと、参加者の比率が男子生徒8名、女子22名、計30名ということで女子の割合が7割なんですね。最初183人から最終的に30人に絞ったということでございますが、最初の申し込みの時点での比率はどうだったのかというところに関心があるものですから、教えていただきたいと思います。

 4点目は、資料では22ページですが、静岡県富士水泳場の屋内天井材落下事故ということで、これはきのうも御説明をいただきました。私がお聞きしたいのは、これに関連するというか、同じような事故が過去にもありました静岡市葵区の西ヶ谷にある静岡県立水泳場の天井の落下事故ということで、今復旧工事を順調にしていただいているということは認識しております。営業再開の見通しは平成25年8月中旬の完成をめどにということで、屋根及び天井の張りかえ等の工事を行っていくということでございました。この復旧工事の内容と、8月といったら来月ですね、来月中旬に完成する見込みなのか、またそれを踏まえて、この水泳場の再開の時期の見込みがわかれば教えていただきたいと思います。

 それと5点目は、資料にはないのですけれども、三保松原の環境保全についてお伺いしたいと思います。
 御承知のとおり、今回三保松原が富士山の世界文化遺産の構成資産に登録されました。もう大逆転だったものですから、地元は本当に大盛り上がりです。おかげさまで観光客もすごくふえまして、渋滞の問題ですとかさまざま課題があるんですけれども、それはそれとして国が指定している名勝ということもありますし、そして何といっても松原と富士山という景観の文化的な価値が認められたということでございます。今後松原自体の松が枯れたりして今の状態を保てない、さらに悪化していくということになると、本当に大変なことになるものですから、対応すべきことがたくさんあるんです。
 その中で、三保松原にある松原には野生の植物が何種類かありまして、数がだんだん減っているという具体的なデータはないということですけれども、見るからに減ってしまっています。ハマユウ、ハマヒルガオ、ハマゴウ、ハマボウ、ナデシコといった植物があるのですけれど、今回三保松原が構成資産にということで、登録を目指した活動の中で、3,000人くらいが集まって清掃活動を静岡市が中心になってやったこともありました。その後もいろいろな団体の方が清掃活動で関心を持っていただけて、それは本当にありがたいのですけれども、自然の植物、野生の植物を守ろうという意識がないものですから、どんどん刈られてしまって、見るからにそういった植物の数が減ってきてしまっているということを地元の私たちは本当に心配しているのです。そういう環境保全という部分でどう守っていくかということが大きな課題だと思うんですけれども、県としての取り組みについて、お考えがあればお聞きしたいと思います。

 6点目は、きのうの静岡新聞の夕刊に、県の教育委員会が保育園または幼稚園にお子さんを預けている保護者の方を対象として実施した調査の結果が載っておりました。
 私は、勉強不足で申しわけないのですが、県の教育委員会でこうしたアンケート調査をしたことをこの新聞記事を見て初めて知った次第でして、いつ実施されたのかなということが教えていただきたいのと、県の教育委員会として、こういった保護者を対象にアンケート調査をした背景、目的といったところについてお伺いしたいと思います。まずは以上です。お願いします。

○河野財務課長
 小中学校の耐震化率の中で熱海市が89.1%と低いのではないかということでございます。まだ耐震化率が100%になってないところにつきましてはいろいろな事情がございますけれども、一番多いのは小中学校の統廃合の関係でございます。それがありますものですから、無駄とは言いませんけれども、工事のお金をかけられないということがございます。熱海市につきましては、本年度に補強工事等を行いまして、平成25年度末には100%になる予定でございます。
 委員から御質問はございませんでしたが、今、県全体で市町立の小中学校の耐震化率は99.2%でございます。これにつきましては、平成27年度末をもって100%になるという計画を市町のほうからいただいております。以上でございます。

○鈴木事務局参事兼学校人事課長
 平成24年度の体罰に係る実態把握調査のことについてお答えします。
 教育委員会としましては、体罰というものは、やはり決して許されるものではないと。今後も教育委員会として教職員の資質の向上と指導力の強化の中で、根絶に向けて一つ一つ手を打っていきたいと考えています。
 説明資料の10ページにありますように、昨年度来、通知文を何回か配布して意識喚起、高揚に努めておりますし、教育委員、教育長等による学校訪問で実態把握すること、それから教育長から昨日説明がありましたけれども、冊子等の活用や研修会の利用等ですね。これらを一歩一歩といいますか、着実に実施しながら手を打っていきたいと考えています。
 また、調査結果につきましては、146件という多くの結果が来たわけですけれども、これもある意味では学校が体罰というものに関する見方について、隠すのではなくてきちんと上げて対処すべきものだというように意識を変えてきたのではないかと思える部分もあります。そういったことを大切にして、きちんと上げてきたものを適切に対処するという形の中で、先ほどのいろいろな対策に合わせて対応していきたいと考えております。以上です。

