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委員会会議録

質問文書

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平成28年2月企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:03/09/2016
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 よろしくお願いいたします。分割質問方式で質問させていただきます。
 まず、委員会説明資料から3点質問させていただきますが、1ページ目の平成28年度組織体制で質問したいと思います。
 5番目のエネルギー政策推進体制の強化というところで、エネルギー政策課を経済産業部に移管するということでございます。経済産業部に聞くことで、こちらの委員会で聞くことではないかもしれないですが、考え方をお尋ねしたいという気持ちがありまして質問させていただきます。
 このエネルギー政策所管の組織は、私も議員になる以前からのことで知らなかったので教えてもらったんですけれども、平成18年度以前は企画部、環境森林部で所管していた。平成19年度になると企画部、県民部、そして平成20年度から平成23年度は部の再編があって企画広報部、くらし・環境部になったと。そして平成24年度以降現在まで企画広報部でエネルギー政策課という課を設置して所管してきたという組織の変遷で承知しています。
 このように所管する部がずっと変わってきたということですけれども、今回経済産業部に移管することになりました。このエネルギー政策は本当に生活とか事業を展開するに当たって大変重要なかかわりのある政策だと思います。こういったエネルギー政策を所管する部が今まで変わってきた経緯を踏まえて、今回経済産業部に移管することになったんですが、そのエネルギー政策に対しての考え方というか、これが本当に今回最良の選択だったと思うんですけれども、その辺の考え方と、また組織が変わりますけれども企画広報部としてかかわってくる部分があろうかと思うので、その辺の考え方をまず教えていただきたいと思います。

 続けて質問します。
 次に、委員会説明資料14ページの平成28年度広聴広報の展開のところでお尋ねしたいと思います。
 3の広聴のところに、県民参加による開かれた県政を推進するため、地域へ出向いて県民の意見や地域の課題を把握する積極的に前に出る広聴を展開する、また県民が意見や要望を伝えやすい環境づくりを一層推進するとございます。この県民が意見や要望を伝えやすい環境をつくるというところが、2番目にある数値目標の、県に意見要望等がある人のうち伝えた人の割合につながってくると思うんですけれども、この県民の意見や要望を伝えやすい環境づくりのために具体的にどのような取り組みをしていくのかお聞きします。

 次は、15ページの地域外交の展開についてお聞きします。
 2の静岡県地域外交基本方針における重点的取り組みというところで、3つ目の教育・文化交流の促進についてでございます。青少年の相互派遣等による教育交流や民間団体等による文化交流の促進ということでございますが、具体的にこの部分がどのような取り組みになるのかお聞きします。

○鈴木政策企画局長(内陸フロンティア推進担当)
 エネルギー政策の考え方について答弁させていただきます。
 8番委員がおっしゃるとおり、エネルギーは非常に重要なものでございまして、これは産業活動、それから県民生活にとっても根本となるものでございます。そういうことでこれまで企画広報部と、一方でエネルギーが排出されることによりまして地球環境の温暖化の問題がございますので、くらし・環境部で省エネをやってまいりました。
 そういう中で、今申し上げたようにエネルギーはこれから産業の根本に、生活の根本になるようなものである。それから省エネといいましても、単に温暖化を防ぐということだけではなくて、省エネをすることによって消費量が少なくなり、一方で地元で地産エネルギーを大きく膨らませていくことによりまして、エネルギーの自立が地域でできる。そうすれば産業活動についての自立力と言いましょうか、地域の安全保障と言いましょうか、そういうものができるようになるということがございまして、それを全体でまとめる地産地消推進計画も今回つくりました。
 さらに、今ちょうどエネルギーの改革、例えば発送電の分離を今度2020年にやりますし、この4月に小売が始まります。そういうことがありますと、それに基づいていろいろなビジネスが生まれてくる。それが地域の産業振興にも生かしていくことができるだろうということがございまして、来年度は経済産業部にエネルギー政策全体を移しまして、基本的に産業活動の基礎になるものでございますので、そこでやることにしたわけでございます。一方で、今後とも電源立地関係については企画広報部、来年度は政策企画部に残る体制になっていくところでございます。

