• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年6月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:06/10/2010
会派名:自由民主党県議団


○多家委員
 韓国のインセンティブトラベルというのかな、
「研修旅行や出張で1日観光をしなさいよ」と。そういうシステムになっていると。非常にうらやましいというか、すごいシステムだなと思うんですが、これはかなり前からやっているんですか。時期的にいつごろからやっているのか。観光というのは何を選んでもいいようなお話だったですね。ゴルフ行こうが、サイトシーイングだろうが何でもいいのか。それから、そのプラス・ワンデイにかかるお金は、出張旅費とはどういう関係になっているのかを教えていただけますか。

○藤本和彦氏
 文化ですので、いつからというふうには申し上げられないんですが、ただ、私が聞いている限り韓国は、1988年のオリンピックまでは出国制限されていましたので、本当の一部の富裕層しか出国できなかったそうなんです。89年から徐々に解禁されてきて出国ができるようになりました。そのこともあって、「出国するのであれば優遇しましょうね」という文化が根づいて、いつの間にかそれが企業文化になり、出張するならということだと思うので、私は多分89年ぐらい、90年ぐらいからそういうふうになっていると思います。
 それから、じゃあ、どういうところに行っているかというと、ビジネスマンの方なので、よく新聞で言われるのは、ゴルフが韓国の方は多いと言われていますが、一方、買い物もあると思います。
 ゴルフはなぜかというと、私も2年前に韓国から戻ってきたんですけど、韓国は、ゴルフコースがその当時で200カ所ぐらいしかなかったんですね。1回コースに出るのが3万円ぐらいかかるので、とてもじゃないですけど普通のサラリーマンは行けませんと。ところが日本に来ると1万円以下ぐらいで――ちょっと私はゴルフを余り知らないんですけど――安くできるので、「出張旅費の範囲以内でちょっとやりましょう」と。あと「温泉も入りましょう」というようなことができますと。
 そこで出張先として、もちろん東京とかも多いんですが、私がちょっと聞かせていただいたのは、例えばサムソンの役員の方は、九州に来ますと山口のほうまで行って、山口には在日の方が結構多いので、その方が全部手配をして、有名なゴルフカントリーでやっていただいて、それから夜も派手にやって帰っていただくというようなツアーができてきたり。宮崎県の場合は、そういうツアーはなかったので、シーガイアのあたりにゴルフ場もあって、それとパッケージで宮崎に来られると一緒にできますよということをされていましたので、ビジネスマンの方は非常に便利になっていたと。
 ところが、そのゴルフ場が韓国の方が非常に多くなってしまって、シーガイアが購入していたゴルフ場がちょっと赤字になってしまって、これをどうも韓国側の企業が買収をして、今は近辺のゴルフ場は韓国の会社が投資しているということで、外資企業のゴルフ場になっているというような事例もあります。
 それで今ゴルフと買い物ということですが、買い物は、やはり今は資生堂さん。余り言っていいのかわかりませんけど、やはり日本の資生堂さんというのはすごくブランドの価値が高いので、日本に行ったら韓国で売られている資生堂ではなくて、日本の資生堂を買いたいのでショッピングに連れていってほしいという方が多いです。ですので、この間もお客様が来られたときに、これは、アメリカの方とドイツの方なんですけれども、資生堂はどこに売っているのかと聞かれたので、駅前のデパートでどうぞというようなことをちょっとお伝えしたということがありました。
 それから、お金のことについては出張旅費の範囲以内で旅行されていますが、サムソンさんなどは、役員の平均年収が8億円なんですね。これはちょっと裏がありまして、そういう出張へ行ったときにどんどん使いなさいよということなんですね。インセンティブをゴルフ場という名目で会議費で払っちゃったり、いろいろな交際費で出すと会計的に見つかってしまうので――ちょっとオフレコなんですけれども――よって、給与として渡してしまえば何をやってもいいので、役員の方にはどんと出して、そのかわり全部自分でやれよという、そういうようなお金の出し方をされています。ただ、それは富裕層ですから。

○多家委員
 このすごい韓国文化で、日本も、我々県議会も勉強しなきゃいけないような話だと思うんだけど、ジェトロさんは国内の企業に、韓国はこういう出張文化がありますよというようなことを宣伝していますか。

○藤本和彦氏
 実は、着任しましてごあいさつするときに、「私は韓国に駐在していました」と言っても、「ああ、そう」という反応なんです。企業の方が「もう嫌です」というのが、私も感覚でわかりますので、もうすぐに話題に出すのはやめておこうという感じだったんですね。「中国」と言うと、いや、「中国はやっぱり聞きたいよね」ということになりまして、私そのときから韓国の話は一切してこなかったんです。
 ところが、こういう機会の中でお話をさせていただいて、日系の方々が韓国のいいところというので、もうそろそろお伝えしてもいいのかなと思いまして、このようなことをさせていただいておりますが、各商工会議所とかの講演会では韓国の話はさせていただいているんですが、主にそれは仕事なので、ビジネスでどういうマッチングできるかということなので、ここの裏の話というのは余りする機会はありませんでした。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp