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委員会会議録

委員会補足文書

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平成30年6月観光地域づくり特別委員会
協議の開始、調査の方向性の協議、開催日程及び内容の協議、県外視察の協議、協議の終了 【 協議 】 発言日: 06/18/2018 会派名:


○多家委員長
 それでは、これより、協議に入ります。
 本日は前回の委員会でお伝えしましたとおり、当特別委員会の調査の方向性、ポイントなどについて、委員の皆様の御意見をいただき、集約していきたいと考えております。
 お手元に第1回委員会でもお配りいたしました資料1の観光地域づくり特別委員会の運営についてを配付しておりますので、ごらんください。
 当委員会に付託された調査事項は、魅力ある観光地域づくりに関する事項であります。
 具体的には、3の(2)の調査の観点にあるように、東京2020オリンピック・パラリンピック等を契機とした外国人観光客のハード・ソフト等受け入れ環境や観光資源の整備と、それを持続的な観光誘客につなげる方策、県内の道路、港湾、空港等の交通ネットワークの活用による観光誘客促進、地域の魅力を高める海岸線等の美しい自然景観の保全と形成、本県の農林水産業等の魅力を活用した観光交流などの調査と考えております。
 原則として、来年の2月定例会までに委員会としての提言を盛り込んだ報告書を作成することとなっておりますので、本日、皆様の御意見を伺いながら、先ほど申し上げた調査の観点を前提に、具体的な調査の進め方を決めていきたいと考えております。
 また、調査方法ですが、4の調査スケジュールにありますとおり、第3回では、執行部への説明を求めます。9月の県外視察を挟みまして、第4回及び第5回では、有識者などの意見を伺うことと考えております。
 それでは、調査のポイントや調査範囲、また、調査方法など、委員の皆様から御意見を伺いたいと思います。
 いかがですか。何かございますか。

○諸田委員
 この調査の観点の中に、県内の道路、港湾、空港等の交通ネットワークの活用による観光誘客促進について調査検討すると書いてあります。その中で1つ、私のほうで御提案ができたらいいなと思っていることがございます。
 それは何かといいますと、海外視察に行かれて、その発表で、アメリカへ行ってきて、ウーバーテクノロジーを体験してきたというものです。タクシーの予約等をアプリでやるものなんですけれども、それの可能性を一言、最後につけ加えられていました。私もウーバーのことを建設委員会でお話をして、今、調べてもらっているところです。
 現状はどこまで進んでいるかといいますと、ウーバーテクノロジーは、ものすごく画期的で、広がりがあるものなんですけれども、ただ、そのまま日本にもってくると白タクに当たってしまう関係で、やっぱりタクシー業界が反対しているということがあります。今、東京と横浜と九州のほうでは、ウーバーとタクシーの会社が一緒にソフトを開発しているところもあります。
 また、それに自治体が絡んで研究を始めたのが淡路島で、第1号が始まりました。そういうところで、今、県に情報を収集してほしいと依頼していて、どんな問題点があるかとか、タクシー業界とどんなやりとりをしながらやっているかとか、いろいろ調べてもらっている最中ですけれども、もし、この特別委員会で取り上げられるようでしたら、それも中の1つに入れてもらえたらなと思います。
 なぜかといいますと、海外には75カ国くらいウーバーは広まっていると言われていますので、今度、ラグビーワールドカップでたくさんの富裕層の方々が県内に来てくださるときに、やはりウーバーのアプリでそのまま乗りたい方々が非常にたくさんいると思います。
 そして、もしそれまでに、それが県内のタクシー業界と一緒になって、できるようになっていれば、富裕層の方々が来てくれますので、タクシーで、いろんなところへ移動してくれる可能性が非常にあります。
 また、その先を考えたときに、静岡空港からたくさんのインバウンドの方々がやってきたときに、その方々がウーバーを利用してタクシーを呼んでくださり、そして、地域にどんどん来てくれる可能性が非常に高まりますので、その先を考えたときに、ウーバーとタクシー、これを結びつけた技術を県下で普及させるというのは、非常に観光に役立ちますので、それも1つの勉強というのか、ここで一歩踏み出してみるのは、今の時代のことを考えると有意義という観点から、もし、よろしかったらということで御提案させていただきます。
 以上です。