○神戸広報課長兼県民のこえ室長
 県民の方から意見を伝えていただく環境の整備ということでございます。
 まず、伝えるチャンネルといいますか、そういうものの数を多くふやすことが必要だと考えておりまして、県の出先機関、市町などを含めて県民のこえの箱を設けて、それにこちら宛ての封筒と意見書を置いて、それで送っていただく。そして組織として県民のこえ担当という、本庁では課長級、出先では次長級の者を――260名ほどおりますけれども――置きまして、そういう者が常に意見をいただく。そして私ども県民のこえ班で電話、ファックス、メール、いろいろな手段で県民の声をいただいております。まずそういうことが1つあります。
 それと、いただいた意見を県政に反映させることが大事なことであると思います。それについてはお寄せいただいた意見には必ず回答して、まず御本人に返して、その意見については全庁で共有するということで、全庁の掲示板になるんですが、そちらで主なものについては情報共有をしております。さらに伝えやすい環境のためには職員の対応が最も重要だと思っておりまして、先ほど申しました県民のこえ担当の研修、それから直接窓口で接する職員の研修ということで実践研修を行いまして、伝えやすい環境をさらに整備していきたいと考えております。

○八木地域外交課長
 教育・文化交流につきましてお答えさせていただきます。
 教育・文化交流につきましては、私どもと教育委員会、文化・観光部等の関係部局が連携しまして、重点6カ国・地域で展開しております。具体的に来年度どんなことをと、私どもの事業で申しますと、韓国におきましては忠清南道との3周年の記念事業がございます。これに合わせまして本県の大学生をそちらへ派遣しまして、向こうの大学生との交流をしていただくことを今考えております。
 また、モンゴルにつきましては、教育・文化・科学省と覚書を昨年結びましたが、そういった中で引き続き高校生の交流をより活発にしていくことですとか、あとは教育者――先生を初めて受け入れることも教育委員会で始めることとしております。
 また、台湾につきましては、従前どおり教育旅行のターゲットとなっておりますので、教育旅行を誘致したり、向こうに送り出したりということですとか、高校生の交流を引き続きやっていく形になります。
 東南アジアにつきましては、私どもの事業でございますが、留学生の誘致を非常に一生懸命全庁挙げてやっています。袋井市はベトナムと歴史的ゆかりがあるところなものですから、それを通して静岡県や日本を理解していただく取り組みですとか、教育面では、日本語パートナーズという国が実施しておりますASEANの日本語教育をするに当たって、そのサポート人材を送る事業がございます。それについて平成29年度の派遣に向けて支援をするということをやっていきたいと思いますので、6カ国・地域で全庁を挙げて広く取り組んでまいりたいと考えております。

○盛月委員
 それぞれ御答弁をありがとうございました。
 要望と再質問をさせていただきます。
 広聴についてですけれども、おっしゃったとおり、いただいたお声がどのように県政に反映されているかということが一番大事だと思いますし、また声を伝えた人、意見を言った方がそれを実感できるといいますか、本当に自分の声が届いたんだなということを実感できることがとても大事だと思います。引き続きそこをしっかりとやっていただきまして、県政に反映できたこと、できないこともたくさんあるのかもしれないですけれども、そういうところについても結果がちゃんとフィードバックできるように、その辺の取り組みはしっかり引き続きやっていただきたいと思いますので、要望させていただきたいと思います。

 それと、地域外交のところで、教育交流は主に文化交流ということもありますが、教育交流のところで詳しくお話しいただきまして、高校生の交流も引き続き積極的にやっていくということです。
 これは質問というよりも情報としてですけれども、御存じかどうかわからないんですが、ロザリオクロスという高校生――恐らく2番委員は大変詳しくていらっしゃると思いますが、地元の高校生のアイドルユニットで、4人組のロザリオクロスというメンバーがいるんですけれども、先日そのグループのマネジャーが韓国に行かれまして、ソウル事務所の松浦所長とお会いをして、面談をしてきたという報告をもらいましたが、その辺の報告はソウル事務所からございましたでしょうか。

