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委員会会議録

質問文書

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平成21年10月海外就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:10/27/2009
会派名:自由民主党県議団


○杉山委員
 若干おくれてきて申しわけありませんでした。3点ちょっとお伺いしたいんですが、まず、第1点は、韓国人の旅行者の都道府県別の訪問率なんですが、確かにいろんな理由はあると思うんですけど、山梨より静岡県が低いというのは、これはどういう理由ですか。いろんな地の利を考えてもやっぱり静岡の方に入りやすいっていうような気がいたしますけども、山梨の方が静岡よりいいというのは、何かこれっていう理由があるんですか。

○波多腰実氏
 そうですね。まず、多分、受け入れの施設とかが韓国人に対して多いんだと思います。いわゆる――何と言うんですかね――「韓国人が来てもいいよ」って言っていただけている旅館とか、施設が多いのがまず1点だと思うのと、あと、かなり山梨県は積極的なんですね、いろんなプロモーションとかも独自で結構やられていまして。多分、環境としては静岡県の方が上だと思うので、プロモーションとか、そういう受け入れ態勢とかをとっていけば、必ず逆転すると思います。

○杉山委員
 空港ができるときにも、山梨県の方々が「富士山山梨空港」って呼びたいぐらいの空港だということで、例えば韓国人旅行者なんかは、また山梨に来ていただけるというような話もちらちら聞いていたんですけども。その韓国人の受け入れを、山梨がどういうことをして、静岡県はそれがやっぱり足りなかったというポイントをですね、ある程度静岡県も反省をしながら受け入れ態勢をつくらなければいけないと思うんですね。具体的に、韓国人の受け入れ態勢というのは、例えば言葉だとか、それから施設はどういう努力をしたとかっていうのがもちろんあると思うんで、またできれば、そういう資料があったらいただきたいと思います。
 それと、次に、釜山港から九州の方に来やすいということで、またゴルフ場も韓国は料金が高いということで、比較的日本にゴルフツアーで来るお客が韓国人は非常に多いと。しかし、静岡県の場合には、そのゴルフパックというものでツアーをつくっても、ゴルフ場の料金とそれから宿泊の旅館、ホテルを含めて静岡県は高いんだというようなイメージがどうもあるようですが、それについてはいかがですか。

○波多腰実氏
 そうですね、おっしゃるとおりだと思います。ただ、ちょっとゴルフに関しては、非常に今、韓国からの誘客について、しっかり攻めていいのかというのが考えどきなのかなというふうに思います。韓国の方が非常に多く来るようになった理由の1つとして、やはり安いということなんですね。韓国でプレーをするよりも日本に来た方が1ゲーム多くできて、しかも宿泊ができてということなんですね。
ただ、今、ウォン安になりまして、それが日本へ行くと高いっていう形に完全に変わってしまっているので、今、ゴルフは昨年に比較して多分7割減ぐらいですね。先ほど福島の成功例ということでゴルフ、スキーと申し上げましたけど、スキーの方をメーンにお話させていただいたんですけど、ゴルフは非常に苦戦をしています。そういったアクセス交通を整備しても、4割とか5割ぐらい落としていますし、普通の九州の方はもう7割、8割落として、ほとんど来ていないというところでございます。
 それで、実は、韓国って物すごくゴルフ場が少なくて高いんですね。その高くて取れないというようなことで、また韓国国内でも韓国国内でやれるようにということで、ゴルフ場も少しずつふやしていたりとか、あとソウル近圏に関してはゴルフのぜいたく税というのはいまだに取っているんですけども、地方はその税金を免除したりとか、そういったちょっと今我々日本のゴルフに関してマイナス要素がふえてきているというのがあります。