○岩城高校教育室長
 ドルノゴビ県との高校生の交流についてお答えをいたします。
 御承知のとおり、この交流につきましては、静岡県知事とドルノゴビ県の知事との友好協定をベースにして始まっているわけです。至るところでグローバル人材の育成ということが叫ばれている中で、日本とは全く違う環境のもとで高校生同士が交流を持つということに非常に意義があると同時に、日本の文化を再発見するという点でも意義のある交流であると考えております。何分高校生を30人派遣するのは初めてのケースですので、またその成果を期待したいと思っております。
 それから予算につきましては、ドルノゴビ県での費用につきましては向こうの県が負担するというふうにはなっておりますけれども、本県としては675万円の予算を充てております。
 それから男女比につきましては、応募の段階で男子が50人、女子が133人ということで、応募の段階から、どちらかというと女子のパワーが非常に目立つと。男子にもうちょっと頑張ってほしいと思っているところでございます。以上でございます。

○松田スポーツ振興課長
 まずもって、富士水泳場の今回の事故につきましては、御利用いただいておりますたくさんの皆様に御迷惑、御心配をかけましたことにつきまして、おわびを申し上げたいと思います。
 委員の御質問は、静岡市にあります西ケ谷の県立水泳場の件だと思いますが、まずおととしになりますけれども、平成23年の9月の台風15号によりまして屋根の南側が破損いたしました。その災害復旧工事を続けております。工事は順調に進んでおりまして、8月13日に全部完成の予定でございます。屋根の復旧はもちろんですけれども、その下にあります天井につきましても、西ケ谷水泳場におきましては全面的に張りかえを行いました。材料につきましても非常に軽いもの、あわせてその下に防護ネットを張るというようなことで、全面的に張りかえを行いました。
 それから、いつ再開できるのかということでございますが、富士水泳場で実は8月21日から全国中学校体育大会を計画しておりました。それができなくなりました関係で、中学校の全国大会、飛び込み、競泳あわせまして西ケ谷のほうで8月21日から開催の予定でございます。以上です。

○土井文化財保護課長
 三保松原の海浜に生育している希少植物の保護についてお答えします。
 三保松原の海浜に生育していますハマユウ、ハマヒルガオ、ハマゴウにつきましては、名勝の保存管理計画において保護、生育を図る植物とされています。今後管理団体である静岡市が、三保松原の整備計画を策定していく予定ですけれども、本課としましても、県教育委員会の立場で静岡市、そして文化庁との調整を図りまして、歩経路の整備対策等で松の幼木の保護とともに立ち入りの制限を含めて対策をとっていく予定でおります。近いうちに関係機関が集まる機会がありますので、その場で保護していく植物について情報の共有化を図りまして連携して対応していきたいと考えております。以上です。

○山田社会教育課長
 ただいま御質問のございました昨日の静岡新聞夕刊にあった県教育委員会の幼児期における家庭教育実態調査に関してでございます。本調査は、平成25年2月4日から平成25年2月15日までを調査時期として、幼稚園、保育所に通う4歳児の保護者2,624人を調査対象としたものでございます。
 調査の背景でございますけれども、現在保護者が家庭で子供の教育について大変悩んでいるということをいろいろなところで伺いまして、家庭教育支援の効果的な施策について検討を進める上での参考とするために、現在の幼稚園、保育所に通う4歳児の子供を持つ親を対象に、家庭における教育の実態、親の意識やニーズを調査したものでございます。
 もう少しつけ加えますと、その前に小学校3年生の保護者を対象として平成23年度に調査をしております。その次に中学校2年生の保護者を対象として平成24年度に調査をしております。そこでもやはり悩みを抱えているという保護者が大変多いので、さらに幼児教育についても行ったということでございます。以上でございます。

