• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年11月富士山静岡空港活性化特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:11/25/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○林委員
 いろいろと御説明ありがとうございました。今静岡経済同友会からも話がございましたけれども、私、清水が地元なんですけど、空港と港湾という裏腹あるんですけども、港湾でさえも県内の荷物が3割以上がよその港湾を利用しているという現実的な問題がありまして、これはいろいろ理由はそれぞれ荷主さんにとってみると、航路の問題とかいろいろあるわけですけども、空港も同じような状況も、多分よその空港を使って、静岡空港は便数の問題もありますし、とりあえずアシアナしかないもんですからそれもあるんですけども、同友会のメンバーの中で、例えば物流の関係の会社の方とか、そういう方がもし同友会の中に入ってこの問題について議論された部分というのはあるのかないのかわかりませんけども、もしあるとすると、物流会社としてもできるだけ静岡空港から早い便で行きたいけども、便数の問題もあるということで利用したくても利用できないというのは実態なのかどうか。この辺の議論というのはありましたでしょうかね。

○西雅寛氏
 静岡経済同友会の中には、もうフォワーダーの存在というのは、産業集積としてありますから、今回の資料を作成したり、あるいは論議をする中で、当然彼らとはディスカッションをしております。彼らは逆にそれぞれの――余り生々しいビジネスですからちょっと言いにくいところもあるようなんですけど――端的に言いますと今の物流の流れをある部分変えようという話ですから、変えようとするとこに必ずコストが発生するわけですね。上屋をつくる、あるいはある程度最初のうちは採算ぎりぎりだったんで、採算点を割り込むようなこともあるかもしれないけども、それをあえてやろうということですから。そうするとそこのところのコストを一体だれが負担するのかと。みんなフォワーダーに押しつけられるんじゃないかという懸念があるようですね。ですから、静岡空港を使えばそれなりのメリットもある、もちろんリスクもある。だけどそれを使っていこうという声をなかなか最初に上げにくいというのがあるようですね。ただやはりこういう話をしていく中で、先ほどベトナムから衣料品を日本に輸入しようと。そのアシアナの、今飛んでいる飛行機のULDを使っていこうなんていうのは、やはりそういう話の中で、とりあえずできることから始めていこうかという流れなんで、決してネガティブではないと思うんです。ただやはりそこは行政がその触媒みたいになって、音頭をとって静岡空港をともかくこれ高度利用にせざるを得ないと。利用しなきゃしょうがないわけですから。その方法として今のULDをともかくいっぱいにして、そしてまたそれと並行して何らかの仁川と静岡空港を結ぶ荷物の流れをつくればいいなと。それを言えば地元のフォワーダーにとっては非常にメリットが大きい話ですし、動きが出てくると思うんですね。ただ一番最初に手を挙げるというのはだれでも勇気要りますから。やっぱりそれは荷主から声をかけさせたらいいと思うんです。荷主のほうは、実はどこの空港を使おうかなんて余り関心がないんですよ。そんなこと考えてないですから。私も中小の荷主の一人なんですけどね。どこの空港から出しているかなんてのは余り……。輸送費を削減しろとは言います。だけどどこの空港を使えというのは、なかなかそこまでは言わないですね。そこに言わせることなんですね。荷主が言えばフォワーダーは動きますよ。必ず動きます。それでしかも横持ちの費用が安くなるわけですから、幾らかでも安くなれば静岡空港どうなんだと、使ってみようという話が県からも出ているから検討してみてくれぐらいの話は出てくるんですね。そうすると1つの流れやうねりができて、静岡空港の中でその物流を使おうという話もできてくると思うんですね。

○林委員
 そうしますと、これも港の利用度も関係するかもしれませんけども、要は荷主さんにいかに利用してもらうかということで、荷主の理解度というか、今その港のほうは荷主さんに対してポートセールを県と業界と港湾関係者と、浜松、山梨でも東京の都心でもやったし、荷主さんを集めてできるだけ利用してほしいと。こういうことでかなりポートセールスを積極的にやっているんですが、そうしますと、空港のほうも荷主さんにアプローチが足らないと言えばそれまでかもしれませんけども、この辺は荷主さんにいかにメリット含めて――もちろんコストの分をどうしようかということも別の問題があるにしても――そうしたアプローチというか、利用してもらうだけのあれが足らないのかどうか。この辺は私も一人一人の荷主さん知っているんですけども、なかなかはっきり言ってくれないんですけども――正直言って先ほど今おっしゃった利用の空港はどこでもいいというような話もちらっと聞いているんですけども――この辺は荷主さんに対しての部分は働きかけが弱いかというのか、ある程度それが実態なのか。その辺は実態なんですか、どうなんですか。

○西雅寛氏
 船ですと、一応ハブ空港はありますけども、やっぱり何日と時間がかかるんで、なかなか路線を清水まで寄せようというのは相当抵抗があると思うんですね。飛行機ですとある部分、もうちょっとコスト早いし、数時間で相手のとこまで着いちゃいますから。それからまたハブ空港まで持っていければ後はどうにでもなるわけで、そのハブ空港まで今つながっていないのが問題なんですね。ともかく細い糸でも、糸を静岡とハブ空港の間につなげば、後はそれが静岡県経済の実力と、今御案内のように海外生産に地元の企業物すごい勢いでシフトしているわけですね。そうすると、海外の工場に生産を移管しても、そこで必ず全部そこからエンドユーザーのところに出す企業ばっかりじゃなくて、ほとんどはやはりまた日本に持ってきて最終チェックをするとか、日本のほうで何か加工するというのがほとんどですから。だんだんそういう意味では海外、特に東南アジア、中国との荷物の動きが今後ますますふえていくわけですね。それを早く静岡空港が手を挙げて、さっきの小松空港みたいなもんですよ。小松空港が何であんな――ちょっと語弊がありますけど――ああいう不便なところであんなに隆盛を極めているかというと、早いタイミングで手挙げたからですね。静岡空港は、やはり今のこのものづくり県。日本で2番目のものづくり県ですから、やはりそういう部分では海外生産移管をする。そのための人や物の動きというのは、これからますます加速されてふえてくるわけですね。だからそれを早く手を挙げてこっち側で押さえちゃうということは大事なんじゃないかなと思うんですね。それから船と飛行機の根本的な違いというのは、ともかく路線を持ってくるコストが、やっぱり船は大変ですよね。時間もかかるし。ですからポートセールスなさっている方々非常に御苦労されていると思うんですが、飛行機便は、就航させるのは簡単とは言いませんけど、ある程度できますけども、引き上げるのは早いわけですね。ですから、そこら辺の特性の違いがおっしゃるようにあると思うんです。

○林委員
 ありがとうございました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp