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委員会会議録

質問文書

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平成30年7月多様な働き方推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:07/13/2018
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
 2、3点質問をさせていただきます。分割で。
 今、人生100年という形で、区分をしてきているわけですね。そういう中で、人生100年の時代になって、私は働き方についても、年齢層によってどういう働き方をするかという違いがあるのではないかなと思っています。例えば20代から40代の人、それから40代から60代、定年退職した60代から80代、それぞれ人生の中で、働く意識、それから人生観、さまざまに変わってくる中で、職場の働き方のやり方だけで働き方改革をするというのは、私は無理があるのではないかなと思っています。人生観の中で、自分はこういう働き方をして人生を生きたいと、大企業で働きたいという人もいるでしょう。しかし、小企業でも中小企業でも働きたいと、私はそこで1つのミッションというか、使命があって働きたいという人もいるでしょう。そういうことについてどう考えているか、お伺いしたいなと思っています。

○長田就業支援局長
 人生100年時代の年代ごとの若い方、中ぐらいの方、シニアの方のそれぞれの働き方に対する意識が違うとすれば、それぞれに合わせた策をということであったかと思います。
 最近、特に話題になりますのが、若い年代層の働くことに対する意識です。6月に、日本生産性本部からアンケート結果が出ておりまして、働くのは人並みで十分だと答えた若者が61.6%、逆に、人並み以上に働きたいと、やる気満々な若者というのが31.3%と、2倍近い差がついて、その差が開いていくという状況にあります。これは働くことに対してネガティブな感情を持っているのではないかと、1つの社会の懸念材料ととらえられております。若者に夢を持たせる働き方が必要だろうという話になります。我々はワークライフバランスというふうにお話ししたりしますけれども、単にそれは時間の割合ではなくて、一生懸命打ち込んで働くことと心身ともに豊かに過ごす時間という、両方を何とか両立できるようにしていこうと考えています。

 それから、シニアの年代についてでありますけれども、どうしても、シニアの年代の方については、過去の実績、過去の栄光といいますか、引きずりながら思うようにやる気になれない部分もあるわけですけれども、一方で、実践的な専門知識、本当に自分の手でやってきたという経験は、価値が高い。人脈がすごく広いとか、シニアの方の場合には、低賃金でも意欲が高いと、うまく評価されたり持ち上げていただけると、ものすごく力を発揮すると言われております。ですので、若者、シニアについては、その年代層の特性をとらえて仕事を検討して、研究していきたいと思っております。以上です。

○天野(一)委員
 私はこの働き方改革も1つではなく、多様性を持った視点がすごく大事ではないかなと。県がやる仕事では、大企業や本当に能力のある人はいい、自立してどんどんやればいい。ところが県は、その華々しいところだけを取り上げ過ぎていて、本当は弱い立場をサポートするところにもっと力を入れるべきじゃないかなと。例えば、障害を持って、ハンディを持った人たち。それからさっき川根の話も出ました。地域性で大企業もない、そういったところへの施策。そういうふうに一律ではない。

 例えば、県の健康事業のところで、男女の健康寿命のところ、トップクラスの理由と書いてありますね。食材が豊か、元気で働く高齢者が多い、お茶をよく飲む。これは何の施策をやっているわけでもない。過去、静岡県民がやってきたことで、県の施策で本当にやってきたのか。私はこれから、健康寿命を延ばすときに、これにプラス、今、県政でやっているのは、食材がたくさんあるとか、富士山が世界遺産になったとか、先人がつくってきたものの遺産で食べてるわけですよ。これからは、どういった施策をして育てるのか、そして、どこが弱点でそこを補っていくのかではないかなと思うんですね。

 そういった意味で、障害者のところとか、ハンディを持った人たちの応援の仕方、先ほど7番委員も言った、地域で弱いところの応援の仕方、そのための施策が、もっと明確に、一律ではなくてですね。例えば、農業なんかにおいても、県は、よくトップの経営的に成り立つところと言うんですけれども、経営的に成り立たない弱い農家の人。今ですね、お茶、だめになってきたでしょう。知ってますか。お茶のミュージアムつくったけれども、お茶の生産者は、自殺してる人、何人かいるんですよ。県の職員、知ってますか。現実に悲観をして、生産とか商業のところで、みずから命を絶ってる、夢を失った、そういう人たちが悲観しないように、一遍挫折してもできるような、私はリベンジできるような仕組みを働き方改革の中でつくってほしい。
 ひきこもりで1万六千何百人いるけれども、そのための施策をどうするかが、私は静岡県の働き方政策じゃないかなと思うんですけれども、その点についてお伺いしたいと思います。

○長田就業支援局長
 ありがとうございます。
 きょうの委員会のテーマが多様な働き方推進特別委員会ということで、単純にさまざまな人がというイメージをいたしましたけれども、この多様なというのは、それぞれ障害者のようなハンディを持ったり、地域によってはそこに立地する企業そのものに恵まれないとか、そういう弱いところをしっかりとフォローする仕組みを頑張るようにという意味のタイトルであったと理解をしたつもりでおります。
 どうしても、統計を見ますと、全県一本で考えてしまいますが、一律ではないというところで、違いをしっかり肝に銘じて、施策を進めてまいりたいと思います。ありがとうございました。

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