○盛月委員
 御答弁ありがとうございました。何点か再質問をさせていただきますが、一問一答方式でやらせていただきます。お願いします。
 公立学校の施設の耐震化については、ありがとうございました。平成27年度末で100%ということで、計画どおり進むようによろしくお願いしたいと思います。
 あわせてですが、学校と体育館などの耐震とあわせて、学校施設の防災機能強化のためのマンホールトイレの整備が県立の学校については大分進んでおりまして、今年度終了するという予定で聞いています。市町の公立の小中学校についてはまだまだ進んでいない状況ということで認識しております。吉田町ですとか御前崎市、三島市は導入を進めているということですけれども、東日本大震災のときの仮設トイレの衛生問題ですとか、そもそもお手洗いが足りなかったという問題がすごく深刻化したということを受けて、県内ではこのマンホールトイレの整備が進んでいるわけです。小中学校のマンホールトイレ整備は各市町で実施するものだと思いますが、県全体で広がって整備が進んでいくように県としても市町に対して啓発していくべきだと思います。その点についてお尋ねしたいと思います。

○河野財務課長
 避難所指定されております県立高校で、なおかつ公共下水道に接続している学校が50校ございます。これにつきましては、平成24年度予算で計上しましてマンホールトイレを全て設置するということで、今24校完成しておりまして、残り26校は今年度中の完成を目指して今やっているところでございます。
 委員のおっしゃられましたように市町への設置でございますけれども、これは位置づけとしては避難所への設置ということになります。そうしますと、基本的には市町の判断ということになるわけでございますけれども、マンホールトイレを設置する場合につきましては国の補助金等もございますので、要望があれば円滑に交付手続ができるように支援をしてまいりたいと思います。以上でございます。

○盛月委員
 ありがとうございます。よろしくお願いします。
 2点目の体罰の根絶への取り組みということで先ほど御答弁ありがとうございました。私もことしの2月の本会議の一般質問で、教職員の学校における人権意識の向上ということで、子供に深くかかわる教職員の人権意識を高めていくための取り組みが必要だということで質問させていただきました。そのとき教育長から教職員の資質の向上と指導力の強化に向けて研修内容を充実すること、また人権感覚を高めるためのリーフレットを作成して全教職員に配布し活用することを通して人権意識の向上に努めていくという御答弁をいただいたところでございます。体罰の根絶に向けた取り組みの中で人権教育啓発のためのリーフレットを作成して、それを配布して活用するということで、きのう御説明いただいたんですが、本当に内容がすばらしいですし、何といっても私は、リーフレットに書いてあるとおり、子供たちの笑顔のためにということが大事だなと思っているんです。このリーフレットを作成して教職員に配布して、もちろんそれで終わりではないわけですけれども、このリーフレットが生きるように、そして人権意識が本当に高まっていくように、これからどういうふうにこのリーフレットを活用して人権教育を進めていくのかお聞きしたいと思います。

○櫻井人権教育推進室長
 人権教育のリーフレットの活用についてお答えさせていただきます。
 いじめやセクハラ、それから体罰などは重大な人権侵害であり、その問題の根底は、一人一人はかけがえのない人格を持った存在であるという人権に対する理解が十分でなかったり、人権感覚の欠如に起因しているというものだと考えております。
 今年度発行した「静岡県人権教育の手引き」は先ほど委員からもお話がありましたように、子供たちの笑顔のためにということで、静岡県の目指す人権教育の基本的な考え方や方向を示すとともに、教職員の日常の教育活動を肯定的に価値づけて、それが自分自身を見直すきっかけとなって人権感覚を高めるということの校内研修で活用できるような形で作成させていただきました。今回4万7000部ということで、かなりたくさんの数を作成させていただいたんですが、私立を含めた県内の幼小中高等学校、特別支援学校の全ての教職員に1枚ずつ渡るようにさせていただきました。さらに、私立を含める保育所、それから政令市を初めとして市町教育委員会や各教育機関、人権団体にも配布する予定でございます。
 実際にこの内容について教育長や次長からもアイデアをいただいたんですが、教員を人権先生と名づけて人権先生の1日を振り返るとともに、今後の自分自身の指導方針を人権先生宣言という形で記入して教職員の主体的な取り組みを促す形とさせていただいております。
 具体的にどのように活用するかといいますと、1つ目に、人権教育に関する研修会でこれを活用してまいります。さらに、その研修で培った内容を打ち合わせや職員会議、校内研修、保護者懇談会等で積極的に活用していただきたいと考えております。
 それから2つ目に、本手引の内容とその活用方法について、教育委員会が作成しております広報紙Eジャーナルやホームページに掲載することによって、さらに広報をしていきたいと考えております。
 それから3つ目に、学校訪問ですね。指導主事が訪問させていただいているわけですけれども、そこでこの手引を積極的に活用して、手引の内容と活用を広報していくことを考えております。以上でございます。

