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委員会会議録

委員会補足文書

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平成29年6月定例会文教警察委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 07/26/2017 会派名:


○木苗教育長
 教育長の木苗でございます。よろしくお願いいたします。
 初めに、今議会にお諮りしております議案及び報告事項につきまして御説明申し上げます。
 お手元の文教警察委員会説明資料の1ページをごらんください。
 初めに、1平成29年6月県議会定例会提出議案等の概要についてであります。
 第95号議案「建築工事の請負契約の一部変更について(東部特別支援学校校舎棟)」であります。議案では51ページ、議案説明書では13ページになります。
 本議案は、労務単価の上昇等に伴い、平成29年3月16日に議決をいただきました請負契約の一部変更の議決を求めるものでございます。
 2ページをお開きください。
 報告第10号、繰越明許費繰越計算書の報告についてであります。
 議案では60ページ、議案説明書では41ページになります。
 本報告は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により行うものであり、教育管理費等において、計画設計に関する諸条件の調整に日時を要したことにより、合計欄に記載のとおり4億2934万円余を繰り越すことになったものでございます。
 次に、所管事項について説明申し上げます。
 初めに、平成29年度の主要施策等についてでありますが、配付資料の1――朱色のような感じの冊子なんですが――平成29年度教育行政の基本方針と教育予算の1ページをお開きください。
 県教育委員会は、個人として自立し、人とのかかわり合いを大切にしながら、よりよい社会づくりに参画し行動する有徳の人の育成を基本目標とした、静岡県教育振興基本計画「有徳の人」づくりアクションプラン第2期計画に基づき、学校、家庭、地域や市町教育委員会、関係諸機関等との連携、協働のもと、社会総がかりでの施策展開に努めてまいります。
 本年度は、第2期計画の総仕上げに向けて、1ページ、2ページにあるようにアクションプランの各章ごとに全部で16の基本方針を掲げました。この方針に基づき3ページから5ページに掲載されている重点施策を展開してまいります。
 それでは、本年度の重点施策のうち、主な取り組みを説明いたします。
 6ページをごらんください。
 第1は、生涯学習社会の形成であります
 これからの社会を支える有徳の人を育成するため、いつでも、誰でも、どこでも学び続ける生涯学習社会の形成に向けた施策を進めてまいります。
 下段の1の(1)にあります生涯学習社会の実現に向けた体制づくりのために、地域で読書活動を推進する静岡県子ども読書アドバイザーを計画的に養成するなど、子供と大人の読書活動の推進等に努めてまいります。
 8ページをごらんください。
 上段(3)にあります学校教育施設の充実と開かれた学校づくりにつきましては、県立学校の老朽化対策等を実施し、安全・安心な教育環境の充実を図ってまいります。
 9ページをお開きください。
 (2)にあります頼もしい教職員の養成につきましては、中堅教員の資質向上のための研修の実施など、学びを豊かにするすぐれた指導者の育成に努めてまいります。
 16ページをごらんください。
 第2は、ライフステージの円滑な接続による人づくりの推進であります。
 有徳の人を縦の接続で育むため、各ライフステージの教育課題を明確にし、それぞれの学びの場の充実と円滑な接続に向けた施策を進めてまいります。
 1にあります幼児期の教育の充実につきましては、幼児期の教育、保育で育成した資質能力を小学校段階でも生かせるよう幼小の学びの一貫性、連続性を確保するためのモデルカリキュラム試案を作成し、指定地域による試案の実証を行い、平成30年度には普及版モデルカリキュラムとして県内に広めてまいります。
 19ページをお開きください。
 下段にありますふじのくにグローバル人材育成基金の活用につきましては、高校生の海外留学や教職員の海外研修を実施し、本年度はより多くの高校生と教職員を海外に派遣してまいります。