○多家委員長
 わかりました。
 それは、交通基盤部に対し、何か御意見として発してありますか。

○諸田委員
 あります。委員会で。

○多家委員長
 では、そのことも含めて、少し時間をください。調べてみます。
 ほかに何かございますか。

○櫻町委員
 観光地域づくりという名前がついております特別委員会ですので、地域づくりという観点からすれば、やはり県内の各市町、それから、各市町が持っている観光の団体等との連携は不可欠だと思います。
 調査の観点の中に包含されているかとは思うんですけれども、やはり、この4つの調査の観点の中には、地域づくりなので、きちんと該当市町との連携をもってやるような視点が必要じゃないかなと思います。
 読み解く限りでは、県が何をするかということだけが、受けとめられる感じもいたしますので、市町と連携するとか、市に対してどうかという観点も、調査の観点として追加したらよろしいんじゃないかと、御提案でございます。

○多家委員長
 わかりました。
 有識者等、意見を聞く機会がありますので、その中で対応できることについては、対応していきたいと思います。

○森委員
 この委員会の調査事項は御案内のとおり、魅力ある観光地域づくり、これはもうインバウンドの客も、あるいは、国内の客も静岡県にどんどん来てもらう。そういう観光地域をつくっていこうじゃないかと。そういう提言をしていこうじゃないかということが主たる目的の委員会であることは、確認をしておかなければいけないと思います。
 というのは、今の交通ネットワーク、これはやっぱり重要な観光地域づくりです。
 一方では、これは観光誘客だとか、いろんなそちらのほうまで広げちゃうと、この委員会の目的が散漫になっちゃう。それは、避けなければいけないと思いますので、まず、国の内外から、多くの皆さんに静岡県の観光地に来てもらう。そして、時あたかも、今、デスティネーションキャンペーンも来年の本番を目指してスタートを切ったと。東京オリンピック・パラリンピックもここにも書いてあるとおりです。国の内外からのお客さんを誘客するには、喜んでもらうにはどういう地域づくりか。こういう点に主たるところがあることは、改めて確認していかなければいけないと思います。
 観光振興というのは、非常に幅広いですから、余り、誘客宣伝だとか、そっちのほうまで広げちゃうと、収拾がつかなくなる。ですから、ネットワークづくりは、まさに大切な話です。
 もう1つは、県の観光地域振興に関する整備事業で、予算は毎年11億円です。この予算をどのように、県当局は今まで執行してきたか。市町に対する助成でありますけれども、時代がだんだん変わっていくから、この11億円の観光地域づくりに関する予算に対して、私たちも提言をすることが大事じゃないのかなと思います。

○多家委員長
 ほかにはいかがですか。

○野田委員
 今、森先生がおっしゃったとおりだと思います。幅が広い中で、どっちつかずにならないように絞っていく必要があると思っています。
 今、ニーズを含め、静岡県というのは、客観的に見ますと、やはり日本の中では観光の先進地であるがゆえ、いろいろな、特に交通網等のバリアがあると思いますので、この委員会として、バリアフリー的な交通ネットワークをもう一度構築することも1つ、方向として検討するのもよかろうと思います。
 以上です。