○盛月委員
 ありがとうございました。
 体罰は根絶させるという意気込みといいますか、そういう思いが本当に伝わってまいります。このリーフレットをどういうふうに活用していくかということについて御説明いただいたのですけれど、これはやはり教職員の手元にだけ置くお考えですか。保護者の方には、これは余り見せられないのですか。このように学校現場では取り組んでいるということが、もちろんホームページですとかそういった情報提供はしていただけるとは思うのですけれど、保護者の方にもよくわかっていただけるようにしていくことをお考えいただいたらどうかなと思います。いかがでしょうか。

○櫻井人権教育推進室長
 今回は私立も含めた全ての教職員に配布するということで、部数については制限がございますので、そのような形にさせていただきました。実際に教職員がこれを読んで学んで、これをもとにして保護者や地域の方々に伝えていくということがまずは大切かなということで作成させていただきました。委員の御意見は大変ありがたいと思います。また検討していきたいと思います。

○盛月委員
 ありがとうございました。
 続きまして、モンゴル国ドルノゴビ県への高校生派遣の御答弁ありがとうございました。応募のときから女子生徒が多かったということで、大変うれしいことだなと思っています。今回高校生を派遣することは初めてということでございまして、その中で女子生徒が多いということで、恐らくお気遣いいただくこともたくさんあるかなと思いますが、どうか有意義な実のある派遣にしていただきたいなと思います。
 派遣される生徒さんは、人生の中で大事な経験をされると思いますが、帰ってきたら今度は派遣でつかんだものを自分の仲間とか学校の中で自分の身の回りの人に広がっていくようにすることが必要かなと思うものですから、将来モンゴルと日本のかけ橋になるような人材に育つようにということも祈りながら、大成功を祈っていきたいと思います。よろしくお願いします。これは意見でした。

 県立水泳場の復旧工事についても御説明ありがとうございました。工事内容としては、天井は張りかえて軽いものにして、そしてネットを張ったということですが、私も専門家じゃないのでよくわからないのですけど、今まであった落ちた天井というものは全部取って張りかえて、さらにネットということでよろしいんでしょうか。

○松田スポーツ振興課長
 今まであった天井材を全て取りまして、新しいものに張りかえました。

○盛月委員
 ありがとうございました。
 続いて、三保松原の植物の保護についてですが、これから静岡市また文化庁とも連携して保護していくということで先ほどお話がありました。静岡市が三保松原保全計画策定委員会というのを立ち上げるということが報道されておりまして、この中でも検討していくと思いますが、植物の保護ということも入ってくると思うものですから、ぜひ静岡市ともよく連携をとっていただいて、またできれば地元市民の皆様の御意見もよく吸い上げていただくような取り組みでお願いをしたいと思います。これまで三保松原は多くの方に守られてきました。特に地元の方が本当に必死になって一生懸命保全活動をやってきたので、そういった方たちを置き去りにしての策定委員会にならないようにしてもらいたいのですが、その点は要望しておきたいと思います。お願いします。

 最後に、アンケート調査の結果についてありがとうございました。今後調査結果を分析して、保護者の仲間づくりを支援する施策に生かしていくということでございますが、当面検討している具体的な取り組みで決まっているものがあるのかどうか、お聞きしたいと思います。

○山田社会教育課長
 これからの具体的な支援施策でございますけれども、調査の結果、小学校、中学校、幼児期等保護者の家庭教育に関する実態がほぼ同じであることがわかりました。小中学校の保護者と同様に、多くの親御さんが子供の教育について悩みを抱えており、小さな悩み、不安の深刻化を防ぐためには、地域の中の身近な人による親に寄り添う支援が必要だという分析結果が出ております。
 そこで県教育委員会としましては、具体的に親が集い、つながり学ぶ場をPTA活動等に取り入れまして横のつながりを広めることを働きかけていきたいと考えております。また、そういった活動が深まり充実するために、幼児期あるいは小学校、中学校の各発達段階に応じたテーマを設定したワークシートを使って、そういったつながりを深めてまいりたいと思いまして、現在ワークシートを作成中でございます。以上でございます。

○阿部委員長
 それでは質疑の途中でありますが、ここでしばらく休憩をいたします。
 再開は13時15分でお願いします。

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