 さらに、20ページの(2)にあります健やかで、たくましい心身の育成につきましては、不登校、いじめ、非行等、生徒指導上の諸課題の未然防止と対応のために、21ページのイのとおり、スクールカウンセラーの配置に加え、スクールソーシャルワーカーを活用し、学校、家庭、関係機関等が連携して、児童生徒の健全な発達を支援してまいります。
 22ページをごらんください。
 下段にあります静岡茶の愛飲の促進につきましては、新規事業として児童生徒の静岡茶の愛飲を促進するため、学校においてお茶を飲む機会の提供やお茶の入れ方講座等の体験活動への支援などを行ってまいります。
 26ページをごらんください。
 上段(5)にあります魅力ある学校づくりにつきましては、きめ細かな学習・生活指導を実現するため、小学校3年生から6年生、中学校全学年で実施している静岡式35人学級編制を継続するとともに、平成29年度は小学校3年生から4年生の1クラス当たりの児童数の下限を撤廃し、36人以上の学級を解消します。
 30ページをごらんください。
 第3社会総がかりで取り組む人づくりの推進であります。
 有徳の人を横の連携で育むため、学校・家庭・地域の連携協働による社会全体の教育力向上に向けた施策を進めてまいります。
 31ページをお開きください。
 上段にありますように、学校支援地域本部や放課後子ども教室の設置を推進するとともに、しずおか型コミュニティスクールと連携し、学校・家庭・地域が一体となって地域ぐるみで子供を育む体制づくりに努めます。
 また、32ページの2の(2)にありますように、しずおか寺子屋を創出し、家庭学習の習慣が身についていない子供たちが主体的に学習に取り組む習慣を身につけられるよう、地域住民や大学生等の協力を得て、社会総がかりで放課後の学習支援の体制づくりを行ってまいります。
 33ページをお開きください。
 第4は、生きがいや潤いをもたらす文化・スポーツの振興であります。
 生活に潤いを持ち、人生をよりよく生きる有徳の人を育むため、文化・スポーツの振興に向けた施策を進めてまいります。1の(2)にありますように、文化財の調査等の取り組みを実施し、地域の大切な文化遺産である文化財を保護し、未来に確実に継承してまいります。
 35ページをお開きください。
 2の(1)にありますスポーツ人材バンクの構築や地域の人材活用によるスポーツ活動の支援では、昨年度からの取り組みであるスポーツ人材活用推進事業を継続して行い、地域の人材を活用し、中学生、高校生の部活動及び地域のスポーツ教室等を支援してまいります。
 36ページをごらんください。
 第5は、現代の重要課題に対応した教育の推進であります。
 現代社会が抱えるさまざまな課題を解決し、望ましい社会づくりに積極的に参画し行動できる有徳の人の育成に向けた施策を推進してまいります。
2の(1)にありますように、よりわかりやすい授業の実現やさまざまな教育課題に対応するため、ICTの導入効果が高い中山間地域やICT先進校、特別支援学校にタブレット端末等を整備し活用を進めるとともに、総合教育センターに遠隔通信システムを導入し学校支援体制を整備してまいります。
 39ページをお開きください。
 5にありますように、幼児、児童生徒が安全・安心で健全な社会生活を営むことができるよう地域などと連携し、防災、防犯、交通安全の取り組みや知識の習得を進めるとともに、みずから危険を予測し回避できる力を育成する、命を守る教育を推進してまいります。
 以上が、平成29年度の主要な取り組みであります。
 次に、元の説明資料の3ページをお開きください。
 2賀茂地域教育振興センターの設置についてであります。
 賀茂地域では、人口減少や少子化の影響により児童生徒数が減少の一途をたどっており、さまざまな教育課題に対応していくことが求められております。県及び賀茂1市5町では、平成27年4月に賀茂地域広域連携会議を設置し、本年2月に賀茂地域の教育課題に共同で取り組むため、賀茂地域教育振興方針を策定しました。
 同方針に基づく教育施策を推進するため、本年4月3日に賀茂地域教育振興センターを設置し、賀茂1市5町及び県の指導主事が連携協働して教育活動を支援し、賀茂地域の発展に貢献できる人づくりを目指してまいります。
 4ページをお開きください。
 3学校施設長寿命化整備指針の策定についてであります。
 地方公共団体は、平成32年ごろまでに個別施設ごとの長寿命化計画を作成するよう国から要請されております。本県においても学校施設の老朽化が進み、築40年を超える校舎が過半数を超えており、長寿命化対策に早急に取り組む必要があることから、平成30年度までに学校施設の個別施設計画を策定する予定であります。
 このため本年度、今後の長寿命化対策の整備手法や基本方針を明確化にした長寿命化整備指針を策定いたします。また来年度はこの指針に第三次高校長期計画や特別支援学校整備計画等をあわせ学校施設個別施設計画を策定し、老朽施設の計画的な整備保全に取り組んでいく予定であります。
 5ページをごらんください。
 4平成28年度教職員の健康診断結果及び休職者等の状況についてであります。
 1の(1)実施状況につきましては、受診対象者数が2万5142人に対し2万5137人が受診し、受診率は99.9%でした。本年度につきましては未受診者ゼロを目指すとともに、再検査、精密検査となった者については必ず検査を受けるように校長会や各種研修会等を通して指導してまいります。
 また、2の30日以上の特別休暇、休職者の状況につきましては378人と昨年度より減少し、そのうち精神疾患も168人と減少しております。
 今後も、教職員が心身ともに健康で児童生徒の教育に十分な力を発揮できるよう教職員の健康管理に努めてまいります。
 6ページをお開きください。
 5学力向上推進プロジェクト事業学力向上推進協議会についてであります。
 全国学力・学習状況調査の結果や課題を受け、静岡県小中学生の学力向上のため、学校、市町教育委員会、県教育員会が連携し、学校改善、授業改善を支援する環境づくりをしてまいります。
 7ページをごらんください。
 本県小中学生の確かな学力を育成するため、教育のPDCAサイクルを確立するとともに子供たちの学びを支援する体制づくりを進め、学校の授業から家庭学習まで学びの連結を図ってまいります。その中心となるのが学力向上推進プロジェクト事業であり、学力向上推進協議会等において調査結果の分析、教育施策の検証を行います。またこうした取り組みを学力向上連絡協議会で各組織が共有化し、最終的に各学校が授業改善、学力向上に取り組んでまいります。
 8ページをお開きください。
 6学習指導要領改訂(小中学校)についてであります。
 平成29年3月31日に改訂、告示されました小中学校学習指導要領について、本年度は改訂を周知徹底する時期とされ、改訂に伴う移行措置の期間を経て、小学校は平成32年度、中学校は平成33年度より全面実施となります。
 今回の改訂に先立ち、全小中学校を対象とした研修会の中に新学習指導要領対応授業力向上研修を位置づけ、平成28年度より3年計画で実施しております。また小学校の授業時数の増加や英語の教科化等については、調査研究事業や教員を対象とした研修の実施など全面実施に向け取り組んでおります。
 今後も、研修会や説明会などで情報提供を行うとともに、市町教育委員会や学校と連携して改訂に対応してまいります。
 10ページをお開きください。
 7平成29年度静岡県公立高等学校入学者選抜結果の概要についてであります。
 1の(1)に全日制の課程、一般選抜、特別選抜及び再募集の受検者、合格者の状況、(2)に学年制による定時制、(3)に単位制による定時制の課程の志願者及び合格者等のデータをまとめてありますのでごらんください。
 12ページをお開きください。
 8西部特別支援学校の移転・改築についてであります。
 肢体不自由を対象とする西部特別支援学校は、施設老朽化や児童生徒の障害の重度化、多様化に対応するため移転改築し、本年4月に開校しました。改築に当たっては体温調整が困難な児童生徒に対応できるよう全教室に冷暖房を完備するとともに、教室や体育館の内装には県産木材を使用し、ぬくもりのある学習環境を整えております。
 今後につきましても、特別支援教育のさらなる充実を目指し、施設の改築など特別支援学校の整備を進めてまいります。
 13ページをごらんください。
 9静岡茶愛飲促進事業についてであります。
 平成28年12月の小中学校の児童生徒の静岡茶の愛飲の促進に関する条例の制定を受け、県教育委員会では、今年度から学校でお茶を飲むための茶葉を購入する費用の支援及び学校におけるお茶の体験活動の支援を開始いたしました。また栄養教諭などの食育担当者の研修会や広報誌「Eジャーナルしずおか」の配布なども実施しております。去る5月31日には県民会議が開催され、学校現場の状況に応じた提供方法や地域や家庭を巻き込んだ取り組みが必要などの意見をいただきました。
