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委員会会議録

質問文書

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平成26年8月次世代人材育成特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田口 章 議員
質疑・質問日:08/20/2014
会派名:ふじのくに県議団


○田口委員
 ありがとうございました。
 ちょうど大学生の子供が2人いるもんですから、帰って子供に聞かせてやりたいと思っています。
 自分の子供も見てそうなんですけれども、私、実は民間企業の出身でして、大学を卒業して会社に入るときに、やっぱりコミュニケーションがとれない若い人が多いというふうに感じているんです。とりわけ自分の考えを述べるというのが下手というんでしょうかね。そういう子供が多いなというふうに思うんですけれども、先生はどういうふうに受けとめられているかということと、どういうふうに改善をしていったらいいんだろうかというのがあれば、お聞かせいただきたいと思います。

○木苗直秀氏
 今おっしゃられたように、挨拶は何とかできるんですが、やはり人との意見交換ができない。各学部にはお願いしているのは、ディベートといいまして、チームをつくって、例えば、今問題の健康長寿というものがこれからどのようにやっていったらさらに延びるか、何かいろいろやりますよね。そういう中で、いやいやそんなことをしても無理だよとかいうようなことがあるんですが、そういう場合に、チームで一応意見をまとめて、うちはこれでいこうとかというと、絶対それに対して反対するところがあるんですよね。だからそういうような意見交換するという、自分の考えを発するというのをまず1年生からやるように言ってるんですよ。それを1回だけじゃなくて、それを1つの単位とすると、15回やるのは大変ですけれども、その2単位の中のせめて5回とか7回はそういうので、必ず1つ発する、意見を言うというようなことをやることによって、自然に、真剣に考えるようになるのと、意見を言うようになりますよね。だから、僕はそういう意味では習慣づけるといいますか、挨拶もそうですよね。だからそういう意味で、できるだけそういう場を大学がつくるべきじゃないかなと。僕はだから、エレベーターに乗っても必ず声かけますのでね。きょう、今から何の講義とかって。ちょっと向こうは、うっとうしいなと思うかもしれないんですけど。でも、そういうコミュニケーションが大事だし、それからディベートっていって意見交換して、どっちがいい悪いじゃなくて、意見交換するということがいいのかなと。そういう機会をふやすということと、例えば先生のほうも、子供が来てご飯のときは何かそういう話を、大学どうなんだとかね。部活は何をやってるんですか。

○田口委員
 フットサルをやっています。

○木苗直秀氏
 今、フットサルははやってますのでね。多分フットサルをやられてるということは、学生同士で結構意見交換してると思うんですけれども、そういう場をつくる。それから意見を戦わす、勝ち負けじゃなくて、そういうのが大事じゃないかなと思います。

○田口委員
 今のディベート、議論するということの大切さなんですが、それをやるのが大学なのか、それとももう少し高校レベルでやったほうがいいとか、そこら辺はいかがでしょうか。

○木苗直秀氏
 やっぱり進学校というのはなかなか余裕がないみたいなんですね、見てても。むしろ専門高校といいますか、俗に職業高校とも言いますが、そちらのほうだといろいろ作業をする間に、やると思うんですが、なかなか普通高校ですとそういう場がないみたいで、先生方も追われてますのでね。だからそういう意味では、何か部活に入るとか何かも含めて考えていくといいのかなって、私は思いますけどね。

○田口委員
 私、高校でちょっとPTAの役員もやってたりしてたんですけれども、校長先生からは非常に示唆にとんだお話を聞いたのが、きょうも昼間、国際標準というお話があったんですけれども、ドイツの高校ではディンクと言うんですかね、考えろということが目標になっているんだと。それが今の日本の高校というのは、もしかするとみんなに覚えろということを一生懸命教育してきたのかもしれないというふうに、卒業式のときにおっしゃっていたんですけれども。それではやっぱりだめで、考えるということをさせなきゃいけないんだというふうに思っているんですけれども、高校でできるかどうかわかりませんが、そういうふうに振っていったらいいんじゃないかなと、仮説を持っているんですけど。

○木苗直秀氏
 おっしゃるように、僕は自分の講義のときもそうだけれども、質問が出ないのは、自分の講義がわかってるのかな、どうなのかなって。僕は、アメリカにいるとき、講義に出てたんですが、みんなあちらの連中は先生をいかに困らせるか頑張るんですよ。60分の授業で、45分先生が講義をやって、あと15分は質疑応答で先生をいかにしていじめるかって頑張るんですよね。そこまでいかなくてもいいんですが、何か自分の意見が言えるとかね、そういう場を持てばいいのかなと。それが今、日本の教育も余りないじゃないですか。決められた時間、先生も忙しいんで、タラッタッタッタってしゃべって、はい終わりですという。僕はそうじゃなくて、今さっき言ったように講義をやってますが、必ず質疑応答しますね。10分は残します。質問がなきゃ、僕が出てって、きょう何食べてきたんだというと、僕、食品衛生ですから全部わかるわけですね。食べてなきゃ何で食べないのというのもあるし、だからそういうコミュニケーションがとれるような状態で、先生方も努力しないといけないと思うし、その辺がどうかなと思っています。多分息子さんはすごいしっかりしてると思うんですけども。

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