○多家委員長
 ありがとうございます。

○三ッ谷委員
 それぞれ委員からお話を聞いていましたけれども、せっかく、この特別委員会を立ち上げていただいたわけですから、本来の観光のあり方をしっかりと議論しなきゃいかんと思います。
 というのは、静岡県が今、森先生が言った年間の予算の御披露がありましたけれども、予算をかけてる割に余りぱっとしない。正直言って。だから、既存の観光地だけをあおっても、お客さんをリバウンドで静岡県に呼ぶっていうものにはつながっていない。
 そういう現状を踏まえると、せっかくの特別委員会ですから、もっと県にこうしよう、ああしよう、ということをしっかりと言えるような議論を、各先生方にしていただきたいし、私もしてみたいと思うんです。
 そういうことを踏まえ、何が大事かの絞り込みを、多家委員長にしてもらいたいなという気持ちでおりますので、よろしくお願いします。

○多家委員長
 ほかにはいかがでしょうか。

○森委員
 特に、文化観光委員会では、観光誘客、観光宣伝、そういう面にいろんな審議が行われてきたし、これからも行われるんじゃないかと思います。
 ですから、私たちは、観光地域づくり、そして、そのためにはネットワークづくり、そういうものを検討して提言していく。そんな役割かなと思います。
 ですから、文化観光委員会とかち合わないような方向でやっていくべきかなと、そんな思いです。

○多家委員長
 ほかにはよろしいですか。
 非常に間口の広いテーマを与えられておりまして、その中で委員間協議、それから参考人を呼ぶ、それから視察等をする。そして、当局との意見のすり合わせをすると。5回しか委員会はないわけですから、余りばらばら出てきますと、特別委員会としてまとめようがないと思いますので、さまざまな意見をいただいた中で、お示しした調査の観点に基づきまして、ピンポイントでしっかりとした方向性をつくっていきたい。そのことを正副委員長で考えまして、皆様方に次の委員会で、こんな方向で進めますというようなことを述べさせていただきたいと、そんなふうに考えておりますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。

 次に、委員会の開催日程と内容についてであります。
 次回の第3回委員会につきましては、7月13日金曜日ですが、午前10時30分から開会し、調査事項に関する関係部局からの説明と質疑応答を実施することが前回決定いたしております。
 当日の関係部局の説明者については、お手元に配付しております資料2の説明者案としたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。

 次に、県外視察についてであります。
 日程につきましては、9月3日から9月5日ということで、前回決定しております。皆様、県外視察には御出席はよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 全員出席ということで、よろしくお願いいたします。
 それでは、当委員会の調査事項を念頭におき、資料3のとおり、A案、B案、C案の方面を別添のとおり、委員長案として作成しました。調査箇所、方面等、御意見がありましたらお願いいたします。
 A案、B案、C案、それぞれ視察の視点は異なりますが、特徴的なところを探したつもりでおりますが、皆さん方から御意見等があれば、伺います。

○諸田委員
 A案の滞在型農山漁村の形成というところで、農泊と書いてあるんですけれども、これが農家民宿なのかどうなのか。農家民宿ですと、私、非常に興味があって、今、県下でも農家民宿が、旅館がない地域で、観光資源があるような地域でふえてきているんですけれども、そういうところを見てみたいなという思いがあったんですが、これが農家民宿なのかどうなのか、教えていただきたいなと思いました。
 農家民宿の規制を使ってやってるのか、今までの民宿という枠組みの中で許可をとってやってるのか、というところだと思います。

○多家委員長
 まだ、視察先の絞り込みが終わってませんので、各論に入りますと、事務局のほうも早々返事ができないと思いますので、8番委員から言われたことについても、どんな方向におさまるか、また、聞きたいと思いますが、そうこう言ってるうちに、次の委員会で、視察先をお示ししなきゃなりませんので、言いたいことがあったらどんどん言ってください。

○三ッ谷委員
 静岡県は民泊の届け出があまり出ていません。とりあえず。これから出てくるのかもしれませんが。
 そうすると、今おっしゃったような意見を議員側が一生懸命やってやれと思っても、民意の中に余り隣家からうるさいと言われちゃいかんとか、あるいは、いろんな理由で届け出を出さなかった人がたくさんいるという話はテレビでもやってましたけれどもね。そういうことも考えながらいかないとあかんなということを、今聞いていて思ったものですから。