 こうした意見を踏まえ、地域の実情に応じた静岡茶の愛飲を進めてまいります。
 14ページをお開きください。
 10平成30年度全国高等学校総合体育大会の開催準備についてであります。
 平成30年度に高校生最大のスポーツの祭典である全国高等学校総合体育大会――通称インターハイが東海ブロックで開催されます。本県での開催は平成3年の単独開催以来27年ぶりで、6競技8種目が実施され、種目別競技会場及び開催期間が決定されたところであります。
 本年度から健康体育課に全国高校総体推進室を開設し、準備に取り組んでおります。また4月28日には県の実行委員会を設置し、今月までに全ての会場市で実行委員会が立ち上がっており、大会の準備運営に携わる高校生活動推進委員会も組織化されております。
 今後も、開催市や関係機関と連携して開催準備に万全を期してまいります。
 15ページをごらんください。
 11県立中央図書館長寿命化改修可能性調査の結果と安全対策等の実施についてであります。
 本年4月から6月にかけて、現施設の長寿命化改修の可能性を検証する調査を実施いたしました。調査の結果、施設の補強は可能であるものの、収蔵能力の大幅な減少や使い勝手の悪化により図書館機能は大きく損なわれることがわかりました。また調査の過程で閲覧室の床にひび割れが認められ、速やかに閲覧室の床にかかる加重を軽減する必要がある旨の報告を受けました。
 このため、7月4日より当面の間、図書館を臨時休館することとし、閲覧室の図書を移動させて現在の半分程度まで加重軽減を図るとともに、ひび割れの詳細調査を行い、閲覧室の利用再開の可否について検討いたします。
 利用者の皆様には大変な御迷惑をおかけしておりますが、再開できる県民サービスから順次再開しつつ、安全対策に万全を期してまいります。
 最後に、配付資料について説明いたします。
 配付資料の2未来の学校「夢」プロジェクト中間報告についてであります。
 この報告書は、平成28年度から3カ年計画で立ち上げた未来の学校「夢」プロジェクトの中間報告であります。
 本プロジェクト事業は、小中学校において4つのモデル地区、モデル校を設定し、校務の整理と教職員の意識改革を軸に勤務環境改善に向けた研究に取り組んでまいりました。本年度は明らかになった課題の解決に向け研究を進めるとともに、本プロジェクトを保護者等県民に周知するため情報発信にも取り組んでまいります。
 県教育委員会といたしましては、今後も学校に勤務する教職員の多忙化解消に取り組んでまいります。
 次に、配付資料の3平成28年度静岡県子どもいじめ防止条例に基づく施策の実施状況についてであります。
 これは、平成28年12月に施行された静岡県子どもいじめ防止条例の規定に基づき、本県のいじめの状況やいじめ問題への取り組みを議会へ報告するものであります。また条例制定に伴い、趣旨等を広く県民に周知するため、子どもいじめ防止条例の手引や啓発用のパンフレットを作成し、県内の小中学校、高等学校、特別支援学校の児童生徒に配布するとともに、授業やホームルーム活動等で児童生徒がいじめ問題について考える機会を設けるよう依頼しております。
 今後も社会総がかりでいじめ防止の取り組みを推進するため、関係機関とより一層の連携を図り、児童生徒が健やかに成長し、安心して生活できる環境づくりに取り組んでまいります。
 最後に、配付資料の4公立高校をめざすあなたへTについてであります。
 このリーフレットは、入学者選抜の仕組みを説明するための資料として作成したもので、公立中学校の3年生全員に本年7月上旬に配付したものでございます。また来月には、各高校の学校裁量枠の選抜割合や選抜方法等をまとめたパンフレット公立高校をめざすあなたへUとして作成配付し広報に努めてまいります。
 私からの所管事項の説明は以上であります。ありがとうございました。

○土屋委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

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静岡県議会事務局議事課

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