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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:12/15/2011
会派名:自民改革会議


○鈴木(洋)委員
 1点だけ、はっきり言ったほうがいいなと思うことがありまして、本会議でオオカミの提案がありましたよね、それで再質問までされてますね。くらし・環境部として、そのとき部長のほうからも出てましたけども、これかなり意欲を持って質問されたんじゃないかなと思うんです。何で日本の国から今までいたオオカミがいなくなっちゃったか、それには日本民族としての努力もあっただろうし、それなりの知恵も働かせながら、いなくしたんだろうと思っているんです。それともう1点、今の日本にオオカミがいたら、じゃあ、どうするんだということなんですよね。というようなオオカミのことをくらし・環境部として、もっとはっきり言ってもらいたいなと、こんな思いがあったもんですから、あえて立たせていただきました。

 それから水道の耐震化について、最後に資料も出していただいたもんですから、その資料を見ますと、静岡県の耐震化というのは、いろんな部分で先進県というようなことで認識していたんですが、これは全くお寒い限りだねと、こんな感じがするんですよね。ですから、この文書の中にあります、計画的に更新、耐震化を推進するよう働きかけていくと、こういうようになってますけども、もちろん金との相談になると思うんですが、この目標値といいますか、どのぐらいでどうだというようなことが今時点であるのかないのか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいなと思います。

○増田くらし・環境部理事(自然共生担当)
 我が国での、あるいは我が県のオオカミについては、本会議でお答えしたように、難しい問題がいっぱいあると思います。アメリカでも、イエローストーンに導入するときには、30年間の議論をしております。それは、アメリカだと家畜、牛とかヒツジを放牧してて、それについて被害が出ることが予測されてましたから、それについての補償制度というのをちゃんと確立して導入するようになりました。
 日本のオオカミというのが明治時代までいたんですけども、今からちょうど100年ぐらい前に奈良県で捕獲されたものが最後ということで、本州にいたニホンオオカミは絶滅しております。絶滅した理由としては、ジステンパーとか、病気がはやったということもあると聞いています。それから北海道にはエゾオオカミがいて、これは大陸のオオカミと多分同じで亜種だと思うんですけども、このオオカミについては、明治時代になって北海道は畜産業が非常に盛んになって、やっぱりヒツジを食べてしまうということで駆除された。駆除されたこととあわせて、病気もやっぱりはやったというようなことを聞いています。
 実はオオカミを導入して農林業の被害がなくなるかというと、そうではないんですね。江戸時代にもイノシシやシカの被害は非常にあって、農村地域には石垣を築いていました。だから、オオカミがいれば必ず被害がなくなるということではないです。それからアメリカでもイエローストーンでは植生復元なんかの効果はあったと言われていますけれども、ミズーリ州で、よそはエルクというシカですけども、そっちはオジロジカなんですけども、そこでは数が減ってるということはないという研究例もあります。だから、オオカミ導入というのが特効薬になるわけではないというふうに考えております。以上です。

○山中水利用課長
 水道施設の耐震化について答弁させていただきます。
 確かに、本県は昨日報告したとおり、全国18位とか、11位レベルで地震対策先進県としてはいかがなものかという御意見があるかと思うんですけども、今まで各市町の水道事業者は、いわゆる石綿セメント管の改修とか、それから配水池の緊急遮断弁のほうに力を大変入れておりまして、石綿セメント管につきましては、全体で2万キロメートルある中で、もうあと残り133キロメートルまできております。それから遮断弁につきましても、7割近くはついておる状況になっております。
 そうはいっても、平成20年にまた国のほうから、東海地震等の海溝型の地震にも対応できる施設にしなさいということで施設基準が改正になりまして、それで見ると、今言ったような状態で少し十分でない状況になっております。
 目標値につきましては、実は県下で進んでいるところは、もう60%以上耐震化になっているところもあります。一方で、まだ1けた台のところもありまして、なかなかこれらを、すべて何年までにというのは難しいかと思っておりますので、強力に働きかけて早く耐震化するように進めたいと思っております。
 なお、浜松市などは、具体的に15年以内を目標に耐震化100%を掲げて推進を図っているところであります。
 さらに、ちょっと参考までで申しわけないんですけども、先ほど言いました遮断弁等をつけているということで、耐震化された配水池に遮断弁のついているものについては、多分東海地震等でも対応可能だと思っております。これについては、現在56万トン確保しておりますので、一人最低限、最初の3日は3リットル、さらに生活用水として4日間で20リットル必要だと言われておりますので、その辺を含みますと、560万人分の水はとめれるのではないかと期待しております。したがって、あとはこれをいかに災害拠点病院とか避難所のほうに的確に配布するかとか、そういったことを考えていきたいと思います。
 また一方、水道の事業体につきましては、今回の東北地方の大震災でも見たとおり、全国からの応援体制も十分できておりまして、350台の給水車が北海道から沖縄から応援に行っておりますので、それらも使いまして、本県の受援計画も立てながら対応していきたいなと思っております。以上でございます。

○鈴木(洋)委員
 よくわかりました。オオカミを提案してくれた人に、あえて言ってるわけじゃないけども、オオカミみたいなやつが、例えばうんとふえていったら、トレッキングだとかハイキングだとか山登りだとかやってるときに、ライフル持っていかなきゃいけなくなっちゃうわけね。そこまで考えなくてもいいと言われるとそうかもわからんけども、まず少なくとも一人で山歩きはしちゃいかんねと、こういうことになっちゃうもんですから、ぜひその辺のところは、はっきり言ったほうがいいと思うんですね、それをぜひお願いします。もう一度言います、日本の国にはオオカミみたいなものは要らんのだよね、その辺でやめておきます。

 それから、水道の耐震化について大変御丁寧な御答弁いただきまして、ありがとうございました。いずれにしても、おっしゃるとおりライフラインですので、できる限り整備に関しては丁寧に、早急に、やれる限りのことを対応していただきたいなと、こういう要望をさせていただきまして、質問を終わります。ありがとうございます。

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