○杉山委員
 ウォン安ですね。

○波多腰実氏
 ええ、そうなんですね。本当、正直言って私も最初に赴任していったころは、1万円出すと7万5000ウォンぐらいしかもらえなかったのが、今行くと1万円出すと13万ウォンも来ますから、本当に倍近いお金がもらえるわけですよね。ですから、非常にいろいろ経済、経済って申し上げてますけど、やっぱり為替が一番大きいと私は認識しているんですね。それで特に、この為替に関しては、いわゆる日本に来て為替だとかそういった影響で安かったもの、安く体験ができたものというのが、一番今あおりを受けておりますので、ゴルフはその象徴なんですね。

○杉山委員
 では、九州の方もやはりゴルフパックなんかも相当苦戦をしているということですね。わかりました。ありがとうございます。
 最後に、修学旅行の交流なんですが、韓国の修学旅行で日本のどの地域に、どういう目的で一番来ているのか。それから、日本の修学旅行生が韓国へ行く場合には、どのあたりに行った方がいいのか。
それで、たしか島の問題で非常に日本に対しての反日感情が高まったような映像がテレビで流れたのが数年前にありましたけども、あのときに相当数の学校が実は韓国に対する修学旅行をやめているんですね。それで、その後の復活がどういうふうになっているのか、ちょっとわかりませんが、どの辺の地域にお互いに交流があるのかというのをちょっと教えていただきたいんですが。

○波多腰実氏
 やはり関西とか、あと九州エリアが非常に交流というか、修学旅行が多いんだと思います。

○杉山委員
 韓国から来る場合ですか。

○波多腰実氏
 そうです、はい。それはちょっと理由がありまして、やはり修学旅行とか、そういったものになりますと、価格というものが影響しますので、フェリーが就航しているところがやはり中心になってしまうんですね。やっぱり近くて安くてという、余りお金をそんなにかけずに来られるという、フェリー就航地を起点とした動きのところが多くなっています。
 日本から行く場合には、済みません、ちょっと私は勉強不足で余り知らないんですけれども、やはり韓国はだいたい4000万人ちょっとぐらいですけど、ソウル近郊――いわゆる関東圏みたいなところに半分の2000万人おりますので、どうしてもソウル中心になるんだと思います。あとは釜山とか、いわゆる港があるところですね、釜山とか慶州みたいな歴史的なところになるのかなと。そういったところが姉妹都市みたいなものも交流してたりとかっていうふうに聞いていますので、そういったところがあるのかなというふうに思います。
 あと、先ほどちょっとおっしゃっていたのは、竹島――独島の問題だと思うんですけども、やはりこれは非常に敏感でありまして、昨年、確かに独島――竹島の問題がありまして、教育庁みたいなところに当たるところから通達が出て、「日本へ行く修学旅行をやめるように」、「受け入れるのもやめるように」というような通達が出て、かなり影響したと。

○杉山委員
 国でですか。

○波多腰実氏
 ええ。影響いたしました。ただ、3年前にもその問題があって、そのときは、ほぼ9割方キャンセルになったんですけど、今回はそれでも交流は別だということで、そういう通達があっても行くというようなことで行った学校もあったり、来た学校もあったというようなことですね。ですから、徐々にそういった問題も、時間と、あと交流によって解決されていくのかなというふうには感じておりますけれども。
 あと、修学旅行に関してちょっとお話申し上げますと、韓国の修学旅行というのは学校全体で来る修学旅行とともに、青少年交流というふうに言って旅行会社が募集するものがあるんですね。例えば歴史的なものを見に行こう、徳川家康をテーマにして見に行こう、朝鮮通信使をテーマにして見に行こうというようなことで、40人、50人ぐらい夏とかに集めて行くとか、そういった青少年交流みたいなものもあったり、こういった体験を切り口にして交流しようというようなものもあります。学校の先生が決める修学旅行だけじゃなくて、こういった青少年交流というような観点のものも韓国には多くあります。ボーイスカウトみないなものとかですね。そういったところもちょっと、私もそういったのって余り認識なかったですけど、韓国を担当するようになって、そういった交流――修学旅行だけじゃない交流もあるんだなというのは認識いたしました。

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