○八木地域外交課長
 ロザリオクロスにつきましては、韓国の行事に出させていただいて、何回か御一緒というか、拝見しております。ソウル事務所に行かれたのは私も承知しておりまして、具体的な情報についてはこれから入手したいと思いますが、実は民間外交支援の中でもダンスの交流をしたいという意向がありまして、ちょっと日程がうまくいかなくてできなかったんですが、ビジネス以外のところでそういう交流があれば引き続き支援をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 しっかり状況を把握していただいているのがわかりましたので、よかったと思います。このメンバーの話を聞いたんですけれども、実際韓国に行って、本当に友好的に活動されて、そして行って感じたことは本当に親切にしてもらって、困ったときも皆さんが助けてくれたということを、またこちらへ帰ってきて地元に、また日本の高校生とか皆さんに伝える活動というのは、本当に民間というか、お互いに仲よくしていくという意識を深めていく意味では、ロザリオクロスは高校生のメンバーですけれども、本当に立派な活動をしていただいているなと私もとても感心したんです。今、静岡市ではおでんのPRをやったり、あとは静岡茶PRのイベントのサポーターという形で活動されていたりしているので、ぜひ静岡県としてもこのロザリオクロスの活動を応援していただいて、そして韓国と日本との友好交流を進めていくのに活躍していただけるメンバーとしてぜひ応援をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 次の質問をさせていただきます。
 委員会説明資料の25ページのネオ・フード・ロジスティクスパーク構想推進事業費のところで質問させていただきます。
 本会議で私は物流を核とした地域づくりということで質問させていただきました。私の地元の清水区に、まさにネオ・フード・ロジスティクスパークということで、物流を核とした拠点をつくって食の物流拠点として食品加工、製造機能、アミューズメント機能を備えたものにしていく、地域づくりをしていくという答弁があったところでございます。
 添付資料でいただいておりますが、このフード・ロジスティクスパーク構想ということで、もう既に東部では三島市、中部で藤枝市、そして西部は袋井市で進んでいるんですけれども、この3つの地域の構想の今の現状について、まずはお聞きしたいと思っています。お願いします。

○広岡地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 お手元にお分けいたしましたフード・ロジスティクスパーク構想に記載の3つの市――三島市、藤枝市、袋井市の進捗状況ということかと思います。
 この3地域につきましては、内陸のフロンティアの総合特区に指定する中で、平成25年度から推進してきてございます。特に三島市、藤枝市につきましては、市からの申請によりまして県の推進区域に指定させていただいておりまして、観光施設でありますとか農産物直売所、こういったものが除々にできております。特に三島市につきましては12月に大つり橋ができたんですが、この横にも農業観光施設という形の中で農産物の直売所をオープンする取り組みが進んでおります。その付近にはフルーツパークができまして、そういった形で徐々にではございますが取り組みが進んでいると認識しております。
 それから、西に行きまして藤枝市でございますけれども、同じように食をテーマにいたしました観光農園でありますとか、あるいは物流施設などの誘致が進んでいる中で、物流拠点で企業が入っていますとか、あるいは市としても物流系の企業誘致を目指して一生懸命取り組んでいます。あるいは民間団体が農園をやってみようという動きも今出ているとお聞きしております。
 それから、袋井市の場合は民間主導の取り組みが進んでおります。やはりインターチェンジに近いということもございますので、お茶を中心とした通信販売をやる物流センターが昨年オープンいたしまして、あるいは飲料メーカーへの荷を運ぶ物流センターもでき、あるいはセブンイレブンの惣菜などをやる企業なども周辺地区にできるという状況でございます。袋井市においても、先ほど申し上げましたように民間の方々が体験型の市民農園をやろうということも今始まっている状況でございます。