○諸田委員
 民泊と農家民宿は規制が全く違うものなんですね。民泊のほうは、やっぱりいろんな問題点もありますから、これからいろいろと規制をかけなきゃいけない部分もあると思います。
 農家民宿のほうは、そもそも旅館業法とか、建築基準法とか、消防法とかを大分緩和していて、期待されている部分です。志太榛原地区でも6件くらい、昨年できているぐらい、結構、県も力を入れてやってくださってる内容なんですね。
 ですから、ちょっと民泊との位置づけが違っているのかなという感じがします。

○多家委員長
 わかりました。
 いずれにしても、A案の京都方面の案の中にそれが含まれてるということですので、頭に入れておきます。
 ほかに御意見はありますか。
 B案ですと、台湾とのかなり密接な関係も、しまなみ街道はあります。A案について言いますと、京都、奈良、滋賀、これらについても特徴的なことをし始めていると。そんな感じがします。
 それから、C案の東京、埼玉、これは余りにも大き過ぎる視点がありまして、いろいろ考えておるところですが。

○三ッ谷委員
 黙っていても、一番の人気の観光地は京都なんですよ。それから、雪の北海道というのもありますけれども。静岡県に来てもらうためには、先進地の中で、静岡県がやろうとしていることに対して、条件的にも、ある程度似ていて、今、台湾の話がちょっと出ましたけれども、そういうものも選考の過程の中で入れてほしいという思いがしますけれども。

○多家委員長
 ほかはありますか。

○森委員
 今、京都が観光公害で、中国人が来過ぎて、京都らしさを失ってきてるという論文が中央公論の今月号に出ています。例えば、京都の町屋は、みんな、さっきの民泊だとか、安い旅館、ホテルになって、京都らしさ、京都の風情がなくなってきた。わびだとか、さびだとか、そういうものがなくなってしまうんじゃないのかというレポートが出てるけれども、そういう面では、京都は反面教師になるかも。
 そして、奈良とか、あるいは京都の伊根町、あるいは滋賀県、これはまた、ユニークなインバウンドの受け入れ体制面について、いろいろ努力をされてる。特に今、伊豆半島のほうは、これから東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技をやろうということで、自転車競技などについて観光地づくりで、非常に関心が湧いてきてる。こういうことを考えると、既に、大分取り組んできているところであれば、参考になるんじゃないのかな。そんな思いがしております。
 私は、A案、B案、C案を見ますと、そういう意味では、A案あたりが一番参考になりそうだなと。東京もいいけれども、東京の例を静岡でつくることは、ちょっとマッチしないんじゃないかなと、そんな思いがします。また、C案の東京方面の浅草などは、非常に混雑して、にぎやかで、今大変話題があり、こういうところは、見る必要はあるかもしれないけれども、静岡県の観光地づくりには、余り参考にならないんじゃないのかなと、そんな思いをしてます。私はA案がいいのかなと。

○多家委員長
 それぞれの皆さんから意見が出尽くしたと集約してよろしいですか。
 A案、B案、それぞれ御意見があるところでありますが、A案、B案、それぞれ検討をして、なるべくA案に近づくことができれば、一番よろしいと思います。
 なお、先方の都合がつかない場合もあり得ることから、最終的な視察先の決定は正副委員長に一任していただきたいと考えますが、よろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 
 次に、第4回以降の具体的な調査内容でございますが、第4回は10月5日金曜日、第5回は11月28日木曜日の午前10時30分から開催し、関係団体等の参考人からの意見聴取及び委員間協議を行いたいと考えております。参考人案など、具体的な調査内容につきましては、次回の委員会でお諮りすることといたします。
 それでは、そのようにさせていただいてよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 ありがとうございました。
 私からは以上です。

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