○盛月委員
 ありがとうございました。
 いよいよこれから私の地元の静岡市清水区に拠点をつくって取り組んでいくということで、平成28年度の事業としてこれから進んでいくということだと思います。
 こちらの事業概要のところにも記載がございますが、静岡市清水区においてフード・ロジスティクスパークの推進を図る地元の官民が一体となった協議会の設置ということでございます。この協議会の設置のスケジュール的なことをお聞きしたいんですが、協議会の設置がいつごろになる予定かということと、3番目のところにも3県連携による検討会議の設置ということがございますが、こちらについてもスケジュールでもしお決まりになっていることがあればお聞きしたいと思います。お願いします。

○広岡地域政策課長兼内陸フロンティア推進室長
 それでは、平成28年度事業といたしまして、御審議いただいております施策のスケジュールでございます。
 まず、協議会を設置いたしまして、これは県だけではなくて地元の食品、観光関連、こういった方々を中心に、地元の市民、あるいは生産者の方も入っていただいてやっていこうと考えております。まずなるべく早目に協議会を立ち上げて、皆さんが考えていらっしゃる取り組みをお聞きする中で意見集約していきたいと考えているところです。したがいまして、なるだけ早目に協議会だけは立ち上げていきたいと、年度早々にも早いうちにと考えているところでございます。
 それから、やはり中部横断自動車道を見据えますと、山梨県、長野県、こういった方々も当然視野に入ってきておりますので、山梨県、長野県、特に県関係を中心にまず意識の共有化を図ろうと考えているところでございます。これも並行的に進めることができる部分もございます。これも早目に検討会議を立ち上げて、まずは意見交換、意見集約を目指してやっていきたいと考えているところでございます。

○盛月委員
 御答弁ありがとうございました。
 なるべく早目にということでございますので、しっかりと意見集約していただきまして、速やかに進めていただきたいと思います。本当に地域の活性化ということで考えますと、希望が持てる、魅力ある地域をつくっていくための起爆剤となる事業だと思いますので、ぜひしっかりと計画を立てていただいて、進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたします。

 最後の質問ですけれども、委員会説明資料の29ページの光ファイバ網整備推進事業で、先ほど7番委員からも質問があったのですけれども、確認をさせていただきたいところがあったので質問したいと思います。
 予算の関係ですけれども、こちらの事業については、平成27年度の議案説明書の17ページの(1)のイのところに光ファイバ網整備推進事業で5600万円の減額補正ということで、約半分近くが減額されています。そして一方で、平成28年度の予算は3億6270万円計上しているということで、金額がすごく違ったので、あれと思ったのですけれども、7番委員の質問で御答弁がありまして、残っているところがやはり今整備が大変なところ、また広域ということもあってこんなに金額が違うんだろうと思います。
 平成27年度――今年度中の5600万円の減額、約半分が減額されることについては御説明がなかったと思うので、そこについてお願いしたいと思います。

○近藤情報政策課長
 平成27年度の光ファイバ網整備事業につきまして、予算の策定時には伊豆市、河津町、松崎町の1市2町のうち3地区の整備を行う予定で所要額を予算計上いたしました。しかし松崎町につきましては、平成27年度に入りましてから民間通信事業者のNTT西日本が、社の方針として事業の実施予定地区であります町役場があります町の中心部の松崎局という電話局のエリアを自力で光ファイバーの整備をすることとなりまして、平成27年度中にサービス提供を開始したことから補助事業としての実施を取りやめたものでございます。
 そのほかに伊豆市、河津町につきましては、予算の策定時に実施地区におけます既存の電話局の局社内の設備、それから既設の電話回線の敷設の状況に基づきまして、必要な光ファイバーの延長推計を積算する方法で所要額を算出いたしましたが、事業の執行に当たりまして落札をいたしました事業者が施工前に現地の調査、それから住民と直接会いまして、そこで調整した結果、予算の策定時にこれは図面上でやりましたが、想定した光ファイバーの敷設のルートより短縮できるルートが判明いたしまして、このため工事費が圧縮されたものでございます。
 これらの結果によりまして、当初予算の1億2300万円から6700万円に減額をすることとなりました。

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